コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ!企業の事例も交えて紹介

X編集部
2024.06.19 10:00
コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ!企業の事例も交えて紹介

コンテンツマーケティングを成功に導くためには、戦略が欠かせません。

戦略なしで無計画にコンテンツマーケティングを始めても、何の成果も挙げられず、失敗に終わるでしょう。

そこで今回は、コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップについてまとめました。記事後半では、コンテンツSEOの場合のコンテンツマーケティング戦略実施事例についても紹介しています。

コンテンツマーケティングに関する専門知識がない方でも読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。

記事を最後までチェックすれば、どうやってコンテンツマーケティングを始めれば良いのかが明確になりますよ。

目次

そもそもコンテンツマーケティングとは?わかりやすく解説

コンテンツマーケティングは、価値あるコンテンツを提供してユーザーの考え方や意識を変化させ、それを売り上げに結びつける活動全般を指します。

分かりやすく考えたいのであれば、そのまま「コンテンツを使ったマーケティング」といった認識でも大丈夫です。

マーケティングに関する言葉は、Webマーケティングやデジタルマーケティングなど色々あります。

もちろんこれらとコンテンツマーケティングには、重複する点もあります。

しかしコンテンツマーケティングは「コンテンツによる価値提供」に重きを置いているという点で、他のマーケティング施策とは異なる施策であると言えるでしょう。

コンテンツマーケティングの種類

一言でコンテンツマーケティングと言っても、その種類は様々です。コンテンツマーケティングにおける「コンテンツ」には、以下のような種類があります。

種類概要
SEOWebサイトにコンテンツを投稿して検索結果上位に表示させる施策
SNSSNSにコンテンツを投稿して商品・サービスの購入やWebサイトへのアクセスに繋げる施策
LPSEOやSNS等で集めた見込み顧客に対して訴求を行うためのLPを作成&運用する施策
メールマガジンSEOやSNS等を経由して獲得したメーリングリストに対してメールマガジンを送る施策
セミナーロイヤリティの高い見込み顧客に対してセミナーを開催する施策

本記事で紹介するコンテンツマーケティング戦略の立て方は、上記どのコンテンツにも当てはまります。

コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ

コンテンツマーケティング戦略は、以下の9ステップで実施しましょう。

  1. 現状を把握する
  2. 課題を分析する
  3. 目的とゴールを設定する
  4. ペルソナを設定する
  5. 手段を決定する
  6. ゴールまでのプロセスについて考える
  7. コンテンツの制作体制を整える
  8. コンテンツを作成する
  9. PDCAサイクルを回す

それぞれ詳しく解説します。

①現状を把握する

コンテンツマーケティングでは、コンテンツを作り始めるまでの「準備」が大切です。

コンテンツマーケティングと言えども、何の計画もなしに最初からコンテンツを作るわけではありません。

まずは現在置かれている状況を把握、整理しましょう。

  • 競合他社はどんな施策を行っているのか
  • 自社商品・サービスならではの強み
  • 既存の顧客層

上記のような内容について把握、整理をします。

ステップ①の「現状の把握」がステップ②の「課題の分析」を正確に実践できるかどうかに影響します。

②課題を分析する

現状を把握、整理できたら、次は課題を分析します。課題分析の方法はいくつかありますが、以下のフレームワークがおすすめです。

  • SWOT分析
  • 3C分析

SWOT分析とは、自社の外部環境と内部環境を以下4つの要素で分析して課題や伸ばすべきポイントを洗い出すためのフレームワークです。

  • Strength(強み)
  • Weakness(弱み)
  • Opportunity(機会)
  • Threat(脅威)

3C分析とは、3つの要素から自社を取り巻く環境について分析するためのフレームワークです。3つの「C」は以下のようになっています。

  • Customer(市場・顧客)
  • Company(自社)
  • Competitor(競合)

上記のようなフレームワークを活用しつつ、自社商品やサービスの課題を明らかにしましょう。

③目的とゴールを設定する

明らかになった現状と課題をもとに、目的・ゴール(KPI)を設定しましょう。

「②課題を分析する」にて、複数の課題が見つかるはずです。しかし課題を同時に解決するのは非現実的なので、優先度が高い課題を1つに絞って、目的・ゴール(KPI)としましょう。

またそもそも目的・ゴール(KPI)がコンテンツマーケティングと相性が良いのかについても考えてみてください。

例えば短期間で解決すべき目的・ゴール(KPI)の場合、長期戦となりやすいコンテンツマーケティングよりも、短期で成果が出るリスティング広告のようなWeb広告が適している場合もあります。

コンテンツマーケティングと相性が良いという判断に至った場合は「いつまでに達成する」と期限を決めたり、「お問い合わせ件数を〇〇%アップさせる」とゴールを数値化しましょう。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

④ペルソナを設定する

ペルソナとは、顧客の具体的な人物像のことです。

コンテンツがどんなユーザーに届くのか、ペルソナを細かく想定すればするほど、より良いコンテンツが作れます。

例えばペルソナが男性か女性かだけでも、コンテンツのデザインやウケる文章などが変わってきますよね。

皆の共感を得ようとするコンテンツは、内容が当たり障りのないものになってしまい、誰にも刺さりません。

一方、特定の一人に対して作成したコンテンツは内容が具体的なものとなり、ターゲットとなる層に刺さります。

ペルソナ設定の例は以下のとおりです。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 仕事
  • 年収
  • 生活パターン
  • 価値観
  • 趣味
  • 休日の過ごし方
  • 悩み
    など

どんな人に向けたコンテンツなのか、ペルソナを細かく設定しましょう。

⑤手段を決定する

コンテンツマーケティングには、以下のような種類があるとお伝えしました。

  • SEO
  • SNS
  • LP
  • メールマガジン
  • セミナー

現状・課題・ゴール・ペルソナから、どのコンテンツを作成してコンテンツマーケティングを実施すれば良いかを決めましょう。

例えばインターネットで調べごとをするような層に対してアプローチをしたい場合は、SEOが適しています。一方で、若年層や長文を読むのが苦手な層にアプローチしたいのであれば、SNSやYouTubeなどがおすすめです。

価格が高いなどの理由から購入までのハードルが高い商品・サービスの場合は、顧客ロイヤリティの育成に適しているメールマガジンやセミナーがおすすめです。

セミナーやメールマガジンは集客力が弱いため、SEOやSNSとともに実施するのが良いでしょう。

⑥ゴールまでのプロセスについて考える

コンテンツの種類を決めたら、そのコンテンツからゴールまでのプロセスを考えましょう。

コンテンツマーケティングにおけるゴールは、商品・サービスの購入やお問い合わせとされるケースが多いです。

ユーザーが購入やお問い合わせに至るプロセスは、以下のとおりです。

  • 認知・興味
  • 情報収集
  • 比較検討
  • 購入

上記のうちどれか1つでも弱い箇所があれば、コンテンツマーケティングは成功しません。

こういったコンテンツで認知を獲得して、こういったコンテンツで比較検討のニーズに応える、のように考えてみましょう。

⑦コンテンツの制作体制を整える

どんなコンテンツを作成するかが決まったら、制作体制を整えます。

コンテンツに対する専門知識を持った人材を集めましょう。YouTubeチャンネルであれば動画編集者、SEOやメールマガジンであればライターが必要です。

自社内でコンテンツの制作体制を完結させるのも選択肢の1つです。しかし、専門知識を持った人材がいないのであれば、外注も検討しましょう。

コンテンツマーケティングは見切り発車でスタートすると失敗します。事前に必要な人的リソースを確保しておくことが重要です。

関連記事:コンテンツマーケティングで成果を出せるライターの特徴とは?選び方や注意点も解説!
関連記事:コンテンツマーケティングに強い会社28選をジャンル別に紹介! 

⑧コンテンツを作成する

コンテンツを作成する際は、質の低いコンテンツを量産してしまわないように注意して下さい。

世の中は、コンテンツで溢れています。その中から選んでもらうには、質の高さが必要不可欠です。

低品質なコンテンツではそもそも見てもらうことすらできません。後からコンテンツを作り直すことになり、二度手間になってしまいます。

質の高いコンテンツを作成するためにも「⑦コンテンツの制作体制を整える」が重要になります。

⑨PDCAサイクルを回す

コンテンツを提供すると、さまざまなデータが得られます。得られたデータを参考に、PDCAサイクルを回しましょう。

PDCAサイクルとは?:
Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定)、Action(対策)の仮説・検証型プロセスを循環させマネジメントの品質を高めようという概念。

コンテンツは一度作成して終わりではなく、PDCAサイクルによってより良いものへと改善していく必要があります。

例えばYouTube動画の視聴維持率が低ければ、動画の構成を変えると良いでしょう。メールマガジンの開封率が低ければ、タイトルをよりキャッチーなものに変えると良いでしょう。

「コンテンツSEO」の場合のコンテンツマーケティング戦略実施事例

「コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ」では、戦略を立てる大まかな流れについて解説をしました。

「大まかな流れは分かったが具体的にどうすれば良いの?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。

そこでここからは、コンテンツマーケティングの中でも特に取り入れる企業が多い「コンテンツSEO」に絞って、具体的にどのようにコンテンツマーケティング戦略を実践するのかを解説します。

コンテンツSEOの場合のコンテンツマーケティング戦略実施事例は以下のとおりです。

  1. サイト設計&キーワード選定
  2. サイト制作に必要なリソースの確保
  3. 記事の執筆&公開
  4. 記事公開後のデータをもとにさらなる戦略を立てる

それぞれ詳しく見てみましょう。

①サイト設計&キーワード選定

「コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ」の「⑥ゴールまでのプロセスについて考える」に該当するのが「サイト設計とキーワード選定」です。

コンテンツの種類をコンテンツSEOに決めたら、まずはどんなテーマのサイトにするのか、どんなキーワードで記事を執筆するのかを決めましょう。

  • テーマの例:ウォーターサーバーに関する悩みを解決するサイト。最終的には自社ウォーターサーバーへのコンバージョンに繋げる。
  • キーワードの例:「ウォーターサーバー 選び方」「ウォーターサーバー 失敗」など

基本的には、コンバージョンに繋がりやすいキーワードから記事を執筆して、徐々にコンバージョンから遠いキーワードへとコンテンツを広げていきます。

最初にキーワード選定をしておかないと「このキーワードとこのキーワード、用語が違うだけで記事の中身は一緒になるな」といった事態が発生し(カニバリと言います)、労力やコストの浪費に繋がります。

例:「ウォーターサーバー おすすめ」と「ウォーターサーバー ランキング」は内容が近いので「ウォーターサーバーおすすめランキング5選」のようにまとめてしまおう

このように「サイトの設計図」を予め作成しておくことで、効率的なサイト作成が可能となります。

②サイト制作に必要なリソースの確保

どのようなサイトにするかを決めた後は、投稿するコンテンツの制作に必要なリソースを確保します。

このステップは「コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ」の「⑦コンテンツの制作体制を整える」に相当します。

コンテンツの制作リソースは、以下の2つです。

  • 自社リソース
  • 外部リソース

SEOやセールスライティングに関する専門知識を持った人材が自社にいる場合、制作するコンテンツの量がそれほど多くない場合は、自社リソースだけでもコンテンツの制作が可能です。

しかしそうでない場合は、コンテンツ制作の外注化を検討しましょう。

専門知識はあるもののリソースが足りない場合は、ディレクションのみ自社で行い、記事の執筆を外注化する方法がおすすめです。

自社に専門知識を持ち合わせた人材がいない場合は、専門業者への外部委託がおすすめです。

専門業者であれば「①サイト設計とキーワード選定」から「④記事公開後のデータをもとにさらなる戦略を立てる」まで丸ごと外注することもできます。

関連記事:コンテンツマーケティングで成果を出せるライターの特徴とは?選び方や注意点も解説!
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③記事の執筆&公開

コンテンツ作成に必要なリソースを確保できたら、いよいよ記事の執筆です。

このステップは「コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップ」の「⑧コンテンツを作成する」に相当します。

質の高いコンテンツを作成しなければ、コンテンツマーケティングを成功に導くことはできません。

コンテンツSEOで記事を執筆する際に意識すべきことは無数にあります。その中でも特に大事なものを、いくつか箇条書きでまとめました。

  • 読者が知りたい情報をできるだけ先に、できるだけ分かりやすい場所に持ってくる
  • 読みやすいように文字を装飾したり、画像や図表、箇条書きを用いたりする
  • 検索エンジンから評価されるために、競合記事+αのコンテンツを作成する
  • 抽象的な表現は極力減らし、具体的な数値やデータを用いる
  • サジェストや関連キーワードをカバーした構成を作る

「読者にとって有益な情報を伝える」という点は大前提です。

そしてただ有益な情報を記事に落とし込むのではなく、読者が飽きることなく読み進められるように、装飾や入稿の工夫も必要です。

④記事公開後のデータをもとにさらなる戦略を立てる

記事を公開すると、以下のようなツールから、さまざまなデータが得られます。

  • Ahrefs
  • Googleアナリティクス
  • Googleサーチコンソール
  • Uberサジェスト
  • Clarity

上記ツールから得られるデータの例は以下のとおりです。

  • アクセス数
  • 各記事への滞在時間
  • 検索順位
  • 検索結果画面におけるクリック率
  • ヒートマップ

コンテンツSEOは、記事を公開して終わりではありません。公開した記事から得られたデータをもとに、さらなる施策を実行します。

例えば「この記事は検索順位の割にクリック率が低いからタイトルを変えよう」「申し込みボタンが全然クリックされないからもう少し目立つようにデザインを変えよう」といった形です。

得られたデータをもとに施策を実行することで、コンテンツの質が高まり、それがコンテンツマーケティングの成功に繋がります。

コンテンツマーケティング戦略を実施するメリット・デメリット

コンテンツマーケティング戦略の実施には、以下のようにメリットもデメリットもあります。

メリットデメリット
一度作成したコンテンツは資産になる種類によっては成果が出るまでに時間がかかる
参入ハードルが低い質の高いコンテンツが必要不可欠

それぞれ詳しく見てみましょう。

メリット①一度作成したコンテンツは資産になる

コンテンツマーケティングで作成したコンテンツは、半永久的な資産となります。

例えばWeb上に公開した記事コンテンツは、自ら削除しない限り検索結果に残り続けます。YouTubeやXに投稿した動画やテキストのコンテンツも同様です。

上手くいけば、一度作成したコンテンツから数年単位でコンバージョンを獲得することもできるでしょう。

一方、コンテンツマーケティング以外の選択肢では、施策を実行する度に費用が発生します。リスティング広告やテレビCMなどがその例です。

コンテンツマーケティングによってコンテンツを増やしていけば、ほとんど労力をかけなくても成果をあげられる状況を作り上げることができるでしょう。

メリット②参入ハードルが低い

コンテンツマーケティングは参入ハードルが低い施策です。

まず参入に際して、初期費用はそれほどかかりません。そして専門知識がなくても、コンテンツの作成自体は可能です。

例えば、数千円あればコンテンツSEOのためのWebサイトを立ち上げられます。芸能人のブログのような形で、日記感覚で簡単にコンテンツも作成可能です。

セミナーやメールマガジンに対しても同じことが言えるでしょう。

詳しくは「デメリット②質の高いコンテンツが必要不可欠」で解説しますが、確かに簡単に作ったコンテンツでコンテンツマーケティングが上手くいくことはありません。

しかし小さく簡単に始められるのは、コンテンツマーケティングの大きなメリットです。

施策によっては、費用や手間がかかりすぎて、そもそもスタートラインに立てないものも多いですからね。

デメリット①種類によっては成果が出るまでに時間がかかる

マーケティング施策は、即効性があるものと、効果が出るまでに時間がかかるものがあります。

そしてコンテンツマーケティングは、効果が出るまでに時間がかかる施策です。

例えばコンテンツSEOでは、記事が検索エンジンに評価されるまでに、最低でも3ヶ月かかるとされています。メールマガジンも、顧客育成にはそれなりの期間がかかるでしょう。

一方リスティング広告のようなWeb広告は、即効性があります。

コンテンツマーケティングは、既に一定の売り上げがあり、数ヶ月数年単位といった単位で施策に取り組める企業におすすめです。

しかしそうでない企業には、即効性のある施策の方が向いているかもしれません。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

デメリット②質の高いコンテンツが必要不可欠

コンテンツマーケティングと言っても、ただコンテンツを公開するだけではうまく行きません。

なぜなら世の中はコンテンツで溢れているからです。

コンテンツSEOであれば競合他社よりも良い記事を、メールマガジンであれば競合他社よりも読みたいと思えるメールを作成する必要があります。

コンテンツマーケティングは参入障壁が低いとお伝えしました。確かに費用面やコンテンツの作りやすさといった点から、参入障壁は低いです。

しかしコンテンツマーケティングを成功に導くためには、質の高いコンテンツを作成しなければなりません。

自社に専門知識を持った人材がいない場合は、業務の一部、あるいは完全外注を検討しましょう。

コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:コンテンツマーケティングのメリット&デメリット13選!気になる成功事例も紹介

企業のコンテンツマーケティング戦略成功事例

ここでは、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)の成功事例を、以下の業種に分けて紹介します。

  • 旅行業界
  • 美容業界

それぞれ詳しく見てみましょう。

旅行業界

以下は総合旅行代理店「旅工房」が運営するオウンドメディア「旅Pocket」です。

旅行業界
出典:旅Pocket

旅行の中でも海外旅行の悩みを解決できるコンテンツ(おすすめ観光スポットやホテルなど)をまとめています。

「旅Pocket=海外旅行のサイト」のように、事前にどんなテーマでサイトを作成するのかを決めておくことが重要です。

しかし、実は「旅Pocket」には、国内旅行に関するコンテンツも存在します。これらのコンテンツは、コロナ禍の海外旅行ニーズの減少に伴って作成されました。

当時急激に落ち込んだサイトへのアクセス数は、国内旅行に関するコンテンツのおかげで回復したとのこと。

このように現状を分析して、その都度対策を講じていくことも大切です。

関連記事:旅行業界でオウンドメディアを成功させるポイントは?導入事例も紹介

美容業界

以下はスキンケアなどのコスメの企画・開発・販売を行うオルビス株式会社が運営するオウンドメディア「オルビスマガジン」です。

「オルビスマガジン」には、SEOによる検索上位表示を狙った記事のみならず、オルビス社員による体験談風のレビュー記事も多く存在します。

「オルビス」というキーワードが月間25万回ほど検索されていることからも分かるように、オルビスは多くの顧客を抱えています。

検索経由ではなく、公式オンラインショップ等を経由してオウンドメディアに辿り着いたユーザーに対してこういったコンテンツを提供することで、顧客ロイヤリティの育成が可能です。

顧客がオルビスのファンになってくれることで、繰り返し商品を購入してくれるなど、様々なメリットが得られます。

このように、ユーザーの悩みを解決する分かりやすいコンテンツのみならず、いわゆる「中の人」による親近感が湧いたり共感してもらえたりするコンテンツを作るのも選択肢の1つです。

関連記事:美容(化粧品)業界のコンテンツマーケティングの手法4選!成功事例や注意点も紹介

コンテンツマーケティング戦略の実施は、専門業者への外部委託がおすすめ

コンテンツマーケティング戦略を成功に導きたいのであれば、以下2つの理由から専門業者への外部委託がおすすめです。

  • コンテンツマーケティングには専門知識が必要だから
  • コンテンツマーケティングには膨大な時間と労力が必要だから

それぞれ詳しく見てみましょう。

コンテンツマーケティングには専門知識が必要

コンテンツマーケティングは、誰でも簡単に実施できます。しかしコンテンツマーケティングを成功に導きたいのであれば、専門知識が必要です。

本記事では「コンテンツマーケティング戦略9ステップ」を紹介しました。

例えば、どの種類のコンテンツマーケティングが適しているかを選ぶのにも、専門知識が必要です。そしてコンテンツの作成に専門知識が必要である点は、言うまでもありません。

自社にコンテンツマーケティングに関する専門知識を持った人材がいる場合は、問題ありません。

しかし自社にそういった人材がいない場合には、無理に自社でコンテンツマーケティングを完結させようとするのではなく、専門業者への外部委託がおすすめです。

専門知識がない状態で自力でどうにかしようとしても、貴重な時間や労力、コストを無駄にしてしまうでしょう。

コンテンツマーケティングには膨大な時間と労力が必要

コンテンツマーケティングの種類によっては、コンテンツの作成に膨大な時間と労力が必要です。

例えばコンテンツSEOやYouTube・TikTok等の動画コンテンツの場合、数百、数千といった単位でコンテンツを作成しなければなりません。

コンテンツ1つを作成するのにかかる時間は、長くても1〜20時間程度でしょう。しかしそれを数百件〜数千件行うとなると、膨大な時間と労力が必要となります。

そうなると自社でコンテンツを全て作成するのが難しかったり、コンテンツ作成に時間が割かれることで本来の業務が疎かになってしまったりします。

上記のような状況を避けるためにも、業務を一部外注化したり、専門業者にまるっと委託したりする選択肢がおすすめです。

関連記事:コンテンツマーケティングで成果を出せるライターの特徴とは?選び方や注意点も解説!
関連記事:コンテンツマーケティングに強い会社28選をジャンル別に紹介!

まとめ

コンテンツマーケティング戦略の立て方9ステップや、コンテンツSEOの場合のコンテンツマーケティング実施事例について解説しました。

まずは現状や課題を分析して、どの種類のコンテンツマーケティングを実施すべきなのかを考えましょう。

コンテンツマーケティングの中でもコンテンツSEOについては、記事作成代行サービスを提供するクロスバズにお問い合わせください。

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