脱毛関連の事業においても、LPを制作してWEB集客を行うことは、事業の売上・利益拡大に大きな効果があります。
この記事では、脱毛クリニックを経営している方や、家庭用脱毛器を販売している方に向けたLP(ランディングページ)の制作のポイントを解説しています。どのポイントもLPで成果を出していくために大切になるので、最後まで目を通してみてくださいね。
目次
【前提】LP(ランディングページ)とは?
まず前提として、LP(ランディングページ)の基本を解説します。
WEB業界でLPを指すときは、ユーザーがWEB広告をクリックしたときに表示される縦長のWEBページのことを言います。LPの目的は、自社の商品購入・サービス申し込み・資料請求・問い合わせ誘導などがあります。
ホームページはユーザーに自社の情報を知ってもらうことが目的ですが、LPでは購入・申し込みなどの成約を目的としていることを、覚えておきましょう。
脱毛向けのLP(ランディングページ)の目的とは?
次に、脱毛向けのLP(ランディングページ)の目的を、脱毛クリニック・家庭用脱毛器の場合に分けて、解説します。
脱毛クリニックの場合
脱毛クリニックのLPの目的は、主に下記が挙げられます。
- ユーザーを店舗へ誘導する
- ユーザーにLINE友だち登録してもらう
1番の目的は、ユーザーを店舗へ誘導することです。そのために、これから解説するポイントを意識しながら、ユーザーへ訴求することが大切になります。
また、ユーザーにLINE友だち登録をしてもらい、リストを集めることを目的とする場合も少なくありません。リストを集めることで、ユーザーに継続的なアプローチができ、結果的に店舗に誘導することが期待できます。
家庭用脱毛器の場合
家庭用脱毛器のLPの目的は、ユーザーに商品購入をしてもらうことです。そのために、LPで商品の魅力やユーザーのベネフィットを訴求する必要があります。
また、家庭用脱毛器は高額な場合が多いため、割引・キャンペーン・返金保証などの訴求で、ユーザーの購入の後押しを行いましょう。
【クリニック・家庭用共通】脱毛のLP(ランディングページ)で成果を出すポイント
ここからは、脱毛向けのLPで成果を出すポイントを解説します。まずは、クリニック・家庭用脱毛器に共通したポイントを挙げていきますので、ぜひ最後までご覧になってください。
ファーストビューはユーザーの未来のベネフィットが伝わるようにする
ファーストビューは、LPにおいて最も重要な部分のひとつです。ファーストビューとは、ユーザーがLPを見たときに、最初に目に入る部分のことです。
ファーストビューはページを開いた際に必ず表示されるため、ユーザーに与える影響は大きく、LP全体を読むかどうかの判断材料になります。一般的には、ファーストビューを見て「3秒」で自分にとって必要かどうか判断すると言われています。
ファーストビューのポイントは、ユーザーの未来のベネフィットが伝わるようにすることです。そのクリニックや家庭用脱毛器を使った結果、明るい未来が待っているのかが伝わるような、キャッチコピー・デザインを制作しましょう。
店舗・商品独自の強み・こだわりをベネフィットに変える
先ほどのファーストビューの話とも繋がってきますが、店舗や商品独自の強み・こだわりをベネフィットに変えて訴求することも大切です。
よく店舗・商品の「強み」や「こだわり」のみをアピールしているLPを見かけますが、それだけでは不十分です。「強み」や「こだわり」がある結果、ユーザーにどんな良いことがあるのかを訴求するようにしましょう。
例として、こちらのキャッチコピーを見てみましょう。
【脱毛クリニックの場合】
(NG)厳選した○○という成分を使っています
(OK)厳選した○○という成分を使っており、お肌に負担をかけません
【家庭用脱毛器の場合】
(NG)○○の最新技術を採用
(OK)○○の最新技術を採用しており、痛みをほぼ感じない
上記の例のように、強み・こだわりを、ユーザーのベネフィットに変えてアピールしてみてくださいね。
限定・締切を設けたキャンペーンを用意する
ユーザーはLPを見て、興味関心があっても「今じゃなくても良いかな」と判断を保留することが多いです。そのため、ユーザーに「今」行動してもらう理由を作ることが大切で、限定・締切を設けたキャンペーンは効果的です。
例えば、下記のようなキャンペーンを検討してみてください。
【脱毛クリニックの場合】
・○月○日まで!初回限定500円引き
・50個限定!大人気のボディクリームをプレゼント
【家庭用脱毛器の場合】
・○月○日までの10%OFFキャンペーン
・今なら先着30名様に、オリジナルシェーバープレゼント
ただキャンペーンを実施するのではなく、上記のように限定・締切を設けることがポイントです。
脱毛中の写真を散りばめる
脱毛中の写真をLP内に散りばめることで、ユーザーに雰囲気・使い方などをイメージしてもらうことができます。
初めて脱毛クリニックに行く場合や、家庭用脱毛器を購入する場合、ユーザーには不安があります。その不安を払拭するために、脱毛中の写真を散りばめると良いでしょう。
脱毛系の場合、おしゃれに気を使うユーザーが多いので、写真の撮影・選定を行うときもおしゃれさが伝わるような写真だと良いですね。
権威付けで信頼感を高める
LPで成果が上がらない原因のひとつに「信用できない」があります。その対策としてユーザーに信用してもらうために、権威付けは効果的です。
権威付けには、下記のような種類があります。
- 有名人・専門家の推薦
- 受賞歴
- 新聞・雑誌・TVなどのメディアの掲載歴
- 売上No.1や星4.8などの数字を使った実績
権威付けは、ブランド力がない場合や、あまり知られていない場合に、ユーザーから信用してもらうために効果的です。自社で行えそうな権威付けを見つけ、購入の後押しに繋げてみてください。
リアルなお客様の声を載せ安心感を与える
先ほどの権威付けの話とも繋がりますが、お客様の声をLPに掲載することも、ユーザーの信頼を勝ち取る効果があります。
ほとんどのユーザーが、購入する脱毛器を決める際・行くクリニックを決める際には口コミをチェックして良し悪しを判断するからです。
このお客様の声を載せるときのポイントは「リアルさ」です。
リアルな口コミであることを示すためには、お客様の顔写真・名前のイニシャル・年齢などを表記すると良いでしょう。また最近では、Twitter・InstagramなどのSNSのキャプチャ画像を使ったお客様の声も増えてきています。
コースや商品の内容・料金プランを載せる
ユーザーがLPを見て「分かりにくい」ということが原因でページを離脱することはよくあります。そのため、コースや商品の内容・料金プランを載せるときは「分かりやすく」見せることが重要です。
特に複数のコース・セット商品などがある場合は、表や図解を用いて、ユーザーに分かりやすく訴求しましょう。
よくあるご質問を記載し、ユーザーの不安を解消する
ホームページなどでよく見かける「よくあるご質問」ですが、LP(ランディングページ)でも効果があります。
「よくあるご質問」の目的は、ユーザーの不安・疑問を解消することです。多くのユーザーは些細な疑問・不安があって、購入や申し込みをしないケースがよくあります。ですので、「よくあるご質問」でユーザーの不安・疑問を前もって解消しておきましょう。
脱毛関連の場合は、下記の例を参考にしてみてください。
- 脱毛が完了するまでに、かかる期間はどれくらい?
- どれくらいのペースで通えばいい?(または使えばいい?)
- 日焼けした肌でも大丈夫?
- (特に家庭用脱毛器の場合)VIOも脱毛できますか?
- お手入れ期間中のムダ毛処理はどうすればいい?
自社が想定しているユーザーが疑問に思いそうなことや、既存顧客からの問い合わせを参考に「よくあるご質問」を検討してみてください。
【脱毛クリニック向け】LP(ランディングページ)で成果を出すポイント
ここからは、脱毛クリニックのLP(ランディングページ)制作時のポイントを解説します。脱毛クリニックの来客数を増やすためにはどのポイントも重要になるので、じっくりと読み進めてくださいね。
家庭用脱毛器向けのLPのポイントは、次章で解説しています。家庭用脱毛器のLPを制作したい方はそちらをチェックしてみてください。
申し込み後の流れは図解で分かりやすく
脱毛クリニックの場合、施術までの流れをユーザーにイメージしてもらうことが大切です。LPを読んでいるユーザーは「どんな施術をされるんだろう」と不安に思っているものです。
申し込み後の流れは、図解で分かりやすく伝えてあげましょう。脱毛クリニックの場合は、下記の流れが一般的です。
- カウンセリング
- 施術前の準備
- 脱毛開始
- アフターケア
こちらの流れをステップごとに紹介すると、良いですね。参考までに、下記の画像を見てみましょう。
上記の画像のように、ステップごとに画像と文章で紹介すると、分かりやすいです。
院長や施術者を紹介する
院長や施術者の経歴を紹介すると、権威付けになります。これまで勤務した医院の経歴・資格・所属などを記載するようにしましょう。
またLPの最後に、院長や施術者の想いを書くことも効果的です。想いを書くことで、ユーザーとの心理的距離を詰めることができ、成約率UPに繋がります。例えば「私も過去に毛深いのに悩んでいて、私と同じような人の悩みを解決したい」のような想いがあると、ユーザーも共感しやすいでしょう。
LPのゴールを無料カウンセリング予約にする
一般的に脱毛クリニックのLPのゴールは、ユーザーにクリニックへ来てもらい、脱毛を受けてもらうことです。しかし、LPで成果が上がらない場合は、LPのゴールを「無料カウンセリング予約」にすることを検討してみてください。
いきなり脱毛を受けてもらうことより、無料カウンセリングの予約のほうがハードルは低いため、ユーザーも行動を起こしやすくなります。
また1回クリニックへ来て、カウンセリングを受けてもらうことで、クリニックの雰囲気や脱毛に対する興味関心が強まると考えられます。その結果、成約率も上がっていくでしょう。
クリニックまでのアクセスや受付時間を記載する
脱毛クリニックの場合は、アクセス・受付時間の記載を忘れないようにしましょう。下記の情報を記載してください。
- 受付時間
- 定休日
- マップ
- 最寄駅
- 駐車場の有無
上記の情報をしっかりと記載することで、ユーザーの疑問を解消し、行動しない理由を消していくことができます。
【家庭用脱毛器向け】LP(ランディングページ)で成果を出すポイント
次に、家庭用脱毛器向けのLP(ランディングページ)で成果を出すポイントを解説します。脱毛クリニックとは異なるポイントもあるので、ぜひしっかりと参考にしてください。
使い方を動画や画像でわかりやすく紹介する
初めて家庭用脱毛器を購入するユーザーは、商品に対する不安を持っています。使い方を動画・画像で分かりやすく紹介し、不安を払拭してあげましょう。
操作の簡易性だけでなく商品のサイズ感なども伝わり、購入の後押しになります。
スペック比較表を載せて、競合他社との優位性をアピールする
ユーザーは購入前に他社商品との比較を行うことが多いです。実際に、デジタルマーケティングにおける購買行動の流れには「AISCEAS(アイセアス)」があります。
- Attention:注意
- Interest:興味関心
- Search:検索・情報収集
- Comparison:比較
- Examination:検討
- Action:購入
- Share:共有
LPに流入してくるユーザーは、上記の「興味関心」か「検索・情報収集」が多いと予想できます。そして、次のステップの「比較」に移るときに、LPを離脱してしまうケースも多いです。
それを防ぐためにも、LP内でスペック比較表を載せ、「比較」の段階を終わらせましょう。家庭用脱毛器の場合は、下記の項目で比較してみてください。
- 照射パワー
- 最大照射回数
- ケアできる部位
- 冷却機能
- その他機能
自社の家庭用脱毛器が、競合他社に優っている部分を探してみてください。
返金保証などのリスクリバーサルを検討する
リスクリバーサルとは、購入に際して、買い手が感じる不安やリスクを取り除くことです。特に初めて購入する場合は、「本当に購入して大丈夫かな?」という不安があります。その不安が原因で、購入しないユーザーも多数います。
ユーザーの不安を取り除くために、返金保証などのリスクリバーサルは効果的です。「購入後○日以内の返金保証」「○年間の修理保証」などをつけることを検討してみてください。
脱毛向けのLP(ランディングページ)を自社で制作するときの注意点
ここまで、脱毛クリニック・家庭用脱毛器におけるLP(ランディングページ)の制作ポイントを解説しました。どのポイントも大切ですが、注意点もあります。
それは、WEB制作やWEBマーケティングの知識・スキルが社内にない場合、成果が出にくいということです。なぜなら、LPで成果を出すためには、マーケティング・セールスライティング・コーディング・デザインなど、様々な要素が必要だからです。
また脱毛業界のLPを確認すると、プロが作ったものが多数あり、初心者がLPを制作しても成果は出にくいと考えます。
では初心者はどうすべきかというと、実績のあるLP制作代行会社に依頼することが効果的です。知識・経験・スキルなどが豊富にあるため、自社で制作するよりも早く成果を出せます。
「外注すると制作費が高くつく」などの懸念があるとは思いますが、学習費用・期間などを考慮すると、結果的にLP制作代行会社に依頼したほうがコストは抑えられます。
まとめ
今回は、脱毛向けのLPで成果を出すためのポイントを中心に解説しました。もし、自社でLPを制作する場合は、本記事で紹介したポイントを意識してみてください。
また、LP初心者の方や、WEB集客が上手くいっていない方は、ぜひ弊社クロスバズの「バズLP」をご検討ください。バズLPは中小企業を中心に、多数の実績があります。
詳細が気になる方は、ぜひ無料のお問い合わせをご利用ください。