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ユニバーサルアナリティクスで設定したコンバージョン設定をタグマネージャーでGA4に移行する方法

beco
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2023.09.26 10:31
ユニバーサルアナリティクスで設定したコンバージョン設定をタグマネージャーでGA4に移行する方法

Googleアナリティクス4(GA4)に移行されましたね。

「ユニバーサルアナリティクス(UA)に慣れてたのにな~。」という声も多い中、リリース時期からしっかりと移行準備を進め「すでにマスター」という方もいらっしゃれば、夏休の宿題のように「いつかやろう・・」と思っているうちに、このタイミングが来てしまい「イベント?」「データストリーム?」と、まだ、あまりよく分からないのに設定切り替えをしなくてはならず、バタバタしている方もいらっしゃるかと思います。

移行は設定アシスタントで簡単に移行できていると思ったら、ユニバーサルアナリティクスで設定していたCVは移行されず、GA4でCVが取れなくなっている!と焦ったというケースも目にします。

今回は、GA4とは?あたりは全て飛ばし、 プロパティは作れたけど、CV設定ができているのかわからない方や、すぐにGA4でコンバージョン設定をしたい方の為に「GA4でコンバージョン計測ができているか確認する方法」と、「タグマネージャーを使ったGA4のCV設定(移行)方法」を解説してきます。

※今回はタグマネージャーの基本的な使い方は解説しておりません。

GA4でCV(目標)が測定できているか確認する方法

そもそも、設定アシスタントに任せて移行したものの、実際にCV設定できているのか?と疑問に思った場合はまずここを見ましょう。

アナリティクスのCVを確認する

コンバージョン設定がしっかりできているか確認する場合は、アナリティクス4の画面から、「管理→プロパティ作成→コンバージョン設定」をクリックし、自分が追加したCV設定があれば測定できています。

上記は、デフォルトで入っている「purchase」だけなので、その名前で設定したのでない限り、まだ設定されていなそうです。

ではいよいよ本番の設定を、早速スタートいたしましょう!

タグマネージャーを利用する方法と、アナリティクスの管理画面上で設定する方法がありますが、ここではタグマネージャーを使用する方法をご紹介します。

設定のその前に

準備1:タグマネージャーで「GA4設定タグ」の確認

なお、ユニバーサルアナリティクスプロパティから移行している場合、GA4 設定タグ(データを取得するためのタグ)については設定済みの状態を想定しておりますが、念のためGA4の設定タグを確認してみましょう。

タグマネージャーを起動し、ワークスペースの「タグ」の項目に、GA4設定タグ(GA4)があるか確認します。

ここではGA4という名前で設定していますが、名前は自由につけられますので、「タイプ」にGoogleアナリティクス:GA4設定があるか確認しましょう

クリックすると内容は下記のようになっています。(こちらの設定ができていれば、アナリティクスのデータが取得できていると考えて頂いて問題ないです。)

もしもこちらが設定できていないと、GA4の計測ができていな可能性があるのでまず設定しましょう。

準備2:ユニバーサルアナリティクスやリスティング広告のコンバージョンで使用していたタグを移行する場合は、トリガーがそのまま使える場合があるので確認

過去にユニバーサルアナリティクスを利用していたり、既にリスティングのCVを計測している場合は、それぞれのタグやトリガーなどは準備されているかもしれません。まず、既に設定しているタグやトリガーが設定されているか確認してみましょう。

ここでは、ユニバーサルアナリティクスのタグの内容をそのまま移行したいため、過去に設定していたユニバーサルアナリティクスの「お問い合わせ完了」を移行する形で進めます。

移行したいタグをクリックし、トリガーの設定が正しいか確認しましょう。

※初めてタグマネージャーでコンバージョンを取得する場合や、新たに設定しなおす場合トリガーの設定が必要ですが、今回は割愛します。

タグマネージャー上での設定

では、早速タグマネージャーの設定をしていきましょう

まずタグマネージャーで、GA4のCV(目標)のタグを設定をします。

こちらの設定をすることで、指定したページビューや、タップなどのイベントがGA4で計測されるようになります。

1)まず、トリガーを設定するところからスタートになります。今回は既にトリガーはユニバーサルアナリティクスで利用しているものがあったため、そのまま利用します。(ここでは「お問い合わせ完了」)

2)タグを作成します。
タグマネージャーのワークスペースから、「タグ」→「新規」で設定画面を開き、わかりやすい名前を付けます。

3)GA4では、コンバージョンをイベントで計測するのでタグの種類は「GA4イベント」を選択します。

4)「設定タグ」「イベント名」を設定します。

●「測定ID」・・GA4の測定IDを入力(測定IDの確認方法はこちら)(2023年9月27年更新。入力画面が追加されていましたが、測定IDの入力項目がなければ飛ばして大丈夫です。)
●「設定タグ」・・「GA4」を選択します。
●「イベント名」・・自由に決めて問題なく「問い合わせ」「フォーム送信」などGoogle広告と併せて頂くのが良いと思います。

なお、「イベント/パラメータ」は特に設定しなくても問題ありません。

「イベント/パラメータ」を設定すると、設定したイベントが発生した際に、計測できるパラメータを追加する事ができます。今回は割愛しますが、指標をカスタムしたい場合はこちらに設定しましょう。

測定IDの見つけ方

GA4の測定IDは下記から確認できます。

1)GA4の管理画面から「管理」→「データストリーム」

2)データストリームの該当のURLをクリック

3 ) 測定IDをコピー

5)次にトリガーの設定をします。トリガーをクリックして設定画面を開きます。

トリガーは前もって設定されていたものを今回は利用しました。(新しく設定する場合は、トリガーの設定の仕方を確認してくださいね)

トリガーの設定方法(Googleタグマネージャーヘルプ)

6)「保存」をクリックして設定完了です。

7)プレビューで確認し、タグが発火していたらOKです。「公開」をクリックし、作業の内容を記載し公開します。

GA4のイベントの確認とCV設定

タグマネージャーで設定したイベントが実際に表示されているか確認し、アナリティクス上でイベントをCVとして設定しましょう。

タグマネージャーで設定したイベントの確認

タグを公開後に、実際にCVを試すと、アナリティクスのリアルタイム表示にイベントとして確認できるようになります。

こちらで確認ができていればタグの設定はOKです。

※IPの除外などをしている場合は、確認ができないので、実際のイベントが発生するのを待ちましょう。

タグマネージャーで設定したイベントをGA4のCV(目標)として設定

GA4でイベントの測定ができるようになりましたが、このイベントを「GA4のCV」として計測できるように設定します。

なお、タグマネージャーで設定したイベントは、GA4の設定に、自動で読み込まれます。(実際のイベント発生から1~2日程かかります。)

1)設定→イベントをクリックします。

2)イベントの設定したCV(目標)が自動で表示されます。表示されたら「コンバージョンとしてマークを付ける」をチェックします。

4)管理画面に戻り、コンバージョンをクリックします。

5)3)で設定したコンバージョンが表示されるので、こちらも「コンバージョンとしてマークする」をチェックします。

※3)で設定したイベント名が出ない場合は、自分で「GA4の設定>コンバージョン」を開き、「新しいコンバージョンイベント」からイベント名を入力しましょう。

こちらでGA4のコンバージョン(目標)として測定できるようになりました。
24時間~48時間後にイベントが確認できればOKです。

こちらで設定は完了です。

24~48時間後に、GA4の管理画面の「エンゲージメント>コンバージョン」 「エンゲージメント>イベント」 などから確認できるようになると思います。

おわりに

今回、ユニバーサルアナリティクスから、GA4にコンバージョン設定を移行する方法をご案内しました。
タグマネージャーを使用したコンバージョン設定の詳しい方法については、改めて解説できればと思います。

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