「リスティング広告をインハウス運用すると、どんなメリット・デメリットがある?」
「インハウスと外注のどちらにすべきか分からない。」
この記事にたどり着いたあなたは、このようにお悩みかもしれません。
自社と合わない運用方法を選んで、失敗してしまっては困りますよね。
そこで本記事では、
- そもそもインハウスとは何なのか
- インハウス運用のメリット・デメリット
- 外注のメリット・デメリット
- インハウス運用のおすすめ方法
を、順番にわかりやすくお伝えします。
運用方法でお悩みの方は、じっくりとお読みください。
この記事を読めば、インハウスと外注のどちらが自社に合うか分かりますよ。
目次
インハウスとは
インハウス(in-house)とは、「社内で」・「企業内で」という意味です。
ほぼ直訳の通りですね。
リスティング広告の場合、外注せずに社内で広告運用を行うことを指します。
ということで、早速インハウスにおけるメリット・デメリットを確認していきましょう。
リスティング広告をインハウスで行うメリット
- 外注費の節約になる
- 自社にノウハウが蓄積される
- 広告の停止・再開が気軽に行える
- コミュニケーションコストの削減になる
- 運用者に自社理解がある
リスティング広告をインハウスで運用するメリットは上記5つです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
インハウスのメリット1:外注費の節約になる
インハウスでリスティングを運用すれば、外注費の節約になります。
広告運用を外注すると、その分手数料がかかりますからね。
手数料の相場は広告運用額の20%です。
広告運用額が50万円の場合、
50万円×20%=10万円/月
の節約になります。
社内に広告運用できるリソースがあり、且つノウハウの豊富な人材がいる場合はインハウスで運用するメリットが大きいかもしれません。
インハウスのメリット2:自社にノウハウが蓄積される
広告運用をインハウスで行うと、自社に運用ノウハウが蓄積されていきます。
自社で戦略を立て、実際に運用し、運用結果を分析し、改善を繰り返すからです。
様々なケースやパターンに応じた、厚みのある知識やスキルが身につくでしょう。
自社オリジナルの効果的な手法を積み上げていけるのは、外注にはないメリットと言えます。
インハウスのメリット3:広告の停止・再開が気軽に行える
インハウスで広告運用をすると、自社の状況に応じて広告を停止・再開しやすいです。
広告代理店を仲介していないので、契約期間や違約金等を気にする必要がないからです。
違約金等が無いとしても、契約終了を申し出るのは難しい部分でもありますしね。
完全自社都合で気軽に運用できる点はインハウスの強みでしょう。
インハウスのメリット4:コミュニケーションコストの削減になる
リスティング広告のインハウス運用は、コミュニケーションコストの削減にもなります。
広告を外注する場合、デザイン担当と運用担当が別会社になることがあり、一度に何社ともやり取りを交わさなければならないケースがあるからです。
また、全て一社に依頼したとしても、スケジュールの調整や修正依頼などで工数を割く必要が出てきます。
社内ですぐ話し合える環境があるインハウスは、コミュニケーションの観点から見ると便利ですね。
インハウスのメリット5:運用者に自社理解がある
リスティング広告におけるインハウス運用の最大の強みは、運用者に自社理解がある点です。
日々現場の温度感を感じながら広告運用を進められますし、社外秘の情報を知ったうえで運用することもできます。
市場理解も強いでしょう。
運用者が社内にいるのは、インハウスならではの特性です。
リスティング広告をインハウスで行うデメリット
- 優秀な人材を確保すると人件費が月50万円以上かかる
- 運用者を社内で教育する場合は教育コストがかかる
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 最新情報を収集し続ける必要がある
- 担当者が転職すると一からやり直しになる
インハウスのリスティング広告運用にはこのようなデメリットがあります。
それぞれ説明します。
インハウスのデメリット1:優秀な人材を確保すると人件費が月50万円以上かかる
インハウスでリスティング広告を運用するには、月50万円以上の人件費が必要になります。
マーケターとして優秀な人材は希少価値が高く、一般的な給料では獲得しづらいです。
20~30万円の給料で採用できたとしても、外注費よりは高くつくケースがほとんどではないでしょうか。
外注手数料の相場【広告運用額×20%】が50万円以上となる場合(広告運用額が250万円以上)を除くと、インハウスで広告運用を行うメリットは大きくないと言えます。
インハウスのデメリット2:運用者を社内で教育する場合は教育コストがかかる
新しく広告運用者を育てる場合、教育コストがかかります。
教育コストとは例えば、広告運用のスクール代や書籍代・セミナー参加費などです。
上記コストをかけないと広告運用者として活躍するのは難しいでしょう。
また、勉強中にも人件費がかかることを考えると、教育コストはかなり膨れ上がりますよね。
このように、インハウスで広告運用をはじめる場合には教育面でもデメリットが存在します。
インハウスのデメリット3:成果が出るまでに時間がかかる
インハウスでの広告運用は、代理店へ外注するのに比べて成果が出るまで比較的長い期間を要します。
広告代理店には様々な業界・予算・目的に応じた広告運用ノウハウが蓄積されているからです。
成果が出るパターンを熟知している代理店が多いでしょう。
一方でインハウスの場合、代理店ほどの知識量・情報量は期待できません。
広告運用を進めながら効果的な手法を集めていくことになるので、成果が出るまでに時間がかかってしまいます。
インハウスのデメリット4:最新情報を収集し続ける必要がある
社内で広告運用を続けるとなると、リスティング広告の最新情報を追い続ける必要が生じます。
広告業界の移り変わりは激しく、より良い運用方法は日々変わっていくからです。
社外に繰り広げられているさまざまな情報を集め、社内に落とし込み、また集め…を繰り返さなければなりません。
また、インハウスのマーケターは広告業界に身を置いているわけではないので、最新の情報にたどり着くのが代理店と比べると遅くなる可能性が高いです。
待っていて自然と最新情報が下りてくるわけではないので、注意が必要ですね。
インハウスのデメリット5:担当者が転職すると一からやり直しになる
インハウス広告運用における最大のデメリットは、属人的な点にあります。
いくら優秀な広告運用者を育て上げたとしても、転職してしまったらまた一から新しい運用者を育て直さなければいけません。
どれだけ引き継ぎを丁寧にしていても、同じクオリティで運用を続けるのは難しいです。
転職後のリスクをなるべく減らすためには、運用者を1人でなく複数人にするなどの対策が必要になりますね。
ただ、複数人で広告運用をするとなると人件費の問題にぶつかることになるでしょう。
ということでここまではインハウスのメリット・デメリットを5つずつお伝えしてきました。
反対に、外注のメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
以下で解説します。
リスティング広告を外注するデメリット
- 自社にノウハウが溜まりづらい
- 手数料がかかる
リスティング広告を外注するデメリットはこの2つが挙げられます。
デメリットの詳細は、リスティング広告は外注すべきなの?メリット・デメリットを解説の記事で解説しています。ぜひあわせてご確認ください。
リスティング広告を外注するメリット
- プロ視点で運用できる
- 最新情報がいち早く手に入る
- 本業に集中できる
- 担当者育成・採用よりもコスパが良い
- 広告以外の相談が出来る場合もある
外注で広告運用を進めるメリットは、この5点になります。
とても重要ですので、リスティング広告は外注すべきなの?メリット・デメリットを解説の記事から詳しい解説をお読みください。
リスティング広告のインハウス化をめざすならプロのサポートを受けた方が早い
ここまでは、以下の内容をそれぞれお伝えしてきました。
- インハウスのメリット・デメリット
- 外注のメリット・デメリット
どちらの方法が自社に合うか、なんとなく見当はつきましたか?
外注でリスティング広告運用をする場合は、外注先の選び方が何より大切になります。
「リスティング広告代理店の失敗しない選び方13個|チェックシート付き」の記事で選び方を確認してみてください。
インハウスで広告運用をする場合は、プロのサポートを受けながら運用することをおすすめします。
いつでも不安や疑問を解決してもらえますし、運用の方向性がズレないようにアドバイスを貰えます。
自社のみで運用するよりは、より早く・より正確に軌道に乗りやすくなりますよ。
クロスバズ(弊社)は、リスティング広告の運用代行・運用サポートの両プランを持ち合わせています。
広告運用でお悩みの事業者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。