内部リンクがSEOに与える影響・効果について、弊社メディアの実例を交えながら解説していきます。
「記事の順位上昇に伸び悩んでいる」「より効果的な施策を知りたい」と考えているマーケティング担当者の方はぜひ最後までお読みください。
目次
【弊社実例5選】内部リンクがSEOに与える影響・効果
内部リンクがSEOに与える影響・効果について、弊社メディアの実例を5つ紹介します。
11位→1位に
内部リンク追加 1週間前 | 内部リンク 追加日 | 内部リンク追加 1週間後 | 内部リンク追加 2ヶ月後 | |
---|---|---|---|---|
順位 | 11位 | 11位 | 12位 | 1位 |
内部リンク追加1週間後は12位とランクダウンした結果に見えますが、その前後1日はいずれも5位となっており、効果が比較的早めに出たケースだと言えます。
その後も徐々に順位を伸ばしていき、内部リンク追加から2ヶ月後は1位までランクアップしました。記事を執筆している5/18現在も、1位を継続しています。
21位→4位に
内部リンク追加 1週間前 | 内部リンク 追加日 | 内部リンク追加 1週間後 | 内部リンク追加 2ヶ月後 | |
---|---|---|---|---|
順位 | 21位 | 21位 | 15位 | 4位 |
内部リンク追加後から右肩上がりに順位を伸ばしていったケースです。元々21位だった記事が、内部リンクの追加のみで4位まで順位上昇しました。
13位→5位に
内部リンク追加 1週間前 | 内部リンク 追加日 | 内部リンク追加 1週間後 | 内部リンク追加 2ヶ月後 | |
---|---|---|---|---|
順位 | 13位 | 10位 | 10位 | 5位 |
本ケースでは、内部リンク追加から約1ヶ月は順位が横ばいでしたが、2ヶ月目に伸びを見せました。13位で2ページ目表示だった記事が、1ページ目に入り込めるインパクトは大きいです。
15位→4位に
内部リンク追加 1週間前 | 内部リンク 追加日 | 内部リンク追加 1週間後 | 内部リンク追加 2ヶ月後 | |
---|---|---|---|---|
順位 | 15位 | 17位 | 13位 | 4位 |
約2ヶ月で15位から4位まで順位が上がりました。
1日ずつ順位が上がっていくというよりは、どこかのタイミングで大幅な伸びを見せ、そこから横ばいが続き、またタイミングで順位上昇していっていることが分かります。
42位→9位に
内部リンク追加 1週間前 | 内部リンク 追加日 | 内部リンク追加 1週間後 | 内部リンク追加 2ヶ月後 | |
---|---|---|---|---|
順位 | 42位 | 47位 | 42位 | 9位 |
内部リンクは、元々2~3ページ内にランクインしている記事だけでなく、30位以下の記事にも効果的でした。
内部リンクの追加日には47位とほぼ圏外に近いランクだった記事が、内部リンクを追加することで9位まで順位を伸ばしました。
順位がガクンと落ちたタイミングも2度ありますが、下がったからとすぐに焦るのではなく、長期的にデータを見ることが大切です。
1~2週間以上データを見て、順位の改善が見られないようだったら別の施策を考え直す必要があります。
そもそも内部リンクとは
そもそも内部リンクとは何かについて、改めて確認しましょう。
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士を繋ぐリンクのことです。
内部リンクを設置することによって、サイトを訪れたユーザーは関連ページにアクセスしやすくなります。知りたい情報をわざわざ探す手間が省けたり、興味のある内容を新たに発見できたりするので、ユーザー満足度が向上するのが特徴です。
また、内部リンクの設置は、ユーザーだけでなくサイト側にもメリットがあります。
サイト内を回遊してもらいやすくなるので滞在時間が上がり、かつ直帰率・離脱率も下がるのでサイト全体の評価アップにつながるのです。
さらに、内部リンクを正しく貼るとGoogle側に「ページ間の関連性が高い」と認識してもらいやすくなり、ページの上位表示につながる可能性も高まります。
内部リンクの設置場所・貼り方
内部リンクの設置が、ユーザー側・サイト側の両方にメリットのある施策であることは分かりましたが、「じゃあどこにどうやって設置したらいいの?」とお悩みの方も多いでしょう。
ということでここからは、内部リンクの適切な設置場所と、効果的な貼り方を解説していきます。
全部で5つあるので、読み逃さないようにご注意ください!
記事コンテンツ内
一番手っ取り早く取り組めるのが、記事コンテンツ内の内部リンクです。今回、実例として紹介した順位変動も、記事コンテンツ内の内部リンクによるものです。
記事の内容に関連する情報を補足したいときに、内部リンクを設置しましょう。
貼り方としては、アンカーテキストを使用することが最重要です。
アンカーテキストとは、リンク付きのテキストのことです。テキストはリンク先の内容が分かるようなものにしましょう。ユーザーにとっての負担を落とせることはもちろん、クローラーが巡回しやすくなるためSEOにも効果的です。
■NG例
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■OK例
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サイドバー・フッター
サイドバーやフッターも内部リンクの設置に適した場所です。
サイドバーはPC閲覧時に必ず目に入る部分なので、ユーザーに読んでもらいたい記事を優先的に貼るのが良いでしょう。
フッターは記事を最後まで読んだ方がたどり着く箇所なので、関連記事を設置することでユーザーの回遊行動を促進できます。
サイドバー・フッターともに、上位表示を狙いたい記事を設置することも有用です。
グローバルナビ
グローバルナビとは、Webサイト内のメニューのことで、全ページに共通して表示されます。自社で展開しているサービス・商品ページや会社概要ページなど、主要なページへのリンクを設けるケースがほとんどです。
パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーが今サイト内のどのページにいるか視覚的に示すものです。ユーザーがサイト内で迷わないように手助けるする役割があります。
また、パンくずリストを設置することで、サイトの構造をクローラーにわかりやすく伝えられるためSEOにも非常に効果的です。
サイトマップ
サイトマップとは、Webサイト内の全ページを一覧にまとめたページです。サイトの構成が地図(マップ)のように分かりやすく記載されているためサイトマップと呼ばれています。
サイトマップには各ページへの内部リンクを設置できるので、クローラーの巡回が促進され、ページを認識してもらいやすくなります。
また、サイトマップはユーザーにとっても便利なページです。見たいページに辿り着けなくて離脱されるといったリスクを低減できるでしょう。
内部リンクを貼る際の注意点
内部リンクは、ただ貼れば効果が出るものではありません。ユーザビリティを高めること、そしてクローラーの巡回を促すことで上位表示につながりやすくなります。
乱雑に貼るだけでは、かえって逆効果です。ここでは、内部リンクを貼る際の注意点を3つ紹介するので、しっかりと確認しておきましょう。
関連性のないページ・低品質なページからの内部リンク
関連性のないページ・低品質なページからの内部リンクは、ページ評価の悪化を招き、SEOに悪影響を及ぼします。利便性が低いサイトだと認識されてしまうからです。
また、関連性のないページ同士の内部リンクはユーザーにも不親切です。まったく関係の無いページへ遷移させられると、不便だと感じサイトから離脱されてしまうでしょう。再訪問されたときの印象も下がってしまうはずです。
ページの上位表示を目指すためには、まずコンテンツ一つひとつの質を高めた上で、関連性の高いページに内部リンクを設置しましょう。
評価の高いページ間で内部リンクを貼ることで、サイト全体の評価向上にもつながります。
悪質なアンカーテキスト
悪質なアンカーテキストはスパム行為と見なされる可能性があるため注意が必要です。
具体的には、以下のような形で内部リンクを設置しないように気をつけてください。
- リンク先の内容について誤解を招くようなアンカーテキスト
- キーワードを過剰に詰め込んだアンカーテキスト
- 文字を最小化したり、背景と同化させたりすることで目に付かないようにしたアンカーテキスト
正規化されていないURLへの内部リンク
同じ内容のページが複数の異なるURLで存在する場合、内部リンクは、評価を得たいページのURLのみに送るようにしましょう。
複数の異なるURLに内部リンクを設置すると、たとえページの内容が同じであっても、評価は各ページへ分散されてしまいます。内部リンクの効果が弱まってしまうので注意が必要です。
まとめ
本記事では、内部リンクがSEOに与える影響・効果について弊社メディアの実例を交えながら解説してきました。
今現在、順位が頭打ちになっている記事も、内部リンクを貼るだけで伸びていく可能性は大いにあります。
記事内で解説した注意点に気をつけながら、効果的に内部リンクを活用してみてください。