ただブログ記事を書くだけでは、集客はできません。書くのに費やした時間と労力を、無駄にするだけです。
「ブログを開設したいけど、うまく集客できるか心配」「もう開設してるけど、全然集客できない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ブログ集客の方法3つや、集客ができない5つの原因、集客に失敗しない5つのコツなどについてまとめました。
ブログに対する知見が少ない方でも無理なく読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。使用する際は用語の説明を入れています。
記事を最後までチェックすれば、ブログにアクセスを集めて、売上や申し込み数アップに繋がるまでの流れが、明確になりますよ。
目次
そもそもブログ集客とは?
ブログ集客とは、文字通り、ブログにアクセスを集めることです。
たとえば、服屋さんを想像してみてください。
服屋さんでは、たくさんの商品が販売されています。しかし、どんなに素晴らしい服を置いていても、お店にお客さんが来なければ意味がありません。
ブログ集客も、それと同じです。
ユーザーは、ブログ経由で商品やサービスを購入したり、資料請求や問い合わせをしたりします。しかし、どんなに素晴らしい商品やサービスでも、ブログにアクセスが集まらなければ意味がありません。
また、服屋さんが“服を買いたいと思っているお客さん”を呼び込みたいのと同じで、“商品やサービスに興味を持っているユーザー”を集客することが大切です。
ブログ集客の方法は全部で3つ
ブログ集客の方法は、大きく以下の3つです。
- SEO
- SNS
- Web広告
それぞれ詳しく見てみましょう。
SEO
ブログ集客の最も一般的な方法は、SEOです。本記事でも、SEOによるブログ集客について解説しています。
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」です。
つまり、Googleなどの検索エンジンで、上の方にブログ記事を表示させようとする施策のことです。
あなたも何か検索をする際、無意識に上の方にある記事からチェックをするのではないでしょうか。
検索順位と集客力の関係は、以下のようになっています。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
検索1位 | 39.8% |
検索2位 | 18.7% |
検索3位 | 10.2% |
検索4位 | 7.2% |
検索5位 | 5.1% |
検索順位によっては、特定の記事に毎月数百〜数千のアクセスを集めることも可能です。
関連記事:SEO対策が意味ない、オワコンと言われる理由9選!ただし成功すれば莫大な効果も
SNS
SNS経由でも、ブログへの集客はできます。
SNS | ブログへの集客方法 |
---|---|
X | 投稿に記事URLを掲載 |
プロフィールに記事URLを掲載 | |
YouTube | 概要欄に記事URLを掲載 |
SNSを見て「より詳しく知りたい」と思ったユーザーが、リンクをクリックしてブログを訪れます。
SNSで「バズ」れば、他の方法の比にならないくらいのアクセスを獲得可能です。しかし、SNSの投稿は数日もすればタイムラインに一切表示されなくなってしまいます。
よって、時間が経っても検索結果に記事が残り続ける、SEOの方がおすすめです。
また、ブログ制作はそのままSEO対策になりますが、SNS運用はブログ運用とは全くの別物です。労力も倍かかります。
Web広告
Web広告経由でも、ブログへの集客は可能です。
Web広告 | 概要 |
---|---|
リスティング広告 | Google等の検索結果上に表示される広告 |
SNS広告 | SNSのタイムラインなどに表示される広告 |
関連記事:【運用のプロが徹底解説】SNS広告運用とは?運用内容とメリット・種類や費用について
Web広告では、SEOやSNSとは異なり、ブログへのアクセスを獲得する度に広告費を支払わなければなりません。
よって、コストパフォーマンスの観点から、ブログへの集客にはおすすめできません。
Web広告は、ブログではなく、LPのような訴求力が強い媒体と相性の良い選択肢です。
関連記事:LP(ランディングページ)とは?ホームページとの違いやメリットについて解説
ここまでの内容を踏まえると、3つあるブログへの集客方法のなかで、一番のおすすめはSEOです。
ブログ集客ができないのはなぜ?
ブログ記事を投稿しているのに、SEO経由でうまく集客ができない主な原因は以下の5つです。
- 「検索キーワード」の概念を知らないから
- 競合が強いキーワードで記事を執筆しているから
- 検索ボリュームが少ないキーワードで記事を執筆しているから
- ドメインパワーが低いから
- 記事のクオリティが低すぎるから
それぞれ詳しく見てみましょう。
「検索キーワード」の概念を知らないから
ユーザーは、キーワードを入力して検索を行います。たとえば「美容室 選び方」のような形です。
検索をすると、キーワードに応じた検索結果が表示されます。
ブログに集客をしたいのであれば、この「検索キーワード」を狙った記事を執筆しなければなりません。
つまり「美容室 選び方」の場合は「美容室の選び方で意識すべき5つのこと」のような形です。
そうすることで、狙ったキーワードで記事が上位表示され、集客に繋がります。
よく、個人経営の美容室のホームページに「今日は従業員と焼肉に行きました」のような、いわゆる日記記事が投稿されます。
ほのぼのして癒されますが、ブログへの集客には一切繋がりません。
「ブログ」と聞くと、芸能人の日記ブログを連想する方も多いでしょう。
しかし、ブログに集客をしたいのであれば、日記ではなく、検索キーワードを狙った記事が必要です。
競合が強いキーワードで記事を執筆しているから
検索キーワードを意識できても、必ずしもブログに集客ができるわけではありません。
実は、検索キーワードによって上位表示のしやすさが異なります。
たとえば「美容室 選び方」を狙って記事を書いているブログが1つもない場合、簡単に上位表示ができるでしょう。
一方で、100のブログが「美容室 選び方」を狙った記事を書いている場合はどうでしょうか。100記事のうち1記事しか検索1位には表示できないので、単純計算で競争率は100倍です。
このように、競合が多すぎるキーワードでばかり記事を書いていても、ブログへの集客はうまくいきません。
そして、競合サイトの強さも重要です。
詳しくは後述しますが、自身のブログよりもドメインパワー(戦闘力のようなもの)の高いサイトばかりが並んでいる検索結果での上位表示は、難易度が上がります。
ブログ記事を書く際は、ただキーワードを選ぶのではなく、競合の多さや強さまで確認しましょう。
競合について確認する方法は、次の項目で紹介します。
競合が多すぎたり強すぎたりして、全く集客できない場合には、“ロングテール戦略”がおすすめです。詳しくは以下の記事で解説しています。
関連記事:SEOのロングテール戦略とは?ロングテールキーワードの探し方やツール、注意点
検索ボリュームが少ないキーワードで記事を執筆しているから
競合の多さや強さを意識してキーワードを選べば、記事の上位表示自体はできます。
しかし、記事を上位表示できても、そのキーワードの検索ボリュームが少なければ、集客はできません。
たとえば「美容室 選び方」は、月に1000回検索されています。検索1位を取った場合のクリック率は、前述のとおり約40%です。
よって「美容室 選び方」で1位を取れば、月に400アクセスは獲得できる計算です。実際には「美容“院” 選び方」など関連性の高いキーワードでも上位表示されるため、もう少し多くのアクセスを集められます。
一方で、月に10回しか検索されていないキーワードで1位を獲得しても、ほとんど集客はできません。
ここまでの内容を踏まえると、検索ボリュームがあり、競合が少なく、競合が弱いキーワードを見つければ、簡単にブログ集客ができます。
しかし、上記条件を全て満たすキーワードは滅多にありません。
検索ボリュームや競合の強さについては、Uberサジェストというツールで調べられます。
ドメインパワーが低いから
ドメインパワーとは?:
Googleからの評価を100点満点で数値化したもの。
ドメインとは「〜.com」のようなURLのことです。URLごとにドメインパワーがあります。
そして、ドメインパワーが高いブログの方が、記事を簡単に上位表示できます。一方で、ドメインパワーが低いと、いくら良い記事を公開しても、上位表示はされにくくなります。
ブログ開設直後のドメインパワーは1です。そこから以下のような施策を通じて、ドメインパワーは上がっていきます。
- 被リンクの獲得
- 監修者をつける
- 信頼できる情報ソースを引用する
なお、上記施策には、ブログの“権威性”を高める効果があります。そして権威性を高めることが、ドメインパワーの向上に繋がります。
1つ前の項目で、ブログ集客には「検索ボリュームがあり、競合が少なく、競合が弱いキーワード」を見つけることが重要だとお伝えしました。
ドメインパワーが上がれば、相対的に競合の強さは下がります。よって、ドメインパワー1のときには勝負できなかったキーワードでも、集客ができるようになります。
関連記事:SEOにおける権威性とは?概要や高める方法9つをわかりやすく解説
記事のクオリティが低すぎるから
いくらドメインパワーが高くても、記事のクオリティが低ければ、ブログへの集客はできません。
記事のクオリティの低さは、ユーザー行動に反映されます。そして検索エンジンは、常にユーザーの行動を測定しています。
たとえば、ユーザーが記事タイトルをクリックした直後にブラウザバックをすると、検索エンジンから「記事のクオリティが低い」と判断されるでしょう。
他にも、ユーザーが記事を読んだ後に他の記事にアクセスをすると「この記事だけでは悩みを解決できなかった=クオリティが低い」と判断されます。
記事のクオリティが低ければ、たとえドメインパワーが高かったり、正しく検索キーワードを狙えたりしていても、ブログへの集客はできません。
万が一集客できたとしても、ユーザーがすぐに離脱してしまうため、コンバージョン(購入や申し込みのこと)には繋がりません。
ブログ集客で失敗しないコツ5つ
ブログ集客で失敗しないコツは、以下の5つです。
- 集客記事を作成する
- 内部リンクをうまく設置する
- キーワード選定を軽視しない
- 読者のニーズを満たす記事を執筆する
- ユーザーファーストを心がける
それぞれ詳しく見てみましょう。
集客記事を作成する
コンバージョンから近いキーワードほど、競合は強く、そして多くなります。
たとえば「美容室 おすすめ 地域名」のキーワードは、競合で溢れています。
よって、ブログへの集客で失敗をしないためには、コンバージョンを狙わない記事(=集客記事)が重要です。
集客記事は、コンバージョンから遠い分、競合が少なく、上位表示が容易です。
「集客記事を書いても、コンバージョンに繋がらなければ意味がないのでは?」と疑問を感じる方もいらっしゃるでしょう。
集客記事をうまくコンバージョンに繋げる方法については、次の項目で詳しく解説します。
内部リンクをうまく設置する
内部リンクとは?:
自ブログから他の自ブログの記事に対して貼られたリンクのこと。
たとえば以下は、当サイト他記事にて設置されている内部リンクです。
本記事にも、内部リンクは複数設置されています。
内部リンクを設置することで、記事内では解説しきれない詳細な情報を、ユーザーに伝えられます。
また、集客記事からコンバージョンに近い記事にユーザーを流すことも可能です。
内部リンクをうまく設置することで「コンバージョンから遠い集客記事を作成する意義」が生まれます。
集客だけできても、それがコンバージョンにつながらなければ意味はありませんからね。
また、内部リンクが多く集まる記事は、検索エンジンから「サイト内でも特に重要な記事」だと判断されるため、SEO的な効果も高まります。
ブログへの集客に失敗したくないのであれば、常に内部リンクを掲載できる箇所がないか、意識するようにしましょう。
関連記事:【弊社実例あり】内部リンクがSEOに与える影響・効果とは?
キーワード選定を軽視しない
何事も、土台が一番大切です。
たとえば、軟弱な基礎の上にいくら素晴らしい建物を建てても、いずれ傾いたり崩れたりしてしまいます。
ブログにおける基礎は、キーワード選定です。
誤ったキーワードで、いくら良い記事を書いても、集客には繋がりません。時間と労力が無駄になるだけです。
本記事では「検索ボリュームがあり、競合が弱く、競合が少ないキーワード」が狙い目であると解説しました。
また、コンバージョンを狙えるのか、集客記事として割り切るのかといった要素も大切です。
ブログ作成と言えば、記事の執筆にばかり目がいってしまいます。しかし実は、一番重要なのは、最初のキーワード選定です。
記事執筆時にサクッとキーワードを選ぶのではなく、どんなキーワードでブログを作成するのか、あらかじめリストを作成しておきましょう。
読者のニーズを満たす記事を執筆する
記事のクオリティが低ければ、それがユーザー行動に反映され、検索エンジンからネガティブな評価を受けてしまうとお伝えしました。
クオリティの高い記事を書く上で重要な要素の1つが「網羅性」です。読者が「知りたい」と思っている情報を漏れなく記載することで、満足度が高まります。
そして、読者のニーズを満たす、網羅性の高い記事の執筆に欠かせないのが、以下の2つです。
- サジェスト
- 関連キーワード
サジェストとは、検索キーワードを入力した際に表示される検索候補のことです。
関連キーワードとは、検索結果下部に表示される、そのキーワードで検索をしたユーザーが次に検索をするキーワードのことです。
検索キーワードのみならず、サジェストや関連キーワードにも答える記事を執筆することで、読者のニーズを網羅的に満たすことができ、検索順位の向上、ブログへの集客につながります。
関連記事:コンテンツマーケティングで上位表示させるポイント7選!仕組みや難易度についても解説
ユーザーファーストを心がける
ブログへの集客には、検索キーワードや内部リンクなど、細かな知識やテクニックが必要です。
しかし、こういった施策に気を取られるあまり、ユーザーのことを忘れてしまっては、本末転倒です。
Googleは「Googleが掲げる10の事実」という文章を公開しています。そして、その一番目に掲載されているのが、以下の文章です。
上記はつまり、ユーザーファーストの考え方を指しています。
- ここに図表があった方が見やすいのではないか?
- 読者が納得できる情報ソースはないか?
常にユーザー目線で考え、細部にまでこだわりましょう。ユーザーファーストでブログを作成すれば、それがユーザー行動にもあらわれ、検索順位の向上や集客につながります。
ユーザーファーストの大切さについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】オウンドメディアのSEO対策を1から10までどこよりも詳しく解説
集客に強いブログを作る方法
ここまでの内容をまとめると、集客に強いブログを作るためには、以下5つのことが重要です。
- 検索キーワードに対する理解を深める
- ドメインパワーを上げる
- クオリティの高い記事を作成する
- 集客記事も作成する
- ユーザーファーストを忘れない
これらを全て満たして初めて、集客に強いブログができ、コンバージョンを獲得できるようになります。
関連記事:コンテンツマーケティングで上位表示させるポイント7選!仕組みや難易度についても解説
ブログ集客は専門業者への依頼がおすすめ
ブログは、個人でも企業でも運営できます。企業でブログ集客をしたいのであれば、専門業者への依頼がおすすめです。
ここでは、なぜ企業が専門業者にブログ集客を依頼すべきかのかについて解説します。
ゼロからブログ集客の知識を学ぶのは非現実的
本記事では、ブログへの集客方法について解説をしました。今回解説した内容は、ブログ集客における基礎中の基礎です。
本気でブログへの集客を目指すのであれば、構造化データや共起語・カニバリなど、他にも知っておくべきことが山ほどあります。
自社にブログに詳しい人材がいる場合は問題ありません。しかし、これから、そしてゼロからブログ集客の知識を学ぶのは非現実的です。
それであれば、十分な知識を持っていて実績も豊富な、ブログ運営の専門業者への依頼をおすすめします。
ブログ集客におすすめの専門業者については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:オウンドメディアの運営代行に強い会社24選!選び方や費用相場も
ブログ制作の外注化はコストパフォーマンスの高い施策
ブログは、一度公開すれば検索結果に残り続けます。つまり、ブログはWeb広告などとは異なる「資産」です。
専門業者に依頼をして、高い順位を獲得しておけば、半永久的な集客効果やコンバージョンが期待できます。
Web広告運用を外注する場合、費用を支払い続けなければなりません。一方でブログ運営を外注する場合、記事を書ききってしまえば、費用を支払う必要はなくなります。
- 一度公開すれば半永久的な集客効果やコンバージョンが期待できる
- 外注費用を支払い続ける必要がない
以上の2点から、ブログ制作の外注化は、コストパフォーマンスの高い施策です。
関連記事:コンテンツマーケティングの費用対効果は高い!測定方法やかかる費用の内訳を紹介
ブログ集客の専門業者への依頼は「BUZZライティング」がおすすめ
ブログ運営を専門業者に依頼する際は、弊社クロスバズの「BUZZライティング」にお任せください。
経験豊富なディレクターと独自の採用試験の壁を乗り越えた優秀なライターで、戦略設計から記事の公開まで対応いたします。
BUZZライティングでは、徹底した戦略設計から勝てるキーワードを選定し、上位表示やコンバージョンなどの成果にコミットします。
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まとめ
ブログ集客の方法3つや、集客ができない5つの原因、集客に失敗しない5つのコツなどについて解説しました。
ブログ集客によって得られるメリットは大きいものの、決して簡単ではない施策であることがお分かりいただけたはずです。
BUZZライティングは、戦略設計から記事執筆、入稿、公開、成果確認まで一気通貫でおこないます。成果報酬プランなら初期費用無料、成果が出なければ制作費0円でお試しいただけます。