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LPのペルソナ設定とは?具体的な方法や失敗を避けるために気をつけるべきことを解説

X編集部
更新日:2025.03.31 11:02
LPのペルソナ設定とは?具体的な方法や失敗を避けるために気をつけるべきことを解説

LPにおけるペルソナ設定とは、LPを訪れるユーザー像を具体的に決めることです。

LPは、ペルソナ設定が命と言っても過言ではありません。

いくらLP制作の能力に優れていても、ペルソナ設定を怠ると「クオリティは高いがユーザーにまったく刺さらないLP」ができあがってしまいます。

今回はLPにおけるペルソナ設定の概要や具体的な設定方法、設定時に気をつけるべきことや、設定後にやるべきことなどについてまとめました。

LPについて詳しくない方でも無理なく読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。使用する際は用語の説明を入れています。

記事を最後までチェックすれば、コンバージョンを獲得できるLPの制作に向けて、一歩前進できます。

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LPにおけるペルソナ設定とは?

まずペルソナとは、商品・サービスを利用している典型的なユーザー像のことです。

例えば商品Aのペルソナ例は、以下のとおりです。

  • 山田太郎
  • 35歳
  • 会社員(営業)
  • 独身
  • 地方在住

このようにペルソナを設定することで顧客像が明確になり、マーケティングの精度を高められたり、関係者間での認識のズレを解消できたり、さまざまなメリットがあります。

「地方在住の独身男性だからこのような言葉が響くだろう」「こういった悩みを抱えているだろう」といったイメージです。

そしてLPにおけるペルソナ設定とは、LPを訪れるユーザー像を具体的に決めることです。

LPを作り始める前にペルソナを設定しておくことで、デザインや文言などの方向性が見えてきます。

ユーザーが「自分のための情報だ」と認識しやすくなり、コンバージョン率が向上します。

LPにおけるペルソナとターゲットの違い

ペルソナと混同される言葉として「ターゲット」があります。しかし両者は「具体性」に違いがあります。

不動産投資に関するLPを例に考えてみましょう。

まずターゲットの例は以下のとおりです。

  • 30〜40代の会社員
  • 年収500万円以上
  • 資産運用に関心がある

続いてペルソナの例は以下のとおりです。

  • 35歳
  • 都内勤務のIT企業社員
  • 年収600万円
  • 独身
  • 将来の資産形成を考えているが投資経験なし

ターゲットには30〜40代のように「範囲」があり、ペルソナは「特定の一人」であることが分かります。

ターゲットは、LPの大まかな方向性を決めるのに役立ちます。しかし具体的なデザインやセールスコピーを決定する際は、ペルソナの方が重要です。

LPにおけるペルソナの設定方法

LPにおけるペルソナの具体的な設定方法は、以下の3つです。

  • データを収集する
  • 集まった情報を整理する
  • ペルソナに落とし込む

それぞれ詳しく見てみましょう。

データを収集する

ペルソナ設定の第一歩は、ユーザーデータの収集です。ペルソナは単なる想像ではなく、具体的なデータを基に設定しましょう。

データを活用しなければ、実態とズレたペルソナを設定してしまいかねません。そうなると、LPを訪問するユーザーにはまったく響かず、施策は失敗に終わるでしょう。

具体的なデータ収集方法は以下のとおりです。

  • 過去の成約データや顧客リストなどを活用した既存顧客のデータ分析
  • Googleアナリティクスやヒートマップツールを活用したアクセス解析
  • アンケートやヒアリング
  • SNSやレビューサイトにおける口コミの調査

まずはデータを集められるだけ集めましょう。

関連記事:【無料あり】LPにヒートマップツールは必要?概要や分析できる項目を分かりやすく解説

集まった情報を整理する

データ収集によって集めた情報を整理しましょう。そうすることで、関連性や共通点が見えてきます。

例えば「30〜40代の男性会社員が過半数」「年収500万円以上が70%」「口コミや事例を重視する傾向にある」といった形です。

先ほどペルソナとターゲットの違いについて解説をしましたが、このステップで明らかになるのがターゲットです。

主観や先入観によって、整理した情報に偏りが出ないように注意しましょう。

ペルソナに落とし込む

整理した情報を基に、より具体的な人物像としてペルソナを作成しましょう。ペルソナでは、以下のように架空の顧客1人を詳細に設定します。

名前:佐藤太郎(仮)
年齢:35歳
職業:都内のIT企業に勤務する会社員
年収:600万円
家族構成:妻と子ども1人
興味・関心:将来の資産形成、節税対策
課題・悩み:投資に興味はあるが知識がなく、リスクを抑えたい
情報収集の方法:ネット検索、SNS、YouTubeの解説動画
購買行動:無料相談で信頼できるか判断し、その後具体的な投資を検討

ペルソナを決めたら、そのペルソナに対してLPを作ります。ペルソナに刺さりそうな構成、コピー、デザインを採用しましょう。

そうすることで「万人に向けたふんわりとしたLP(誰にも刺さらない)」ではなく「特定の層に深く刺さる効果的なLP」ができあがります。

LPのペルソナを設定する際に気をつけるべきこと

LPでペルソナを設定する際には、以下4つの点に気をつけましょう。

  • とことん具体的にする
  • 理想像に引っ張られすぎない
  • 他のWebマーケティング施策にも反映させる
  • ペルソナ設定を軽視しない

1つずつ詳しく解説します。

とことん具体的にする

ペルソナは、可能な限り詳細に設定しましょう。どこまで詳細に設定しても「設定しすぎる」といったことはありません。

例えば「30代男性、会社員」だけでは不十分です。

「35歳男性、都内在住のIT企業勤務、年収600万円、子ども1人、将来の資産形成に不安を感じている」と細かい情報まで決めましょう。

なかには「ペルソナを具体化しすぎると、対象が狭くなりすぎて意味がないのでは?」と心配をする方もいます。しかし実際には、その逆です。

対象を広げると万人に受けるようで、誰にも刺さりません。

一方でペルソナを詳細に設定すればするほど、そのペルソナ像には完全に一致しない人にも刺さります。

例:35歳ではなく30歳でも、それ以外のペルソナ像と一致していれば刺さる

理想像に引っ張られすぎない

「こういった層に商品・サービスを届けたい」といった理想像は、誰もが持っています。

しかしペルソナ設定が理想的な顧客像に引っ張られすぎると、実際の顧客との間にズレが生じてしまいます。

例えば「積極的に投資を検討している人に見てほしい」と思っていても、実際のユーザーは投資を迷っている層や慎重派かもしれません。

来てほしい顧客ではなく、実際にLPを訪れる可能性が高い顧客をペルソナに設定しましょう。

そのために大切なのが「LPにおけるペルソナの設定方法」の「データを収集する」で解説した内容です。

ペルソナはあくまで、収集したデータに基づいて設定されます。

他のWebマーケティング施策にも反映させる

LPのペルソナ設定は、広告運用やSEO対策などの他Webマーケティング施策と、一貫性を持たせる必要があります。

例えばLPのペルソナが20代女性で、リスティング広告のペルソナが50代女性の場合について考えてみましょう。

この場合、リスティング広告をクリックした50代女性は、20代女性をペルソナに作られたLPにアクセスすることとなります。

そのため「思っていたLPじゃなかった」とすぐに離脱してしまうでしょう。

もちろんコンバージョンにはつながりません。Web広告費も無駄になってしまいます。

LP・リスティング広告・SNS広告・SEOと、すべてのWebマーケティング施策が、同じペルソナを意識して設計されるべきです。

LP制作の際に設定したペルソナは、他のWebマーケティング施策にも反映させましょう。

反対に、すでに他のWeb施策でペルソナを設定している場合は、それをLP制作のペルソナに応用しましょう。

ペルソナ設定を軽視しない

LP制作には、ペルソナ設定以外にも以下の工程があります。

  • 構成作成
  • セールスライティング
  • Webデザイン
  • コーディング

ペルソナ設定は、上記工程と比べると、一見簡単そうに見えます。しかしペルソナ設定を軽視してはいけません。

なぜならペルソナ設定は、LP制作における羅針盤だからです。

ペルソナがズレると、その後の構成作成・セールスライティング・Webデザイン・コーディングがすべてズレます。間違った地図を基にLP制作が進みます。

もちろん最初から、実際のユーザーと完全に一致するペルソナは設定できません。しかしデータなどを基に、少しでもリアリティのあるペルソナを設定することが重要です。

LPのペルソナを設定した後にやるべきこと

LPのペルソナを設定した後にやるべきことは、以下の4つです。

  • LPの構成案をフレームワーク等を用いて作成する
  • コンテンツを作成する
  • デザイン・コーディングを行う
  • LPに集客するための導線作り

1つずつ詳しく見てみましょう。

LPの構成案をフレームワーク等を用いて作成する

LPのペルソナを設定したら、闇雲にコンテンツを作成するのではなく、構成を考えます。

「ここに『利用者の声』を設置して、ここに『よくある質問』を設置して…」といった形です。

本が目次から作られるように、LPも構成から作成することで、整理されて理解しやすいものになります。

構成を作成する際は、フレームワークの活用がおすすめです。LPの構成案作成に役立つ主なフレームワークは、以下の3つです。

  • AIDMAの法則
  • 新PASONAの法則
  • BEAFの法則

例えばAIDMAの法則は、消費者が商品・サービスを認知してから購入に至るまでの心理プロセスを説明するフレームワークです。

AIDMAの法則をLPに反映させると以下のようになります。

  • Attention(注意):ファーストビューにインパクトのあるアイキャッチ画像やキャッチコピーを配置
  • Interest(興味):商品・サービスの特徴やメリットを簡潔に説明
  • Desire(欲求):ベネフィットや実績、お客様の声を掲載して信頼性を向上
  • Memory(記憶):他社比較やよくある質問で選択肢として記憶に残るようにする
  • Action(行動):オファーやCTAボタンでスムーズに申し込みへ誘導

詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:LP構成には鉄板法則がある!作り方やフレームワークを実例付きで解説

コンテンツを作成する

構成が決まったら、そこに肉付けをするような形で、コンテンツを作成しましょう。具体的には、画像を作成したり、掲載する文章を考えたりします。

事前にペルソナ設定をしておくことで、どのようなコンテンツが刺さるのか、どのような言い回しが良いのか検討がつきます。

例えば初心者向けのLPであれば専門用語を使わない、上級者向けのLPであれば専門的な情報を充実させるといった形です。

関連記事:LPライティングとは?コツや外注費用などを初心者向けに分かりやすく解説!

デザイン・コーディングを行う

コンテンツを作成したら、それをLPに落とし込むためのデザインやコーディングを行いましょう。

例えば30代男性向けのLPに可愛らしいデザインを採用しても刺さらないように、デザイン面でもペルソナがある程度活きます。

デザインやコーディングについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:LPのコーディングにかかる費用相場や時間は?外注依頼時の9つのポイントも解説
関連記事:すぐ実践できる!LPデザインのコツ16選と基本原則・参考事例の探し方
関連記事:LP制作初心者必見!作り方の基本の流れ・便利なツールをわかりやすく解説

LPに集客するための導線作り

LPには、ユーザーをコンバージョンに導く力があります。しかしLP単体では、集客効果がありません。

そのためリスティング広告・SNS広告・メールマガジン・SEOなど、LPに集客するための導線を作りましょう。

特にリスティング広告やSEOは、LPとの相性が良いとされています。

LPを活用した施策は、Web広告やSEOなどの集客施策とセットです。

ペルソナ設定を含めたLP作成は制作会社への依頼がおすすめ

ペルソナ設定を含めたLPの作成は、制作会社への依頼がおすすめです。理由は以下の2つです。

  • 競合もLP制作会社を利用しているから
  • Web広告やSEOなどLP以外のサポートも依頼できるから

それぞれ詳しく解説します。

競合もLP制作会社を利用しているから

競争の激しい業界では、多くの企業がLP制作会社を利用しています。

LPは、WordPressやペライチを使えば、自力での作成も可能です。しかし自力で作成したLPは、クオリティの面で、制作会社が作成したものに劣ります。

質の低いLPよりも、質の高いLPに掲載された商品やサービスに惹かれる方が大半でしょう。

競合他社がLP制作会社を利用している以上、LP制作に十分なスキルを持った人材がいないのであれば、LP制作会社の利用がおすすめです。

関連記事:WordPressでLPを制作する3つの方法!おすすめテーマ・プラグインも紹介
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!

Web広告やSEOなどLP以外のサポートも依頼できるから

LPに集客効果はありません。そのため、Web広告やSEOなどの集客施策とセットでの運用が必須であると解説しました。

LP制作会社が提供するサービスは、LPの制作だけではありません。Web広告やSEO対策などのサポートを依頼できるLP制作会社も多数存在します。

つまりLP制作会社を利用すれば、LP以外のWebマーケティング施策まで、マルっと任せられます。

例えば「LP制作会社に依頼をして質の高いLPを作ったが、自力での集客がうまくいかず水の泡だった」といったことは起こり得ません。

弊社でも「バズLP」というLP制作サービスを提供しています。

そしてLP制作のみならず、SEO対策サービス「BUZZライティング」や、リスティング広告運用代行サービスの「BUZZリスティング」も提供しています。

関連記事:ランディングページ制作会社10社を比較!選ぶポイントや費用相場なども紹介

まとめ

LPにおけるペルソナ設定の概要や具体的な設定方法、設定時に気をつけるべきことや、設定後にやるべきことなどについて解説しました。

ペルソナ設定は、LP制作における最初の工程です。軽視されがちですが、手を抜くと、その後の施策すべてにおいてズレが生じます。

弊社クロスバズの提供するバズLPでは、丁寧なヒアリングから競合分析を行い、成果の出るLPを制作します。

相談や見積もりは無料です。無理な勧誘をすることもありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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