今回は金融業界のLP(ランディングページ)の制作を検討している方に向けて、効果的な構成・ポイントを分かりやすく解説しています。
LPで成果を上げていくために、どのポイントも大切になるので、ぜひ最後までじっくりとお読みくださいね。
目次
【前提】LP(ランディングページ)とは?
まず前提として、LP(ランディングページ)を理解しましょう。
LPは、自社の商品・サービスの販売数や問い合わせ数を増やすために制作されます。LPの特徴は、縦長1ページでユーザーに訴求することと、他ページへのリンクが少ないことがあります。
つまり、販売・申し込みに特化したWEBページとイメージすると分かりやすいですね。
LPの基本的なことは、こちらの記事「ランディングページ(LP)の6つの効果とは?必要性や作り方を基礎から解説」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
金融業界のLP(ランディングページ)の目的とは?
それでは、金融業界のLP(ランディングページ)の目的は何でしょうか。それは、自社の金融商品・サービスに申し込んでもらうことです。
そのために、セールスライティング・効果的なデザインを使って、ユーザーに訴求する必要があります。LPで成果を上げていくために、これから解説するポイントをしっかり抑えていきましょう。
金融業界のLP(ランディングページ)で効果的な構成を解説
ここからは、金融業界のLP(ランディングページ)で効果的な構成を解説します。LP構成は下記の通りです。
- ファーストビュー
- CTA
- ユーザーの悩みに共感する
- 解決策・サービス内容の提示
- CTA
- 自社の金融商品の強み・選ばれる理由の提示
- CTA
- 競合他社との比較
- CTA
- 申し込みから利用開始までの流れ
- よくあるご質問
- CTA
それでは、順番にポイントを見ていきましょう。
ファーストビューで未来のベネフィットを訴求する
ファーストビューとは、ユーザーがLP(ランディングページ)を見たときに、最初に表示される範囲のことです。
このファーストビューは、LPの構成要素の中でも最も大切な部分となります。なぜなら、ユーザーはファーストビューを見て、LPの続きを読むかどうか決めるからです。一般的にユーザーは3秒以内に、そのLPが自分に必要かどうかを判断すると言われています。
ファーストビューの制作時のポイントは、未来のベネフィットを訴求することです。具体的には、下記の2ステップを行ってください。
- 自社の金融商品の強み・メリットをリストアップする
- その強み・メリットがある結果、ユーザーにどんな良いことがあるか検討する
上記の2ステップを検討し、ユーザーに刺さるキャッチコピーを考えてみましょう。
「こんなお悩みありませんか?」で共感を得る
ファーストビューの後は、ユーザーの悩みをリストアップした内容を記載しましょう。
ユーザーには顕在化した悩みもありますが、本人も気づいていない潜在化している悩みもあります。潜在化している悩みを提示することで、顕在層のユーザーだけではなく、潜在層のユーザーの獲得に繋がります。
またユーザーの悩みを提示することで、問題を自分ごとに捉えてもらい、共感を得られる効果もあるでしょう。
解決策の部分で、サービス内容を提示する
前述したユーザーのお悩みに対して、自社の金融商品で解決できることを示しましょう。例えば「そのお悩み、○○○にお任せください!」のような見出しで、解決策を明言してください。
解決策を提示した後は、自社の金融商品のサービス内容を提示しましょう。どんな金融商品なのかを、分かりやすくユーザーに訴求してください。
強み・選ばれる理由を提示し、ベネフィットを訴求する
次に、自社の金融商品の強み・選ばれる理由を3〜5個ほど、訴求しましょう。強み・選ばれる理由を検討するときのポイントは、下記の通りです。
- 3C分析を行う
- 既存顧客から寄せられた声を参考にする
上記の3C分析とは、「Customer(市場・顧客)」、「Competitor(競合)」、「Company(自社)」の3つの頭文字を取った、マーケティング分析手法です。3C分析を行うことで、競合他社より優れている自社の強みが見えてきます。
また、既存顧客から寄せられた声を参考にして、強み・選ばれる理由を探すことも良いでしょう。
その強み・選ばれる理由がある結果、ユーザーの未来にどんな良いことが待っているのかという、ベネフィットもあわせて提示してください。
競合他社との比較を記載し、自社の強みを再び訴求する
ユーザーの購買行動モデルのひとつに「AISCEAS(アイシーズ)」というものがあります。下記の流れで段階を踏んで、ユーザーは行動するという考え方です。
- Attention(認知)
- Interest(関心)
- Search(検索)
- Comparison(比較)
- Examination(検討)
- Action(行動)
- Share(共有)
LP(ランディングページ)に訪れるユーザーの多くは「Search(検索)」の段階であることが多いと考えられます。その後に「Comparison(比較)」の段階に進みますが、比較のためにLPを離脱されるのは防ぎたいところです。
その対策として、LP内で競合他社との比較を記載することが効果的です。また競合他社との比較を記載することで、自社の強みを再度訴求することができます。
申し込みから利用開始までの流れを分かりやすく記載する
金融商品の申し込みから利用開始までの流れを、分かりやすく記載することも大切です。
LP(ランディングページ)で成果が上がらない原因に、「分かりにくい」ということがあります。ですので、流れがビジュアルで分かるように図解してください。
また、申し込みから利用開始までの流れを記載することで、ユーザーの不安解消にも繋がります。
よくあるご質問で、ユーザーの疑問・不安を解消する
LP(ランディングページ)には、3つの壁があると言われています。
- 読まない(Not Read)
- 信じない(Not Believe)
- 行動しない(Not Act)
よくあるご質問は、上記の「信じない(Not Beleive)」を超えるために効果的で、ユーザーの疑問・不安を解消する目的があります。
よくあるご質問を制作するときは、既存顧客から問い合わせが多い事項をまとめる・LPで説明が不十分な部分を補足するなどの観点から考えてください。
CTAボタンを複数設置する
CTAとは「Call to Action」の略で、ユーザーに行動を促す部分のことです。具体的には、購入ボタン・申し込みボタンなどがCTAにあたります。
CTAボタンを複数設置することは、LP(ランディングページ)の成約率を上げていくために効果的です。
実際に「TikTok For Business」のデータ分析によると、金融業界のLPにおいては、CTAボタンが5つ以上ある場合、CTAボタンが4つ以下である場合と比較して、成約率が約115%高くなることが分かっています。
上記のデータから、CTAは複数設置したほうが良いと考えられます。今回紹介している構成の場合、CTAは5つ設置しています。
- ファーストビュー
- CTA
- ユーザーの悩みに共感する
- 解決策・サービス内容の提示
- CTA
- 自社の金融商品の強み・選ばれる理由の提示
- CTA
- 競合他社との比較
- CTA
- 申し込みから利用開始までの流れ
- よくあるご質問
- CTA
上記はあくまで一例ですが、ユーザーが申し込みボタンを押したくなるタイミングで、CTAの設置を検討してみてください。
金融業界のLP(ランディングページ)は自社制作すべき?外注すべき?
ここまで金融業界のLP(ランディングページ)を自社制作するときの構成・ポイントを解説しました。ここでは、金融業界のLPを自社制作すべきなのか、外注に依頼すべきなのかを考えてみます。
まずLPを自社制作するメリットは、このようなものがあります。
- 制作コストが安く済む
- 自社にLPのナレッジが蓄積される
- LPの調整をしやすい
上記のメリットに加えて、最近はコーディングがいらないLP制作ツールもありますので、WEB制作初心者でも作りやすい環境になっています。
しかし、LPで成果が出せるかどうかは別になります。
LPで成果を出すためには、マーケティング・セールスライティング・デザインなどの知見やスキルが必要です。また、LPを制作して終わりではなく、その後のWEB広告運用の知見・スキルも必要となります。
求められるスキルは多いため、その学習コストを考えると、専門業者に外注したほうが良いと考えられます。プロに任せたほうが成果も早く出やすいです。
LP制作はプロに外注依頼し、自分は本業に集中したほうが、最終的なコストパフォーマンスも高くなるでしょう。
まとめ
この記事では、金融業界のLP(ランディングページ)を自社制作するときの構成・ポイントを解説しました。もし、LPを自社制作する場合は、今回解説したポイントを意識してみてください。
また、LPの外注化を検討されている方は、弊社クロスバズの「バズLP」をぜひご検討ください。
バズLPでは、LP制作だけではなく、マーケティング分析の段階から一緒に検討していきます。「売れるセールスストーリー」の設計が得意なため、LPの成果にも直結します。また、LP制作後のWEB広告運用にも対応しているので、WEB集客を丸投げいただくことも可能です。
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