リスティング広告の運用がうまくいくかどうかで、会社の売り上げは大きく変化します。
とはいえ、
「外注とインハウス、どっちが良いの?」
「外注するメリット・デメリットを知りたい。」
このように考える方は多いでしょう。
そこで本記事では、
- リスティング広告は外注とインハウスのどちらがおすすめか
- それぞれのメリット・デメリット
- 外注する場合の費用相場
- 外注先の選び方
について重要なポイントのみをお伝えします。
運用方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、インハウスと外注のどちらにすべきか決められるようになりますよ。
目次
結論:リスティング広告は外注したほうが良い
まず結論から申し上げますと、リスティング広告の運用は外注をおすすめします。
インハウスで運用するよりも費用対効果が良いですし、外注することで本業に集中できる環境が整います。
とはいえ、インハウスでの広告運用にもメリットはあります。
以下で確認していきましょう。
リスティング広告をインハウスで行うメリット
- 外注費の節約になる
- 自社にノウハウが蓄積される
- 広告の停止・再開が気軽に行える
- コミュニケーションコストの削減になる
- 運用者に自社理解がある
リスティング広告をインハウスで行うメリットは上記5つが挙げられます。
それぞれについてより詳細は、リスティング広告のインハウス運用ってどう?メリット/デメリットを解説の記事で解説しています。
気になる方はあわせてお読みください。
リスティング広告をインハウスで行うデメリット
- 優秀な人材を確保すると人件費が月50万円以上かかる
- 運用者を社内で教育する場合は教育コストがかかる
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 最新情報を収集し続ける必要がある
- 担当者が転職すると一からやり直しになる
リスティング広告をインハウス運用するデメリットはこの5項目になります。
費用・期間がかかる上、成果が不安定といった特徴があります。
インハウスのメリット・デメリットについてより詳しくは、リスティング広告のインハウス運用ってどう?メリット/デメリットを解説の記事をチェックしてください。
リスティング広告を外注するデメリット2つ
- 自社にノウハウが溜まりづらい
- 手数料がかかる
リスティング広告を外注するデメリットは、この2点です。
1点ずつ確認していきましょう。
広告外注デメリット1:自社にノウハウが溜まりづらい
リスティング広告を外注すると、自社に広告運用のノウハウが溜まりづらいです。
運用を依頼しているので当然と言えば当然ですね。
ただ、良質な運用代行会社であれば、
- 月ごとに丁寧な運用レポートを送ってもらえる
- 広告アカウントを開示している
ため、運用内容や成果を細かく確認できます。
プロの広告運用データを蓄積すれば、内製化していく環境を作りやすいでしょう。
また、いち早くノウハウを溜めたい場合は、インハウス化のサポートを行う運用代行会社に依頼するのも一手ですね。
広告外注デメリット2:手数料がかかる
リスティング広告を外注する場合、運用代行手数料がかかります。
手数料の目安としては、広告運用額の約20%を想定すると良いでしょう。
詳しくは後述します。
しかしほとんどの場合、外注する手数料の方が広告運用者の人件費より安く済みます。
広告運用額が250万円を超えるような大予算である場合を除いて、手数料の金額はそこまで気にする点ではないと言えます。
リスティング広告を外注するメリット5つ
- プロ視点で運用できる
- 最新情報がいち早く手に入る
- 本業に集中できる
- 担当者育成・採用よりもコスパが良い
- 広告以外の相談が出来る場合もある
上記5項目が、リスティング広告の運用を外注するメリットとなります。
それぞれ詳しく説明します。
広告外注メリット1:プロ視点で運用できる
広告運用代行会社はリスティング広告運用のプロで、運用ノウハウを豊富に持ち合わせています。
業界や規模・予算・運用目的など、様々なパターンに応じた運用経験があるからです。
運用経験の浅い状態で自社運用するよりも、ある程度安心して広告成果を望めるでしょう。
成果を出すためには、外注するのが最適解と言えます。
広告外注メリット2:最新情報がいち早く手に入る
広告運用代行会社は、リスティング広告に関する最新情報をすばやく入手できます。
社内で同時に数十社分の広告運用をしており、効果的な運用手法やデータなど常に最新の情報を持ち合わせているからです。
また、常により良い広告運用を目指しているため、広告に関する変動や動向・ニュースは取りこぼさないでしょう。
最新情報に基づいて運用することは成果を出す上で大切なので、外注するメリットは大きいです。
広告外注メリット3:本業に集中できる
リスティング広告を外注することで、あなた自身の本業に集中することができます。
広告運用に割く時間や人件費・作業工数などすべてを社外に丸投げできるからです。
「広告運用に時間がかかりすぎて他の企画に集中できなかった!」
「リスティング広告を社内運用していたら、手が回らなくなって残業まみれになった…。」
なんてことになったら元も子もありませんよね。
あなたは自社の仕事に集中し、広告は社外のプロに任せるのが良いでしょう。
本業に集中することで、より広告成果が伸びるといったメリットもあります。
広告外注メリット4:担当者育成・採用よりもコスパが良い
外注したほうが、自社で広告担当者を育成したり、新しく採用したりするよりも費用対効果が良いでしょう。
担当者を一人前に育成するのには1年以上の期間と月20~30万円の人件費がかかるからです。
また、優秀な人材を新しく採用するとなると月50万円以上の給料が条件となる事がほとんどです。
さらに、採用後に自社とマッチしないことが発覚する可能性も考えられますよね。
このように、インハウスでの広告運用には期間や費用がかかる上、リスクや成果の不安定さも伴います。
一方で外注であれば運用手数料は人件費よりも安く済みますし、成果が思わしくなければ依頼先を変更することもできます。
この費用対効果の良さは、インハウスにはないメリットですね。
広告外注メリット5:広告以外の相談が出来る場合もある
運用代行会社によっては、広告以外の相談もできることがあります。
広告の運用代行を行っている会社は、Webマーケティング全般に強い傾向があるからです。
サイト制作やランディングページ制作・SEO対策・YouTube運用などを行っている会社などは多いですね。
不安や疑問を解決しやすい環境になるので、事業を加速しやすくなります。
以上5点がリスティング広告を外注するメリットとなりました。
では、実際に外注するとなると費用はどれくらいかかるのでしょうか。
以下で外注費の目安をお伝えします。
リスティング広告における外注費の目安
広告運用額 | 手数料 |
25万円以上 | 運用額の20% |
25万円未満 | 一律5万円 |
一般的に、リスティング広告を外注する場合は、運用代行手数料として上記費用がかかります。
例えば広告運用額を30万円とする場合、
広告費合計=30万円(広告運用額)+{30万円×20%(運用代行手数料)}
で、広告費合計は36万円となりますね。
※あくまで相場であり、全ての会社に当てはまるわけではありません。
上記は【料率型】という料金体系で、広告運用額に応じて手数料が変化します。
その他にも、
- 運用額のステージごとに手数料が変化する【定額型】
- 運用した成果によって手数料が変化する【成果報酬型】
など料金体系は様々あります。
手数料の料金体系について詳しく知りたい方は、リスティング広告代理店の手数料の相場と料金体系の利点/欠点を解説の記事をお読みください。
自社にはどんな料金体系が合うのかが分かるようになりますよ。
リスティング広告における外注先の選び方13基準
- アカウントの開示はしてもらえるか?
- 契約期間はどれくらいか?
- 最低予算額はいくらか?
- 手数料はいくらか?
- 手数料に含まれるサービスの内容は何か?
- レポートで成果報告をしてもらえるか?
- 担当広告主数はどれくらいか?
- 運用体制はどのようになっているか?
- フロントは営業か運用か?
- 広告アカウントの分析をしてもらえるか?
- リスティング広告以外のサービス相談をできるか?
- 運用担当者と直接話せるか?
- ブログはあるか?
リスティング広告の外注先を探す際は、上記13基準を軸として比較すると良いでしょう。
基準ごとの詳細な解説は、リスティング広告代理店の失敗しない選び方13個|チェックシート付きの記事で行っています。
チェックシート付きなので、ぜひダウンロードして活用してください。
おわりに
リスティング広告における外注の可否についてまとめると、下記のようになります。
- リスティング広告は、インハウスよりも外注がおすすめ
- 外注の方がインハウスよりも費用対効果が良い
- 広告運用を外注すれば本業に集中できる
- 運用代行手数料の目安は広告運用額の20%
- 外注する場合は、しっかりと良い運用代行会社を見極める必要がある
良い外注先を選んで、広告の成果を上げましょう。
広告運用がうまくいけば、売上もどんどん上がっていきますよ。
この記事が、リスティング広告を外注するか迷っている方の手助けになれば幸いです。