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PPC広告運用前に最低限押さえておきたい知識【web担当者必見】

X編集部
2020.10.22 10:32

「PPC広告の運用ってどんな風にやればいいの?」
「メリット・デメリットを知りたい。」
「どこで配信できる?」

本記事を読まれているあなたは、こんな風にお考えかもしれません。

ということで本記事では、PPC広告運用前に最低限知っておきたい知識をお伝えします

web担当者の方、必見です

PPC広告とは【運用前に知っておこう】

PPC広告=Pay Per Click(ペイ・パー・クリック)広告
日本語訳:クリック課金型広告

クリック課金型とは、1クリックごとに費用がかかるという意味です。

表示回数やコンバージョン数によって費用は左右されません。

つまり、1クリックもされなければ広告費用は0円となります。

PPC広告の費用例

表示回数クリック数コンバージョン数クリック単価広告費合計
2,000305100円3,000円
2,0003030100円3,000円
70,00000100円0円
70,0008000100円80,000円

では、PPC広告とリスティング広告は何が違うのでしょうか?

リスティング広告について正しく知り、違いを探っていきましょう。

PPC広告とリスティング広告の違い

多くの場合、

リスティング広告=検索連動型広告

とされることがほとんど。

(※正しくはコンテンツ連動型広告もリスティング広告の一部。ただし、分かりづらくなるので本記事ではリスティング広告=検索連動型広告とさせていただきます。)

下記のように、検索をかけた際「広告」と表示されるものがリスティング広告です。

リスティング広告 基本 仕組み 運用

リスティング広告の費用形態はクリック課金型なので、「リスティング広告はPPC広告」だと言えます

しかし、PPC広告とはクリック課金型の広告全てを指すため、「PPC広告はリスティング広告」だとは言えません

図にまとめるとこのようになります。

PPC広告とは リスティング広告 CPC広告 違い

リスティング広告はPPC広告の一部である、ということが分かりますね。

リスティング広告についてより詳しく知りたい方は、リスティング広告運用前に知りたい!基本的な仕組みを簡単に解説の記事をお読みください。

PPC広告は4つに分類できる!【運用前に選ぼう】

  • リスティング広告(検索連動型広告)
  • ディスプレイ広告(コンテンツ連動型広告)
  • SNS広告
  • バナー広告

PPC広告は、主に上記4種類に分類できます。

これら4種類については、PPC広告とは?リスティング広告やCPC広告との違いって何?の記事で詳しく解説しています。
次の章に進む前に、ぜひご一読ください。

PPC広告を運用できる主要媒体6つ

  • Google
  • Yahoo!
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • LINE

PPC広告は、主に上記6媒体で運用可能です。

それぞれ簡単に説明します。

PPC広告運用媒体1:Google

Googleで配信できるPPC広告は、リスティング広告(検索連動型広告、コンテンツ連動型広告)となっています。

Googleの日本国内の検索エンジンシェア率は75%超え

リスティング広告を配信するにはもってこいの媒体でしょう。

参考:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan#monthly-201905-202005-bar

PPC広告運用媒体2:Yahoo!

Yahoo!で配信できるPPC広告は、リスティング広告(検索連動型広告、コンテンツ連動型広告)です。

Googleに次いで日本国内の利用者数が多いYahoo!

うまく活用して、広告効果を伸ばしましょう。

参考:https://www.google.co.jp/amp/s/webtan.impress.co.jp/n/2019/12/24/34935%3famp

PPC広告運用媒体3:Twitter

Twitter上のPPC広告は、今回紹介する中で最も拡散力に優れています

利用ユーザーが、広告配信したツイートを無料で自由にリツイートできるからです。

広告の内容やターゲティング次第では、爆発的な成果を得る可能性も考えられます。

PPC広告運用媒体4:Facebook

中年層に向けたPPC広告であれば、Facebookが効果的です。

反対に、若者のFacebook離れは著しく、利用者数はどんどん減少しています。

ターゲットの年齢に合わせて、有効活用してください。

参考:https://news.mynavi.jp/article/womansns-14/

PPC広告運用媒体5:Instagram

InstagramのPPC広告は、他の投稿やストーリーズに馴染んで表示されます。

利用者数が3,300万人以上と多い上に細かなターゲティングができるため、高い広告成果を狙いやすくなっています。

参考:https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/

PPC広告運用媒体6:LINE

LINEのPPC広告は、トーク一覧画面の最上部やタイムライン上などに表示されます。

利用ユーザー数は2020年7月時点で8,400万人を超えとなっており、SNSの中では最も大人数に広告配信可能となっています。

他SNSを利用していない層にもリーチできるのは最大の強みと言えるでしょう。

参考:https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202007-12.pdf

PPC広告を運用するメリット3つ

  • クリックされない限り費用がかからない
  • 広告効果を確認しやすい
  • 広告内容の変更が比較的自由

PPC広告を運用するメリットは主に上記3つです。

1つずつ見ていきましょう。

PPC広告運用のメリット1:クリックされない限り費用がかからない

PPC広告だけが持つメリットとして、クリックされない限り広告費がかからない点が挙げられます。

インプレッション課金型広告や掲載課金型広告だと、広告を表示するだけで費用がかかってしまいますよね。

いくら効果が出なくても広告費を支払わなければなりません。

反対にPPC広告だと、例えば月に5万円の広告費を用意していても、クリック数が5万円分に満たなければ余った費用を支払う必要はありません

クリック数が5万円分に達した場合も勝手にどんどん費用が追加されることはないです。

必要があれば追加費用を払い、必要がなければ広告を止めるだけです。

何に対して広告費を払っているのかが分かりやすいのはPPC広告ならではの運用メリットですね。

PPC広告運用のメリット2:広告効果を確認しやすい

PPC広告は、広告効果を確認しやすいというメリットがあります。

Web上の広告なので、

  • 表示回数
  • クリック数
  • コンバージョン数
  • クリックした人の属性(性別・年齢・居住地など)
  • 離脱率

など、細かく見ることができるからです。

チラシやポスター、看板、新聞広告、テレビCM、電車広告等だと広告効果を確認しづらいですよね。

広告のおかげで売上が上がったとしても、「何を見て」「どんな人が」「どんな理由で」サービスや商品を購入した(orしなかった)のかが明確には分かりません。

ですので、万が一うまくいったとしても再現性を高めづらいです。

一方でPPC広告はコンバージョンに至るまでの過程すべてを数値で細かく分析できるため、効果測定が行いやすいです。

広告運用がうまくいった場合も、うまくいかなかった場合も、数値に基づいて次に活かせるのは大きなメリットと言えるでしょう。

PPC広告運用のメリット3:すぐに配信内容の変更・配信の停止ができる

PPC広告は、必要が無くなればすぐに配信内容の変更や停止が可能です。

広告掲載期間に関する縛りやルールが基本的にはないからです。

例えば看板広告だと、3年縛り契約などざらにありますよね。

問い合わせが来すぎても、反対に全く来なくても広告費は払い続けなければいけません。

さらに、1度掲載したら内容変更不可などもよくありますね。

反対に、PPC広告の場合はいつでも配信を辞められますし、内容もすぐに変えられます

問い合わせが来すぎて困ったら広告を止めて、またお客さんに困ったら広告を打つなどの戦略を取ることが可能になります。
(※頻繁に広告配信停止を繰り返すことは推奨しません。)

また、効果測定の結果によって広告内容も自由に変えられます。

この自由度の高さはPPC広告ならですね。

PPC広告を運用するデメリット2つ

  • 運用の手間がかかる
  • 単価が高いことがある

PPC広告運用のデメリットは上記2つです。

それぞれ細かく紹介します。

PPC広告運用のデメリット1:運用の手間がかかる

PPC広告は運用の手間がかかります。

効果測定できる分、その分析結果に合わせて広告の内容を見直す必要があるからです。

運用をほったらかしにすると、

  • クリック数だけが伸びてコンバージョンに至らない
  • 問い合わせは来るけど申し込みに繋がらない

など、広告費を無駄にしてしまう可能性が高まります。

PPC広告を運用する手間や人員が足りない場合は、広告代理店に一任するのも一つの手と言えるでしょう。

PPC広告運用のデメリット2:単価が高いことがある

PPC広告は、業界や市場によってはクリック単価が高騰していることがあります。

競合他社が多い業種や地域などです。

ただ、クリック単価は日々変動するため「どの地域のどんな業種はクリック単価が高い!」と明言することはできません。

単価の高さはPPC広告を実際に運用してみて分かることがほとんどです。

場合によっては他の課金型広告よりも高くつく可能性もあることを念頭に置いておくと良いかもしれません。

おわりに

今回は、PPC広告運用前には最低限知っておきたい知識をお伝えいたしました。

メリットやデメリットを踏まえ、運用する媒体の目処が立ったのではないでしょうか。

弊社サイトでは、PPC広告のほかにリスティング 広告やディスプレイ広告の運用ノウハウを随時配信しています。

広告運用のお悩みがある方は、ぜひ他の記事も読んでみてください。

この記事が、PPC広告について知りたい方の参考になれば幸いです。

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