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代理店を通すとリスティング広告は少額運用できない←そんなことない理由3つ

X編集部
2020.09.22 20:04
代理店を通すとリスティング広告は少額運用できない←そんなことない理由3つ

「リスティング広告の少額運用は難しいの?」
「低価格じゃ代理店に依頼できないって本当?」

この記事を読まれているあなたは、上記のようにお考えかもしれません。

結論から言うと、少額で広告を回しても全く問題ありません

ということで本記事では、多くの広告代理店が「少額のリスティング運用は難しい」と言う理由と、少額から始めても問題ない理由についてお伝えしていきます。

広告代理店に依頼する際の注意点についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

代理店が「少額のリスティング広告運用は難しい」と言う理由3つ

  • データを集めづらいから
  • 成果を出すのに時間がかかるから
  • 自社の利益のため

多くの広告代理店が低額での広告運用をオススメしない理由は上記3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

データを集めづらいから

少額でリスティング広告を配信すると、どうしてもデータ収集の速度が遅くなります。

広告を配信できる範囲が大きくないので、配信した結果のデータ量も少なくなるからです。

例えば、

  • どの年代からのコンバージョンが多いのか?
  • どちらの広告文の方が高いクリック率になるのか?
  • 広告クリック数が多い地域はあるのか?

などのデータを集めるのに、どうしても時間がかかります。

とはいえ、データ収集に時間がかかるからと言って、必ずしも少額の広告運用が難しいとは言い切れません。

最初から広範囲のデータを取ろうとしなくても、成果は出せるからです。

あらかじめターゲットを詳細に絞れば、大きなデータを得ずして満足のいく結果を得られることも多いです。

詳しくは後述します。

成果を出すのに時間がかかるから

リスティング広告の配信を低予算で行った場合、いきなり大きな成果を得るのは難しいです。

いくら質の高い広告文やランディングページを用意していても、一定数広告がクリックされたら予算上限に達してしまうからです。

ですので、絶対に成功させたいキャンペーンやイベントがある場合は、少額運用は避けた方が良いでしょう。

反対に、「少しずつお客様を増やしていきたい」「徐々に利益を上げていきたい」と考えている場合は低予算でも問題ありません。

このように、リスティング広告の適切な運用額はケースによって変化します。

なんでもかんでも低予算はダメだと言っている広告代理店がいたら要注意です。

自社の利益のため

多くの広告代理店が「少額での広告運用は難しい!」と言う一番の理由は、自社の利益のためでしょう。

広告費が上がれば上がるほど、広告運用手数料も上がっていくからです。

もちろん状況や目的によっては本当に少額での広告運用が難しいこともあります。

しかし、弊社からご依頼主様のご要望を聞くと、多額の予算をかけなくても問題ないケースも少なくありません。

ご依頼主様の状況や目的を把握する前から高額運用を提案してくる会社が居たら、自社の利益を最優先している会社だと捉えて問題ないでしょう。

ということでここまでは、多くの広告代理店が「リスティング広告の低予算運用は難しい」と言う理由を説明していきました。

ここからは、リスティング広告を少額から始めても問題ない理由を2つ紹介していきます。

リスティング広告を少額から始めても問題ない理由2つ

  • ターゲットとキーワードを絞れば予算を抑えられるから
  • 市場規模を把握してから適切な金額に増やせばいいから

リスティング広告を少額から始めても結果を出せる理由は、主にこの2つです。

それぞれ説明していきます。

ターゲットとキーワードを絞れば予算を抑えられるから

先述の通り、ターゲットとキーワードを絞って局所的に広告配信をすれば、低予算でも十分に成果を上げることができます。

ターゲットを絞れば絞るほど、ターゲットだけに合った広告を配信できるからです。

例えば、以下のA社が広告運用を始めたいとします。

  • 水着販売のECサイト保有
  • 広告予算はあまり割けない
  • 30代男性に競技用水着を売りたい
  • 東京都内は送料無料

A社は、ターゲットを下記のように絞れます。

【NG例】ターゲットの絞り方

なんとなく年代と性別のみを絞る。

  • 30~50代の男性

【OK例】ターゲットの絞り方

年代と地域、オーディエンスを明確に絞る。

  • 30代男性、東京都在住、水着の購買意欲が強い層

続いてキーワードの絞り方は下記のような例が挙げられます。

【NG例】キーワードの絞り方

競泳用水着を買うかもしれない潜在キーワードにも広告を配信してしまう。

  • 痩せたい 水泳
  • ダイエット 水泳

など。

【OK例】キーワードの絞り方

競泳用水着が欲しいという顕在キーワードのみで広告を配信する。

  • 競泳用水着 メンズ 人気
  • 競泳用水着 メンズ 安い
  • 競泳用水着 メンズ arena

など。

NG例のように配信範囲が広すぎると、得られるデータの濃度が薄く、効率よくPDCAを回せません。

しかし、OK例のようにこのように顕在層だけに絞って広告を配信すれば、多額の費用をかけなくても他社と渡り合えます。

市場規模を把握してから適切な金額に増やせばいいから

リスティング広告にかける費用は、インターネット上における市場規模を把握してから適切な金額に増やせばOKです。

例えば実店舗だと競合の多い業界でも、インターネット上ではほとんど競合がおらず、お客様も少ないなんてパターンがあります。

競合もお客様も少ないのに、莫大な広告費用をかけてしまっては勿体ないですよね。

ですので、まずは少額からリスティング広告を出して市場規模を把握するのが賢いです。

あまり予算をかけなくても戦えるならそのまま運用すればよいですし、市場が大きいのなら少しずつ予算を増やしていけば良いでしょう。

ということでリスティング広告を少額から始めても問題ない理由は上記2つでした。

ここからは、リスティング広告運用を代理店に任せる際の注意点を5つお伝えしていきます。

代理店選びで迷っている方はじっくりとお読みください。

リスティング広告運用を代理店に任せる際の注意点5つ

  • 手数料はどれくらいかかるか?
  • アカウントは開示可能か?
  • 契約期間の縛りはあるか?
  • レポートによる報告はあるか?
  • どこまでがサービス範囲内なのか?

リスティング広告運用を代理店に任せる際は、上記5つを基準に選ぶと良いでしょう。

1つずつ解説していきます。

手数料はどれくらいかかるか?

代理店を選ぶ際は、手数料がどれくらいかかるかを確認しましょう。

代理店ごとに手数料は違うからです。

手数料はだいたい料率型になっており、相場は運用額の20%とされています。

例えば30万円で広告を配信したい場合、

30万×20%=6万円

で6万円が手数料ということですね。

「ということは、広告費が10万円の場合、手数料は2万円だけでいいの?」

と思われた方は注意してください。

多くの広告代理店は、最低運用手数料を設けています。

例えば運用額が30万円以下の場合は一律5万円を手数料とする、といった形です。

また、料率型の他にも定額型や成果報酬型など形態は様々です。

依頼前にしっかりと確認しておきましょう。

手数料についてより詳しく知りたい方は、リスティング広告代理店の手数料の相場と料金体系の利点/欠点を解説の記事をお読みください。

アカウントは開示可能か?

広告アカウントを開示してもらえるかどうかは、依頼前に必ず確認してください。

開示ができない代理店の場合、広告をきちんと運用しているかどうかが不透明だからです。

どんな施策を打っているのか、実際にどんな数値が出ているのかを開示できないような会社に任せるのはかなり不安ですよね。

どんなに手数料が安い会社でも、アカウント開示不可の会社には依頼しないのが賢明でしょう。

契約期間の縛りはあるか?

契約期間がどれくらいなのかは、広告代理店選びで重要なポイントになっています。

成果が全くでなかった場合や成果が出すぎてストップしたい場合に、長期間の縛りがあると損をしてしまうからです。

契約期間は最低1か月から1年までと代理店によって様々。

中には途中解約不可や違約金・解約金が必要な代理店もあります。

リスクを最大限抑えるためにも、最低1か月から依頼できる代理店に依頼すると良いでしょう。

レポートによる報告はあるか?

広告代理店を選ぶポイントとして、レポートによる報告があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

多くの代理店は月に1回レポートによる成果報告をしています。

一方で、レポート報告は半年に1度のみ、もしくは別途費用が必要などといった所もあります。

レポートによる報告がないと、目的を見失った広告運用になってしまいがちです。

毎月の成果を確認し、正しく広告費を使うためにもレポートによる報告があるかどうかは確認しておくべきですね。

どこまでがサービス範囲内なのか?

手数料内でどこまでなにをやってくれるのか?を明確にすると代理店を選びやすくなります。

例えば、問い合わせ回数の制限やレポートに報告の頻度、対面ミーティングの有無など。

問い合わせ回数無制限の代理店と3回までの代理店だったら無制限の方に依頼したいですよね。

ホームページにあいまいな表記がある場合は特に注意して明確にすべきです。

おわりに

少額で広告運用をしていきたい方は特に広告代理店を選ぶ上で

  • 契約期間の縛りはあるか?
  • アカウントは開示可能か?
  • どこまでがサービス範囲内なのか?

が重要な点になります。

もしも依頼した広告代理店の質が悪ければ、

  • 成果が出ないのにお金を払い続けなければいけない…
  • どれくらい成果が出ているか分からずに不安…
  • 契約終了後、1からアカウントを作り直す羽目になった…

などの事態になってしまいます。

しっかりとした代理店に依頼しないと、成果など全くと言っていいほど望めなくなっていまうのです。

ですから、より売上を伸ばしたいのであれば、今回記載した注意点5つをチェックしながら代理店を選ぶようにしましょう。

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