
社内でWebマーケティングに取り組んでいるものの、思うような成果が得られずお悩みの方も多いのではないのでしょうか。
Webマーケティングには多くの手法があり、成功させるためには高度な専門知識と経験が必要です。コンサルタントに依頼し、効果的な戦略をもとに施策を展開することで、成果を最大化できます。
この記事では、Webマーケティングのコンサルタントへ依頼すべきか検討している方に向けて、依頼できる内容や費用の目安、おすすめのコンサルティング会社をご紹介します。
目次
- 1 Webマーケティングのコンサルタントとは?
- 2 Webマーケティングをコンサルに依頼するメリット
- 3 Webマーケティングのコンサルに依頼できる主な業務
- 4 Webマーケティングをコンサルに依頼すべきかの判断基準
- 5 Webマーケティングのコンサルティング会社の選び方
- 6 Webマーケティングのおすすめコンサルティング企業7社
- 7 Webマーケティングをコンサルティング会社に依頼する際の流れ
- 8 【依頼内容別】Webマーケティングのコンサルティング費用相場
- 9 Webマーケティングをコンサルに依頼せず、内製化する場合
- 10 Webマーケティングをコンサルに依頼し、成功させるためのコツ
- 11 Webマーケティングのコンサルティングなら、クロスバズへご相談ください
- 12 まとめ
Webマーケティングのコンサルタントとは?
Webマーケティングのコンサルタントとは、企業がオンラインでの集客や売上向上を目指すための、戦略的なアドバイスやサポートを提供する専門家のことです。
一般的に、「コンサルティング」は企業や個人の課題や目標に対して、専門知識を活用して解決策やアドバイスを提供するプロセスやサービスを意味し、「コンサルタント」はコンサルティングを実行する専門家を指します。
そもそも、Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、インターネットを利用して商品やサービスの販売促進や集客を行う手法です。
WebサイトやSNS、オンライン広告などを活用し、ターゲットとなる顧客に効果的に情報を届けることで興味を引き、購入や利用を促進します。
WebディレクターとWebコンサルタントの違い
Webマーケティングのコンサルタントと似た職種に、「Webディレクター」があります。Webディレクターは、Webサイトの企画・構築・運用といったプロジェクトを統括し、制作工程全体を管理する役割を担う専門職です。
コンサルタントが「クライアントの事業目標達成や課題解決」を目的とするのに対し、Webディレクターの主な業務は「Webサイトの制作や運用」に特化している点が大きな違いです。
経営課題の解決を含めた幅広い相談が必要な場合はWebコンサルタント、Webサイトの制作や運営に集中した依頼をする場合はWebディレクターが適しています。
WebマーケターとWebコンサルタントの違い
マーケティングを実践する人を「マーケター」と呼びます。WebマーケターとWebコンサルタントには、業務範囲や役割、必要なスキルに明確な違いがあります。
WebマーケターとWebコンサルタントの違いは、以下の通りです。
【Webマーケター】
- Webを活用して集客を行い、サービスや商品の購入を促進するマーケティング活動を支援する人
- 具体的には、Web広告・SNS運用・Webサイトの制作や改善・データ分析など、戦術的な業務を行う
【Webコンサルタント】
- 企業が抱える課題を解決するために、Webを活用した戦略を提案し、事業の発展をサポートする人
- 経営者や役員との関わりが多く、経営視点や専門知識が求められる
WebコンサルタントがWeb全般の課題解決に広く対応するのに対し、Webマーケターはマーケティング領域に特化し、実務を通じて事業成長に直接関与する職種といえます。
Webマーケティングをコンサルに依頼するメリット
Webマーケティングに取り組んでいるものの、現状思うような成果が得られていない場合、コンサルタントに依頼することで次のようなメリットが期待できます。
- メリット1. 人件費や採用費を抑えられる
- メリット2. 専門的なノウハウを取り入れられる
- メリット3. 自社のリソースを節約できる
- メリット4. 最新のトレンドや情報をいち早く活用できる
それぞれ具体的に解説します。
メリット1. 人件費や採用費を抑えられる
会社や事業主として、Webマーケティングを専門とする社員を雇用する場合、採用費や教育費、給与が発生します。特に経験豊富な人材を確保するためには、相応のコストがかかるでしょう。
外部のコンサルタントに依頼することで、必要な専門性を持ったプロフェッショナルに必要な時だけサポートを依頼でき、フルタイムの社員を雇うよりもコストを抑えることが可能です。
また、採用プロセスにかかる時間と手間を省ける点もメリットです。採用後の教育や研修の必要もなく、すぐに施策の実行に移れるため、時間的コストも軽減できます。
メリット2. 専門的なノウハウを取り入れられる
Webマーケティングでは、SEO・広告運用・SNS戦略・データ解析など多岐にわたるスキルが求められます。社内の人材だけですべてを網羅するのは難しく、専門的な知識が不足している場合、効果的な施策を打ち出すのは困難です。
Webマーケティングに精通したコンサルタントであれば、専門的な知識や豊富な経験をもとに、企業の課題に応じた最適な解決策を提供してくれます。これにより、経験や知識不足から来る試行錯誤を最小限に抑えることができ、成果につながりやすくなります。
メリット3. 自社のリソースを節約できる
Webマーケティングに取り組む際には、社員の時間や労力を多く費やすことになります。特に、専任のマーケティングチームがない企業の場合、他の業務と並行して取り組む必要があり、結果的にどちらも中途半端になってしまいます。
Webマーケティングをコンサルタントに依頼することで、専門的な業務は外部に任せ、自社のリソースを本来注力すべきコア業務に集中させることが可能です。例えば、新製品の開発や営業活動に力を注ぐことで、より直接的な収益向上につながる業務に専念できます。
メリット4. 最新のトレンドや情報をいち早く活用できる
Webマーケティングの領域は変化が激しく、最新のトレンドや技術を常にキャッチアップする必要があります。具体的には、検索エンジンのアルゴリズムの変更や新しい広告手法の登場など、最新情報を活用できるかどうかが成果に直結するケースも少なくありません。
コンサルタントは日々の業界動向を把握しているため、最新のトレンドや情報をタイムリーにマーケティング活動に反映させることが可能です。
例えば、SNSプラットフォームの新機能を活用したキャンペーンの提案や、効果的なコンテンツのアドバイスを受けることで、競合他社より一歩先を行く施策を展開できます。
Webマーケティングのコンサルに依頼できる主な業務
実際に、Webマーケティングのコンサルタントにはどのような業務を依頼できるのでしょうか。ここでは、コンサルに依頼できる主な業務内容について、次の5つをご紹介します。
- 現状分析と課題の洗い出し
- マーケティング戦略の設計と施策の提案
- Webサイトの制作・改善・運用サポート
- 各種マーケティング施策の実行(集客支援・広告運用・コンテンツ制作など)
- 効果測定と施策の改善
現状分析と課題の洗い出し
Webマーケティングで成果を出すためには、現状を正確に分析し、課題を明確にすることが重要です。コンサルタントは、WebサイトやSNSの運用状況、アクセス解析データ、広告成果などを詳しく調査し、企業が抱える具体的な問題を特定します。
例えば、ターゲット層へのアプローチ不足、コンバージョン率の低さ、競合との差別化が課題として挙げられることがあります。この分析結果をもとに、今後の戦略や優先事項を明確にし、効果的な改善へとつなげていきます。
マーケティング戦略の設計と施策の提案
課題が明らかになった後は、解決に向けた具体的なマーケティング戦略を設計します。コンサルタントは企業の目標やリソースに応じて、ターゲット層の設定・ペルソナ構築・カスタマージャーニー設計など、最適な施策を提案する役割を担います。
さらに、施策の実行に必要なスケジュールや予算など、実現可能な計画の策定も行います。
Webサイトの制作・改善・運用サポート
Webサイトは、Webマーケティングの中心となるプラットフォームです。コンサルタントによっては、企業の目的に応じたWebサイトの企画・制作や、既存サイトの改善のサポートにも対応している場合があります。
また、運用面では、定期的なコンテンツの更新や、トラフィック増加のためのキャンペーン施策を提案することもあります。
各種マーケティング施策の実行(集客支援・広告運用・コンテンツ制作など)
マーケティング施策の提案だけでなく、施策の実行の支援まで対応しているコンサルタントも存在します。具体的な施策の例としては、以下のような内容が挙げられます。
施策例 | 内容 |
集客支援 | SEO対策・SNS活用・メールマーケティングなどを通じて、集客力のアップを目指す |
広告運用 | Google広告やFacebook広告など、複数のプラットフォームを利用して、費用対効果の高い広告キャンペーンを実施する |
コンテンツ制作 | ブログ記事、ホワイトペーパー、動画などの質の高いコンテンツを作成し、ユーザーの興味を引く |
このような施策を通じて、集客力向上やコンバージョンにつながる仕組みを構築します。
効果測定と施策の改善
マーケティング施策を実行した後は、効果測定と改善を繰り返すことが重要ですが、効果測定や分析にはノウハウと経験が求められます。
コンサルタントはアクセス解析ツールや広告データを活用し、施策の成果の定量的な評価を行います。
例えば、クリック率やコンバージョン率、ROI(投資対効果)などの指標を分析し、効果的な施策や、改善すべき点を明らかにします。このプロセスを繰り返し行うことで、施策の精度を高め、継続的な成果向上につなげていきます。
Webマーケティングをコンサルに依頼すべきかの判断基準
Webマーケティングの難しさや必要性は感じているものの、実際にコンサルに依頼すべきか迷っている方も多いでしょう。ここでは、コンサルタントを活用するかどうかを検討する際に重要な判断基準をご紹介します。
Webマーケティングをコンサルに依頼すべき企業の特徴
次のような企業は、Webマーケティングをコンサルに依頼することがおすすめです。
- Webマーケティングの専門知識や人材が不足している場合
- 自社リソースを効率的に活用したい場合
専門知識や経験豊富な人材が社内にいない場合、コンサルタントのノウハウを活用することで、SEOや広告運用など専門的な施策を効率的に実行でき、短期間で成果を上げやすくなります。
また、マーケティング業務に多くの時間や労力を割けない場合にも、コンサルタントの活用がおすすめです。戦略設計や施策実行を任せることで、他の重要な業務に集中させられるため、リソースの限られる中小企業などでも効率的な運用が可能です。
Webマーケティングをコンサルに依頼しない方がよい企業の特徴
一方で、次のような場合は、Webマーケティングをコンサルへ依頼することはあまりおすすめできません。
- 目標やKPIが明確でない場合
- 費用対効果が見込めない場合
具体的な目標が設定されていないと、コンサルタントが適切な施策を提案できず、十分な成果を得られない可能性があります。この場合、まずは社内で目標や指標を設定することが重要です。
また、費用対効果が見込めない場合も注意が必要です。小規模な施策や低予算で実現可能な代替案がある場合は、別の方法を検討する方が適しているケースもあります。
Webマーケティングのコンサルティング会社の選び方
Webマーケティングのコンサルティングを依頼する際には、自社にあったコンサルティング会社を選ぶ必要があります。選択を誤ると、期待した成果が得られないことや、予算を無駄にする可能性があるためです。
ここでは、コンサルティング会社選びで失敗しないための次の5つのポイントを、具体的に説明していきます。
- 自社の課題に合った提案をしてくれるか
- 同業界や似た課題を解決した実績があるか
- コンサルタントとの相性や対応力で選ぶ
- サービスの対応範囲と実行力で選ぶ
- 費用対効果が見合うか確認する
それぞれ詳しく解説します。
自社の課題に合った提案をしてくれるか
Webマーケティングのコンサルティング会社選びで確認すべき一つ目のポイントは、自社の課題に対して適切な提案をしてくれるかどうかです。
企業ごとに異なる課題に対応するためには、コンサルタントには事前の十分なヒアリングを通じて、その会社の現状や目標を正確に理解し、実現可能な戦略を提案する能力が求められます。
万が一、提案が抽象的で一般論に終始している場合は、課題の理解が不十分であり、成果につながらない可能性が高いです。そのため、適切な提案を行える会社を選ぶことが重要です。
同業界や似た課題を解決した実績があるか
次に、コンサルティング会社が過去に同業界や似た課題を解決した実績があるかを確認することもポイントです。
Webマーケティングの成功事例は、業界によって大きく異なることがあり、例えば、BtoBとBtoCではアプローチ方法が大きく異なります。
自社と似た業界やビジネスモデルで成果を上げた経験があるコンサルタントであれば、効果的な施策を提案できる可能性が高いでしょう。
コンサルタントとの相性や対応力で選ぶ
Webマーケティングを依頼する際、コンサルタントとの相性や対応力は重要な要素です。専門知識があっても、コミュニケーションが円滑でなければ、施策がスムーズに進まない可能性があります。
コンサルタントとの相性を見極めるためには、ミーティングや打ち合わせで、どれだけ丁寧に対応し、質問に真摯に答えてくれるかを確認することが大切です。また、柔軟に対応し、新しいアイデアを提案してくれるコンサルタントは、効果的なマーケティング戦略を導き出す可能性が高いといえます。
サービスの対応範囲と実行力で選ぶ
コンサルティング会社を選ぶ際には、その会社が提供するサービスの対応範囲と実行力についても確認する必要があります。
Webマーケティングの戦略立案や施策を実行する際には、広告運用やWebサイト運用、データ分析など幅広い領域を横断することがあるため、戦略立案から実行までを一貫してサポートしてくれる会社が理想的です。
具体的には、SEO対策やコンテンツマーケティング、広告運用、データ分析、Webサイトの改善など、どの範囲まで対応できるかを確認しておきましょう。
費用対効果が見合うか確認する
Webマーケティングのコンサルティングには一定の費用がかかるため、依頼する際には、費用対効果が見合うかを確認することも不可欠です。
まず、コンサルタントが提示する料金体系が納得できるかを確認し、次に費用に対する成果や利益がどれほど期待できるかを検討しましょう。
判断材料としては、KPI(例:売上増加、アクセス数向上、コンバージョン率改善)を設定し、達成に向けたコストパフォーマンスを見極める方法が有効です。過去の成功事例や提案内容をもとに、投資対効果を慎重に比較し、コストに対してどの程度のリターンが見込めるかを判断しましょう。
Webマーケティングのおすすめコンサルティング企業7社
Webマーケティングのコンサルの依頼先としておすすめのコンサルティング企業を、7社厳選してご紹介します。
- 株式会社クロスバズ
- StockSun株式会社
- ナイル株式会社
- 株式会社THE MOLTS
- 株式会社才流(サイル)
- 株式会社オプト
- テクロ株式会社
株式会社クロスバズ

株式会社クロスバズは、2020年7月に設立したマーケティング会社です。インターネット広告代理事業やWebサイト制作、戦略コンサルティング、インターネットメディア事業を展開しています。
当社では、「戦略思考」をもとに市場調査や競合分析を徹底的に行い、課題を明確化した上で顧客の目標達成をサポートします。
戦略コンサルティング事業では、システム導入支援やデジタル導入、SEOコンサルティングなども行っており、実際のWeb制作やコンテンツ制作まで一貫して対応可能です。
特に、広告運用サービスの「バズAD(BUZZリスティング)」では多くの実績を誇り、ナショナルクライアントなどからの依頼も受けています。
戦略的な視点での支援や、デジタル施策の統合的な支援を求めている企業におすすめです。
StockSun株式会社

StockSun株式会社(ストックサン)は、Webコンサルティング事業を提供する企業です。大手Webマーケティング企業での経験のある経営者やフリーランスが専門家として在籍し、Web集客の設計から実行支援までを行っています。
品質担保のために「認定パートナー制度」を導入しており、過去の取引実績があるメンバーの中で上位1%が、認定パートナーとしてプロジェクトの品質担保責任を負う仕組みとなっています。
サービス内容はWebコンサルティング、Web施策実行支援、業界別マーケティング支援の3つです。業界としては不動産や金融、エリアマーケティングに強みがあるため、実店舗をもつ事業での活用がおすすめです。
ナイル株式会社

ナイル株式会社は、デジタルマーケティングの包括的な支援を提供する企業です。主なサービスは、SEO・コンテンツ制作・Web広告・サイト改善・生成AI導入支援などです。
DX&マーケティング事業の一環として提供している「ナイルのSEO相談室」では、SEOコンサルティングを含む総合的なマーケティング支援を実施しています。
2025年1月時点で2,000社以上の支援実績があり、SEO対策やデジタルマーケティングの高度な支援を必要とする企業におすすめです。
株式会社THE MOLTS

THE MOLTS(旧:MOLTS)は、デジタルマーケティングに特化した経験豊富な専門家が集まるマーケティング会社です。BtoC・BtoB問わず、さまざまな業界や業種で豊富な実績を誇り、SEO対策や広告運用などの分野に特化したコンサルタントが在籍しています。
戦略からプロジェクトマネジメントの課題解決まで対応しているため、特に中長期的な事業成長を目指す企業におすすめです。
株式会社才流(サイル)

株式会社才流は、新規事業のアイデア創出から事業化後の伴走支援まで幅広いコンサルティングサービスを提供する企業であり、特にBtoBマーケティングや法人営業分野に強みがあります。
年間100件以上の成果を上げた独自のメソッドを活用し、さまざまな規模や業界で豊富な実績があります。
戦略立案・施策実行・社内体制構築・PDCA推進までを一貫して行っているため、BtoBマーケティングの導入支援を求める企業に適しています。
株式会社オプト

株式会社オプトは、インターネット広告運用を中心に、デジタルマーケティングやソーシャルメディア関連の事業を提供する企業です。特にデータ分析に強みを持ち、各業界に特化したコンサルタントが在籍しています。
広告運用だけでなく、商品開発やマーケティング戦略の立案といった上流工程からの支援も行い、あらゆるジャンルに対応可能なトータル支援を提供しています。
テクロ株式会社

テクロ株式会社は、BtoB企業のリード獲得に特化したWebマーケティング会社です。BtoB企業向けに、オウンドメディアの運用やコンテンツマーケティングを中心に、コンサルティングサービスを提供しています。
Webマーケティングに必要な社内リソースが不足している場合や、将来的に自社での運営を目指している企業は、相談する価値があるでしょう。
Webマーケティングをコンサルティング会社に依頼する際の流れ
実際にWebマーケティングのコンサルティング会社に依頼する際の基本的な手順は、次の通りです。
- コンサルティング会社の選定
- 相談や見積もりを依頼する
- 担当者との打ち合わせ
- 提案内容の確認
- 契約の締結
一つずつ解説します。
1. コンサルティング会社の選定
コンサルティング会社を選ぶ際には、まず自社のニーズを明確にすることが重要です。例えば、SEO対策やSNS運用、広告運用など、強化したい分野を具体的に整理し、その分野に専門知識を持つコンサルタントを選ぶと良いでしょう。
さらに、業界や企業規模に応じた実績を持つコンサルティング会社を選定することも効果的です。選定時には過去の成功事例やクライアントのレビューをもとに、信頼性の高さを確認しましょう。
2. 相談や見積もりを依頼する
コンサルティング会社を選定した後は、問い合わせフォームなどから相談や見積もりを依頼します。
このとき、複数のコンサルタントから見積もりを取得することで、料金体系や提供されるサービス内容を比較でき、コストパフォーマンスの良い提案を選定できます。
3. 担当者との打ち合わせ
見積もり依頼後は、担当者との打ち合わせを行います。この段階では、自社の目標やターゲット層・予算・既存のWebマーケティング施策などを具体的に共有し、コンサルタントに状況を深く理解してもらうことが重要です。
また、提案されたアプローチや戦略の方向性について意見交換し、実現可能性を慎重に判断する必要があります。打ち合わせの際には、コミュニケーションが円滑であるか、信頼関係を築けるかも確認しておくと良いでしょう。
4. 提案内容の確認
打ち合わせ後には、提案書などで施策内容・スケジュール・予算・効果測定方法などが具体的に提示されます。提案内容が詳細で現実的か、実現可能性を慎重に確認しましょう。
また、成果の測定方法やKPIが明確であることも重要です。不明点があれば、納得できるまで質問し、自社の要件に合致しているかを丁寧に検討することがポイントです。
5. 契約の締結
提案内容に納得した後は、契約を正式に結びます。契約書には、提供サービスの詳細・費用・納期・成果物・契約期間などが明記されているため、内容を十分に確認しましょう。
また、解約条件や変更に関する条項が含まれている場合もあるため、これらも注意深くチェックすることが重要です。契約締結前に疑問点や懸念を解消し、双方の合意内容が契約書に正確に反映されていることを確認してから署名するようにしましょう。
【依頼内容別】Webマーケティングのコンサルティング費用相場
Webマーケティングのコンサルティング費用は、依頼する業務内容によって次のように異なります。
- SEOコンサルティング:約15万~50万円/月
- 記事制作サポート:約10万~30万円/月
- Web広告運用コンサルティング:約10万~30万円/月
- メディア運営の運用サポート:約30万~50万円/月
- Webサイトのデータ解析・効果測定:約3万~50万円/月
- Webコンテンツマーケティング戦略:約30万~100万円/月
- ホームページ制作を含めたコンサルティング:約50万~200万円/一括費用
コンサルティング会社によっても幅があるため、具体的な見積もりを依頼し、自社の課題に合ったサービスを選ぶことが重要です。ここでは、それぞれ業務で依頼できる内容と費用について見ていきましょう。
SEOコンサルティング:約15万~50万円/月
SEO対策コンサルティングでは、Webサイトやページが検索エンジンで上位表示されるための、ターゲットキーワード選定、コンテンツ戦略、テクニカルSEOの最適化といった支援を受けられます。
費用は依頼内容により異なり、月額15万〜50万円程度が一般的です。月額15万円では基本的なアドバイスやレポート提供が中心で、月額50万円では詳細なデータ解析・競合調査・施策実行支援など包括的なサービスが受けられるため、ニーズに応じた選択が重要です。
記事制作サポート:約10万~30万円/月
記事制作サポートでは、ターゲット層に合わせたコンテンツ戦略の立案から記事の執筆、編集までのサポートを受けられます。質の高い記事は集客効果アップにつながるため、特にBtoB企業にとって効果的な施策です。
月額10万円程度の場合は月数本の記事執筆が提供され、金額が上がると、競合分析やSEO最適化記事の制作、定期的な改善提案なども含まれるケースが多いです。
クロスバズでは、成果報酬型の記事作成サービス「BUZZライティング」を提供しています。
Web広告運用コンサルティング:約10万~30万円/月
Web広告運用コンサルティングでは、リスティング広告やSNS広告、ディスプレイ広告などの管理・運用サポートが提供されます。
主な業務は、戦略立案・広告制作・運用管理・効果測定の4つに分かれ、それぞれで専門的なサポートが受けられます。料金は広告予算やコンサルティング会社により異なり、相場は月額10万~30万円程度です。
クロスバズのリスティング広告運用代行サービス「バズAD(BUZZリスティング)」では、さまざまなWeb広告媒体に対応可能で、Web広告運用がはじめての方でも安心です。
メディア運営の運用サポート:約30万~50万円/月
メディア運営の運用サポートでは、オウンドメディアやブログの運営支援が行われます。
30万円程度のプランでは、コンテンツ制作や公開スケジュールの管理が中心となり、高額プランになると、サイト全体の方向性設定やSEOを意識した構造の最適化、読者層の分析などが含まれることもあります。
Webサイトのデータ解析・効果測定:約3万~50万円/月
Webサイトのデータ解析や効果測定では、Googleアナリティクスなどのツールを活用し、サイトのパフォーマンスの詳細な分析が行われます。
費用は依頼内容により異なり、定期的なレポート作成のみであれば月額3万~10万円程度と手頃です。一方、改善提案や効果測定を含む継続的なサポートを依頼する場合、月額10万~50万円程度が一般的な相場となります。
Webコンテンツマーケティング戦略:約30万~100万円/月
Webコンテンツマーケティングを総合的に相談したい場合、経営全体を見据えた戦略コンサルティングの依頼が効果的です。市場分析や競合調査、戦略の策定から実行、効果測定、PDCAサイクルの運用まで、幅広い支援を受けられます。
専門知識が必要なため費用は高めで、月額30万~100万円程度が相場です。施策が大規模になると、100万円を超えることもありますが、リターンが大きい点は魅力といえるでしょう。
ホームページ制作を含めたコンサルティング:約50万~200万円/一括費用
ホームページ制作を伴うコンサルティングでは、サイト設計・デザイン・開発・SEO対策までのサポートが提供されることが一般的です。
シンプルなデザインと基本的な機能をそなえたサイトの場合、費用は約50万円が目安です。カスタマイズ性の高いデザインや複雑な機能追加、ランディングページの最適化などが必要になると、費用が200万円以上になることもあります。
Webマーケティングをコンサルに依頼せず、内製化する場合
Webマーケティングをコンサル会社に依頼せず、内製化(インハウス化)を目指す場合には、自社のリソースを最大限に活用しつつ、専門知識やスキルを習得することが求められます。
ここでは、Webマーケティングを内製化する場合の具体的な方法として、「ツールの活用」と「社員の育成」に焦点を当てて解説します。
Webマーケティングツールを活用する
Webマーケティングを自社で実行するには、適切なツールを導入することが重要です。
例えば、アクセス解析にはGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなど、SEO対策にはAhrefsやSEMrushといったツールが役立ちます。また、SNS管理ツールやメール配信システムを活用することで、キャンペーン運営を効率化できます。
なお、ツール選定は予算や目的にあわせて慎重に行い、操作方法の習得も必要です。
専門知識を持った社員の育成に力を入れる
Webマーケティングを外部のコンサルタントに依頼せずに実施する場合、社内で専門的な知識を持つ人材を確保する必要があります。新たに採用する予定がない場合は、現在の社員の育成に力を入れなければなりません。
具体的には、定期的な研修やセミナー参加を促すことや、SEO・広告運用・コンテンツ制作などのスキル向上を目指し、資格取得をサポートすることも効果的です。
社員の育成には短期的なコストがかかりますが、長期的には社内リソースの充実にもつながります。
関連記事:広告運用のインハウス化とは?メリット・デメリットや時期、成功させるポイントについて解説
関連記事:インハウスSEOは何がメリット?内製化に失敗しないためのポイントを解説
Webマーケティングをコンサルに依頼し、成功させるためのコツ
Webマーケティングのコンサルティングを依頼する際は、いくつか押さえておくべきポイントがあります。ここでは、成功に導くための2つのポイントを解説します。
依頼する目的を明確にする
Webマーケティングをコンサルティングに依頼する際には、まず「何を達成したいのか」を明確にすることが重要です。「新規顧客の獲得」「リードの増加」「サイト流入数の拡大」など、具体的なゴールを設定しましょう。
この目的が不明確な場合、コンサルタントも適切な提案ができず、成果につながりにくくなります。
また、現在の課題を把握し、それを解決するために必要なサポート内容を明確にすることも重要です。具体的な課題を共有することで、より効果的な施策の提案が期待できます。
定期的にコミュニケーションを取り、進捗を把握する
コンサルティングに依頼した後も、丸投げするのではなく、定期的にコミュニケーションを取ることがポイントです。
月次や週次でミーティングを設定し、施策の進捗状況や課題を共有しましょう。これにより、進捗に応じた目標の修正や、新たな課題への対応も柔軟に行えるようになります。
Webマーケティングのコンサルティングなら、クロスバズへご相談ください

Webマーケティングのコンサルティング会社をお探しなら、株式会社クロスバズへご相談ください。
クロスバズでは、徹底した市場調査からWebサイト改善、SEO施策、広告運用まで、一貫した「戦略的コンサルティング」を提供しています。
広告運用やLP(ランディングページ)制作、SEO記事作成でも多くの実績があり、マーケティング施策の提案だけでなく、具体的な施策のサポートや必要に応じた代行業務も承っております。
まとめ
Webマーケティングのコンサルティングを活用することで、専門知識や最新のトレンドを活用した効果的な施策を実現できます。
自社だけでは成果を上げるのが難しい場合、プロのサポートで課題解決に取り組むのも一つの方法です。
コンサルタント選びは企業成長に大きな影響を与えるため、自社のニーズに合った提案ができるか、実績や費用対効果を慎重に確認することが大切です。
クロスバズでは、SEOや広告運用を含む一貫した戦略的コンサルティングを提供しています。Webマーケティングに課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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