「リスティング広告の広告文ってどう作るの?」
「作成のコツがあれば知りたい!」
本記事を読まれているあなたは、こんな風にお考えかもしれません。
そこで本記事では、リスティング広告の広告文作成のコツを7つ紹介します。
広告文の作り方で悩んでいる方は、ぜひじっくりとお読みください。
この記事を読めば、簡単に広告文を作成できるようになりますよ。
目次
広告文の作り方のコツを知る前に。リスティング広告の注意点3つ
- 使用できない記号・表現がある
- 文字数制限がある
- 誇大広告をしてはいけない
リスティング広告の注意点として、上記3点が挙げられます。
1点ずつ確認していきましょう。
広告文の注意点1:使用できない記号・表現がある
リスティング広告の広告文には、媒体ごとに使用できない記号や表現があります。
Googleリスティング広告の場合
- 見出しにおける「!」
- 句読点や記号の繰り返し
- 「!」や「?」の複数使用
- 人目を引くための記号の過剰使用
- 本来とは異なる方法での記号の使用
- アルファベットの過剰な大文字表記
- 文字間の必要なスペースの省略・余分な追加
- 会社名・商品名の繰り返し
- 電話番号の直接記載
- 半角カタカナ
- 誤字・脱字
- 箇条書き
- 絵文字
使用不可の表現を使うと審査不承認となり、広告が掲載できなくなってしまいます。
上記を確認しながら広告文を作成しましょう。
広告文の注意点2:文字数制限がある
Google、Yahoo!ともに、文字数制限は以下の通り同じです。
- 見出し1:30文字
- 見出し2:30文字
- 見出し3:30文字
- 広告文1:90文字
- 広告文2:90文字
- 表示URL1:15文字
- 表示URL2:15文字
ただし、文字数のカウント方法が異なります。
- Google:全角は2文字カウント、半角は1文字カウント
- Yahoo!:全角および半角かな(カナ)は2文字カウント、半角英数記号は1文字カウント
文字数がオーバーしないよう、広告文をうまく調整しましょう。
広告文の注意点3:虚偽・誇大広告をしてはいけない
広告文作成の際は、虚偽・誇大広告をしてはいけません。
そもそも広告掲載の審査に落ちますし、万が一掲載できたとしても法律に触れます。
例えば、「絶対に10㎏痩せる」「確実に100万円儲かる」等です。
根拠のない「国内最大」「世界初」「日本一」などの表現もしてはいけません。
表現方法には細心の注意を払いましょう。
ということでここまでは、リスティング広告の広告文作成で注意するポイントを3つお伝えしました。
上記3点を踏まえて、以下では広告文作成のコツを7点厳選してお伝えします。
リスティング広告における広告文の作り方のコツ7つ【厳選】
- 広告キーワードを広告文に含める
- 具体的な数字で訴求する
- 人数/期間的な限定性を訴求する
- 競合他社と比較した自社の強みを記載する
- ランディングページと広告文の内容を揃える
- ユーザーに行って欲しいアクションを記載する
- ユーザーの不安を取り除く
リスティング広告の広告文を作成する際は、上記7点を意識しましょう。
それぞれ解説していきます。
リスティング広告文のコツ1:広告キーワードを広告文に含める
広告の見出しと広告文にはそれぞれキーワードを含めましょう。
キーワードと広告の関連性があると評価され、広告が上位に表示されやすくなるからです。
また、見出しにキーワードが入っているとユーザーの目に付きやすくなります。
自分の検索したキーワードなので、直感的に選びやすいからです。
さらに先ほどの画像を見ると、広告本文ではユーザーの検索したキーワードが太字で表示されていますよね。
太字表示はテキスト広告の中で唯一視覚的にアピールできる要素です。
クリック率を上げるためにも、意識してみてください。
リスティング広告文のコツ2:具体的な数字で訴求する
広告文には具体的な数字を含めるとクリック率が上がりやすいです。
数字を用いることで、客観的な視点から評価をしやすくなるからです。
例えば、「この本はたくさん売れています!」と言われるよりも「50万冊売れています!」といわれる方がイメージしやすいですよね。
具体的な数字の盛り込み方の例は、下記を参考にしてください。
- お客様満足度97.2%!
- 利用者数100万人突破!
- 修理1箇所1,500円から!
- 設立25周年の老舗!
- たった5分でお見積り!
数字で訴求するイメージは掴めたでしょうか。
まずは、自社の強みとして活用できる数字を集めてみると良いかもしれませんね。
リスティング広告文のコツ3:人数/期間的な限定性を訴求する
リスティング広告の広告文の中には、人数/期間的な限定表現を含むと良いでしょう。
「希少性の原理」といって、人は手に入れにくいものほど価値を高く感じやすいからです。
例えば、「化粧品Aはいつでも購入可能!」よりも「化粧品Aは1週間の限定販売です。」の方が、心が揺さぶられませんか?
具体的な限定性・希少性の表現方法は、以下などがあります。
- 残りあと3点のみ!
- 11月24日までの限定販売!
- 先着5名限定!
このような表記を見ると「今買わなきゃ!」という心理が働きますよね。
もちろん、嘘の希少性・限定性を書いてはいけません。
正しい情報で、希少性・限定性の訴求を行ってみてください。
リスティング広告文のコツ4:競合他社と比較した自社の強みを記載する
競合他社と差別化できるポイントを記載すると、リスティング広告の効果は上がりやすいです。
差別化できていないと、ユーザーにとってはどれも同じような広告に見えてしまうからです。
差別化できるポイントを探すためにも、まずは競合他社のリスティング広告をチェックしましょう。
競合が安さをウリにしていたら、自社では
- 質の高さ
- スピード感
- 人気さ
- 今どき感
- 実績の多さ、長さ
など、他社とは違う強みを訴求すると良いですね。
同じ訴求はできるだけ避けたいですが、より安い根拠を掲示したうえで安さを訴求するのでも構いません。
自社が絶対に負けない強みを主軸にして、広告文を作っていきましょう。
リスティング広告文のコツ5:ランディングページと広告文の内容を揃える
ランディングページの内容と広告文の内容は揃えましょう。
内容に相違があると、広告とランディングページとの一致性が低いとみなされ、広告の上位表示が難しくなってしまいます。
例えば、広告文では安さを訴求しているのに、ランディングページでは高級さをアピールしていたら、ユーザーはそのページから離れてしまいますよね。
安さに魅力を感じて広告をクリックしたのに、ページの内容が広告と全く違っているからです。
このように、ユーザビリティの低い広告は広告媒体からも評価されません。
大まかな方向性から細かな数値まで、広告文とランディングページの不一致が無いようにしてください。
※ユーザビリティ:ユーザーにとっての使いやすさ、満足度、有効さ、効率など。
リスティング広告文のコツ6:ユーザーに行って欲しいアクションを記載する
クリック後に行って欲しいアクション内容を広告文に記載すると、広告はクリックしてもらいやすくなります。
ユーザーにとって、「何ができるサイトなのか」をイメージしやすくなるからです。
また、クリック前に想定したページ内容と、クリック後に実際に表示されるページ内容のギャップが生じづらくなります。
記載内容は、例えば以下が挙げられます。
- クリックで会員登録
- まずは資料請求
- 見積もり受付中
- アプリダウンロード円500円引き
- 無料面談の予約はこちら
まずはランディングページ内で行って欲しい行動を明確にし、それをそのまま広告文に反映させてみてください。
リスティング広告文のコツ7:ユーザーの不安を取り除く
広告文には、ユーザーの不安を取り除く文章があると良いです。
ユーザーの心の中にはマッチングリスク意識が潜んでいるからです。
マッチングリスク意識とは、サービス・商品購入前に感じる「合わなかったらどうしよう」という不安な心境のこと。
不安を払しょくするだけで、広告クリック後のコンバージョン率は大幅に上昇します。
具体的な文言は下記を参照にしてください。
- 30日間無料体験!
- 90日間返品保証!
- 見積もりは完全無料!
- 満足いかなければ、全額返金します
- 無料サンプル配布中
「お金を払う前に試せる」「失敗しても返金してもらえる」、このように感じてもらいましょう。
行動を起こす心理的ハードルが下がり、成約率が上がるはずです。
広告配信後のABテストも忘れずに
リスティング広告配信後は、広告のABテストを欠かさずに行いましょう。
なお、ABテストは訴求ポイントが同じ広告の中で行ってください。
別々の訴求ポイントでABテストを続けても、成果が出た要因が特定できません。
例えば、ABテストは下記のように行います。
- 今月のみ!人気の商品Aが1,000円引き
- 今週のみ!人気の商品Aが1,000円引き
- 11月のみ!人気の商品Aが1,000円引き
他にも、訴求ポイントを文頭・文中・文末に置くかでテストするのも良いですね。
ABテストを行うかどうかで広告成果には大きな差が出ます。
面倒に感じられる方も多いかもしれませんが、毎月継続して行いましょう。
おわりに
本記事では、広告文作成のコツ7つと注意点3つを解説しました。
紹介したコツを取り入れながら、こまめなABテストを繰り返してみてください。
どんな広告がどんなお客さんに効果的なのか、継続するうちに見つけられるはずです。
広告文の内容や毎月のABテストに不安がある方は、広告代理店に依頼するのも一手です。
心細い状態で運用を続けるよりも、安心して本業に集中できるでしょう。
また、社内で運用の時間を割くより費用対効果が良くなるケースも多いです。
リスティング広告代理店の選び方を徹底解説した記事や、わかりやすく代理店を比較した記事もあるので、ぜひあわせてご覧ください。
この記事がリスティング広告の広告文作成のコツを知りたい方の参考になれば幸いです。
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