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広告代理店の売上ランキング100!広告業界の大手から最新会社まで紹介

X編集部
2022.10.13 10:00
広告代理店の売上ランキング100!広告業界の大手から最新会社まで紹介

広告代理店とは、クライアントの広告活動を代理で行う会社です。日本には電通や博報堂といった大手広告代理店を筆頭に、数多くの広告代理店が活躍しています。本記事では日本と世界の広告代理店について売上ランキングを紹介し、上位の会社について詳しく解説します。

広告代理店とは

広告代理店とは、クライアント企業の広告・宣伝活動を代理して行う会社のことです。テレビや雑誌・Webなどさまざまなメディアへ出稿する広告の企画・制作を行います。広告代理店はクライアントの要望や課題をヒアリングして最適な提案を行い、商品・サービスの売上向上や企業のPR活動に貢献します。

広告代理店は大きく分けて、総合広告代理店・専門広告代理店・ハウスエージェンシーの3つに分類されます。

総合広告代理店とはすべての広告媒体を取り扱い、企画から制作までを総合的に行う広告代理店です。電通や博報堂などの大手広告代理店がこちらに該当します。クライアントの業種や商品・サービスに応じたプロモーションを考え、戦略の立案なども行います。

専門広告代理店は新聞広告や屋外広告など、特定のメディアに特化した広告代理店です。ハウスエージェンシーは、特定企業の専属で活動する広告代理店を指します。大企業の広告宣伝部が独立して子会社となったケースが多く、他社の案件を手がけている会社も少なくありません。

日本の広告代理店 売上ランキングトップ100(2018年)

ここでは、日本で売上の高い広告代理店のランキングを紹介します。決算書など財務情報が公開されている広告代理店の最新情報によりまとめたランキングです。1位と2位は大手広告代理店の電通、博報堂が圧倒的売上高で独占し、インターネット広告事業を展開するサイバーエージェントが3位に入っています。

広告代理店の売上ランキング上位を占める、各社の特徴を紹介しましょう。

1位.株式会社電通

売上1位を誇る総合広告代理店の株式会社電通は、マーケティングやデジタル・マーケティング、クリエーティブなど8つの事業領域で幅広いサービスを提供しています。海外の広告会社を積極的に傘下に収めながら規模を拡大し、広告代理店グループとして世界5位となっています。

2位.株式会社博報堂

株式会社博報堂

株式会社博報堂は1895年設立の老舗で、長い歴史を持つ広告代理店です。 2003年には株式会社大広、株式会社読売広告社などとともに株式会社博報堂DYホールディングスの傘下に入り、子会社となっています。

博報堂DYグループは419の子会社と関連会社で構成され、2022年3月現在では合計25,522人を超える従業員が世界29以上の国と地域で働いています。

3位.株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントはインターネット広告事業を主体に、ゲーム事業やメディア事業など、幅広い事業を展開しています。1998年設立で、起業からわずか2年後の2000年には東証マザーズ上場を果たすなど、ITベンチャーの代表格として急成長を遂げました。

広告効果を最大化する運用力とクリエイティブ力が強みで、AIを活用したアドテクノロジーなど総合的なソリューションを提供しています。

4位.株式会社ADKクリエイティブ・ワン

株式会社ADKホールディングスは2019年、4つの会社に分社化し、持株会社体制へと移行しました。傘下に独自の専門性を持つ3つの事業会社を有しています。そのうちの1つが、旧アサツーディ・ケイのクリエイティブ・ソリューション事業セクター、およびADKアーツが経営統合した、総合クリエイティブ会社である株式会社ADKクリエイティブ・ワンです。

同社は、クリエイティブとプロモーション領域における企画から制作まで、ワンストップで実現する広告代理店として事業を展開しています。

5位.D.Aコンソーシアム株式会社

D.A.コンソーシアム株式会社は、株式会社アイレップとともに、D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社傘下の総合広告代理店です。おもにインターネット関連事業とインベストメント事業を中心に業務を推進しています。

近年はメタバース空間における広告配信サービスなど、新たな取り組みも積極的に行っている点が特徴です。

6位.株式会社大広

株式会社大広

博報堂DYホールディングス傘下にある総合広告代理店です。

2019年にはクリエイティブ・プロモーション領域に特化した広告会社新会社大広WEDOを設立し、ビジネス全体のプロデュースを担う株式会社大広とともにビジネス展開しています。2社一体となってクライアントのブランド活動全体を活性化し、事業成長に貢献しています。

7位.株式会社JR東日本企画

株式会社JR東日本企画

総合広告会社と媒体社が一体となった代理店です。駅・電車・駅ビル・KIOSK・Suicaなど、JR東日本グループが保有する膨大な資源を活用した広告を提供できるのが強みです。

JR東日本グループ関連の広告事業のほかに一般企業の広告事業、交通広告の媒体社事業の3つをビジネスの柱としており、交通広告に限定しない活動をしています。

8位.株式会社オプト

株式会社オプト

インターネット広告を手がける広告代理店で、草分け的存在です。リスティング広告やディスプレイ広告、ソーシャルメディア広告など、さまざまなインターネット広告のジャンルでサービスを提供しています。

インターネット広告にとどまらず、マーチャンダイズ戦略からチャネル戦略、コミュニケーション戦略まで一環してサポートし、クライアントの利益を最大化する「マーケティングサービス」を提供できるのが強みです。

9位.株式会社セプテーニ

株式会社セプテーニ

電通グループの傘下にあり、デジタル広告をメインに手がける広告代理店です。データやAIを活用したソリューションの提供を通じ、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)について総合的な支援を行っています。

クライアントのビジネス成長に向き合うパートナーとして、認知から顧客育成まで統合的なマーケティングを支援します。

10位.株式会社読売広告社

株式会社読売広告社

博報堂DYホールディングス傘下にある総合広告代理店です。コンサルティングを軸に、クライアントのビジネスプロセス全体に総合的なソリューションを提供しています。

課題解決のための総合的なソリューションを構築する「プロモーションコンサルティング」を実施しており、クライアントの永続的な事業パートナーになることを目指しています。

11位.トヨタ・コニック・プロ(旧株式会社デルフィス)

トヨタ・コニック・プロ(旧株式会社デルフィス)

トヨタ・コニック・プロは、トヨタ自動車が100%出資するハウスエージェンシーです。クルママーケティングのさらなる高度化に対応するため、専門性に磨きをかけながら既存事業の強化と新たな領域へのチャレンジを行っています。

同社は2021年に社名を株式会社デルフィスから「トヨタ・コニック・プロ」に変更し、合わせてトヨタ自動車と電通が出資する持株会社「トヨタ・コニック・ホールディングス」の傘下に入りました。

12位.株式会社デジタルガレージ

株式会社デジタルガレージ

広告プロモーション事業を行う「マーケティングテクノロジー・セグメント」のほか、4つの事業を展開する会社です。

マーケティングテクノロジー・セグメントでは広告代理店機能に加え、ターゲティングや分析等を駆使した広告の効率化、クリエイティブ制作など、クライアントのニーズや課題に対して最適なソリューションを提供しています

13以下の広告代理店

13位以下30位までの広告代理店は以下のとおりです。

  • 13位.株式会社アイレップ
  • 14位.株式会社電通東日本
  • 15位.株式会社ファンコミュニケーションズ
  • 16位.株式会社クオラス
  • 17位.株式会社アドウェイズ
  • 18位.株式会社朝日広告社
  • 19位.株式会社日本経済社
  • 20位.株式会社電通九州
  • 21位.株式会社ファンコミュニケーションズ
  • 22位.株式会社日本経済広告社(ADEX)
  • 23位.GMOアドパートナーズ株式会社
  • 24位.株式会社アイプラネット
  • 25位.株式会社インタースペース
  • 26位.株式会社フロンテッジ
  • 27位.株式会社ベクトル
  • 28位.株式会社メトロアドエージェンシー
  • 29位.株式会社フルスピード
  • 30位.バリューコマース株式会社

株式会社アイレップや株式会社アドウェイズは、インターネット広告をメインに手掛けている広告代理店です。株式会社電通東日本は電通グループの東日本エリアを中心に活動しています。

株式会社クオラスは、フジサンケイグループの広告代理店です。株式会社朝日広告社は朝日新聞社のグループ企業であり、株式会社日本経済社は日本経済新聞社のグループに属しています。

※決算書や財務情報など公開されている企業のみをまとめた為、ランキングが30位までとなっております。

世界の広告代理店グループ売上ランキング(2018年)

世界の広告代理店のグループ売上ランキングも見てみましょう。イギリスのロンドンに拠点を置くWPPグループが世界1位となり、日本の電通も世界5位に輝いています。

  • 1位.WPP
  • 2位.Omnicom Group
  • 3位.Publicis Group
  • 4位.Interpublic Group of Cos.
  • 5位.Dentsu Inc.

WPPグループは107ヵ国に進出する世界最大の広告代理店で、グループ全体で2,400のオフィスを擁しています。Omnicom(オムニコム )はアメリカのニューヨークに本拠地を置き、グループの子会社を通じて総合的な広告・マーケティングサービスを提供しています。

Publicis(ピュブリシス)はフランスのパリに拠点を置き、世界100ヵ国以上で事業を展開している総合広告代理店です。

アメリカのニューヨークに本社がある Interpublic (インターパブリック)は、広告とマーケティングサービスを中心にサービスを提供しています。

日本の広告代理店で売上トップを誇る株式会社電通は、世界ランキングでも5位につけています。世界各国にビジネスを展開しており、2013年にはイギリスの大手広告代理店「イージス社」を買収し、海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」を設立しています。世界145ヵ所以上の国や地域で事業を展開し、2018年度の電通の売上は60%以上が海外事業で占められています。

広告代理店の企業別シェアランキング

広告代理店の企業別シェアのトップ10は、以下のとおりです。

  • 1位.株式会社電通
  • 2位.株式会社博報堂
  • 3位.株式会社サイバーエージェント
  • 4位.株式会社ADKクリエイティブ・ワン
  • 5位.D.A.コンソーシアム株式会社
  • 6位.株式会社大広
  • 7位.株式会社JR東日本企画
  • 8位.株式会社東急エージェンシー
  • 9位.株式会社アイレップ
  • 10位.株式会社オプト

このうち電通、博報堂など上位4社を合わせて7割以上と、大きな割合を占めています。広告代理店業界は上位の会社がシェアを独占して業界を牽引するという状況が、長期にわたり続いています。

また、インターネットの普及によりインターネット広告で業績を伸ばした企業がシェアを拡大しており、既存のメディアに依存している広告代理店は売上を減少させるという状況があり、シェアの格差を広げているといえるでしょう。

ランキングを参考に広告代理店に実際に依頼してみよう

本記事では広告代理店の売上ランキングを紹介しました。近年は大手広告代理店のグループ化が進み、インターネット広告の台頭によりシェアの独占が進んでいます。広告を依頼する際は各広告代理店の特徴を見極めながら、自社に合うところを選びましょう。

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