
LPを表示するときにスマホサイトで適切に表示されるかは、とても重要です。
さまざまな最適化を行う必要があり、スマホのLPO施策も重要とされています。
今回は、スマホサイトでLPOを行うべき理由や具体的な施策、成功させるコツについて詳しくまとめました。
初心者でもスマホLPOを実現できるように、わかりやすく紹介していきます。記事を最後まで確認して、スマホLPOの知識をひと通り理解しましょう。
クロスバズのLP制作サービス「バズLP」では、競合分析とユーザー分析を徹底的に行い、売れるランディングページを作成いたします。
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スマホサイトのLPOとは

スマホサイトのLPOとは、「スマホサイトにおけるランディングページの最適化」のことです。
スマホ利用者がはじめて訪れたページがランディングページとされます。そのページからのCVR(コンバージョン率)向上を目的に行われるのがスマホのLPOです。
サイトにスマホで訪問したユーザーのニーズを満たして、目標とするアクションを起こせるように改善する必要があります。
最適化されていない場合に起こる問題は?
「スマホサイトのLPO化がなぜコンバージョンにつながるの?」と感じる方も多いと思います。
Webサイトがスマホ向けに最適化されていないと、以下のような問題が起こります。
- 戻るボタンが見つけにくい
- 情報が1画面で完結しない
- スクロールしにくい
- 文字入力しにくい
- 読み込み時間が長い
ユーザーはサイトの使いにくさを感じると、コンバージョンする前に離脱してしまう可能性が高まります。
企業のサイトの場合、ブランドイメージの低下にも繋がりかねないため、注意が必要です。
スマホサイトでLPOを行うべき理由3つ
スマホサイトの最適化を行うべき理由についても詳しく紹介していきます。
- PCよりもスマホ利用者が圧倒的に多いため
- デバイスによってサイトの見え方が異なるため
- ユーザー行動に違いがあるため
それぞれわかりやすく解説します。
PCよりもスマホ利用者が圧倒的に多いため
令和5年時点でスマートフォンを保有している人の割合は90.6%、PC保有率は65.3%です。つまりインターネットを閲覧するときは、スマホでサイトを見る人が多くなっています。(参照:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」)
近年Webサイトを訪問する多くの人は、スマホを利用していると認識しておきましょう。PCで見やすいLPだったとしても、スマホでは見えにくいとユーザーは離脱する可能性があります。
LPをスマホ利用者向けに最適化することは、コンバージョンを高めるために重要です。
デバイスによってサイトの見え方が異なるため
スマホとPCのWebサイトでは見え方が大きく異なります。とくに一番大きな違いは、画面の大きさです。
PCは横長で大きな画面ですが、スマホは縦長でコンパクトな画面になります。
ほかにも以下のような違いがあります。
- パネル操作の有無
- フォントのサイズ
- 操作方法
- ナビゲーション
- ボタンの配置
- 電話機能の有無
上記の違いを理解しておくと、スマホサイトのLPOがスムーズです。
ユーザー行動に違いがあるため
スマホユーザーはPCユーザーと比べると行動に特徴があります。
スマホユーザーは、移動中に早く情報にアクセスするため、直感的な操作のしやすさが重要です。また、PCの場合はマウスやキーボードでの操作がメインですが、スマホは指でタップします。
例えば、サイトの表示スピードが遅くなるとサイトからの離脱が増えます。スマホの操作は指で行うため、タップしにくいボタンの配置になっているとユーザーはストレスを感じやすいです。
ユーザー行動の違いを理解して、デザインやレイアウトを最適化することが重要です。
スマホサイトで必要なLPO施策11選

スマホユーザー向けにLPOスマホサイトで必要な施策を紹介していきます。
- LP型かメニュー型かを選択する
- ファーストビューで伝える
- ページの表示速度を改善する
- 文字の大きさに配慮する
- ボタンの配置や大きさを確認する
- フォームもスマホに最適化する
- 電話をかけやすいデザインにする
- ボタンカラーを変更する
- 訴求ポイントを強調する
- サービスメリットなどの文言を見直す
- 利用者のリアルな声を掲載する
1つずつ詳しく解説します。
1.LP型かメニュー型かを選択する
スマホ向けのLPは2種類あり、「LP型」と「メニュー型」があります。
- LP型:従来のLPと同様の1枚ページで表示
- メニュー型:メニューバーの表示があり、別のページに飛ぶ
LP型はサービスに焦点を当てて作られたページで、訪問者が迷わずにコンバージョンに進められるよう設計されています。病院やサロンなどに向いている設計です。
一方でメニュー型は、サービスや製品が1つではなく、複数の選択肢を提供したい場合におすすめです。ホテルや飲食店など複数の商品がある場合は、メニュー型が適しています。
ただし、ターゲットや業種によって適切とされるLPの形は変わってくるため、見極めが重要です。スマホのLPO施策のために、競合調査を実施し利用者の目的などを明らかにして、アプローチしていく必要があります。
コンバージョン率を高めていくためには、適切なLP型の選択が重要です。
2.ファーストビューで伝える
スマホサイトでは、ユーザーが一番最初に開いたページ(ファーストビュー)がとても重要です。ぱっと見たときにユーザーがサイトを利用するかどうかは、3秒で決まると言われています。
スマホでのアクセスは、PCよりも短時間でアクションを促す必要があります。「どのようなサイトなのか」をユーザーに伝えられる、ファーストビューを意識しましょう。
スマホの限られた画面で、サービスや商品が解決できる問題やメリット、ユーザーのアクションを伝える必要があります。
簡潔かつわかりやすく伝えて、ファーストビューからの離脱を防ぎましょう。ファーストビューで魅力を感じてもらえると、LPのイメージが高まり、コンバージョンなど次のステップに進んでいく可能性が高まります。
一方で、伝わりにくい魅力を感じられないファーストビューになってしまうと、離脱率が高くなります。結果的に、ユーザーのコンバージョンが低くなる可能性が高いです。
関連記事:LPのファーストビューとは?重要性やサイズについて事例付きで解説!
3.ページの表示速度を改善する
スマホLPO施策において、ページの表示速度の改善は重要です。
とくに、スマホでの表示速度はPCの表示速度よりも重要と言われています。スマホ利用者は移動中やちょっとしたスキマ時間でアクセスする人が多いからです。
ページの表示速度が少しでも遅いと感じると離脱に繋がりやすく、コンバージョン率にも悪い影響が出てしまいます。
実際にGoogleからはサイトの表示に3秒以上かかると、約40%以上のユーザーが閲覧を辞める(離脱する)と公表されています。(参照:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed|Think with Google)
具体的に表示速度を改善するためには、以下の対策を行なっていきましょう。
- 画像や動画の圧縮
- コードの最適化
- 不要なプラグインの削除
- スクリプトの削除
- サーバーの見直し
ページの表示速度改善のためには、専門的な知識が必要な場合もあります。必要に応じて業者への依頼を検討しましょう。
4.文字の大きさに配慮する
スマホの画面はPCよりも小さいため、表示される文字の大きさがスマホで見やすいサイズになっているかは重要です。
PC用のLPでは文字サイズが小さくなりがちなため、レスポンシブデザインを採用し、スマホでもPCでも見やすいLPを作成することが重要です。
ページ上での目の移動が制限される関係で、わかりやすく情報にアクセスできるかという視点が必要になります。
画面が小さいスマホでは、小さい文字が使用されたサイトを見ているとストレスが高まります。文字を大きくして見たり、目を細めて見たりすると目が疲れやすいです。ユーザーの視覚的な負担が離脱の原因につながる可能性は高いです。
文字の大きさが保たれていると、操作性が保たれユーザーもアクションを起こしやすくなります。ストレスなく情報にアクセスでき、タップしやすいテキストリンクを配置すると自然とコンバージョンにつながります。
5.ボタンの配置や大きさを確認する
スマホとPCの大きな違いは画面の大きさです。スマホの方が画面が小さく、指でのタップ操作が必要とされるため、ボタンの位置や大きさが重要になります。
ボタンの配置や大きさは、ユーザー体験にも大きな影響を与えるため、スマホのLPO施策では無視できない要素です。
タップしやすい位置にボタンを置いたり、小さすぎず邪魔にならない程度の大きさのボタンに設定したりしましょう。
片手でのスマホ操作を想定し、ボタンの位置は親指でタップしやすい位置に配置するのがベストです。
また、ボタンの大きさはほかのページの要素と干渉しない大きさにしましょう。リンクが密集してしまうと、押し間違えが起きてしまいユーザーは強いストレスを受けます。
ボタンを実際に使ったときの、ユーザー心理に寄り添って対策を考えることも重要です。
関連記事:LPのCTAボタンとは?クリックされる位置やデザインを実例付きで解説
6.フォームもスマホに最適化する
PCサイトと同じフォームが使用されていると、スマホサイトからの離脱に繋がる可能性があります。スマホの小さい画面で親指を使って操作する必要があるため、ストレスが大きくなるからです。
フォームをスマホに最適化することは、ユーザーの離脱を防ぐためにとても重要です。
長いフォームの入力を求められると、入力に時間がかかるため入力を途中で諦めてしまうかもしれません。そのため、離脱しないために必要最低限の情報の入力だけに留めましょう。
また、エラー表示があった場合は、表示をわかりやすくするとユーザーのストレスが減って親切です。
ほかにも、タップすると画面が切り替わるようにしたり、入力する内容に応じてキーボードを最適化したりするなどの配慮もおすすめです。
スクロールやタップして入力することを、手間に感じるユーザーは多いです。スマホユーザーのストレスをいかに減らすかという視点を大切にしてみてください。
関連記事:ランディングページの成果を最大化!問い合わせフォームのポイントを徹底解説
7.電話をかけやすいデザインにする
スマホとPCの大きな違いとして画面の大きさ以外に電話の機能の有無があります。スマホの場合、電話機能があるため、Webサイトに訪れた人がそのまま電話で問い合わせすることも多いです。
緊急性を要する水回りや鍵のトラブルなどは、電話での問い合わせがメインになります。直接コンバージョンにつながるため、電話をかけやすいデザインにすることは重要です。
以下の視点で電話をかけやすいデザインに設定しましょう。
- 電話番号を大きく表示
- 営業時間や料金などを掲載
- 見やすいカラーで目立たせる
- 電話をかけるように促す文言
タップしやすいデザインや目立つカラーを採用するだけでも、CVRは大きく変わります。また電話番号をタップすると電話をかけられるように利便性を高めておくことも重要です。
電話での問い合わせに対応している業種の場合、しっかりと行なっておくべきスマホのLPO施策になります。
8.ボタンカラーを変更する
ボタンカラーの変更は、ユーザーのアクションを促すために有効な方法の1つです。
背景色とコントラストの違うカラーを設定しましょう。白の背景の場合、赤や青など目立つカラーを設定するとクリックされる確率が高まります。LPに使用されていないカラーを使用すると、ボタンの存在がわかりやすくなるはずです。
また、色だけではなくボタン全体のデザインにも注目しましょう。角丸のボタンにしたり、立体的にしたり、カーソルを合わせたときに変化するデザインにしたりすると、よりクリックされやすくなります。
カラーを選ぶときに、サービスの特性に合わせたカラーを選択することも重要です。信頼感を重視した不動産や医療系のサービスの場合は青、食品やジムなどは赤などが良いです。
LP内で使用するボタンのカラーは、必ず統一しましょう。企業のブランドイメージを固めていくことも重要です。
9.訴求ポイントを強調する
最も伝えたい内容を強調して伝えることで、ユーザーに行動を促すことができます。
訴求ポイントを強調するためには、LPに情報を詰め込みすぎないことも重要です。スマホの場合は小さい画面に多くの情報が掲載されていると、重要な情報が伝わりにくくなります。
重要なメッセージだけに厳選し、訴求ポイントが目立つようにシンプルさを重視しましょう。ユーザーがストレスなく読めて、訴求ポイントがわかりやすいLPだとコンバージョンにつながります。
また、訴求ポイントを設置する場所にも気を配りましょう。
また、LPのファーストビューを見たときに、魅力的に感じてもらう要素を配置してみてください。わかりやすい位置に訴求ポイントを配置し、一瞬で理解できるメッセージを考えることなどが重要になります。
ほかにも、タイトルや見出しなどを視覚的にわかりやすく表示して、見やすさも意識しておくと良いです。
10.サービスメリットなどの文言を見直す
ユーザーの関心を惹きつけてコンバージョンにつなげるためには、サービスのメリットなどをわかりやすく伝える工夫が必要です。
小さなスマホの画面だと限られたスペースで内容を伝える必要性があります。長文になるとユーザーが離脱しやすいため、直感的に理解しやすい文章で書くことを心がけましょう。
サイトの印象が改善されると、CVRも高められます。
メリットなどをリスト形式にして伝える方法もわかりやすいです。リストで表示すると、簡潔に目を引きやすいため、ユーザーの目に留まりやすくなります。
ボタン上部に配置するCTAの見直しも重要です。行動を促すような「今すぐ登録」「30日間無料トライアル」などを記載し、クリック率を高めましょう。
具体的な数字を使用すると、ユーザーに与えるイメージも改善できます。
11.利用者のリアルな声を掲載する
LPには利用した人の感想が「お客様の声」として記載されていることが多いです。実際に利用した人の感想があると、決断を後押ししやすくなります。購入や利用を迷っているユーザーにとって、口コミはとても重要な判断材料の1つです。
ただし、お客様の声にリアリティがないと、逆にユーザーはサイトに不信感を持ってしまうかもしれません。
LPに載せる感想には、フルネームや年齢、写真などを入れてリアルさと説得力を出す工夫をしましょう。また、ありのままの感想を載せておくことも重要です。
情報の信頼性を高めることでユーザーの「利用してみたい」という気持ちをより高められます。最近では、リアルさを出すために、SNSでの投稿をLPに利用する事例も増えてきています。
スマホでお客様の声を伝える場合は、短時間で有益な情報を伝えることを意識してみてください。
関連記事:LPの「お客様の声」の本当の効果とは?ポイント・集め方を徹底解説
スマホサイトのLPOを成功させるコツ

スマホサイトのLPOを成功させるために、必要なポイントを解説します。
以下の3つの視点を大切にして、スマホサイトのLPOを成功に導きましょう。
- ユーザーのニーズを意識する
- スマホからの見え方を確認しておく
- ツールを使用して検証する
ユーザーのニーズを意識する
スマホの最適化を成功させるためには、まずユーザーニーズを理解しておく必要があります。つまり、どのようなユーザーに届けるかというペルソナ設定が重要です。
ある商品を購入する人の年齢や職業、ライフスタイルを詳細に設定して、ターゲットとして定めておきましょう。例えば、学生向けの商品なら価格を重視する一方で、ビジネスマンは効率を重視する可能性があります。
ターゲットが違えば、訴求ポイントやLPのデザインなども大きく変わってきます。
ペルソナ設定に基づいたコンテンツの配置を行い、スマホサイトの最適化を行ってコンバージョンに導きましょう。LPOを成功させるためには、誰に届けたい情報なのかをはっきりさせることが必要です。
関連記事:LPのペルソナ設定とは?具体的な方法や失敗を避けるために気をつけるべきことを解説
スマホからの見え方を確認しておく
多くのユーザーがスマホでインターネットで閲覧しているため、スマホからの見え方を最適化することは重要です。文字の大きさや画像の最適化、ボタンの押しやすさなどを考慮した、スマホ専用のLPの作成を行います。
まずは、サイト訪問時のファーストビューで、興味を引き付けることが重要です。レイアウト設計を意識して、必要な情報にアクセスがしやすいかを確認してください。情報量が多すぎず、直感的に使えるデザインにする必要があります。
サイトの表示速度が遅延しないかも確認しましょう。
スマホでの見え方を事前に確認して、ユーザーが使いやすい環境を整えることで、CVRを向上させられます。
ツールを使用して検証する
スマホLPOを成功させるためには、ツールを活用して定期的に検証と調整を行う必要があります。
ユーザーの行動を可視化できる、ヒートマップツールを使用して検証するのがおすすめです。クリックやスクロールした場所を色付きで確認できるため、意図した行動をユーザーがとっているのか判断がしやすいです。
ABテストでLPのデザイン要素を複数のバリエーションで比較して、テストを行います。最も効果的なデザインを選択することで、コンバージョン率の向上につなげましょう。
テストを繰り返し行っていくことで、LPに訪れるユーザーに最適なコンテンツを提供できます。
関連記事:広告のA/Bテストとは?種類や実施方法、広告媒体ごとの設定方法・ポイントを解説
関連記事:【無料あり】LPにヒートマップツールは必要?概要や分析できる項目を分かりやすく解説
まとめ
スマホのLPOは、インターネットをスマホで見る人が多い現代では必須の設定です。
PCと比べてスマホユーザーは使いやすさや表示速度に敏感です。ファーストビューの改善や文字やボタンの大きさ、訴求ポイントの強調、表示速度の改善などを行っていきましょう。
LPをスマホに最適化させ、ユーザーの使いやすさを意識した設計にしていくと、CVRは向上します。
クロスバズのLP作成サービス「バズLP」では、スマホLPOを意識したLPの作成はもちろん、競合分析を行って成果を出していきます。
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