こんにちは、メディア事業部のTEKEです。
2023年時点でライター歴は4年、ディレクター歴は3年になります。
本記事ではライターとディレクター、どちらの経験も持つ私が「一緒に仕事したい!」と思われるWebライターの特徴について解説していきます。
ライターとして継続案件がほしい方、またディレクターから求められているスキルを知りたい方はぜひ参考にしてみてください!
目次
Webライターに重要なのはライティングスキルだけではない
Webライターが仕事を獲得していく上で最も大きな土台となるのは、間違いなくライティングスキルです。ライティングスキルが低いWebライターは、多くの場合提案の段階でふるいに落とされてしまいます。良い仕事を獲得するためには、まずはライティングスキルを身につけましょう。
…というお話がしたいのではなく、
今回お伝えしたいのは、ある程度ライティングスキルを持ったWebライターに必要な、ライティング以外のスキルについてです。
Webライターはただライティングスキルが高ければ良いというわけではありません。ディレクターから「一緒に仕事したい!」と思われるWebライターには、共通した特徴があります。
以下で3つの特徴を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「一緒に仕事したい!」と思われるWebライターの特徴3選
「一緒に仕事したい!」と思われるWebライターは、以下3つの共通した特徴を持ち合わせています。
- 報連相がマメ
- ディレクターに提案ができる
- 調べて分かることはすぐに質問しない
それぞれ詳しく説明します。
報連相がマメ
報連相がマメなWebライターはディレクターに重宝されます。Webライターの動きが見えることはディレクターの安心につながるからです。
ディレクターとWebライターは多くの場合、同じ空間で仕事をしているわけではありません。また、上司と部下といった関係性でもないため、お互いに動きが見えづらい状態になっているのがデフォルトです。
そこでできる限り報連相をマメに行うようにすると、ディレクターとしてはスケジュール通りに案件が進んでいることを確認できて安心できるわけです。
ということで、Webライターの皆さんは、まずは基本的な報連相を徹底しましょう。
基本的な報連相
- 〇月□日までに構成案を提出いたします。
- 構成のご確認ありがとうございます。それではライティングに進ませていただきます!
- 今日中には入稿いたします!
Webライターの中には、たとえば5記事依頼すると半月ほど音沙汰がなく、納期になって「5記事すべて完成したのでまとめて納品します」と報告をくれるような方もいますが、ディレクターからすると非常に不安に感じてしまいます。
まとめて納品したい派のWebライターは特に、「今3記事書き上がりました。」「あと1週間程度で納品できる予定です。」などとマメに連絡を入れられると良いですね。
案件がスムーズに進むような報連相を徹底できるWebライターは「デキる」と思われ、さらに重宝されること間違いなしです。
デキるWebライターの報連相
- 情報量の関係で文字数が△△字オーバーしてしまいました。一部削除して収める事も可能ですので、必要でしたらお申し付けください!
- 本案件の装飾ルールは、他メディアでも同様に適用されますか?
- こちらで今月分の記事は全て納品完了いたしました。今月はまだリソースがあるので、もし必要でしたらぜひご依頼いただければと思います!
ディレクターがあとから確認しなければならないような情報を、事前に連絡・相談できるWebライターの方はとても優秀だなと感じます。
ディレクターに提案ができる
これは賛否が分かれるかもしれませんが、私はディレクターに提案ができるWebライターの方を素敵だと感じます。
より良いコンテンツを作り上げるために伴走している感じがするので、「これからもこの方と一緒に仕事したいなー」と強く思うのです。
Webライターからの提案例
- 〇〇より△△と表記した方が遷移率が上がるみたいなので、このように内部リンクを設置しても問題ないでしょうか?
- □□とFBいただきましたが、最新情報だと◎◎が正しいようです。こちら修正しても良いでしょうか?
- 現在は1記事ずつ構成案を提出していますが、まとめて作成した方が効率が上がり、執筆可能本数も増えるため、構成案のみまとめてのご提出とさせていただいてもよろしいでしょうか?
ただし、ディレクターに提案する際にはきちんと根拠を提示する必要があるので、正しい情報かどうかを精査した上で分かりやすいリンクを添付したり、持論がある場合はその理由を論理立てて説明したりする必要があります。
気に入らないからといった理由で「これは納得できません」「もっとこう進めたいです」と伝えるのはただの我が儘と捉えられかねないので注意しましょう。
「ディレクターだから全て正しい」というわけではありません。
ディレクターは自身の経験を基にディレクションをしている方がほとんどです。もしかしたらそれが偏った進行になっている可能性もあります。
そういったときに、自身とは別の経験を持ったWebライターから提案をもらえると、新たな気付きを得る機会になり、ディレクター自身の成長にもつながるように思います!
調べて分かることはすぐに質問しない
はい、これ!!めちゃめちゃ重要です。調べて分かることはすぐに質問しない。
当然ですが、意外とできていないWebライターは多い印象があります。
ダメな質問例
- ボックスの入れ方が分かりません。やり方を教えてくれませんか?
- nofollowって何ですか?どうやるんですか?
- その機能って画面のどこにありますか?
いずれも、調べればすぐに分かることです。検索したら分かるようなことをディレクターに質問するのは、Webライターとして一番やってはいけないことだと私は思います。
ディレクターはなんでも答えてくれる検索エンジンでも、いつでも時間のある暇な存在でもないからです。
上記のような質問をした時点で、次はナシだなと切られてしまうこともあるかもしれません。
もし分からないことがあったとしても、それが調べて分かりそうな内容であれば、まずは自身で解決しようとする姿勢が大切です。
その上でどうしても分からなかったら、その時点で初めて、自身で調べて取り組んだ内容、そして解決できなかった箇所について伝えて質問しましょう。
そうすると何に回答すれば良いか明確になるので、ディレクター側に手間をかけることもありません。そしてなにより試行錯誤したことが伝わるので、マイナスイメージを持たれる可能性も低くなるはずです。
ディレクターに「一緒に仕事をしたい!」と思われるかどうか、という軸は別として、分からないことを自身で解決しようとする姿勢は自身の成長のためにも重要だと思います。
やはり、教えてもらったことより自身で学びにいったことの方が身になります。また自身で解決しようとすることで、解決するためにとった方法・手順も身につくので、次おなじような壁にぶつかったときにも、正しいルート・誤ったルートの判断がしやすくなり、より早く問題解決できるようになるのです。
このような“問題解決能力”はWebライター以外の仕事にも活用できる汎用性の高いスキルなので、身につけておいて損はないと思います!
意外と重要なコミュニケーションについて
ディレクターとして個人的に重要視しているのは、機械的なやりとりにならないようにすることです。
「構成が完成しました。」「問題ないのでライティングに進んでください。」「入稿しました。」「OKです。記事公開しました。」といった温かみのないコミュニケーションでは信頼関係が構築しづらく、仕事も滞ってしまいがちです。
だからこそ記事の良かった部分を率直に褒めたり、お客様からいただいた声を共有したり、順位についても上がってきたらお伝えしたり、感謝の気持ちを伝えたりと工夫をしているのですが、
同様のコミュニケーションをライターさんからもいただけると素直に嬉しい気持ちになり、信頼感が増していくような感じがします。
「お休み中に失礼いたします。お休み明けにご確認いただけますと幸いです!」
といった気遣いのある連絡や、
「いつもフィードバックや順位のご共有ありがとうございます。モチベーションになり、感謝しています!」
といった感謝の言葉や、
「△△については、実は○○といった経緯があったんです笑」
といった自己開示的なコミュニケーションなど。
こういったものは、案外ディレクターのモチベーションになるものです。
パソコン越しのよく知らない相手という感覚ではなく、一緒に仕事に取り組む仲間として“人と人”のコミュニケーションを取るようにすると、ディレクターから愛されるWebライターになれるかもしれません。
おわりに
今回は、「一緒に仕事したい!」と思われるWebライターの特徴について3つお伝えしました。
偉そうに語ってしまいましたが、私もディレクターとしてまだまだ未熟なのでもしかしたら間違ったことをお伝えしているかもしれません。また、今後意見が変わっていくこともあるかもしれません。ただ現時点での、いちディレクターの意見として参考にしていただければ幸いです!
ちなみに現在クロスバズでご一緒しているWebライターの皆さんは、今回紹介した3つの特徴にすべてあてはまっている素晴らしい方々ばかりです!いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!!