LPを構成する要素には、デザインや使用する画像、キャッチコピーなどがあります。
この中でもキャッチコピーは、変更が容易であるにもかかわらず、文言を1つ変えるだけでも大きなコンバージョン率の増加が期待できます。
そこで今回は、LPに使えるキャッチコピーの種類や例、作り方についてまとめました。
プロが考えるキャッチコピーには、行動経済学に基づいたテクニックがいくつも使われています。ただ思いつきでキャッチコピーを考えているわけではありません。
記事を最後までチェックすれば、LPを見て「このテクニックが使われているな」と分かるようになります。また自身でもコンバージョンに繋がるキャッチコピーを考えられるようになりますよ。
目次
LP(ランディングページ)ではキャッチコピーが重要!
LPにはいくつかの要素がありますが、キャッチコピーはその中で最も重要と言っても過言ではありません。
なぜならキャッチコピーは、最も目に留まる部分だからです。LPの主体は文字です。文字を補う情報として画像やデザインがあります。
いくら良い商品やサービスを提供していたとしても、それをキャッチコピーで魅力的に伝えられなければ、コンバージョンにはつながりません。
キャッチコピーの良し悪しは、商品やサービスの売れ行きを大きく左右します。
LP(ランディングページ)のキャッチコピー3つの種類
LPは縦長の1ページです。
キャッチコピーは、LPのどの位置にあるのかによって、以下3つに分類できます。
- キャッチコピー(ファーストビュー)
- ボディコピー
- クロージングコピー(マイクロコピー)
それぞれ詳しく見てみましょう。
キャッチコピー(ファーストビュー)
LPを開いてまず最初に目に入る部分に記載されているキャッチコピーです。
ファーストビューは、ユーザーが最も離脱をしやすいポイントです。よって3種類あるキャッチコピーの中で、最も重要と言っても過言ではありません。
ファーストビューでは、大きくて短い文字で分かりやすく商品やサービスの魅力を伝える必要があります。
例えば以下は株式会社クロスバズ(弊社)のLPのファーストビューです。
開いた瞬間に「凄」の漢字1文字に目が留まり、「『なんか、すごいLP』ってどういうこと?」と興味を抱き、先を読み進めたくなる設計になっています。
ボディコピー
ボディコピーは、LPの中盤に記載されているキャッチコピーです。
ファーストビューを見て興味を持ったユーザーに対して、商品やサービスの特徴や、利用者の声などを紹介します。
ファーストビューやクロージングコピーでは一言でユーザーの心をキャッチする言葉が求められます。一方でボディコピーに求められるのは、分かりやすい文章で商品やサービスについて説明をすることです。
書籍に例えるなら、目次がファーストビューで、本文がボディコピーといったイメージです。
以下、株式会社クロスバズ(弊社)のLPのボディコピーを一部抜粋しました。
ファーストビューで紹介した画像と比べると、文字の大きさや文章量などが異なります。
クロージングコピー(マイクロコピー)
クロージングコピーは、ユーザーに申し込みや無料見積もりといった行動を促すためのコピーです。購入を迷っているユーザーに対して、最後のひと押しをします。
クロージングコピーは、LP最下部の申し込みフォーム付近で用いられます。
以下は株式会社クロスバズ(弊社)のLPのクロージングコピーです。
LP制作会社への依頼を検討する方の中には「断りたい場合に強引な営業をされたらどうしよう」と悩む方がいます。
「弊社から迷惑な売り込みは一切しません」から始まるクロージングコピーで、そういった方の不安を解消しています。
申し込みボタン付近にある文言を見て、申し込みに至った経験がある方も多いはずです。
他にも「無料で〇〇をプレゼント」「先着〇〇名限定で〇〇をプレゼント中」のようなオファーを提供し、後回しにせず「今」申し込んでもらうなど、様々な手法が存在します。
LP(ランディングページ)のキャッチコピーを作る際に使えるテクニック
ここでは、LPのキャッチコピーを作る際に使えるテクニックの中でも、特に簡単な以下4つのテクニックについて紹介します。
- 具体的な数字を盛り込む
- メリットではなくベネフィットを提示する
- 信頼性や権威性をアピールする
- 「今」買わない理由をなくす
それぞれ詳しく見てみましょう。
具体的な数字を盛り込む
商品やサービスの良さや実績などを伝える際は、具体的な数字を使いましょう。具体的な数字をうまく使いこなすことで、コンバージョン率が上がります。
例えば「充電長持ち」よりも「充電は30時間持ちます」の方が魅力を感じるのではないでしょうか。
キャッチコピーの中に数字を盛り込めるポイントとしては、以下のようなものがあります。
- 〇〇人以上の方が愛用しています。(バンドワゴン効果)
- 先着〇〇個限定(スノッブ効果)
- しじみ〇〇個分のお味噌汁(シャルパンティエ効果)
※()内はテクニックの名称です。
「とても人気です」のように曖昧な表現は、具体的な数字に置き換えられないか考えてみましょう。
そして数字とテクニックをうまく掛け合わせれば、魅力的なキャッチコピーのできあがりです。
メリットではなくベネフィットを提示する
ユーザーに、「その商品やサービスを手に入れた先にある未来(ベネフィット)」を想像させることで、コンバージョンにつながりやすくなります。
ここで抑えておきたいのは、ベネフィットとメリットは同じではないということです。
メリット | ベネフィット |
---|---|
商品やサービスの特徴・利点 | 商品やサービスから得られる利益 |
薄型のノートパソコンを例に考えてみましょう。
薄型のノートパソコンのメリット | 薄型のノートパソコンのベネフィット |
---|---|
薄くて軽い | 好きな場所でパソコンを使って作業ができる |
「薄くて軽いパソコンです!」と言われるより、「このパソコンを手に入れれば好きな場所で作業ができますよ!」と言われる方が魅力的ですよね。
メリットは商品やサービスが主体であるのに対し、ベネフィットは商品やサービスのユーザーが主体です。
よって自分事として捉えられ、コンバージョンにつながりやすくなります。
商品やサービスのベネフィットは、メリットを突き詰めることで浮かんできます。
例えば薄型ノートパソコンの「薄くて軽い」というメリットに対して「薄くて軽いとどうなるの?」と頭の中で問いかけましょう。そして「持ち運びが楽」という答えが浮かんだとします。
そこからさらに「持ち運びが楽だとどうなるの?」と頭の中で問いかけましょう。そうすると「好きな場所で作業ができる」というベネフィットにたどり着きます。
このようにして、自社の商品やサービスのベネフィットを考え、それをキャッチコピーに盛り込みましょう。
信頼性や権威性をアピールする
ユーザーが知らない企業の商品やサービスを購入する際は、その企業の信頼性や権威性を重要視します。特にインターネット上で何かを購入する際は、この傾向が強くなります。
これはユーザーの「購入で失敗したくない」という心理が原因です。
よって自社の商品やサービスが、誰もが知るレベルの知名度を持っていないのであれば、信頼性や権威性をアピールしましょう。
例えば自ら自社商品の魅力を説明するのではなく、利用者の口コミを掲載した方が信頼性はアップします。これをウィンザー効果と言います。
LPやWebサイトで「お客様の声」「購入者の声」といった欄は、必ずと言ってもいいほど存在しますよね。
また、以下のような言葉も、信頼性や権威性を獲得するためのキャッチコピーとして魅力的です。
- 〇〇でベストセラー1位を獲得
- 〇〇大学教授が監修
- 〇〇歴◯◯年の大ベテランが開発
「今」買わない理由をなくす
ユーザーは常に買わない理由を探しています。なぜならできるだけ無駄使いはしたくないと思っているからです。
よって以下のようなちょっとした理由でも、購入を辞めてしまいます。
- 申し込みの手続きが面倒だから
- 絶対に「今」買わなければならない理由はないから
「申し込みの手順が面倒だから」については、申し込みボタン付近に「申し込みは簡単1分」のようなマイクロコピーを使えば解消できます。
また「今買わなければならない理由がない」については、「期間限定キャンペーン実施中(〇〇日まで)」のようなマイクロコピーを使えば解消できます。
このように「今買わない理由」を先読みして、解決してあげましょう。
LP(ランディングページ)制作は制作会社への依頼がおすすめ
ここまでLPのキャッチコピーについて解説しました。
本記事で紹介した内容は、LPのキャッチコピーを考えるのに役立つでしょう。しかしLP制作は、自力ではなく、制作会社への依頼がおすすめです。
理由は以下の4つです。
- LP(ランディングページ)の最適なキャッチコピーは商品・サービスごとに異なるから
- LP(ランディングページ)制作はキャッチコピー・デザイン・コーディングとやるべきことが多いから
- 効果のあるLP(ランディングページ)制作にはスキルと経験が必要だから
- LP(ランディングページ)以外の施策もまとめて任せられるから
それぞれ詳しく見てみましょう。
LP(ランディングページ)の最適なキャッチコピーは商品・サービスごとに異なるから
商品・サービスの特徴や、ターゲット、LPの目的などによって、どんなキャッチコピーが適しているのかは異なります。
本記事ではキャッチコピーを作る際に使えるテクニックを4つ紹介しました。しかしただこれらのテクニックをキャッチコピーに盛り込めば良いというわけではありません。
LP制作の経験がない方だと、どんなテクニックをキャッチコピーに盛り込めばいいのかが分からないはずです。
そのまま無理やりLPのキャッチコピーを考えても、テクニックばかりが詰め込まれた頭でっかちなLPになってしまいます。
一方でLP制作会社に依頼すれば、豊富な経験やノウハウに基づいて、最適なキャッチコピーを付けてもらえるため安心です。
LP(ランディングページ)制作はキャッチコピー・デザイン・コーディングとやるべきことが多いから
本記事では、LP制作の中でもキャッチコピーに絞って解説をしました。
しかしLP制作に必要なのは、キャッチコピーだけではありません。キャッチコピー以外にも、Webデザインやコーディングが必要です。
LPにおいてキャッチコピーは最も重要な要素です。しかし「言葉を考える」という業務自体は、例え経験がなくても行えます。
しかしWebデザインやコーディングについては、経験がなければ見様見真似で行うことすらできません。
よって自社にWebデザインやコーディングに精通した人材がいないのであれば、LP制作会社に依頼をすべきです。
効果のあるLP(ランディングページ)制作にはスキルと経験が必要だから
例えデザインやコーディングに関する知識や経験がなくても、テンプレートを使ってLPを制作できるサービスは存在します。
しかしそういったサービスを使って作られたLPは、簡易的なものに過ぎません。LP制作会社にゼロから依頼をして作ってもらったLPと比べると、クオリティには天と地ほどの差があります。
LPは作ること自体が目的ではありません。作ったLPにアクセスを集め、そこからコンバージョンを獲得することが目的です。
よって自力で作った簡易的なLPで満足をするのではなく、LP制作会社に依頼をすべきです。
関連記事:【画像付き】ペライチを使ったLP(ランディングページ)の作り方や事例まとめ!
LP(ランディングページ)以外の施策もまとめて任せられるから
LPを制作したあとは、どうやってLPにアクセスを集めるかを考えなければなりません。
LPにアクセスを集める方法には、以下のようなものがあります。
- Web広告
- SEO対策
どちらを使ってLPにアクセスを集めるにせよ、LP以上の知識と経験が求められます。
大半のLP制作会社は、LP制作のみならず、Web広告運用やSEO対策のサービスも提供しています。
LP制作会社に依頼をすれば、LP制作のみならず、その周りの業務までまとめて依頼できますよ。
LP制作会社の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:ランディングページ制作代行会社の選び方とは?メリットや費用相場も紹介
LP(ランディングページ)制作はクロスバズにおまかせください!
『株式会社クロスバズ』は、LP制作、リスティング広告運用代行、SNS広告運用代行、SEO対策、Shopify構築などのWeb集客サービスを総合的に提供しているマーケティング会社です。
行動経済学を取り入れたLP作成が売りで、本記事で紹介したようなテクニックを惜しみなく使い「売れる」LPを作成いたします。
クロスバズのLP制作の特徴は、以下の通りです。
特徴 | 詳細 |
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競合分析・ユーザー分析に時間をかける | ・クライアントに提示いただいた情報に加えて、こちらでも競合分析・ユーザー分析を行います。・我々は、LPを納品することではなく、LPを通して商品やサービスを売ることを目的にしています。 |
行動経済学を取り入れたLP作成 | ・バンドワゴン効果やアンカリングのように、行動経済学を用いてLPを設計します。 |
広告の運用から改善までを徹底サポート | ・LPへ集客をするためのSEO・SNS運用・リスティング・リターゲティング・アフィリエイト・Instagram広告・YouTube広告・動画広告にも対応可能です。 |
お見積もりやご相談は無料です。LP制作を制作会社に依頼するのであれば、ぜひ『株式会社クロスバズ』をご検討ください。
まとめ
LPに使えるキャッチコピーの種類や例、作り方について解説しました。
LPではキャッチコピーが最も重要で、キャッチコピーには様々なテクニックが使われていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
キャッチコピーは、パッと思いついた言葉を採用すれば良いものではありません。競合やユーザーの需要などを調査し、ユーザーに響くキャッチコピーを選定する必要があります。
よって自力でキャッチコピーを考えようとするのではなく、LP制作会社にキャッチコピーを含めたLP制作と、LPにアクセスを集めるための施策を一任すべきです。
制作会社への依頼を検討しているのであれば、『株式会社クロスバズ』にお任せください。お見積もり、ご相談は無料です。