SEO対策に興味があるものの「“意味ない”とか“オワコン”って声があるし、本当にこのまま取り組んで良いのだろうか」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
結論「SEO対策は意味ない、オワコン」は間違いです。こういった声が生まれる最大の原因は、SEO対策の難化にあります。
今回はSEO対策が意味ない、オワコンと言われる理由9選や、成功した際に得られる効果などについてまとめました。
SEOに対する知見が少ない方でも無理なく読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。使用する際は用語の説明を入れています。
記事を最後までチェックすれば、専門業者があまり語りたがらない、SEO対策のネガティブな側面に対する知見が深まりますよ。
目次
SEO対策は意味がないと言われる6つの理由
まず、SEO対策は意味がないと言われる理由は以下の6つです。
- やり方次第ではアクセスすら全く集まらないから
- 集客はできてもコンバージョンに結びつかないから
- 短期的な成果が見込めないから
- 「何が書いてあるか」よりも「誰が言っているか」が重要視される傾向にあるから
- Googleのアルゴリズム次第で検索順位が大きく変わるから
- 検索エンジンに対する需要が減っているから
それぞれ詳しく見てみましょう。
やり方次第ではアクセスすら全く集まらないから
何も考えずに記事を投稿するだけでは、アクセスは集まりません。
とりあえずSEO対策として記事を投稿してみたものの全く集客できず「SEO対策は意味ない」という考えに至る方もいるでしょう。
SEO対策でアクセスを集めるには、以下の条件を満たした記事を投稿する必要があります。
- 検索ボリュームのあるキーワードを狙った記事
- クオリティの高い記事
検索ボリュームとは?:
そのキーワードが月に何回検索されているかを示す指標。
例えば「SEO対策 意味ない」の検索ボリュームは月間880です。
もし、あなたが「SEO対策 意味ない」と検索をしてこの記事に辿り着いたのであれば、月間880人のなかの1人ということです。
検索ボリュームが0のキーワードで記事を書いても、アクセスはほとんど集まりません。
また、検索ボリュームがあっても記事のクオリティが低ければ、上位表示できずにアクセスが集まりません。
例えば、芸能人の日記ブログのような記事を書いて失敗してしまう方もいます。
集客はできてもコンバージョンに結びつかないから
記事を上位表示できてアクセスを集められても、コンバージョン(申し込みや問い合わせ)を獲得できなければ「意味ない」という評価に繋がります。
SEO対策の目的が認知拡大であれば、アクセスだけでも問題ありません。しかし、大半の方は、目的をコンバージョン数の増加に置いています。
集客がコンバージョンに結びつかない場合に考えられる主な原因は、以下のとおりです。
- キーワード選定
- 内部リンク
- マイクロコピー
例えば、全く関係のないキーワードで記事を上位表示をしてアクセスを集められても、コンバージョンには繋がりません。
コンバージョンから遠いキーワードの場合、うまく内部リンクを設置してコンバージョンに近い記事へとユーザーを流してあげましょう。
また、CTA(申し込み)ボタンのクリックに至らず、ユーザーが離脱をしている場合は、マイクロコピーの改善が必要です。
マイクロコピーとは?:
CTAボタンの周りに小さく記載されるコピー。CTAボタンクリックへのハードルを下げる効果がある。
例えば、以下は弊社が提供するランディングページ制作サービスのLPです。
「ご相談・お見積もりは無料」や電話番号といったマイクロコピーが、お問い合わせへのハードルを下げています。
関連記事:コンバージョン改善につながるコンテンツマーケティングの手法4つ|原因や改善のポイントも
短期的な成果が見込めないから
SEO対策では、短期的な成果は見込めません。投稿した記事が検索エンジンに正しく評価されるまでには、最低でも3ヶ月かかると言われています。
また、数百本単位で記事を投稿する必要があるため、基本的にSEO対策は年単位での施策となります。
こういった前提知識がない状態でSEO対策に手を出してしまうと「全然効果が出ないし意味ないね」といった考えに至ってしまうでしょう。
もし、短期的に成果を挙げたいのであれば、SEO対策よりもリスティング広告を始めとするWeb広告がおすすめです。
リスティング広告であれば、費用を支払いさえすればその日からアクセスを集めたりコンバージョンを獲得できたりします。
しかし、SEO対策とは異なり、いつまでも広告費を支払い続けなければなりません。
SEO対策とリスティング広告、どちらの施策に取り組むべきか悩んでいる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:SEO対策とリスティング広告の違いとは?どちらを活用すべき?
「何が書いてあるか」よりも「誰が言っているか」が重要視される傾向にあるから
「やり方次第ではアクセスすら全く集まらないから」の項目では、クオリティの高い記事を書くことが大切だとお伝えしました。
しかし現在のSEOでは、クオリティの高い記事を書いただけで、検索結果で上位表示できるとは限りません。
記事の内容に加えて「誰が言っているのか」が重要視されています。
例えば、個人ブログにいくら良いことが書いてあっても、企業が投稿したそれほど質の高くない記事に順位で負けることがあります。
これだと、いわゆる弱小サイトの立場としては「SEO対策をいくら頑張っても意味がない」という考えに至ってしまいますよね。
こういった状況を改善するには「権威性」が大切です。
権威性は、記事に著者や監修者を明記したり、質の高い被リンクを集めたりすることで高められます。SEOにおける権威性の高め方については、以下の記事で解説しています。
関連記事:SEOにおける権威性とは?概要や高める方法9つをわかりやすく解説
Googleのアルゴリズム次第で検索順位が大きく変わるから
検索エンジンのアルゴリズムは、定期的にアップデートされます。
アップデートによって、検索5位だった記事が1位になることもあれば、1位だった記事が50位以下になってしまうこともあります。
以上から「せっかく労力を費やして書いた記事もアップデートで順位が落ちるから意味ない」という声が生まれるのです。
例えば、2017年12月の健康アップデートでは、数多くのWebサイトが影響を受けました。
健康アップデートとは?:
医療や健康に関するWebサイトを対象とした、Google検索アルゴリズムのアップデート。病院やクリニックの公式サイトの順位が大幅に上昇して、まとめサイトや信頼性の乏しいサイトの順位が大幅に下落した。
しかし、検索エンジンのアルゴリズムを、それほど難しく考える必要はありません。
ユーザーにとって有益な記事は、評価され続けます。アルゴリズムをハックして、不正に高い順位を獲得しようとしている記事は、順位を落とします。
つまり、ユーザーファーストで記事を作成していれば、アップデートで悪影響を受けることはありません。
検索エンジンに対する需要が減っているから
「SNS、YouTube、ChatGPTなどの台頭により検索エンジンの需要が減っている」「だからSEO対策は意味がない」といった声があります。
たしかに近年、検索エンジンを使わずにYouTubeで検索をしたり、Instagramでハッシュタグ検索をしたり、ChatGPTを使ったりする方も増えています。
しかし、検索エンジンの需要がなくなるのではなく、ユーザーの属性によってうまく棲み分けられるといったイメージです。
よって、必ずしもSEOで戦う必要はありません。例えば、若年層向けアプリのインストールを増やしたいのであれば、SEOよりもSNS広告の方が適しています。
SEO対策は、SNS運用やYouTube運用など、数あるコンテンツマーケティング施策のなかの1つです。
関連記事:コンテンツマーケティングとSEOの違いを基礎から解説!成功のポイントとは?
SEO対策がオワコンと言われる3つの理由
続いて、SEO対策がオワコンと言われる理由は以下の3つです。
- ユーザーが「検索してもプロモーションばかり」という印象を抱き始めているから
- ゼロクリックサーチが増加しているから
- 生成AIが台頭しているから
それぞれ詳しく見てみましょう。
ユーザーが「検索してもプロモーションばかり」という印象を抱き始めているから
ボランティア感覚でSEO記事を執筆する方はいません。皆、以下のような目的を持って、SEO対策に取り組んでいます。
- 自社商品を売りたい
- 商品を紹介してアフィリエイト報酬を得たい
つまり、大半のWebサイトには、何らかのバイアスがかかっています。
こういったバイアスに気づくユーザーが増えていることから「SEO対策はオワコン」と言われているのです。
たしかにセールス臭が強すぎる記事は、ユーザーから嫌われます。よって、競合商品と比較したり、デメリットについても正直に記載したりするようにしましょう。
一番大切なのは、ユーザーファーストの記事を書くことです。
ゼロクリックサーチが増加しているから
ユーザーは、できるだけ早く答えを知りたいと思っています。そして検索エンジン側も、ユーザーの要望に答えるべく、日々さまざまなアップデートを行っています。
例えば以下のような機能をご存知でしょうか。
- 強調スニペット
- ナレッジグラフ
強調スニペットでは、検索結果の答えとなる記事内容の抜粋が、検索結果画面に表示されます。
ナレッジグラフでは、以下のように企業などの詳細情報が分かりやすく表示されます。
このように、記事にアクセスすることなく悩みが解決する検索行動のことを「ゼロクリックリサーチ」と言います。
ゼロクリックリサーチだと、CTAボタンや内部リンクをクリックしてもらうことができません。
今後もゼロクリックリサーチは増えていくと予想されるため「SEO対策はオワコン」という声が出るのです。
「〇〇とは?」や「〇〇 値段」のような一問一答系の検索キーワードでは、今後もゼロクリックリサーチが増えていくでしょう。
しかし、簡単には解決できない悩みに関する検索キーワードでは、それほど気にする必要はありません。
生成AIが台頭しているから
記事前半にて、検索エンジンの代わりとなるツールとして、ChatGPTを紹介しました。
最近では、ChatGPTを始めとする生成AIが検索結果に組み込まれたり、iPhoneに標準搭載されることが決まったりしています。
以上から「SEO対策はオワコン」「これからは生成AIの時代」という声が出ています。
例えば以下は、生成AIを活用して検索結果を充実させる機能「SGE」をオンにした状態でのGoogle検索結果です。
試験運用中ではありますが、SGEも先ほど紹介したゼロクリックリサーチを促進する要因となりそうです。
しかし、上記画像を見ても分かるように、生成AIによる回答のもととなった記事のURLは掲載されるので「もう少し詳しく知りたい」「本当にこの情報あってるの?」と思ったユーザーのアクセスは確保できるでしょう。
また、生成AIによる回答はインターネット上にある膨大な記事コンテンツから作成されることからも、今後SEO対策自体がなくなるとは考えづらいです。
SEO対策によって得られる3つの効果
ここまで、SEO対策に対するネガティブな情報ばかりを紹介しました。続いては、SEO対策によって得られる以下3つの効果について紹介します。
- 半永久的な集客
- 顧客ロイヤリティの向上
- 公開した記事の資産化
それぞれ詳しく見てみましょう。
半永久的な集客
SEO対策による最大の効果は、半永久的な集客です。
一度記事を上位表示してしまえば、検索ボリュームが完全になくなったり、順位が下がったりしない限り、半永久的にアクセスやコンバージョンを獲得できます。
リスティング広告の場合、その都度広告費を支払わなければなりません。一方、SEO対策の場合、費用が必要となるのは最初の記事制作時のみです。
もちろん競合に負けないよう、内容をさらに充実させたり、最新の情報に書き換えたりといったリライトの手間や費用は必要です。
しかし、万が一検索1位の記事が3位に落ちたとしても、一定のアクセスやコンバージョンは獲得できます。
一度質の高い記事を作ってしまえば、その記事から半永久的な集客が期待できます。
顧客ロイヤリティの向上
顧客ロイヤリティとは?:
顧客が商品やサービスに対して抱いている愛着や信頼のこと。
購入へのハードルが高い商品であればあるほど、高い顧客ロイヤリティが求められます。例えば、数十秒の広告を見ただけで、百万円以上する歯列矯正の申し込みはできませんよね。
SEO対策の為されたWebサイトでは、記事を内部リンクでうまく繋げたりして、ユーザーに必要な情報を1から10まで提供し、顧客ロイヤリティを向上させることができます。
よって、購入へのハードルが高い商品やサービスを扱っている企業は、特にSEO対策との相性が良いです。
「このサイト凄く詳しいな」「たしかに書いてあることは正しいな」のように記事を読み進めていくうちに、顧客ロイヤリティが高まっていきます。
公開した記事の資産化
SEO記事は、自社の知見やノウハウをアウトプットする場でもあります。ユーザーに気持ちよく読んでもらうために、文言一つひとつにこだわらなければなりません。
SEO対策のために作成した記事は、今後取り組む他の施策にも流用できます。
例えば、記事から一部抜粋して、SNS用の投稿を作成しても良いでしょう。記事を一部編集して、YouTube動画の台本にしても良いでしょう。
しっかりと記事を作成すれば、それはSEO対策のみならず、他の場面でも役立ちます。
情報を体系的にまとめることができ、動画よりも敷居の低いSEO対策は、コンテンツマーケティング施策の入口としておすすめです。
関連記事:コンテンツマーケティングのメリット&デメリット13選!気になる成功事例も紹介
「SEO対策は意味がない」は間違いで正しくは「難しい」
ここまでの内容を踏まえると「SEO対策は意味がない」は間違いです。
SEO対策に成功すれば莫大な効果を得られるのですが、その難易度は10〜15年前と比較して、考えられないほど上がっています。
難易度が高すぎるが故に「意味ない」という声が上がっているのです。
10〜15年前は参入企業が少なく、Googleのアルゴリズムも今ほど複雑ではなかったので、とりあえず記事を投稿するだけで簡単に上位表示ができました。
しかし今は、さまざまな企業が検索上位を狙って熾烈な争いを繰り広げています。Googleのアルゴリズムも日々アップデートされています。
よって、質の高い記事を投稿することはもちろん、権威性を高めたり数百記事単位で網羅的に情報をまとめたりといった施策が必要です。
ただしこんなSEO対策は意味がない
「SEO対策は意味がない」は間違いです。しかしなかには、以下のように本当に意味のないSEO対策も存在します。
- 自演リンク
- キーワードの詰め込み
- 低品質な記事の量産
- 長文SEO
- 公開した記事を放置
上記のような施策を実践してしまうことがないように、ぜひチェックしてみてください。
自演リンク
他サイトから自社サイトに対して貼られたリンクのことを、被リンクと言います。
被リンクは「自社サイトが参考になること」の証明であるため、SEO対策において最も重要な要素と言っても過言ではありません。
被リンクをもらえるように、引用したくなるような図表を作成したり、他サイトには載っていない一次情報を掲載したり、各社さまざまな工夫を行っています。
しかし、被リンクはそう簡単に貰えるものではありません。よって、自作自演で被リンクを作成してしまう方がいるのも事実です。
例えば、ライブドアブログやアメーバブログなどで無料ブログを大量に開設して、そこからメインサイトに対して被リンクを与える方もいます。
しかし、こういった施策はすでにGoogle側にも把握されており、全てSEO的にプラスにならないような対策が為されているので、意味がありません。
リンクに関する施策としては、地道に被リンクを集めるか、内部リンクを強化するしかありません。内部リンクについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【弊社実例あり】内部リンクがSEOに与える影響・効果とは?
キーワードの詰め込み
例えば「SEO対策 意味ない」というキーワードを狙って記事を書く場合、自然と「SEO対策 意味ない」の言葉が記事中に何度も登場することとなります。
このことを逆手に取り、ツールを使用して記事内における特定のキーワードの比率が何%かを計測して、足りなければ無理をしてでもキーワードを詰め込もうとする方がいます。
たしかに数年前までは、狙ったキーワードが記事中に登場する回数が多ければ多いほど記事が上位表示される傾向にありました。
しかし、今はそんなことはありません。もちろん、キーワードが一切登場しなければ上位表示もされないでしょう。
ただし、極端にキーワードを増やしたからといって、それがプラスに働くことはありません。むしろ、読みづらい記事となることでユーザーが離脱をしやすくなり、SEO対策にネガティブな影響を与えます。
低品質な記事の量産
たしかに、検索エンジンから高い評価を受けるには、投稿されている記事の本数が多いに越したことはありません。
どんなに質の高い記事でも、そしてどんなに権威性があっても、サイトに数本しか記事がなければ上位表示はされないでしょう。
「とにかく記事の本数を増やさなきゃ」と、質を後回しにして大量の記事を投稿する方がいます。なかには生成AIを使って大量の記事を作成する方もいるでしょう。
しかし、低品質な記事をいくら量産したところで、SEO対策がうまくいくことはありません。
むしろ、検索エンジンに「低品質な記事ばかり」と判断されると、インデックスすらされなくなります(検索結果に表示すらされなくなる)。
ベストは質の高い記事の量産です。それが難しい場合は、地道にコツコツと質の高い記事を投稿し続けましょう。
長文SEO
長文SEOとは?:
記事の文字数を増やすことで検索エンジンから良い評価を受けようとする施策。
Googleのアルゴリズムが今ほど複雑でなかった頃は「長い記事=凝った良いコンテンツ」と判断されていました。
よって、時には必要のない情報まで詰め込んだりして、数万文字に及ぶ記事を投稿するWebサイトも多くありました。
ですが、現在のSEO対策に、長文による優位性はありません。にもかかわらず長文SEOにこだわってしまうと、貴重な労力を無駄にしてしまいます。
しかし、長文SEOは意味がないとはいえ、数百文字の記事では流石に良い検索順位は取れません。
サジェストや関連キーワードを調査して、読者の悩みを解決できる網羅的な記事を作成しようとすると、数千〜一万程度の文字数は必要となるでしょう。
公開した記事を放置
いくら良い記事でも、公開後そのまま放置をしていると、順位は少しずつ下がっていきます。
理由は前述のとおり、競合記事が出てきたり、情報が最新のものではなくなったりするからです。
よって、一度公開した記事は定期的にリライトしましょう。具体的なリライトの方法は以下のとおりです。
- 古くなった情報を最新のものに修正する
- 内部リンクを追加する
- 見出しの順番を変えたり追加したりする
例えば2024年に「【2022年最新版】おすすめの〇〇5選」という記事タイトルを見たらどう思うでしょうか。「情報が古そうだし他の記事にしよう」と思いますよね。
記事内で扱っているデータ(収入や単身世帯比率など)を最新のものに更新してあげることで、読者の満足度向上に繋がります。
また、読者が記事後半の情報を求めて流入していると判断した場合には、その情報を記事冒頭に持ってくると良いでしょう。
このように、記事公開後も「より良い記事にする方法はないか?」と考え続けることが重要です。
SEO対策にかかる費用は?
SEO対策にかかる費用を、以下3つに分けて紹介します。
- 全て自社で行う場合
- 一部専門業者やフリーランスに依頼する場合
- 全て専門業者に依頼する場合
それぞれ詳しく見てみましょう。
全て自社で行う場合
SEO対策を全て自社で行う場合、費用はほとんどかかりません。必要なのは各SEOツールの使用料やサーバー代など、月に数万円程度でしょう。
次の項目「SEO対策を自分でできるのはこんなとき」の条件を満たしているのであれば、自社でSEO対策を行うに越したことはありません。
しかし、SEOに関する専門知識を持った人材がいて、それなりの人数をSEO対策に割ける企業は稀です。
よって大半の場合、費用を支払ってSEO対策を外部に依頼することとなるでしょう。
中途半端な知識でSEO対策に取り組むと、まさに本記事で解説した「SEOは意味がない、オワコン」の条件に当てはまってしまいます。
一部専門業者やフリーランスに依頼する場合
SEO対策は、主なものだけでも以下の6つに分類されます。
- サイト設計
- キーワード選定
- 構成案の作成
- 記事執筆
- 投稿
- リライト
上記のうち一部を自社で行い、他を専門業者やフリーランスに依頼することも可能です。
例えば、最も時間のかかる記事の執筆だけ外注をして、残りは自社で行うこともできます。その場合の費用相場は、記事1本あたり5万円前後です。
場合によっては、構成案の作成や投稿までまとめて依頼することも可能です。
フリーランスに依頼をすれば、専門業者よりもいくらか費用を抑えられます。しかし、フリーランスは能力差が激しいため、専門知識がない状態での依頼はおすすめしません。
低品質な記事ばかりを納品され「全然SEO対策が上手くいかないんですけど何とかなりませんか」と専門業者に再依頼しなければならないケースもよくあります。
関連記事:コンテンツマーケティングで成果を出せるライターの特徴とは?選び方や注意点も解説!
全て専門業者に依頼する場合
サイト設計からリライトまで、SEO対策を包括的に依頼する場合にかかる費用は、月額40万円前後です。
内訳は「記事1本いくら」のように細かく決まっています。よって「包括的な依頼」と言っても、予算に応じて無理のない範囲での依頼が可能です。
前述のとおり、SEO対策の難易度は年々上がっています。よって専門業者に丸々依頼するのがおすすめです。
SEO対策を依頼する際におすすめの専門業者については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:オウンドメディアの運営代行に強い会社24選!選び方や費用相場も
SEO対策を自分でできるのはこんなとき
外部に依頼をせず、自社でSEO対策を全て行いたいのであれば、以下3つの条件を満たしている必要があります。
- 対策キーワードの難易度が低いとき
- 十分な時間と労力を確保できるとき
- 十分な専門知識を持ち合わせているとき
それぞれ詳しく見てみましょう。
対策キーワードの難易度が低いとき
「SEO対策は年々難化している」とお伝えしました。しかし競合が全くいないニッチなジャンルであれば、比較的簡単に上位表示ができます。
ニッチなジャンルかどうかを調べる方法は以下のとおりです。
- アメーバブログやはてなブログなどの無料ブログ、Yahoo!知恵袋、が上位表示されている
- 上位表示されている記事のタイトルがキーワードと一致していない
上記いずれかに当てはまっている場合、競合が弱いので自分でもSEO対策ができる余地があります。
もちろん、専門業者に依頼をするに越したことはありません。上位表示ができたとしても、記事の質によって、読了率やコンバージョン率は変わってきますからね。
十分な時間と労力を確保できるとき
SEO対策、特に記事の執筆には、膨大な時間と労力が必要です。
「月に1記事」のようなスローペースでは、いつまで経ってもサイトが完成しません。よって、少なくとも月に5記事、できれば月に10記事以上は投稿したいところです。
SEO対策に十分な時間と労力を注げる従業員が2名以上いる場合は、SEO対策をなんとか自分でできるかもしれません。
投稿すべき記事の数は、サイト設計やキーワード選定の際に分かります。SEO対策に必要な記事数について気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:SEO対策に必要な記事数はどれくらい?メリットや効果的な増やし方を解説
十分な専門知識を持ち合わせているとき
記事前半にて、専門知識がない状態でのSEO対策は失敗するとお伝えしました。
10年以上前ならまだしも、今の時代、余程競合が弱いジャンルでなければ、専門知識なしでの上位表示は不可能です。
もし、自社に専門知識を持った人材がいる場合、SEO対策は自分でもできます。
専門知識を持った人材が一人しかいないのであれば、労力が必要となる記事の執筆部分だけ、外注しても良いかもしれません。
SEO対策は専門業者への依頼がおすすめ
以下3つの理由から、SEO対策は自社で行わず、専門業者に依頼をするのがおすすめです。
- 自社リソースを割かずに済む
- 「知識不足による失敗」を避けられる
- 将来的な内製化のサポートも可能
それぞれ詳しく見てみましょう。
自社リソースを割かずに済む
本気でSEO対策に取り組むのであれば、年単位で、膨大な人的リソースを割かなければなりません。
SEO対策に時間を取られるあまり、他の業務が疎かになってしまっては本末転倒です。当然ですが、必要な業務は「SEO対策だけ」ではありませんからね。
また、SEO対策のためだけに従業員を採用するくらいであれば、専門業者に依頼をした方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
専門業者にSEO対策を依頼をすれば、必要なのは定期的なミーティングだけです。本来の業務にコミットできます。
「知識不足による失敗」を避けられる
絶対に避けたいのは「見様見真似でSEO対策に取り組んで失敗すること」です。いくら時間と労力を費やしても、上位表示される保証はありません。
それどころか、検索エンジンに「このサイトは低品質なコンテンツが多い」と判断され、その後いくらクオリティの高い記事を投稿したとしても、なかなか上位表示されにくくなったりします。
また、カニバリが起こって、それを修正するのに、余計に専門業者への依頼にかかる費用が増したりします。
SEOの専門業者としてさまざまなサイトに目を通していると、上記のような機会も珍しくありません。
SEO対策において「失敗してから専門業者に依頼すればいいや」はおすすめしません。
将来的な内製化のサポートも可能
「専門業者に依頼をするのも良いけど、いずれは内製化をしたい」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
内製化をしようにも、SEOの専門知識をゼロから身につけられるカリキュラムを作成するのは大変です。
そんな方におすすめなのが、内製化のためのサポートを提供する専門業者です。
しかし、執筆すべき記事の本数には限りがあります。よって、必ずしも内製化をする必要はありません。
商品やサービスから遠すぎるキーワードで記事を書いても意味がありませんからね。ひと通り記事を書き終えたら、専門業者への依頼にかかる費用も大きく下がります。
関連記事:オウンドメディアの運営代行に強い会社24選!選び方や費用相場も
SEO対策はクロスバズにおまかせ
SEO対策の専門業者への依頼は、弊社クロスバズの「BUZZライティング」にお任せください。
経験豊富なディレクターと独自の採用試験の壁を乗り越えた優秀なライターで、サイト設計から記事の公開まで対応いたします。
BUZZライティングでは、無謀なSEO対策は行いません。徹底した戦略設計から勝てるキーワードを選定し、上位表示やコンバージョンなどの成果にコミットします。
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まとめ
SEO対策が意味ない、オワコンと言われる理由9選や成功した際に得られる効果などについて解説しました。
SEO対策が「意味ない」結果に終わるかどうかは、十分なリソースを正しい方法で投下できるか否かで決まります。
うまくいけば莫大な集客効果が得られるSEOですが、行き当たりばったりでのSEO対策は意味がありません。
数ヶ月後に「全く意味なかったね」「失敗だったね」で終わらないためにも、専門業者への依頼をおすすめします。
ぜひ、弊社クロスバズが提供する「BUZZライティング」についてもチェックしてみてください。
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