リードフォーム表示オプションは、広告を見たユーザーがすぐに問い合わせや資料請求をできる便利な広告表示オプションです。
しかし、以下のようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
「リードフォーム表示オプションとは何?」
「リードフォーム表示オプションの設定方法が分からない…。」
そこで本記事では、リードフォーム表示オプションとは何かや設定方法について画像13枚付きで解説します。
運用時の注意点もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
リードフォーム表示オプションを設定し、リード情報を効率よく収集しましょう。
目次
リードフォーム表示オプションとは
リードフォーム表示オプションとは、広告の下にフォームを表示できる機能です。
Webサイトに訪問しなくても、フォームに必要事項を入力するだけで資料請求や問い合わせができるため、リード(見込み顧客)情報を集めるのに効果的な広告表示オプションだと言われています。
Googleアカウントにログインした状態であれば自動でメールアドレスが入力されるため、情報を効率的に集めやすい点も特徴です。
リードフォーム表示オプションのメリット
リードフォーム表示オプションのメリットは以下の2点が大きいです。
- リード情報を収集しやすくなる
- ユーザーの負担を減らせる
それぞれ詳細を解説します。
リード情報を収集しやすくなる
リードフォーム表示オプションを設定すると、マーケティングに重要なリード(見込み顧客)情報を収集しやすくなります。
わざわざWebサイトにアクセスしなくてもひと手間で簡単に資料請求や問い合わせをできるからです。
また、リードフォーム表示オプションにて資料請求・問い合わせを行うユーザーは、サービスや商品に対して「興味関心が強い・検討段階にあるユーザー」だと考えられます。
そのため、コンバージョンしやすいユーザーを集めやすい点もメリットです。
ユーザーの負担を減らせる
通常、ユーザーが企業に資料請求や問い合わせをする場合は「Webサイトを訪問→入力フォームページに移動→情報を入力→送信」というステップを踏みますよね。これではユーザーに与える工数が多く、途中で離脱されてしまう可能性も高まります。
しかし、リードフォーム表示オプションでは広告から直接フォーム入力ができるためユーザーの工数を大幅に減らせます。その結果、問い合わせ数も向上するでしょう。
リードフォーム表示オプションの設定方法
リードフォーム表示オプションを設定する手順は以下の通りです。
- Google広告管理画面を開く
- リードフォーム表示オプションの設定画面を開く
- リードフォームやフォーム送信後メッセージなどを作成する
ここからは画像付きで解説するので、一緒に設定してみましょう。
1.Google広告管理画面を開く
まずは、Google広告にログインし、管理画面を開いてください。
左側のメニューから、「広告表示オプション」を選択します。
2.リードフォーム表示オプションの設定画面を開く
画面が切り替わったら、青のプラスマークをクリックします。
さまざまな広告表示オプションが表示される中から「リードフォーム表示オプション」を選択します。
3.リードフォームやフォーム送信後メッセージなどを作成する
ここでは、以下の手順で進めます。
- リードフォームを作成
- フォーム送信後のメッセージを作成
- 広告用の行動を促すフレーズを作成
- セールスリード配信オプションを設定
- Lead form typeを選択
1つずつ詳しく説明します。
1.リードフォームを作成
リードフォーム表示オプションを適用したいキャンペーンを選択し、「完了」をクリックしましょう。
まずは、リードフォームを作成します。
「広告見出し」・「ビジネスの名前」・「説明」を入力してください。
それぞれ入力できる文字数が決まっているので、超えないようにしましょう。
「質問」では、ユーザーに聞きたいことを設定できます。
「連絡先」・「勤務先情報」は、デフォルトで設定されているものから選択してください。
比較的自由に質問項目を作成できる「その他の質問」もあります。
質問や回答形式を選択できるので、必要な場合は追加してください。
プライバシーポリシーのURLと背景画像を設定しましょう。
設定する画像のサイズは1,200×628がおすすめです。
2.フォーム送信後のメッセージを作成
次に、フォーム送信後メッセージを作成します。
「広告見出し」・「説明」・「行動を促すフレーズ・URL」を選択・入力しましょう。
3.広告用の行動を促すフレーズを作成
広告下に表示される「行動を促すフレーズ」と説明文を設定します。
説明文は30文字まで設定できますが、途中で切れてしまうので半角26文字以内で設定するのがおすすめです。
4.セールスリード配信オプションを設定
リードフォーム表示オプションでは「セールスリード配信オプション」を設定できます。
こちらは任意なので、「Webhook」という外部のサービスに連携させたい時に設定してください。「Zapier」というソフト連携サービスを利用すればWebhookがなくても管理できます。
5.Lead form typeを選択
「Lead form type」を選択しましょう。
選択したものに合わせてフォームが最適化されます。
最後に規約を確認して「保存」をクリックしたら、リードフォーム表示オプションの設定は完了です。
リードフォーム表示オプションの注意点
リードフォーム表示オプションは便利な広告表示オプションですが、運用時は以下の2点に注意してください。
- リードの保存は30日間
- モバイル限定になる場合がある
1点ずつ詳細を確認していきます。
リードの保存は30日間
リードフォーム表示オプションで収集したデータの保存期間は30日しかありません。
Google広告の管理画面からCSVファイルでダウンロードできるので、定期的にダウンロードしてください。
モバイル限定になる場合がある
リードフォーム表示オプションは、検索キャンペーン・動画キャンペーン・ファインドキャンペーン・ディスプレイキャンペーンに対応しています。
動画キャンペーンとディスプレイキャンペーンで設定する場合、リードフォームはモバイルデバイスにしか表示されません。動画キャンペーンではAndroidデバイスにしか表示されない点も注意してください。
※検索キャンペーンはパソコン・モバイルの両方に対応しています。
おわりに
本記事では、リードフォーム表示オプションの基礎から設定方法まで解説しました。
リードフォーム表示オプションを利用すればリード情報を効率よく収集でき、コンバージョン数の増加も見込めます。
記事内で説明した画像13枚付きの設定方法を参考に、ぜひ設定してみてください。
本記事がリードフォーム表示オプションについて知りたい方の参考になれば幸いです。