コンテンツマーケティング

【完全版】オウンドメディアのSEO対策を1から10までどこよりも詳しく解説

X編集部
2024.07.08 10:00
【完全版】オウンドメディアのSEO対策を1から10までどこよりも詳しく解説

オウンドメディアの命運は、SEO対策で決まります。

しかし、オウンドメディアのSEO対策は、一言で説明できるほど簡単なものではありません。

そこで今回は、オウンドメディアのSEO対策について、どこよりも詳しく、徹底的に深掘りしてまとめました。

10000文字を超える超大作です。

オウンドメディアやSEOに対する知見が少ない方でも無理なく読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。使用する際は用語の説明を入れています。

記事を最後までチェックすれば、オウンドメディアにおけるSEO対策の全体像が掴めますよ。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が所有する情報発信メディアの総称です。

今回詳しく取り上げるWebサイトに加えて、SNSやYouTubeチャンネル、広報誌なども広義のオウンドメディアに含まれます。

オウンドメディア最大の特徴は、企業が好きなように、そして好きなだけ、情報を発信できる点です。

リスティング広告やテレビCMのように、広告枠を入札して情報を発信するわけではありません。つまり、秒数や文字数などの制限はありません。

例えば、今あなたがご覧になっているこの記事も、まさに弊社のオウンドメディアです。

オウンドメディアを活用することで、自社商品の魅力を、ユーザーに十分に伝えられます。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

SEO対策とは?

SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の頭文字をとった用語です。

SEO対策とは、オウンドメディア内のコンテンツを、検索エンジンの上位に表示させようとする試みのことです。

SEO対策によって記事を上位表示させることで、アクセスが集まり、それがコンバージョン(売り上げや申し込み)に繋がります。

SEO対策では、Googleを始めとする検索エンジンの評価アルゴリズムに則ったサイトや記事の作成が必要です。

Googleがどんなサイトや記事を評価するのか、具体的なSEO対策の内容については、後ほど詳しく紹介します。

オウンドメディア運用にはSEO対策が必須

以下3つの理由から、オウンドメディア運用にはSEO対策が欠かせません。

  • 上位表示しないとアクセスが集まらないから
  • 検索結果はコンテンツで溢れているから
  • SEO対策の難易度は年々上がっているから

それぞれ詳しく見てみましょう。

上位表示しないとアクセスが集まらない

オウンドメディアへのアクセス数は、検索結果の表示順位によって大きく異なります。

検索順位クリック率
検索1位39.8%
検索2位18.7%
検索3位10.2%
検索4位7.2%
検索5位5.1%
検索6位4.4%
検索7位3.0%
検索8位2.1%
検索9位1.9%
検索10位1.6%
Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024を参考に筆者作成

検索1位と10位の場合とでは、クリック率に約25倍の差があります。

よって、オウンドメディア運用では、記事の上位表示がとにかく重要です。そして、記事の上位表示には、SEO対策が欠かせません。

SEO対策は前述のとおり、記事を“上位”に表示させようとする施策のことです。

関連記事:コンテンツマーケティングで上位表示させるポイント7選!仕組みや難易度についても解説

検索結果はコンテンツで溢れている

検索をすると、その検索キーワードに適した検索結果が表示されます。

例えば「ジム 選び方」と検索をすると、タイトルに「ジム 選び方」の文字を含んだ記事ばかりがズラリと表示されました。

検索結果はコンテンツで溢れている

大半の企業がオウンドメディアを持っていなかった頃は、タイトルに「ジム 選び方」を含んだ記事を投稿するだけで、簡単に記事を上位表示できました。

しかし今の時代、企業のオウンドメディア運用は当たり前です。検索結果には、以前とは比べ物にならない量のコンテンツが溢れています。

よって、ただタイトルにキーワードを含めるだけでなく、より本格的なSEO対策が必要です。溢れるコンテンツのなかで上位に表示されるには、それだけの理由が必要です。

SEO対策の難易度は年々上がっている

以前は、以下のような小手先だけの対策で、簡単に記事を上位表示できていました。

  • 記事の中にとにかくキーワードを詰め込む
  • 自作自演で被リンクを不正に獲得する

これらの対策が通用したのは、検索エンジンのアルゴリズムが未成熟だったからです。

検索エンジンのアルゴリズムは、日々アップデートされています。現在では、上記のような対策は一切通用しません。

10〜15年前であれば、SEO対策をしなくても、記事が偶然上位表示されることもあったでしょう。

しかし、競合が増え、アルゴリズムも複雑化している現在では、SEO対策なしにオウンドメディア運用の成功は不可能です。

オウンドメディアのSEO対策は3つに分類可能

オウンドメディアのSEO対策を細分化すると、以下の3つに分けられます。

  • コンテンツ制作
  • 内部対策
  • 外部対策

それぞれ詳しく見てみましょう。

コンテンツ制作

SEO対策の根幹となるのが、コンテンツ制作、つまり記事の執筆です。

公開した記事にアクセスが集まり、売上や申し込みに繋がります。

コンテンツ制作ではセールスライティング力に加えて、物事を分かりやすく説明する能力や、SEOを意識した、検索エンジンに評価されるコンテンツ作りが求められます。

内部対策

内部対策とは、サイト内部で行われるSEO対策のことです。

詳しくは後述しますが、パンくずリストや内部リンクの設置、リンク切れのチェックといった施策があります。

検索エンジンに、正確かつ迅速に記事をクロールしてもらったり、記事を正しく評価してもらったりする効果があります。

クロールとは?:
検索エンジンのロボットであるクローラーがWebサイトを巡回して、記事情報をデータベースに登録すること。クロールされることで記事が検索結果に表示される。

外部対策

外部対策は、内部対策とは真逆で、サイトの外で行われるSEO対策のことです。

こちらも詳しくは後述しますが、被リンク獲得やSNS運用といった施策があります。

外部対策には、ドメインパワーを高めたり、E-E-A-Tにおける権威性を高めたりする効果があります(詳しくは後述します)。

オウンドメディアのSEO対策を1から10まで解説

ここからは、オウンドメディアのSEO対策を、以下4つに分けて解説します。

  • 前提として知っておきたい考え方
  • コンテンツ制作の流れ
  • 内部対策
  • 外部対策

それぞれ詳しく見てみましょう。

SEO対策を行う上で知っておきたい考え方

まず、SEO対策を行う上で前提として知っておきたい、以下4つの考え方について解説します。

  • Googleが掲げる10の事実
  • E-E-A-T
  • YMYL
  • ユーザーファースト

それぞれ詳しく見てみましょう。

Googleが掲げる10の事実

SEO対策を成功に導くには、Googleが何を考えているのか、何を重要視しているのかを理解することが大切です。

そして、Googleへの理解を深めるために役立つのが、以下「Googleが掲げる10の事実」です。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9.  スーツを着なくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。
    出典:Googleが掲げる10の事実

SEO対策と聞くと、具体的な施策にばかり目を向けてしまいます。しかし「Googleが掲げる10の事実」では、SEO対策の本質が分かります。

オウンドメディアでSEO対策を行うのであれば、一度目を通しておいて損はありません。

>>Googleが掲げる10の事実の詳細を見る

E-E-A-T

E-E-A-Tは、Googleが定める1つの評価基準です。Googleが公開する「検索品質評価ガイドライン(全編英語)」で言及されています。

E-E-A-Tは、以下4つの評価項目の頭文字です。

  • E:Experience(経験)
  • E:Expertise(専門性)
  • A:Authoritativeness(権威性)
  • T:Trust(信頼性)

E-E-A-Tは、ここ数年で特に重要視されるようになった評価基準です。

なかでも「Trust(信頼性)」の重要度が一番高く、経験、専門性、権威性を高めることが、信頼性の向上に繋がります。

例えば「Experience(経験)」を高めるには、一般的な情報ではなく、独自の経験を記事に記載しましょう。

本記事では詳しく取り上げませんが、このようにE-E-A-Tには、それぞれ評価を高める方法があります。

オウンドメディアのSEO対策では、E-E-A-Tを意識したサイト設計や記事執筆が欠かせません。

関連記事:SEOにおける権威性とは?概要や高める方法9つをわかりやすく解説

YMYL

YMYLは「Your Money or Your Life」の略です。投資や医療のような、人々の幸福や健康、お金にまつわる情報のことを指します。

YMYLジャンルでは、記事によってユーザーの人生を大きく左右しかねません。例えば、検索上位で解説されていた間違った治療法を実践して、亡くなってしまう方が出てくるかもしれません。

よってGoogleも、YMYLジャンルにおける検索順位の決定には、細心の注意を払っています。

YMYLジャンルでは、先ほど解説したE-E-A-Tが、特に重要視されます。

例えば、医療系の検索キーワードでは、クリニック等の信頼性のあるオウンドメディアしか表示されません。

E-E-A-Tのないメディアは、インデックスすらされません(上位表示どころか検索結果に表示されません)。

YMYLジャンルの場合は「どう戦うか」ではなく「そもそも参入すべきか否か」から考える必要があります。

ユーザーファースト

SEO対策によって、ユーザーの満足度が損なわれてしまっては、本末転倒です。

例えば、SEOを意識するあまりキーワードを文中に詰め込みすぎて、読みづらくなっている記事を見かけることがあります。

本記事では、オウンドメディアのSEO対策について解説をしています。しかし、SEO対策よりも優先すべきは、ユーザーファーストの考え方です。

「Googleが掲げる10の事実」の1つ目として紹介した「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」は、ユーザーファーストを指しています。

もちろん、SEO対策はオウンドメディア運用において大切です。しかし、Googleは滞在時間など、ユーザーの行動も測定しています。

Googleの目的は、ユーザーに満足をしてもらうことです。そのことが、ユーザーのサービスの長期利用に繋がります。

よって、ユーザーファーストの考え方は、結果としてSEOにもプラスの影響を与えます。

コンテンツ制作の流れ

続いて、大まかな記事制作の流れは以下のとおりです。

  1. キーワード選定
  2. 構成案の作成
  3. 記事の執筆&公開
  4. リライト

それぞれ詳しく見てみましょう。

1.キーワード選定

オウンドメディアで公開される記事は、特定のキーワードでの上位表示を目的としています。

よってまずは、どのキーワードで記事を書くのかを決めましょう。

例えば、ジムへの入会者を増やすためのオウンドメディアで「クレジットカード おすすめ」のキーワードを狙った記事を書いても、意味がありませんよね。

キーワード選定ができる無料ツールとしては、Ubersuggestがおすすめです。

キーワードを入力すると、サジェストと関連キーワードが、月間検索数や上位表示の難易度などとともに、一覧で表示されます。

1.キーワード選定
Ubersuggestにて「ジム」と検索した際の画面

そこから関係のないキーワードを除外したり、検索意図が同じであるキーワードをまとめたりします。

  • 上記の場合の関係のないキーワードの例:「ジムニー」「事務」など
  • ジムの場合の検索意図が同じであるキーワードの例:「ジム 初心者」と「ジム 初めて」など

本来はもう少し複雑ですが、ひとまず上記の工程でキーワード選定は終了です。

なお、対策キーワードの難易度が高すぎると感じる場合は、ロングテール戦略がおすすめです。詳しくは以下の記事でまとめています。

関連記事:SEOのロングテール戦略とは?ロングテールキーワードの探し方やツール、注意点

2.構成案の作成

選定したキーワードのなかから1つを選び、記事の作成を始めます。

記事を執筆するにあたって、まず最初に取り組むのは、構成案の作成です。構成案は、書籍における目次のようなもので、記事の骨子となります。

例えば以下は、弊社クロスバズが運営するオウンドメディアにて公開中の記事の構成です。

上記構成では「オウンドメディア 運営代行」のキーワードでの上位表示を目指しています。

構成案を作成する際に大切なのが、網羅性です。

ユーザーは、顕在化した悩みを解決するために検索をします。しかし、顕在化した悩みとは別に、潜在的な悩みも抱えています。

記事内で、潜在的な悩みまで網羅的に解決してあげることで、読者の満足度は高くなるでしょう。つまり、上位表示に繋がります。

「そうそう、このことについても知りたかったんだよ」といった形です。

記事の網羅性を高めるには、サジェストや関連キーワードを構成、見出しに含めることが重要です。

3.記事の執筆&公開

構成案を作成したら、それに肉付けをするような形で、記事を執筆します。記事の執筆では、相手にとって分かりやすい文章を書くことを心がけましょう。

慣れないうちは、PREP法というテクニックを用いるのがおすすめです。

PREP法では、以下の順番で文章を作成します。

  • P:Point(結論)
  • R:Reason(理由)
  • E:Example(具体例)
    P:Point(結論)

文章を書き慣れていなくても、論理的で分かりやすい記事の作成が可能です。

また、文章のみならず、見栄えにもこだわりましょう。文字を装飾したり、箇条書きを用いたり、図表を挿入したりしてください。

ここでどれだけ手間をかけられるかが、ユーザーの満足度に繋がります。

執筆が完了したら、WordPressに記事を入稿して、その後に公開をします。

4.リライト

記事の公開から数ヶ月が経っても、期待する順位がつかないことがあります。

その場合は、記事のリライトを検討しましょう。リライトでは、文章を追加したり、見出しの順番を入れ替えたりします。

本記事では解説しませんが、さまざまなツールを用いて得られたデータを基に、どこをどのようにリライトするかを決めます。

しかし、すべての記事をリライトするのは大変です。よって、リライトする意味がある記事を、取捨選択してください。

例えば、60位に表示されている記事のリライトは、おすすめしません。順位が10〜20位ほど改善したところで、アクセス数の増加はほとんど期待できないからです。

また、60位ということはその記事がほとんど評価されていないということなので、リライトよりも新たに記事を作り直した方が得策でしょう。

一方、5位で停滞している記事のリライトはおすすめです。

5位から1位に改善できたとすると、約8倍のアクセスが期待できます。5位から3位でも、アクセス数は約2倍になります。

内部対策

オウンドメディアの内部対策のなかで主なものは、以下の7つです。

  • サイトのSSL化
  • パンくずリストの設置
  • 内部リンクの設置
  • リンク切れのチェック
  • 画像へのalt属性の付与
  • 表示速度の改善
  • モバイルフレンドリーにする

それぞれ詳しく見てみましょう。

サイトのSSL化

サイトURLの冒頭を「http」から「https」に変更することを、サイトのSSL化と言います。

詳しい説明は省きますが、SSL化を行うことで、サイトのセキュリティ面が向上します。

SSLは、インターネット上の通信を暗号化する技術です。万が一第三者に通信が傍受されたとしても、個人情報等が流出してしまうことを防げます。

すでにサイトのSSL化を済ませている方が大半でしょう。しかし、SSL化は内部対策の基礎中の基礎なので、もしまだでしたら済ませておきましょう。

設定自体は簡単です。

パンくずリストの設置

パンくずリストとは、サイトの階層と、その記事が階層のうちどこにあるのかを示したものです。

変わった名称ですが、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」で、兄弟が道に迷わないようにパンをちぎって置いていくシーンを由来としています。

例えば以下は、当サイト他記事のタイトル上部にて確認できる、パンくずリストです。

パンくずリストの設置

この記事は「HOME▶︎ランディングページ制作(サービスページ)▶︎LPブログ」という階層のもう1つ下にあることが分かります。

パンくずリストには、ユーザビリティはもちろん、クローラビリティを高める効果もあります。

クローラビリティとは?:
検索エンジンによる自社サイトの見つけやすさを表す用語。クローラビリティが高いほど、記事公開後すぐに順位が付いたり、リライト結果が反映されたりする。

パンくずリストをうまく機能させるためにも、サイト設計の段階で階層構造を整理しておきましょう。

内部リンクの設置

内部リンクとは、同じWebサイト内の記事同士を繋ぐリンクのことです。本記事でも「関連記事」という表記で、いくつか内部リンクを設置しています。

内部リンクにも、先ほど解説したパンくずリストと同様に、クローラビリティを高める効果があります。

また、ユーザーのサイト内回遊率を高めることも可能です。ユーザーがサイト内に滞在する時間が長くなればなるほど、コンバージョンに繋がる可能性も高くなります。

内部リンクを設置する際は、クリックしたらどんなページに飛ぶのか、ユーザーが明確に分かる状態にしておきましょう。

「気になる方はこちらをクリックしてください」の「こちら」の部分にリンクを貼るのはNGです。本記事のように、記事タイトルにリンクを貼っておけば間違いありません。

内部リンクについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:【弊社実例あり】内部リンクがSEOに与える影響・効果とは?

リンク切れのチェック

ページが削除されるなどして、リンク先にアクセスできなくなる状態のことを、リンク切れと言います。

リンク切れのチェック
リンク切れをクリックして表示されるページの例

調べごとをしていたら上記のようなページが出てきて、ストレスを感じた経験がある方も多いでしょう。

リンク切れは、ユーザビリティにもクローラビリティにも、ネガティブな影響を与えます。よって、リンク切れが出たらすぐに対応できる状態を整えておきましょう。

 WordPressにて「Broken Link Checker」のような無料プラグインを活用することで、リンク切れをメールで通知できます。

画像へのalt属性の付与

検索エンジンの性能は、日々向上しています。しかし、記事に掲載した画像の内容を、検索エンジンが全て正しく理解できるとは限りません。

よって、サイト運営者が画像の内容を、検索エンジンに正しく伝えてあげる必要があります。そこで役立つのが、画像のalt属性です。

「alt」は「alternative」の略称で、日本語だと「代替手段」です。

画像へのalt属性の付与

上の画像の赤枠部分に画像の内容を記載することで、検索エンジンに、画像の内容を正しく伝えられます。

また、読み込みエラーなどで画像が正しく表示されなかった場合、alt属性に記載した文言が表示されます。よって、ユーザビリティの面でもプラスです。

alt属性に記載する文言は、画像を詳細に説明したものが望ましいです。しかし、面倒な場合は、その画像が掲載されている見出しを、そのままコピー&ペーストするだけでも構いません。

表示速度の改善

記事の表示速度も、検索順位に影響します。なぜなら、表示速度が遅いと、ユーザーにストレスを与えてしまうからです。

あなたも、閲覧したい記事の読み込みが遅くて、諦めてブラウザバックをした経験があるのではないでしょうか。

記事の表示速度とユーザーの離脱率については、以下のようなデータがあります。

上記のデータを日本語訳すると、以下のとおりです。

  • ページの読み込み速度が1秒から3秒に増えるとユーザーの離脱率は32%上昇する
  • ページの読み込み速度が1秒から5秒に増えるとユーザーの離脱率は90%上昇する
  • ページの読み込み速度が1秒から6秒に増えるとユーザーの離脱率は106%上昇する
  • ページの読み込み速度が1秒から10秒に増えるとユーザーの離脱率は123%上昇する

よって、記事の表示速度は、長くても3秒以内に抑えたいところです。

表示速度を早めるには、画像を圧縮したり、使用していないプラグインは削除したりといった施策が有効です。

Googleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」にて、表示速度をチェックしてみましょう。

モバイルフレンドリーにする

モバイルフレンドリーは、スマートフォンを始めとする、モバイル端末でのサイトの使いやすさを表す用語です。

今の時代、約8割の検索が、パソコンではなくモバイル端末から行われています。しかし、記事を執筆したりデータを計測したりといった、SEO対策に用いられるのは、大半がパソコンです。

モバイル端末とパソコンでは、画面の大きさが異なります。よって、パソコンで作成した記事が、スマートフォンなどのモバイル端末だと見づらかったりします。

オウンドメディアのSEO対策では「モバイル端末だとどう表示されるか」を常に意識しましょう。

例えば、モバイル端末だと表が見づらくならないか、画面が文字で埋め尽くされて読みづらいと感じないか、などをチェックしてみてください。

先ほど紹介したGoogleサーチコンソールでも、記事がモバイルフレンドリーかどうかを確認できます。

外部対策

オウンドメディアの外部対策で主なものは、以下の3つです。

  • 被リンクの獲得
  • サイテーションの獲得
  • SNS運用

それぞれ詳しく見てみましょう。

被リンクの獲得

被リンクは、最も効果の大きいSEO施策です。その分、実施の難易度も高くなっています。

被リンクを獲得するには、ユーザーや他サイトの運営者から「このページにリンクを貼りたい」と思ってもらう必要があります。

そのために大切な要素は、以下の3つです。

  • 記事に一次情報を記載する
  • 図表やオリジナルの画像を掲載する
  • 記事が上位表示される

自社で調査した内容など、一次情報を記載することで「このデータの情報ソースはこちらです」と、被リンクを貰いやすくなります。

また、図表を作成したり、オリジナルの画像を用意するのは面倒です。こういった手間を許容できないサイト運営者からも、被リンクを貰える可能性があります。

しかし、いずれにせよ、ユーザーや他サイトの運営者から記事を見つけてもらわないことには、話が始まりません。

よって、被リンク以外のSEO対策を通して、記事を上位表示することが大切です。

サイテーションの獲得

サイテーションとは、自社の商品名やサイト名などが、他サイトやSNS等で言及されることを表す用語です。被リンクと異なり、リンクは貼られていません。

検索エンジンは、SNSやWebサイトにおけるサイテーションに対しても、一定の評価を与えているとされています。

よって、被リンクほどではありませんが、サイテーションも重要であることに違いはありません。

サイテーションを増やすには、Googleビジネスプロフィールや口コミサイトに登録するなどして、とにかくユーザーの目に留まる機会を増やしましょう。

また「バズ」を狙ったコンテンツ制作や、次の項目で解説するSNS運用もおすすめです。

SNS運用

SNS運用も、外部対策の1つです。

SNSにコンテンツを投稿して、投稿文の下部や概要欄などにオウンドメディアのURLを貼り付けておけば、アクセス数の増加が期待できます。

また「サイトがどのような人物によって運営されているのか」が明確になるため、E-E-A-Tの評価を高めることにも繋がります。

しかし、オウンドメディアとSNS、両方を同時に運営するのは手間がかかります。よって、実行難易度の高い施策であると言えるでしょう。

オウンドメディアのSEO対策をする際の注意点

オウンドメディアのSEO対策を行う際の注意点は、以下の2つです。

  • ブラックハットSEOはペナルティを受けるリスクがある
  • 今の所AIだけでの記事制作はできない

それぞれ詳しく見てみましょう。

ブラックハットSEOはペナルティを受けるリスクがある

SEO対策は、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOに分類できます。

  • ブラックハットSEOとは?:不正な手段を用いて記事を上位表示させようとするSEO対策
  • ホワイトハットSEOとは?:Googleの品質評価ガイドラインに基づいた正攻法で記事を上位表示させようとするSEO対策

本記事で解説したような内容が、ホワイトハットSEOに当たります。

一方、ブラックハットSEOの例は以下のとおりです。

  • 被リンクを不正に取得する
  • 他サイトのコピーコンテンツ
  • 意味を為さない、キーワードだけを不自然に詰め込んだ記事の作成(ワードサラダ)

ブラックハットSEOは、Googleからペナルティを受けるリスクがあるため、絶対にやめましょう。ペナルティを受けると、記事がインデックスされなくなってしまいます。

また、万が一バレずにブラックハットSEOを実践できたとしても、それほどSEO的にプラスにはならないので、意味がありません。

今の所AIだけでの記事制作はできない

近年、生成AIによる記事制作が注目を集めています。

たしかに、生成AIを用いたツールを使えば、キーワードを入力するだけで記事を制作することが可能です。

しかし今の所、生成AIで制作した記事は、人が執筆した記事には到底及びません。

まず生成AIは、Web上の情報を基に記事を生成します。つまり、記事に一次情報は一切含まれません。

よほど競合がいないジャンルであれば、生成AIに制作してもらった記事に多少手を加えるだけで上位表示ができるかもしれません。

しかし、一般的なSEO対策では、生成AIの使用はおすすめしません。むしろ、ブラックハットSEOと判断されて、ペナルティを受ける可能性もあります。

関連記事:オウンドメディア運営に失敗するのはなぜ?よくあるパターンと成功のポイントを解説

オウンドメディアのSEO対策は専門業者への依頼がおすすめ

ここまで、オウンドメディアのSEO対策について、考え方・制作の流れ・内部対策・外部対策の解説をしました。

これらは、SEO対策における、基礎中の基礎に過ぎません。

自社にSEOに精通した人材がいて、十分な制作リソースも確保できるのであれば、何も問題はありません。

しかしそうでなければ、オウンドメディアのSEO対策は、専門業者への依頼をおすすめします。

もしかすると、本記事の内容を「難しいな」と感じたかもしれません。しかし、これらのことは、SEOの専門業者にとっては“朝飯前”です。

専門業者が争っているなかに、ちょっとしたSEO知識で戦いを挑むのは、はっきりいって無謀です。

オウンドメディアのSEO対策におすすめの専門業者については、以下の記事で詳しくまとめています。

関連記事:オウンドメディアの運営代行に強い会社24選!選び方や費用相場も

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まとめ

オウンドメディアのSEO対策について、どこよりも詳しく解説しました。

オウンドメディア運用には、SEO対策が欠かせません。しかし、オウンドメディアのSEO対策は、片手間でできるレベルを遥かに超えています。

よって、専門業者への依頼をご検討ください。

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