
スマートフォンの普及とSNSの浸透により、ユーザーの情報収集スタイルが大きく変化しています。
従来の縦長スクロール型ランディングページ(LP)では、スマホユーザーが途中で離脱してしまうことも少なくありません。そこで注目されているのが「スワイプ型LP」です。
本記事では、スワイプ型LPの特徴やメリット、制作時の注意点、そして通常のLPとの違いについて詳しく解説します。
LP制作に「売れる戦略」はありますか?
多くのLP制作会社は「納品すること」を目的にしがち。 しかし、本来のLPの目的は、サービスや商品を「売ること」です。
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目次
今話題!スワイプ型LPってなに?
スワイプ型LPとは、一般的な縦に長いスクロール型のページとは異なり、横方向や縦方向に1枚ずつスライドしながら読み進めるLPのことです。
スマホでの閲覧に特化しており、まるでInstagramのストーリーズやTikTokの画面を操作するような感覚で、スワイプしながら情報を見ていくUIです。
化粧品のLPを例に見ると、1枚目に商品画像とキャッチコピー、2枚目に機能紹介、3枚目にお悩み、4枚目に使用者の感想といったように、ひとつひとつの情報を順を追って見せることで、ユーザーに飽きさせずに伝えたいことを届けられます。
このようなスワイプ型LPは、特にSNS広告との相性が良く、若年層やスマホユーザーをターゲットとした商材に適しています。
スワイプ型LPにするメリット
スワイプ型LPは、ただ見た目が新しいというだけでなく、マーケティング的にも多くの利点をもたらします。
ここでは、スワイプ型にすることで得られる主なメリットを3つご紹介します。
- ステップごとに画面が止まり読み飛ばされない
- エンゲージメント率が高くなる
- コンテンツ単位で評価できるため、LPO(LP改善)をしやすい
ステップごとに画面が止まり読み飛ばされない
一般的な縦長LPでは、ユーザーが一気に下までスクロールしてしまい、重要な情報を見逃してしまうことも少なくありません。
しかし、スワイプ型LPでは、各ステップで画面が一時停止するため、流し読みを防げるメリットがあります。
これにより商品理解度が上がり、関心が高まることが期待できます。結果として、クリック率やコンバージョン率の向上につながるでしょう。
エンゲージメント率が高くなる
スワイプ型LPはユーザーが画面を自分で操作して進む形式です。
能動的に読み進めるため、平均滞在時間が伸びたり、クリック率が高まったりと、エンゲージメントが向上しやすい傾向にあります。
実際にECサイトのLPでは、縦長LPからスワイプ型LPに変えただけで、CTRが5.2%から14.5%と277%も伸びた事例があります。
コンテンツ単位で評価できるため、LPO(LP改善)をしやすい
スワイプ型LPでは、1スライド=1コンテンツと明確に分けられているため、どのスライドで離脱されているか、どのスライドがよく見られているかを、データとして把握しやすいという特徴があります。
これにより、LPO(ランディングページ最適化)を行う際にも、「3スライド目の訴求が弱いから修正しよう」「CTAの前に口コミを挟んでみよう」といった具体的な改善策が立てやすくなります。
(※ツールによっては、スライドごとの数値分析ができない可能性があります)
スワイプ型LPを制作するときの注意点
スワイプ型LPは非常に効果的なUIである一方、制作時に押さえておきたい注意点も存在します。
ここでは、実際に制作するうえで気をつけたいポイントを3つに分けてご紹介します。
- ページ数を多くしすぎない
- 詳しい説明が必要な場合は工夫が必要
- CTAの位置をよく検討する
ページ数を多くしすぎない
スワイプ型LPでは、情報をスライドごとに分割して提供するため、ページ数が多くなりがちです。
しかし、ユーザー自身の操作が必要な特性上、何十枚もスライドがあると「見るのが面倒」と感じさせてしまうことも。ユーザーが途中で離脱してしまう可能性が高まります。
制作時は、情報を厳選し、必要最小限のスライド数で構成するようにしましょう。
詳しい説明が必要な場合は工夫が必要
スワイプ型LPは、1画面に多くの情報を詰め込むのには向いていません。
そのため、技術的な説明や、制度の説明が必要な商材の場合には、スライドごとに簡潔にまとめる工夫や、詳細ページへのリンクを設けるなどの工夫が求められます。
「続きはこちら」「詳しく見る」などの誘導を入れることで、メイン導線はコンパクトに、でも必要な情報はしっかり届けられる構成を心がけましょう。
CTAの位置をよく検討する
スワイプ型LPでは「どこにCTAを置くか」が非常に重要になります。最後に1回だけ設置するのか、途中でも複数設置するのかでコンバージョン率は大きく変わってきます。
ユーザーの購買心理に合わせて、「ここなら興味を持ってくれそう」というタイミングでCTAを差し込む設計が必要です。
デザインや文言も、ユーザーの興味を引くよう工夫しましょう。
スワイプ型LPと通常のLP、どっちがいい?判断ポイント
スワイプ型LPには多くのメリットがありますが、すべてのケースにおいて最適とは限りません。従来の縦長LPのほうが成果につながることもあります。
しかし、「自社LPにはスワイプ型とスクロール型のどっちが向いているのだろう?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
ここでは、自社に最適なLP形式を見極める3つのポイントをご紹介します。
- 流入経路
- 商品・サービス
- デバイス
流入経路
スワイプ型LPは、InstagramやTikTokなど、スワイプ操作に慣れたユーザーが多いプラットフォームからの流入に最適だとされています。
LPに移動してからも、それまでの操作感を損なわずに直感的に操作できるため、離脱されにくくなります。
一方、SEOやリスティング広告、メルマガなどからの流入であれば、情報量が多くてもじっくり読んでもらえる可能性が高く、縦長LPのほうが適しているケースが多いでしょう。
商材・サービス
取り扱う商材やサービスの特性によっても、どちらのLPが適しているかは異なります。
スワイプ型LPは、ファッション、コスメ、飲料、美容など、感覚的に理解しやすく、ビジュアルで訴求できる商材・サービスとの相性がよいとされています。世界観や雰囲気を重視したい場合にも向いています。
逆に、BtoBサービスや高額商材、契約が絡むような複雑な商品など、しっかりと理解・納得してもらう必要があるものは、テキストで丁寧に説明できる縦長LPの方が効果的なこともあります。
デバイス
スワイプ型LPは基本的にスマホユーザー向けに設計されたものです。
PCユーザーが主なターゲットの場合、スワイプ型LPは操作性に違和感を持たれたり、情報が見づらくなったりする可能性があります。
Googleアナリティクスなどを活用して、自社LPの閲覧ユーザーのデバイス比率を把握しておきましょう。
スワイプ型LPはストーリー設計が重要!
スワイプ型LPを成功させるカギは「ストーリー設計」にあります。
スワイプ型LPでは、各スライドに1つの情報しか載せられないため、それぞれの順番や流れが非常に重要です。
例えば、まずは目を引くビジュアルやキャッチコピーで興味を引き、その後に商品のベネフィット、使用シーン、口コミ、購入メリット、そしてCTA(購入ボタン)へとつなげていく…といったように、ユーザーの心情の変化と同じ流れ・スピードを意識する必要があります。
そうすることで、ユーザーは飽きることなく次のスライドへと進み、最終的なアクションへとつながるのです。
さらに、スライドごとに続きを見たいと思わせる要素を用意するのもポイントです。例えば、料金表を2つのスライドに分け、1枚目は定価、2枚目はキャンペーン価格にすることで、離脱を防ぐことができます。
LP制作に悩んだら、クロスバズにご相談ください
スワイプ型LPを含む最新トレンドのLP制作では、デザイン性だけでなく、マーケティング視点やユーザー体験を重視した設計が不可欠です。
「スワイプ型LPを作ってみたいけど、どう設計すればいいのか分からない」「今のLPの成果が出ていないので改善したい」とお悩みの方は、ぜひクロスバズにご相談ください。
クロスバズでは、Webマーケティングの豊富な知見を活かし、戦略設計からデザイン・制作、分析・改善までワンストップで対応いたします。
SNS広告との連動やLPOのサポートも行っており、効果的なLP運用を総合的に支援します。
「そもそもスワイプ型がいいのか、通常LPの方がよいのか判断が難しい…」という段階でも、もちろん構いません。貴社のターゲットや流入チャネル、商材特性に応じて最適な構成をご提案します。
すでにLPをお持ちの方には、スワイプ型への改善案やA/Bテスト設計のアドバイスも可能です。
まずはお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。プロの視点で、成果に繋がるLPをご一緒に作り上げていきましょう。
まとめ
スワイプ型LPは、スマホユーザー向けに設計された新しい形式のLPです。特にSNS広告との相性が良く、視覚的に訴求しやすい商材においては大きな成果を生む可能性を秘めています。
ただし、すべての商材やユーザー層に適しているわけではなく、流入経路や閲覧デバイスに応じて使い分けることが重要です。
導入時はストーリー設計やCTA配置、情報量のバランスなどに注意しながら、ユーザー目線での構成を心がけましょう。
もし「自社にスワイプ型LPは向いているのか?」「今のLPをどう改善すればいいのか?」といったお悩みがある方は、ぜひ一度、私たちクロスバズにご相談ください。

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