リスティング広告の運用を最適化する上で、クリック単価(CPC)は重要な要素の1つになります。リスティング広告のクリック単価(CPC)は、キーワードや業種によって大きく異なるため、狙っているキーワードの平均相場を知ることは大切です。
この記事では、リスティング広告のクリック単価(CPC)について、こちらのことを分かりやすく解説しています。
- リスティング広告のクリック単価(CPC)の基本知識
- リスティング広告のクリック単価(CPC)の決まり方
- リスティング広告のクリック単価(CPC)の調べ方
- リスティング広告のクリック単価(CPC)の平均相場
- リスティング広告のクリック単価(CPC)が高騰してしまう6つの原因
- リスティング広告の最適なクリック単価(CPC)の求め方
- リスティング広告のクリック単価(CPC)を最適化する5つの方法
この記事で、クリック単価(CPC)の基本知識を理解し、最適化する方法をマスターしてください。
目次
【前提】リスティング広告の基本を知っていますか?
まず初めに、リスティング広告の基本を理解しましょう。リスティング広告がどのような広告なのか、リスティング広告でどのようなことが出来るのかを解説します。
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーの検索キーワードに対して表示する広告です。
具体的には、こちらのような広告になります。
【Google広告の場合】
【Yahoo!広告の場合】
Google広告、Yahoo!広告ともに、画像の赤枠部分の「広告」という表示がされているものがリスティング広告です。自然検索よりも上部に表示されるため、ユーザーの目につきやすく、クリック率が高くなります。
リスティング広告はクリック課金制
リスティング広告の課金形態は、ユーザーが広告をクリックしたときに料金が発生する「クリック課金制」です。WEB広告の中には、広告が表示された段階で料金が発生する「インプレッション課金制」もありますが、リスティング広告は「クリック課金制」ですので、費用対効果が高い広告運用を行うことができます。
リスティング広告で出来ること
リスティング広告は、お問合せ誘導・サービス申込・商品購入・リスト獲得などのコンバージョンを目的とした広告運用で、高い効果を発揮します。
例えば、ユーザーがサービス・商品を比較検討している、もしくは何かしらの悩みに対する解決策を探して検索しているとしましょう。そのときに、あなたのビジネスの広告が表示され、ユーザーにとって最適なサービス・商品であれば、広告のクリック率も高くなりコンバージョンに繋がりやすくなります。
リスティング広告のクリック単価(CPC)とは?
クリック単価はCPCと呼ばれています。「Cost Per Click」の略称です。クリック単価(CPC)は、こちらのような計算式で求めることができます。
クリック単価 = かかった広告費用 ÷ クリック数
例えば、1ヶ月に10万円の広告費用がかかった場合を考えてみましょう。1ヶ月に1,000クリックがあった場合、クリック単価(CPC)は、こちらのようになります。
100,000(かかった広告費用) ÷ 1,000(クリック数) = 100(クリック単価)
1ヶ月に10万円の広告費用で、1,000クリックがあった場合のクリック単価(CPC)は、100円となります。
1ヶ月の広告費用が決まっている場合、クリック単価(CPC)を安くすることでクリック数を増やすことができます。クリック数が増加すると、その分多くのお客様がサイトやページに訪れることになり、コンバージョン数の増加が期待できるでしょう。
リスティング広告のクリック単価(CPC)の決まり方
リスティング広告のクリック単価(CPC)は、オークション形式で決まります。同じキーワードに複数の広告主から広告出稿があった場合、広告ランクが高い広告から優先して表示されることになります。
この広告ランクは、「入札単価」「品質スコア」「広告表示オプション」の3つの要素で構成されており、こちらの計算式によって算出されます。
広告ランク = 入札単価 × 品質スコア + (広告表示オプション)
「入札単価」「品質スコア」「広告表示オプション」の概要はこちらです。
- 入札単価:1回のクリックに対して支払い可能な上限額
- 品質スコア:「広告の推定クリック率・広告とキーワードの関連性・LP(ランディングページ)の利便性」から算出された1〜10のスコア
- 広告表示オプション:広告表示オプションを利用しているかどうか
具体的なイメージが出来るよう、例を用いて解説してみます。
広告主 | 入札単価 | 品質スコア | 広告ランク | 広告表示順位 |
---|---|---|---|---|
A社 | 100円 | 8 | 800 | 1 |
B社 | 120円 | 6 | 720 | 2 |
C社 | 80円 | 7 | 560 | 3 |
上記の表でA社とB社の結果を見てみましょう。
A社の入札単価は100円、B社の入札単価は120円と、B社の方が入札単価は高いです。しかしA社の品質スコアは8、B社の品質スコアは6と、A社の方が品質スコアが高くなっています。最終的に広告ランクはA社の方が高くなり、広告表示順位はA社が1位、B社が2位となりました。
つまり、リスティング広告では、高い費用を払えば広告が優先的に表示されるわけではなく、広告やLP(ランディングページ)の品質も高めていく必要があります。
また、これまでに解説した「広告ランク」と「品質スコア」はGoogle広告における呼び方です。Yahoo!広告では、「オークションランク」「品質インデックス」と呼ばれますので、Yahoo!広告を使用する場合はご注意ください。
リスティング広告のクリック単価(CPC)の調べ方を解説
次に、リスティング広告のクリック単価(CPC)の調べ方を解説します。ここでは、Google広告とYahoo!広告において、クリック単価(CPC)の調べ方をご紹介していますので、ご参考ください。
Google広告でクリック単価(CPC)を調べる場合
Google広告でキーワードのクリック単価(CPC)を調べる場合は、「キーワードプランナー」というツールを使います。キーワードプランナーを使った、クリック単価(CPC)の調べ方を解説します。
①Google広告管理画面の右上「ツールと設定」をクリックし、「キーワードプランナー」を選択
②「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック
③クリック単価(CPC)を調べたいキーワードを入力し、「開始する」をクリック
④下記画像の「ページ上部に掲載された入札単価(低額帯)」・「ページ上部に掲載された入札単価(高額帯)」の金額がクリック単価となる
Yahoo!広告でクリック単価(CPC)を調べる場合
Yahoo!広告でキーワードのクリック単価(CPC)を調べる場合は、「キーワードアドバイスツール」というツールを使います。キーワードアドバイスツールを使った、クリック単価(CPC)の調べ方を解説しますので、チェックしてみてください。
①Yahoo!広告管理画面の「ツール」から「キーワードアドバイスツール」をクリック
②「キーワードまたはフレーズ」の入力欄に調べたいキーワードを入力・マッチタイプを「完全一致」に設定・キーワードを拡張のチェックを外し、「キーワードを抽出」をクリック
③推定CPCの金額がクリック単価となる
リスティング広告のクリック単価(CPC)の平均相場をご紹介
リスティング広告のクリック単価(CPC)は、業界やキーワードによって異なります。一般的なクリック単価(CPC)の平均相場は、50円〜1,000円となります。
こちらの表は、ある海外企業「Wordstream」による調査で判明した、業界別のGoogle広告のクリック単価(CPC)の平均相場です。
業界 | クリック単価の相場 |
---|---|
自動車(販売) | 317円 |
アパレル・ファッション | 372円 |
健康・フィットネス | 561円 |
教育 | 552円 |
金融保険 | 640円 |
就職 | 552円 |
法律 | 1214円 |
不動産 | 190円 |
レストラン・食品 | 258円 |
※1ドル=140円で換算
引用元:https://www.wordstream.com/online-advertising-benchmarks
法律や金融保険などのサービス単価が高い業界は、競合が多く、広告費用を多くかけているため、クリック単価(CPC)も高くなる傾向です。
ただし上記の表はあくまで平均相場であり、実際には設定するキーワードや、広告・LP(ランディングページ)の品質によって、クリック単価(CPC)は変わってくることを覚えておきましょう。
リスティング広告のクリック単価(CPC)が高騰してしまう6つの原因とは?
リスティング広告を運用する上で、クリック単価(CPC)を安く抑えたいと思うことは当然です。
なぜなら、1ヶ月の広告費用が決まっているのであれば、クリック単価(CPC)を安く抑えたほうが広告のクリック数が増え、より多くのお客様に自社のページ・サイトを見てもらえるからです。
より多くのお客様が自社のページ・サイトに訪れることで、自社のサービス申込や商品購入の件数が増える可能性は高くなります。
ただ実際にはクリック単価(CPC)が高騰してしまうことがよくあり、その原因は大きく6つに分けられます。
- 競合が多い
- 時期的な影響
- 広告の品質スコアが低い
- 設定キーワードの変更
- 自動入札戦略の影響
それでは、順番に見ていきましょう。
原因1:競合が多い
リスティング広告は、オークション形式です。そのため、同じキーワードで広告を出稿する企業が多くなると、クリック単価は高騰する傾向があります。
例えば、「看護師 転職」というキーワードを、先ほど紹介したGoogleのキーワードプランナーでチェックしてみましょう。
上記の画像の赤枠の部分を見てみると、こちらのように記載があります。
- ページ上部に掲載された入札単価(低額帯):¥1,107
- ページ上部に掲載された入札単価(高額帯):¥5,342
つまり、「看護師 転職」というキーワードで広告を出稿した場合、1,107円〜5,342円のクリック単価(CPC)になる可能性があるということです。
そもそも看護師の転職はサービス単価が高いため、成約に繋がりやすいキーワード「看護師 転職」は、多くの広告主が狙ってくるキーワードと考えられます。
このように、多くの広告主が狙ってくる人気のキーワードは、クリック単価(CPC)が高い傾向です。
原因2:時期的な影響
リスティング広告のクリック単価(CPC)が高騰してしまう原因に、時期的な影響もあります。例えば、以下のような時期にクリック単価(CPC)が高騰します。
- 自社の業界の繁忙期
- 年末・ブラックフライデー・決算月などのセール時期
- 時期的要因で月間平均検索ボリュームが縮小したとき
まず、繁忙期やセール時期などは各企業で広告予算を上げ、広告を強化していく傾向があります。そのときは当然ながら、クリック単価(CPC)も高騰していくでしょう。
次に、時期的要因で月間平均検索ボリュームが縮小したときもクリック単価(CPC)は高騰します。月間平均検索ボリュームが縮小すれば、その分広告枠が限られてきます。そのため、競合環境は変わらずとも、クリック単価(CPC)が高騰する可能性があることを覚えておきましょう。
原因3:広告の品質スコアが低い
先ほど「リスティング広告のクリック単価(CPC)の決まり方」でも解説しましたが、品質スコアが低いと、クリック単価(CPC)は高騰しやすいです。
もう一度、クリック単価(CPC)が決定される計算式をおさらいしてみましょう。
広告ランク = 入札単価 × 品質スコア + (広告表示オプション)
上記の計算式から、入札単価がいくら高くても、品質スコアが低ければ、クリック単価(CPC)は高騰します。
ですので、クリック単価(CPC)を抑えたければ、品質スコアを改善していくことが大切になります。品質スコアを改善する方法は、後ほど解説しますので、ご参考ください。
原因4:設定キーワードの変更
設定キーワードの変更も、クリック単価(CPC)が高騰する原因です。
リスティング広告は、配信したいキーワードによって、クリック単価(CPC)が大きく変わります。そのため、どのキーワードにどれ程の広告費をかけるかによって、広告アカウント全体のクリック単価(CPC)は大きく変わってきます。
具体的にイメージできるように、下記のケースを見てみましょう。
【ケース1】
キーワード | 広告費 | クリック数 | クリック単価 |
---|---|---|---|
キーワードA | ¥75,000 | 150 | ¥500 |
キーワードB | ¥25,000 | 250 | ¥100 |
合計/平均 | ¥100,000 | 350 | ¥286 |
【ケース2】
キーワード | 広告費 | クリック数 | クリック単価 |
---|---|---|---|
キーワードA | ¥50,000 | 100 | ¥500 |
キーワードB | ¥50,000 | 500 | ¥100 |
合計/平均 | ¥100,000 | 600 | ¥167 |
ケース1では、クリック単価(CPC)が高いキーワードAに広告費を多くかけ、全体的なクリック単価は286円となりました。
一方でケース2は、キーワードAとキーワードBに同じ金額の広告費をかけ、全体的なクリック単価は167円となりました。
このように、どのキーワードにどれくらいの広告費をかけるかによって、全体のクリック単価は大きく変わってくることを覚えておきましょう。
原因5:自動入札戦略の影響
リスティング広告には、自動入札戦略というものがあります。自動入札戦略とは、GoogleやYahoo!のシステムが、広告主の目標に応じて自動的に最適な価格で入札を行なってくれる機能です。
リスティング広告では、設定したキーワードごとに入札単価を設定します。従来の方法の場合、広告主が各キーワードに対して入札単価を設定していました。しかし最近は、自動入札戦略でGoogleやYahoo!のシステムに、入札単価設定を任せることが主流になりつつあります。
この自動入札戦略の導入や、戦略を変更したタイミングで「入札戦略学習中」というステータスになります。学習中のステータスでは、機械学習のデータが不足しており、クリック単価(CPC)が大幅に荒れる可能性が高いです。
自動入札戦略には「コンバージョン数の最大化」というものがありますが、この戦略を採用した初期段階では、クリック単価(CPC)が高騰しやすい傾向があるので注意してください。
リスティング広告の最適なクリック単価(CPC)の求め方は?
リスティング広告の運用において、赤字を生まないためには、クリック単価(CPC)をいくらまでかけて良いのか知っておくことは大切です。
自社の最適なクリック単価(CPC)の求め方は、こちらの計算式で求めることができます。
クリック単価(CPC) = 1件あたりの獲得単価(CPA) × 1件あたりの成約率(CVR)
例えば、1件あたりのサービス申込・商品購入で、8,000円の広告費をかけて良い場合を考えてみましょう。そのサービス申込・商品購入の成約率が1%だった場合、最適なクリック単価(CPC)は80円となります。
クリック単価(CPC)が80円を超えた場合は、1件あたりの獲得単価(CPA)を超えてしまうため、赤字となる可能性が高いでしょう。
この場合は、1件あたりの成約率(CVR)が上がるように、広告やLP(ランディングページ)の改善が必要となります。
まずは自社のサービス申込・商品購入の1件あたりの獲得単価(CPA)と成約率を算出し、そこからクリック単価(CPC)を見積もりましょう。
リスティング広告のクリック単価(CPC)を最適化する5つの方法
次に、リスティング広告のクリック単価(CPC)を最適化する方法を解説します。最適化する方法は大きく5つあります。
- 品質スコアを向上させる
- 上限入札単価を下げる
- キーワードの見直し
- 無駄なキーワードの除外
- 広告表示オプションを設定する
それでは、順番に解説していきます。
方法1:品質スコアを向上させる
リスティング広告のクリック単価を決定する要素に「品質スコア」があります(Google広告では「品質スコア」、Yahoo!広告では「品質インデックス」と言います)。品質スコアは1~10の数値で示され、各キーワード単位で確認することができます。
リスティング広告の表示順位は、「入札単価」と「品質スコア」の掛け合わせで決定されるため、品質スコアを高くすることは大切です。
この品質スコアは、こちらの3つの要素によって決定されます。
- 推定クリック率
- 広告の関連性
- ランディングページの利便性
まず「推定クリック率」ですが、広告のクリック率を上げるために、こちらの施策が効果的です。
- 広告文にキーワードを含める
- キーワードと広告文の整合性をとる
- ユーザーにとって、魅力的な広告文にする
- 広告表示オプションを追加する
つまり、ユーザーが検索したキーワードに合う広告文を作成することで、広告のクリック率は上がっていくということです。広告文のクリック率が低い場合は、見直しをしてみてください。
次に「広告の関連性」は、あなたが設定しているキーワードを広告文に含めて、キーワードと広告文の関連性を高めてあげましょう。
最後に「ランディングページの利便性」を高めるためには、次のことを対策してみてください。
- キーワードと関連性の高いオリジナルコンテンツを提供する
- 自社の情報を公開し、サイトの信頼性を高める
- サイトの操作性を良くする
- LPの読み込み速度を上げる
ユーザーが求めている情報をLP(ランディングページ)で提供し、読みやすく・使いやすくすることが重要です。具体的な対策は、LP内にキーワードを含める、LPの情報量を増やす、お申し込みボタン・購入ボタンを分かりやすくするなどがあります。また、自社の会社概要やビジネスに関する情報を提示することで、信頼性を高めることも効果的です。
LP(ランディングページ)の読み込み速度については、Googleが提供する「PageSpeed Insights」で読み込み速度を測定することができます。スコアが80以下の場合は、画像を圧縮するなどの対策を行い、LPの読み込み速度を上げましょう。
方法2:上限入札単価を下げる
クリック単価(CPC)の高騰にお悩みの場合は、上限入札単価の引き下げを検討してみてください。もちろん、上限入札単価が高い方が広告は上位に表示されやすいです。しかし、最上位に表示されなくても、コンバージョンを獲得できる場合は多くあります。
ですので、上限入札単価を下げてみて、クリック単価(CPC)や1件あたりの獲得単価(CPA)が改善するか試してみることをオススメします。
方法3:キーワードの見直し
クリック単価(CPC)を最適化するためには、キーワードの見直しも大切です。例えば、検索ボリュームが大きいビックキーワードには多くの競合が出稿するため、クリック単価は高くなる傾向があります。
対策として、そのビックキーワードをメインキーワードとして、2語以上のロングテールキーワードを設定しましょう。例えば「看護師 転職」という月間平均検索数が10,000以上のビックキーワードがあります。その場合「看護師 転職 相談」や「看護師 転職 成功」などの月間平均検索数が500以下のロングテールキーワードで広告を出稿にすることで、クリック単価は安くなる傾向にあります。
一概にロングテールキーワードの方がクリック単価が安くなるとは限りませんが、クリック単価が高騰した場合に覚えておきたい対策です。
方法4:無駄なキーワードの除外
リスティング広告には「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」というキーワードのマッチタイプがあります。
- 部分一致:キーワードに関連する検索に対して、広告が表示される
- フレーズ一致:キーワードの意味を含む語句の検索に対して、広告が表示される
- 完全一致:キーワードと同じ意味を持つ語句の検索に対して、広告が表示される
分かりやすいように、「看護師 転職」のキーワードを設定した場合の例を見てみましょう。
・部分一致の場合
「看護師 転職」「看護師 求人」「看護師 きつい」などの検索キーワードで広告が表示される
・フレーズ一致
「看護師 転職」「看護師 転職 おすすめ」「看護師 転職 後悔」などの検索キーワードで広告が表示される
・完全一致
「看護師 転職」の検索キーワードで広告が表示される
上記の例からわかるように、部分一致やフレーズ一致に設定した場合、こちらが意図していない検索キーワードで広告が表示されることがあります。サービス申込や商品購入に繋がらない検索キーワードは除外キーワードに設定するようにしてください。
方法5:広告表示オプションを設定する
リスティング広告には、広告表示オプションというものがあります。広告表示オプションを設定することで、広告ランクが上がり、クリック単価(CPC)が下がる可能性があります。
もう一度、クリック単価(CPC)が決定される計算式をおさらいしてみましょう。
広告ランク = 入札単価 × 品質スコア + (広告表示オプション)
基本的には、「入札単価」と「品質スコア」で広告ランクは決定されますが、広告表示オプションも影響しています。
また広告表示オプションを設定すると広告のクリック率も上がるので、設定することをオススメします。
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これまで、リスティング広告のクリック単価(CPC)について解説してきました。
ただ、クリック単価(CPC)だけでも考慮することは多岐に渡り、自社のリソースは大幅に奪われます。
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まとめ
この記事では、リスティング広告のクリック単価(CPC)の決まり方・調べ方・高騰する原因・最適化する方法について解説してきました。リスティング広告運用の最適化において、クリック単価(CPC)の調整は非常に重要です。リスティング広告運用で成果が上がるように、今回の記事で解説した内容をぜひお試しください。
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