価格表示オプションを設定すると、ユーザーに商品・サービスのアピールがしやすくなります。
とはいえ、以下のように考える方は多いでしょう。
「そもそも価格表示オプションとは何?」
「設定方法を知りたい!」
そこで本記事では、価格表示オプションの内容や設定方法・運用ポイントを画像9枚付きで解説します。
この記事を読みながら価格表示オプションを設定してみましょう。
価格表示オプションとは
価格表示オプションとは、Googleリスティング広告におけるオプション機能のことです。
下にある画像のように、メインの広告とは別で商品やサービスの価格を表示できます。
掲載自体に費用はかかりませんが、クリックされると費用が発生します。
価格表示オプションの規定
価格表示オプションを設定するにあたり、以下の規定を覚えておきましょう。
- 文字数
- URLについて
- 広告とサービス内容の一致
- 宣伝をしてはいけない
1つずつ詳細を解説します。
価格表示オプションの規定1:文字数
価格表示オプションで使用できる文字数はこのように決まっています。
- ヘッダー:半角25文字(全角12文字)
- 説明文:半角25文字(全角12文字)
上記を上回らないよう、文字数を調整してみてください。
価格表示オプションの規定2:URLについて
価格表示オプションのリンク先URLは、広告本体のリンク先ドメインと一致させなければいけません。
第三者のURLを設定すると不承認となるのでご注意ください。
価格表示オプションの規定3:広告とサービス内容の一致
価格表示オプションの内容は、宣伝する商品やサービスの内容と相違が無いように設定してください。
以下のような相違がみられると、広告は承認されません。
- ヘッダーや説明文に、自社で提供していないサービスを記載する
- 説明文に、ヘッダーで記載した内容以外のサービスを記載する
- タイプで「サービス」を選択したが、ヘッダーに「サービス」以外の内容を記載する
広告の内容には一貫性を持たせましょう。
価格表示オプションの規定4:宣伝をしてはいけない
ヘッダーや説明文で、サービスや商品のセールスをしてはいけません。
例えば、「送料無料」や「セール中」・「〇%割引キャンペーン」など。
あくまで価格をアピールするためのオプション機能ですので、宣伝文は記載しないようにしてください。
価格表示オプションのメリット3つ
価格表示オプションのメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 価格で訴求できる
- 商品紹介ができる
- ユーザーの目に付きやすくなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
価格で訴求できる
広告本体以外のスペースで価格を表示できるので、お客様に「安さ」や「リーズナブルさ」をアピールできます。
ユーザー目線で見てもひと目で価格を確認できて利便性が高いので、コンバージョンに繋がりやすいといった側面もあります。
商品紹介ができる
価格表示オプションを活用することで、価格だけでなくサービス・商品の概要や特徴もアピールできます。
ヘッダーと説明文に詳細を記入できるので、サービス・商品の特徴が伝わるように文言を打ち込みましょう。
ユーザーの目に付きやすくなる
価格表示オプションを設定すると、広告の画面占有率が高くなるためユーザーの目に留まりやすくなります。
商品概要や価格だけでなく広告本体も読んでもらいやすくなるため、広告のクリック率も上昇するでしょう。
価格表示オプションの設定方法
価格表示オプションは、次の4手順で設定が完了します。
- Google広告管理画面を開く
- 価格表示オプションの設定画面を開く
- 追加先・タイプ・価格種別を設定する
- ヘッダー・費用・説明文・最終ページURLを記入する
画像付きで解説しますので、読みながら一緒に設定してみましょう。
1.Google広告管理画面を開く
まずはGoogle広告の管理画面を開いてください。
その後、画面左側にある【広告と広告表示オプション】より【広告表示オプション】をクリックします。
2.価格表示オプションの設定画面を開く
青のプラスマークをクリックします。
広告表示オプションの中から【価格表示オプション】を選択します。
3. 追加先・タイプ・価格種別を設定する
まずは、【追加先】から「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」のいずれかを選びます。どれを選べば良いか分からない場合は、アカウントを選んでください。
次に、【タイプ】から価格表示オプションの種類を選びます。
選べるタイプは下記の通りです。
- ブランド
- イベント
- 地域
- 周辺地域
- 商品のカテゴリ
- 商品のバリエーション
- サービスのカテゴリ
- サービスのグレード
- サービス
それぞれ管理画面上でクリックするとサンプルの広告が表示されます。
参考にしながらあてはまるものを選んでみましょう。
最後に、【価格種別】を「種別なし」「最低」「最高」「平均」の4つから選びます。
商品やサービスに合わせて選んでください。
ヘッダー・費用・説明文・最終ページURLを記入する
価格表示オプションを設定する最後の手順です。
以下4項目を記入しましょう。
- ヘッダー:商品名や地域など(手順3で選択したタイプに応じる)
- 費用:商品・サービスの費用
- 説明文:商品や地域などの詳細(手順3で選択したタイプに応じる)
- 最終ページURL:クリックした際に遷移するページのURL
すべて記入したら、【保存】を押して設定完了です。
価格表示オプションの運用ポイント
価格表示オプションを運用するにあたり、次の2点は覚えておきましょう。
- 価格表示オプションは8個設定する
- リンク先は商品やサービスの紹介ページを設定する
1点ずつ説明します。
価格表示オプションは8個設定する
価格表示オプションは8個(=最大数)設定しましょう。
設定した項目数に応じて、価格表示オプションの表示数も決まるからです。
設定した数が1つなら表示される数も1つ、3つなら3つ、8つなら8つとなります。
多く設定した方がより多くのユーザーにアプローチできるので、広告効果を最大限引き上げるためにも8個設定しておくのが賢明です。
リンク先は商品やサービスの紹介ページを設定する
価格表示オプションのリンク先は、商品やサービスの紹介ページを設定すると効果的です。
ユーザーが興味を持った商品・サービスの情報を直接表示することで、コンバージョンまでも経路を短縮できるからです。
反対に、広告本体の遷移先と同じページを設定すると、目的の商品へたどり着く前に離脱されてしまうリスクが増えます。
広告費を無駄にしないためにも、ユーザーの利便性を第一に考えた設計を心がけましょう。
おわりに
本記事では価格表示オプションの意味や設定方法について解説してきました。
説明文や画像を見ながら設定することはできましたか。
これから設定する予定の方は、ブックマークなどしていつでも読み返せるようにすると便利ですよ。
さて、Googleリスティング広告には価格表示オプション以外にもたくさんのオプション機能があります。
個別で記事を書いていますので、ぜひあわせて確認してみてください。
広告表示オプションを活用すると、広告の効果も上がりやすくなりますよ。
この記事が、価格表示オプションについて知りたい方の参考になれば幸いです。
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