「リスティング広告ってGoogle広告とYahoo!広告でどう違うの?」
「2つの違いを比較したい!」
このページを開いたあなたは、上記のようにお考えかもしれません。
そこで本記事では、“2つの違いが分からない”というお悩みを、リスティング代行会社の観点から解決します。
具体的には、リスティング広告におけるGoogle広告とYahoo!広告の違いを計10個お伝えします。
広告を配信する媒体で悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読めば、どちらでリスティング広告を始めるべきか分かるようになりますよ。
目次
Google広告とYahoo!広告のリスティング広告の違いを比較
リスティング広告には「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」がありますが、どちらにも共通する違いは下記4つになります。
- ユーザー層
- 審査期間
- ターゲティング方法
- 広告アカウントの管理方法
1点ずつ確認していきましょう。
Google広告とYahoo!広告の違い1:ユーザー層
GoogleとYahoo!は、利用するユーザー層が異なります。
Googleのユーザー層 | Yahoo!のユーザー層 |
---|---|
スマートフォン中心 比較的若年層が多い | パソコン中心 比較的中高年層が多い |
自社の顧客層に合わせて選ぶと良いですね。
Google広告とYahoo!広告の違い2:審査期間
広告出稿までの審査期間には以下のような違いがあります。
Google広告の審査期間 | Yahoo!広告の審査期間 |
---|---|
1営業日以内 | 3営業日以内 |
上記日数分の待ち時間があることを、スケジュールの中に組み込んでおきましょう。
Google広告とYahoo!広告の違い3:ターゲティング方法
GoogleとYahoo!ではターゲティング方法が違います。
項目 | Google広告アカウント | Yahoo!広告アカウント |
---|---|---|
年齢 | 18~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳~ 不明 | 13~14歳 15~17歳 18~19歳 20~21歳 22~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳~ 不明 |
性別 | 男性 女性 不明 | 男性 女性 不明 |
子供の有無 | 子供あり 子供なし 不明 | × |
地域 | 国単位 都道府県単位 市区群町村単位 半径指定 | 都道府県単位 市区群町村単位 |
デバイス | パソコン スマホ タブレット テレビ画面 | パソコン スマホ タブレット |
キーワード | コンテンツターゲット | サーチターゲット |
広告掲載カテゴリー | トピックターゲット | サイトカテゴリー |
広告掲載面 | プレースメント | プレイスメント |
興味/関心 | アフィニティカテゴリ 購買意欲の強いユーザー層 カスタムインテント | インタレストカテゴリー |
リターゲティング | リマーケティング | リターゲティング |
類似ユーザー | 類似ユーザー | 類似リスト |
ターゲティング方法についてより詳しくは、GDNとYDN(YDA)の違いは何?ターゲティングから見る11項目の記事をご覧ください。
それぞれの項目をよりわかりやすく解説しています。
Google広告とYahoo!広告の違い4:広告アカウントの管理方法
広告アカウントの管理方法にも異なる部分があります。
Google広告アカウント | Yahoo!広告アカウント |
---|---|
全ての広告を同じ管理画面で管理できる | 広告の種類ごとに管理画面が別 |
検索連動型広告・コンテンツ連動型広告広告の一方のみを利用する場合は気にしないでOKです。
両方を運用する場合、Yahoo!の方が若干管理を面倒に感じやすいかもしれません。
アカウントをシンプルに管理したい方にはGoogle広告が向いているでしょう。
Google広告とYahoo!広告の違いを比較|検索連動型広告編
リスティング広告の中でも「検索連動型広告」における違いはこの4つになります。
- 広告配信先
- 広告文の文字数
- 広告で使用できない表現
- 広告表示オプション
それぞれ解説していきます。
Google広告とYahoo!広告の違い5:広告配信先
検索連動型広告が表示される検索エンジンは、Google広告とYahoo!広告で違います。
それぞれどの検索エンジンから表示されるのか、確認しておきましょう。
Googleの広告配信先 | Yahoo!の広告配信先 |
---|---|
Googleの検索結果 | Yahoo!の検索結果 |
Googleパートナーの検索結果 ・BIGLOBE ・goo ・OCN ・価格.com など | Yahoo!アドパートナーの検索結果 ・Ameba ・Bing ・excite ・朝日新聞デジタル など |
Yahoo!アドパートナーであるBingは、パソコンにおける検索エンジンシェアがGoogle、Yahoo!に次いで高いです。
Windows10におけるデフォルトの検索エンジンがBingだからです。
一方でスマホの検索エンジンシェアは高くありません。
こういった特性も考慮した上で広告配信先を選ぶと良いですよ。
Google広告とYahoo!広告の違い6:広告文の文字数
広告文の文字数制限は、両社ともに同じです。
項目 | 制限文字数 |
---|---|
見出し1 | 30文字 |
見出し2 | 30文字 |
見出し3 | 30文字 |
広告文1 | 90文字 |
広告文2 | 90文字 |
表示URL | 15文字 |
表示URL | 15文字 |
ただし、文字数のカウント方法が違います。
Google広告の文字数 | Yahoo!広告の文字数 |
---|---|
全角は2文字カウント 半角は1文字カウント | 全角および半角かな(カナ)は2文字カウント 半角英数記号は1文字カウント |
文字数がオーバーしないよう、お気を付けください。
Google広告とYahoo!広告の違い7:広告で使用できない表現
基本的には、GoogleもYahoo!も使用できない表現は同じです。
例えば、
- 装飾目的での記号・スペースの使用
- 記号の連続使用
- 絵文字(機種依存文字)
など。
その中でも一社では使用OKでもう一方では使用NGの表現があります。
Google広告のみで使用不可 | Yahoo!広告のみで使用不可 |
---|---|
見出しの「!」 半角カタカナ 電話番号の直接記載 | スタイルが統一されていない括弧 |
「どうしても見出しで“!”を使いたい」等のこだわりがある方はYahoo!広告を選ぶと良いですね。
その他はあまり変わらないので、気にしすぎないのが吉です。
Google広告とYahoo!広告の違い8:広告表示オプション
Google広告の方が、Yahoo!広告よりも広告表示オプションが多いです。
Googleの広告表示オプション | Yahoo!の広告表示オプション |
---|---|
サイトリンク表示オプション | クイックリンクオプション |
電話番号表示オプション | 電話番号オプション |
コールアウト表示オプション | テキスト補足オプション |
構造化スぺニット表示オプション | カテゴリ補足オプション |
価格表示オプション | × |
住所表示オプション | × |
アフィリエイト住所表示オプション | × |
アプリリンク表示オプション | × |
販売者評価表示オプション | × |
リードフォーム表示オプション | × |
ただし、設定したからといって必ずすべてが表示されるわけではありません。
広告の掲載順位や品質によって、表示されるか否かが決定されます。
Google広告とYahoo!広告の違いを比較|コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)編
リスティング広告の「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」において、GoogleとYahoo!の違いは下記2つが挙げられます。
- 広告掲載先
- バナーサイズ
1つずつ見ていきましょう。
Google広告とYahoo!広告の違い9:広告掲載先
コンテンツ連動型広告が表示されるサイトは、Google広告とYahoo!広告で違います。
それぞれの広告掲載先を確認しましょう。
Googleの広告掲載先 | Yahoo!の広告掲載先 |
---|---|
Googleのサイト内 ・YouTube ・Gmail ・Blogger など | Yahoo!JAPANのサイト内 ・Yahoo!ニュース ・Yahoo!知恵袋 ・Yahoo!天気 など |
Googleディスプレイネットワーク内(法人・個人) ・Googleアドセンスを導入しているサイト ・食べログ ・livedoorブログ など200万以上のサイト | Yahoo!アドパートナーのサイト内(法人のみ) ・朝日新聞デジタル ・BuzzFeed ・DIAMOND online ・スポーツ報知 ・クックパッド など |
提携先サイトとの相性や特徴を見つつ選んでみましょう。
Google広告とYahoo!広告の違い10:バナーサイズ
GoogleとYahoo!を比較すると、広告のバナーサイズが違うことが分かります。
こちらについては、「GDNとYDA(旧YDN)のバナーサイズ比較(内部リンク)」の記事で解説しています。
あわせてご確認ください。
(内部リンク)
迷ったら、まずはGoogleのリスティング広告から始めよう
ここまで読んでいただいて、Google広告とYahoo!広告のどちらから取り組むかは決定できましたか?
絶対にどちらかが良い!ということはないのですが、どうすべきか迷っているのであれば、まずはGoogle広告から始めることをおすすめします。
Googleの方が利用ユーザーが多いですし、操作の簡易性にも優れているからです。
Google広告での広告運用に慣れ、さらなる成果を求めるようであればYahoo!広告を始めると良いでしょう。
クロスバズのサイトでは、リスティング広告の運用ノウハウを随時配信しています。
広告運用の媒体が決まった今、さっそく基礎知識を確認してみましょう。
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