ジェーピーエス製薬株式会社様は1960年の創業以来、漢方薬を主軸に製品開発を重ね、漢方生薬製剤の製造・販売をしている会社です。
今回は当社にご依頼しただいたLP制作サービスについて、クロスバズを選んだ決め手やサービス依頼後の感想などを、担当者の福本様にお聞きしました。
■クロスバズで制作をした商品ページ
HP:https://www.jps-pharm.com/
商品ページ:https://www.jps-pharm.com/lp/makyokansekito/
目次
ジェーピーエス製薬株式会社様のサービス内容をお教えください。
自社工場での国内一貫製造で、こだわり抜いた品質の漢方・生薬製剤を消費者に!
ジェーピーエス製薬株式会社 福本様(以下、福本様):弊社は「自然の恵みを大切に活かし、人々の健康と社会に貢献する」という経営理念のもと、漢方生薬製剤の製造・販売を主な事業としています。良い漢方薬を消費者に届けたいという思いで、生薬の仕入れから商品の出荷まですべてを国内の自社工場で行う「国内一貫製造」にこだわり、厳しい品質管理をしています。
生薬エキスに使われるのは、厳選され、可能な限り原形に近い形で仕入れた原料です。エキスを抽出する際は、自動制御の抽出釜で抽出し、短時間に低温濃縮します。生薬の成分には、高温で長時間濃縮すると壊れてしまうものが多いからです。
また、エキスを絞る際は、余分な成分が入り、品質が一定にならなくなってしまうのを防ぐために、無理に絞り取るようなことはしません。一番いい状態のエキスのみを使用しています。
さらに、エキスを抽出する水にもこだわっています。
抽出に使う水に関しては、自社工場内に水処理システムを備えて精製しています。
水質は1年を通じて変動しますので、常に一定品質のキレイな水を抽出に使用するためです。工場内の医薬品製造用水は、すべてコンピューターで制御され24時間水質をモニタリングし、監視しています。
実は、抽出に使う水だけでなく、工場から出る排水に関しても、きちんときれいにしてから捨てているんです。エキスや製剤を製造した機械を洗浄すると、有機物が多い排水がでます。こうした排水を化学薬品ではなく、微生物の力を借りて時間をかけて浄化しています。
その他にも、エキスを抽出した後の生薬の残りかすも無駄のないようにしています。1日に2tトラック2〜4台分出る生薬の残りかすは、そのまま捨てると産業廃棄物で環境に負荷をかけてしまいますが、弊社では現在100%再利用されています。
発酵などの処理を行い、近隣の農家で有機肥料として役立てていただいています。良い肥料になると好評なんです。
このように、弊社では品質だけでなく環境のことも大切に考え、日々製品を作っています。
こだわって作った漢方・生薬製剤を、医師の処方で出される医療用薬品、ドラッグストアなどの小売店での販売を通じて消費者の皆様にお届けするとともに、OEMでの製造も行っています。
どのような目的でLPを活用していますか?
説得力があるわかりやすいLPで、製品の良さを伝え、安心して手に取ってもらいたい
福本様:目的のひとつは、SNSでの広告からの流入先としてLPを使用することです。
今まで弊社では宣伝活動にあまり力を入れていませんでしたが、今後は広告の運用にも力を入れていくことになりました。そこで、自社内で運用できるWEB関係の広告から始めることになり、新しいLPが必要になりました。
また、弊社の商品はドラッグストアなどでも販売していますので、店頭で見た製品がどのようなものなのかを検索していただく際の案内も目的にしています。
弊社にはオンラインショップがあり、一部製品についてはそちらのオンラインショップで購入していただくこともできます。しかし、今回制作をお願いした製品のLPはあくまで情報を見ていただくことを目的にしていますので、購入につながるボタンなどはつけていません。
取り扱っていただいている小売店さんをまず第一に考え、店舗で購入する際に安心して製品を手に取っていただけるように、LPを見れば製品の正確な知識が得られるような説得力のあるページを心掛けています。
また、消費者の方が薬を選ぶ時は、まず西洋薬を考える方も多いと思うんです。ですからLPは「漢方漢方していない」というか(笑)、漢方や生薬の専門的な情報ばかりに重点を置くのではなく、今まで使ったことのない方にも漢方薬の良さや情報をきちんと伝えながら、使ってみたいと思っていただけるような、わかりやすいものがいいとイメージして作りました。
今回お願いしたのは「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」という、つらい咳や気管支炎などのための漢方製剤のLPなんですが、できたLPはイメージ以上で、自分が考えていたものよりもすごく良いものを作っていただいたと思っています。
クロスバズ社に依頼したきっかけについて教えてください。
行動経済学の視点での設計と、親身になってくれる担当者が大きな決め手
福本様:最初にクロスバズさんを知ったのは、LP制作会社の検討中に、インターネットで検索している時でした。
「麻杏甘石湯」のLP作成の前にも、喉関連の製品のLPを作ったのですが、他の視点からの制作を検討するのもいいのではないかとなったんですね。そこで、今回は違う会社に依頼してみようということで、インターネットで検索したり、展示会に足を運んだりして数社から話を伺っていた時、クロスバズさんのホームページを見つけました。ホームページに紹介されていたデザインがとても素敵で、まずそこに惹かれました。
それから、興味を惹かれたのが「人間の不合理さを考慮し、心理学によって人間の経済活動を予測します」という行動経済学を取り入れた視点で、LPの設計をしてくれるということでした。他の会社から聞いたのは数値の分析などだけでしたので、心理学の観点から設計してもらえるというのはかなり印象的で、新しい切り口からLPを作ってみるのもおもしろいのではないかと考え、ぜひお話ししたいと思いました。
その後、クロスバズさんからお話を伺ったのですが、担当してくださった山崎さんがとても親身になって話を聞いてくださったんです。今、私はまだ社会人2年目で、わからないことも多い中でのLP制作でしたが、この方だったら一緒に考えながら作業を進めてくださり、良いものを作ってくれるという信頼感を持ちました。
さらに、料金も決め手になりました。
LPの作成には予算があるので、やはり料金は大事な部分です。予算に合い、なおかつ良いデザインをしていただけるということを前提に制作会社を探していましたので、お話をした段階でクロスバズさんは、ここまでやっていただけるのかと感じました。「このクオリティでこの料金はすごいな」というのが率直な感想です。
弊社は製薬会社なので、薬事的な確認事項や修正などが多くなる可能性があります。話を伺った会社の中には修正の上限があったり、料金的な制約が厳しかったりするところも多かったんです。そうなると確認しきれない部分が出たり、修正ができなかったりすることに繋がってしまい、薬事的に正確なものや、弊社が希望するものにならない可能性もあります。その点クロスバズさんとは納得がいくお仕事ができそうだったので、ここも大きな決め手でした。
クロスバズ社のサービスを利用した感想を教えてください。
専門的な製品知識にも対応し、作業しやすい環境をつくってくれた
福本様:担当してくださった山崎さんは、私がわからないことに1つずつ寄り添ってくれたので、スムーズに作業ができました。私の中でこういう感じに作りたいというイメージがあっても、どうすればいいかわからないことが多かったんです。メッセージアプリでのやり取りが多かったのですが、相談すると親身になって一緒に考えてくれたので、お互い意見を交換しながら作り上げているという手応えがあり、作業しやすい環境づくりをしていただけたと思っています。
細かい連絡にも素早く対応していただき、いろいろな提案もしていただいたので、上司への報告や相談もスムーズにできて、仕事を任せてもらえ、自分で判断し自由にできたと感じています。
また、薬品会社のLPは専門的な知識が必要なことも多いと思うんですね。漢方や生薬の知識の他に薬機法に関わることなども必要なんです。山崎さんは薬事関係に特に詳しいというわけではないと伺っていたにもかかわらず、提案していただいたものは、どれもきちんと調べて作ってくださっているという印象が強かったですね。知識がないまま作ると修正がものすごく多くなってしまうこともあると思うのですが、それは全くありませんでした。
それでも、確認や修正が発生してしまったのですが、修正に条件も設けずに「直したいところがあったら言ってください」といってくださったのは本当に助かりました。
スピード感のあるやり取りをしていただいたので、目標の納期にも間に合いました。余裕を持って3ヵ月の納期を設けていましたが、弊社内での確認作業などに時間がかかってしまいご迷惑をおかけしたと思いますが、それにもかかわらず、適切な対応で間に合わせていただいたので大変ありがたかったです。
作成中のLPの薬事関連のチェックをする部署からは「すごく良いLPを作ってもらったね」と言われまして、3ヵ月間の仕事の成果を感じました。
LP制作は初めてで不安なことも多くありましたが、親身になってこちらの思いを受け止めてくれて、うまく進めることができたので大変感謝しています。
初めてLPを作る方で、いろいろな不安を持っている方にもクロスバズさんのLP制作はおすすめです。
今後、クロスバズ社のサービスを利用して行いたいことを教えてください。
LPから広告まで、売上を上げる仕組みを一緒に作りたい
福本様:今後も引き続き、広告に力を入れていきたいと思っています。
オンラインの広告と駅・電車の中の広告、看板、テレビCMなどオフラインの広告も並行して総合的に使っていき、その中で反応の良いものに注力していきたいですね。
弊社は今まで広告を戦略として使っていなかったのですが、これからはマーケティング戦略の一環として力を入れていこうと考えています。
弊社を広く知っていただくために、新たなマーケティング戦略が必要ですが、広告の打ち出し方やWEBの使い方などの観点から見ると、WEB広告から始めたのは良かったと思っています。まずは社内で運用できますし、効果が上がれば実際やったことの結果が数字として見えますので、社内のニーズにも合っています。
今回作ったLPは、SNS広告で運用してまだ2週間ほどしか経っていないんですね。ですから、今後の様子を見ながら次の運用をどうするかという段階です。
LPから直接製品を購入できるわけではないので、WEB広告やLPでどれだけの売上が上がったかという具体的な数字などは出ていないのですが、LPにどれだけの人が反応したかや、離脱率などもわかりますから、リードの獲得には繋がっているのではないかと思っています。
今後これらの結果を利用して、良いプロモーション活動に繋げられたらと考えています。製品の売上は上がってきている傾向にあるので、今後の動き次第で、またクロスバズさんのお力を貸していただくことも大いにあると思います。
また、弊社としては新ジャンルの商品開発などにもチャレンジしていきたいと思います。新しい製品を作り、マーケティング戦略を活用した広告を展開し、売上を上げるという循環にできると良いと考えています。
次にLPを作る時はもちろん、クロスバズさんの得意とする広告方法に合致する弊社の製品が出た際には、LPから広告までお願いして、売上を上げていくという仕組みを一緒に作っていけるのが理想ですね。