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Googleショッピング広告の導入からコツまでご紹介します-②Google Merchant Cente設定編

beco
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2022.02.28 12:26
Googleショッピング広告の導入からコツまでご紹介します-②Google Merchant Cente設定編

こんにちは。クロスバズのbecoです。

前回、「Googleショッピング広告の導入からコツまでご紹介します-①概要編」では、ショッピング広告のおすすめポイントや特徴について解説しました。

第2回目は、設定編として「設定の手順の流れの紹介」と「ショッピング広告を運用に必要な、Google Merchant Centerの開設方法」をご説明したいと思います。

が、その前に。

お使いのショッピングカートによっては、商品データの自動連携機能など、簡単にショッピング広告の設定できる機能が備わっている事が多くなっています。

手順通りに進めなくても簡単に設定できてしまうことがありますので、まずは初めに、Google広告と連携機能があるショッピングカートをご紹介します。

(カートのシステムは使えないよという方は、飛ばしてショッピング広告の設定の流れを読み進めてください!)

Google広告と連携機能のある、主なショッピングカートシステム(ASP)

お使いのカートシステムが、ASP(レンタルのショッピングカート)などの場合、登録した商品データをそのまま自動でGoogle広告に連携できる機能や、ショッピング広告の設定が簡単にできるアプリなど、Googleショッピング広告の設定補助機能が備わっているものがあります。

ASPのカートシステムと使用方法

Googleショッピング広告と連携機能がある主なショッピングカートシステムをご紹介します。

設定方法はカートシステムやアプリによって異なりますので、それぞれの手順に従って設定を進めて下さい。

カートによって、Merchant Centerの設定やGoogle広告の設定などが別途必要になる場合もありますので、その際は、本記事の手順を参考にして下さい。

●Shopify https://www.shopify.jp/free-trial

Shopofyの提供する「Googleチャネル」というアプリを利用し、Google Merchant Centerの自動連携が可能です。
参考リンク:Googleチャネルの設定

●futureshop:https://www.future-shop.jp/

ftureshopに「Google広告™連携」を申し出ることで、Googleショッピング広告に連携が可能です。
また、EC BoosterというGoogle広告への出稿サービスも使用可能です。
参考リンク:Google ショッピング機能EC Boosterサービスサイト

●カラーミーショップ:https://shop-pro.jp/

「GoogleショッピングPRO」という有料連携のサービスがあります。また、「DFO for Googleショッピング」というカラーミーショップのアプリを使うと、商品情報をGoogle ショッピング用のデータフィードに変換・最適化することが可能です。(EC Boosterも使用可能です。)
参考リンク:GoogleショッピングPRODFO for Googleショッピング

●MakeShop:https://www.makeshop.jp/

Google商品リスト広告連携が可能ですが、EC Boosterの使用を勧めています。
参考リンク:Google商品リスト広告の設定Google商品リスト広告連携

BASEhttps://thebase.in/

「Google商品連携・広告 App」をインストールすると、Google Merchant Centerのアカウントを作成及び、「BASE」のショップや商品の情報を連携が可能です。
参考リンク:Google商品連携・広告 App

なお、ショッピングカートの商品データをそのまま取り込める「自動連携機能」は非常に便利で導入も簡単なのですが、商品フィードの内容がショッピング広告に最適化できていないまま配信してしまうケースが多々あります

次回以降、自動連携をしている場合にもお勧めな「フィードの最適化」などもご説明していきますので、ぜひチェックして下さい。

ショッピング広告の設定の流れ

では次に、ショッピングカートの連携機能がない場合や、独自のカート機能で1からの設定が必要の場合は、下記の手順で設定を進めていきます。

ショッピング広告設定の手順と準備するもの

ショッピング広告の設定の手順Google Merchant Centerの開設・・この記事で 解説

Google Merchant Centerの設定・・この記事で 解説

商品フィード(商品データ)を、Merchant Centerに設定またはアップロード
・・この記事でご説明

Google広告アカウントの開設・・Googleショッピング広告設定編 で解説

Merchant Center と Google 広告のリンク(2つのツールを連携) ・・Googleショッピング広告設定編で解説

Google広告の配信設定(広告設定やコンバージョンタグの設定) ・・Googleショッピング広告設定編で解説

下記手順の1〜3の項目まで設定すると、前回の記事でご案内した無料リスティング」の配信ができるようになりますので、ぜひ頑張って設定をしてみて下さい。

準備するもの

●Googleアカウント

Google広告アカウントや、Google Merchant CenterなどのGoogleのプロダクトを開設する場合は、まずGoogleアカウントが必要になりますので準備して下さい。

また、登録に使うGoogleアカウントは、それぞれのプロダクトの認証に使用されるため、広告や商品データの使用をしても問題のないアカウント使用します(プロダクト同士の連携の際なども同じアカウントでログインをしている状態で設定するとスムーズです)。

ビジネスの情報(ビジネスの名前、住所・電話番号)

Google Merchant Centerの設定には、ビジネスオーナーの情報が必要になります。
特に、電話番号はビジネスオーナーの確認に使うため、電話やメッセージが受けられる状態で設定を進めます。

ショップのURL

ショップサイトURLが必要です。
また、ショップサイトの所有者の確認のために、設定時に、タグの設置などが必要になります。

1.Google Merchant Centerの開設

では、早速、Google Merchant Centerの開設方法をご紹介しましょう。

1)こちらのページ(https://www.google.com/intl/ja_jp/retail/solutions/merchant-center/)からアクセスし「始める」をクリックします

2) Merchant Centerの管理に使うGoogleアカウントのアドレスでログインします。

3)お店やサービスの情報を入力します

ビジネスの名前
Googleショッピングの画面などに表示される、ユーザーの目に触れる名前になります。
会社名またはウェブサイト名を使用できます。

なお、ショップ名が長すぎる場合はウェブサイトの URL が表示されます。
また大文字や記号などが使えないなど要件があります。
参考サイト:ショップ名について

店舗の国
店舗所在地や本社、登記上の住所などを選択します(日本など)。

タイムゾーン
店舗の国タイムゾーンが自動で表示されます。

※ビジネス情報を開設後に変更する際は「管理画面→スパナのマーク→ビジネス情報」から変更できます。

4)ユーザーの購入手続きを設定します。

自社のウェブサイト
ECサイトで購入可能な場合チェックします。
※無料商品リスティングへの商品情報の掲載を有効にする際はチェックします。

実店舗
ローカル広告などを使う場合はチェックします。

【他にどのようなツールを使用していますか
使用しているツールがあればチェックします。

5)利用規約をよく読み、同意にチェックし、アカウント作成ボタンをクリックするとマーチャントセンターのアカウントが作成されます。

こちらでMerchant Centerが開設できました

続いて、設定を進めていきましょう。「続行」をクリックすると設定を進めることができます。

※後で設定する場合は、管理画面を開き、「残りのステップを完了する」で設定が可能です。

2.Google Merchant Centerの設定

設定完了後、開始までの審査に数日かかることがありますので、余裕を持って設定を進めましょう。

下の画像のページが表示されるので「続行」をクリックします

1)お店やサービスの詳細を追加する

ビジネスの拠点の住所
ビジネスの拠点の住所を入力します。

確認目的の電話番号
確認目的の電話番号に関しては、ビジネスオーナーかどうかを電話のメッセージまたは、テキストメッセージで確認し、コードを入力する必要があります。
どちらか選びクリックしてください(代理で設定している場合などは、ビジネスオーナーに確認をしていただける環境で設定を進めてください)。

2)ウェブサイトの確認と所有者の申請

ウェブサイトのアドレスの入力と、所有権の証明を行います。

ウェブサイトのアドレス
ECサイトのアドレスを入力してください。入力すると所有権証明の項目が表示されます。

ウェブサイトの所有権証明する
証明の方法は4つあります(「他の確認方法を見る」をクリックすると別の方法も表示されます)。

「HTMLタグのアップロード」や「ファイルのアップロード」など、サイトの編集知識が必要なものもありますので、一番簡単にできる方法を選んで下さい

一般的には、HTMLタグを推奨していますが、タグマネージャー やアナリティクスのタグが事前に入っている場合はその他の方法が楽かもしれません。

  • HTMLタグを追加する
    ウェブサイトに「HTMLタグを追加する」をクリックして表示されたタグを設定します。
    サイトのホームページの HTML コードに HTML タグを貼り付けます。最初の <body> セクションの前の <head> セクション内に貼り付けます。
  • HTMLファイルをアップロードする
    「HTMLファイルをアップロードする」をクリックし、表示されたファイルをダウンロードし、サイトのドメイン配下にアップロードします。
  • Googleタグマネージャーを使用して確認する
    タグマネージャー を設定している場合に使用可能です。タグを設定している状態で「ウェブサイトの所有権を証明」をクリックします。
  • Googleアナリティクス を使用して確認する
    Google アナリティクス トラッキング コードを設定し「ウェブサイトの所有権を証明」をクリックします。

上記いずれかの方法が準備できたら、「ウェブサイトの所有権を証明」をクリックします。

Googleの方で、所有権が確認できたら、チェックマークが表示されます。

3)送料の設定

まずはメインの設定を登録してみましょう(後から細かく設定することも可能です)。

配送サービス名
配送サービス名を入力します。わかりやすい名前で問題ありません(メインの配送設定など)。


お届けできる国を追加します。何カ国かあれば「国を追加」で国を追加し、通貨を設定します。

配送先住所
購入者の住所のチェックします。

「次へ」をクリックします。

注文の受付終了時間
同日に注文処理を行うための締め切り時間を選択します。例えば注文受付が午後3時である場合、その時間以降の注文は翌営業日に処理されます。

発送準備期間
注文処理に必要な最短日数に続けて最長日数を入力します。

お届け日数
推定所要日数の範囲を営業日単位で追加します。

「詳細設定に切り替える」ことで、商品ごとの送料の設定も可能です。

5)商品の追加

商品を登録します。商品登録には3つの方法がありますが、一般的なものはGoogleスプレッドシートを使った方法になりますが、まず慣れないうちは、「商品を1度に1つずつ追加」を選択し、項目を確かめながら1つずつ商品を登録してみましょう。

  • 商品をウェブサイトから追加する・・ウェブサイトのクロールという機能を使用します。構造化データやサイトマップの情報が必要になりますので少し難易度が高いと思います。(表示がない場合もあります)
  • 商品を1度に一つずつ追加・・1つずつ商品を追加していきます。商品数が少ない時は簡単に設定できてお勧め
  • 複数の商品を一括で追加する・・アップロードの方法などがいくつかありますが、Googleスプレッドシートを使う方法が簡単です。

ここでは、一つずつ追加する方法とスプレッドシートでアップロードする方法をお伝えします。

【 商品を1度に1つずつ追加 】

1. 「商品を1度に1つずつ追加」 をクリックすると、商品の登録画面が表示されます。
(Merchant Centerの「商品」→「すべての商品」のメインフィードの「+」マークからも同じ画面が開けます。)

2.各項目の入力画面が表示されますので、項目を入力します。

商品フィードのそれぞれの項目については、商品フィードの設定編で解説しています。
商品タイトルなど、ショッピング広告において重要な項目がありますので、入力前にしっかり確認してください。

  • 販売先の国と送信先
    メインとなる配信先の国と言語を選択してください
  • ウェブサイトのステータス
    サイトの承認が行われていればサイトが表示されます
  • 商品ID
    ID の有無・・GTIN、UPC、EAN、JAN または ISBNのうちIDがあればチェックし下の欄に記載
  • 商品データ
    • ID または SKU・・商品固有のデータになります。
    • タイトル・・商品名(重要:ショッピング広告にそのまま掲載されます)
    • ブランド・・ブランド名
    • 説明文・・商品説明
    • ランディング ページへのリンク・・リンクを設定してください。
    • 商品画像リンク・・商品画像の設定、または商品画像ファイルをドロップします。
  • 価格と在庫状況
    • 価格商品ページに記載されている価格を記入
    • 在庫状況・・該当の項目を選択します。
  • 詳細な商品説明
    • 状態・・該当の項目を選択します。
    • アパレルまたはバリエーション商品を用意している・・アパレルの場合はチェックを入れます。
      下記項目も設定が必要となります。
      • 色・・使用している色を「,」で区切って設定
      • サイズ・・L,M,Sなど
      • 性別・・男性用,女性用など
      • 年齢層・・こども用など
    • 商品グループ ID・・複数の商品を同一商品のバリエーションとして識別する場合設定
  • 送料、税金、返品・・商品ごとの送料がある場合はリンクをクリック

「追加の商品データをクリック」で下記が表示されます。

  • ショッピング キャンペーンなどの設定
    • プロモーションID・・の商品がプロモーションの対象となる商品の場合設定
  • 商品カテゴリ
    • Google 商品カテゴリ・・省略可能
    • 商品タイプ・・

3.すべて入力できたら、「保存」ボタンをクリックします。

次の商品も同様に設定します。商品の保存が完了したら、次の項目に進みます。

【 複数の商品を一括で追加する】

スプレッドシートを使用する方法をご紹介します。

1.「複数の商品を一括で追加する」ボタンをクリック
(Merchant Centerの「商品」→「フィード」のメインフィードの「+」マークからも同じ画面が開けます。)

2.基本情報を入力します。

  • 販売先の国と送信先メインとなる配信先の国と言語を選択し「続行」をクリックします。
  • 配信先・・配信先を指定し、続行をクリックします。

3.アップロードの選択画面が出てきます。

メインフィード名にわかりやすい名前を設定し、入力方法を選択します
ここでは、Googleスプレッドシートを選択し「続行」をクリックします。

4.Googleスプレッドシートを選びます。

初めて設定する場合は、「新しい Google スプレッドシートをテンプレートから作成」をクリックし、「フィードを作成」を苦リクします。

5.アカウントのログイン画面が出るので、ログイン情報を入力し、ログインすると下記ページが表示されます。
 「Googleスプレッドシートにアクセス」をクリックします

6.スプレッドシートが表示されるので各項目を入力します。

商品の登録が完了したら次の項目に進みます。

6)Googleのポリシーを確認する

払い戻しと返品に関するポリシーをウェブサイトに掲載します。

ポリシーページの内容に則り、ウェブサイトに払い戻して返品のポリシーを記載してください。
設定が全て完了したら、「最終確認を開始する」をクリックして下さい。

Googlnのポリシーを守っていないと商品が掲載できない場合もありますので、細かくチェクしながら設定をしていきましょう。

参考サイト:ショッピング広告と無料リスティングの返品に関するポリシーを設定する

7)最終確認

全て設定後、「最終確認」の表示を確認できたら完了です。なお、審査には数日かかることがあります。

以上で、Google Merchant Centerの開設と設定は完了です!お疲れ様でした。

途中で設定をやめた場合も、「概要」をクリックし、「設定を始めましょう。商品を Google に表示するための残りのステップを完了する」をクリックすればいつでもこちらの設定画面に戻ってこれます。


今日のまとめ

慣れないと少し面倒に感じてしまう設定もあったかと思いますが、ここまでの設定でも、無料リスティングの配信ができるなど、一歩一歩ショッピング広告の配信に近づいています。

次はいよいよ、ショッピング広告の肝となる、商品フィードの設定内容を説明していきます。

参考にしていただけるように頑張りますのでお楽しみに!

次回記事→「Googleショッピング広告の導入からコツまでご紹介します-③ 商品フィードの設定編

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