結婚相談所の集客において、LP(ランディングページ)の制作・運用は、非常に効果的な手段となります。ただし、間違った方法でLPを制作すると、成果が出にくくなるため、注意が必要です。
本記事では、結婚相談所のLPで効果的に集客を行うためのコツを詳しく解説します。いずれも成果を上げるために必要不可欠な要素なので、ぜひ最後までお読みください。
目次
【前提】LP(ランディングページ)とは?
LP(ランディングページ)とは、自社の商品・サービスを宣伝し、販売する目的で作られたウェブページのことを指します。一般的なLPは縦長1ページで構成され、文章・画像・動画などで、ユーザーへ訴求を行います。
LPを作成して運用する目的は、下記の通りです。
- 自社商品の販売促進
- 自社のサービスを販売、または会員登録をしてもらう
- 問い合わせ数の増加
- ユーザーからの資料請求を促す
これらの目的を達成するためには、LPで効果的な訴求が必須となります。
結婚相談所のLP(ランディングページ)の目的とは?
結婚相談所のLP(ランディングページ)の目的は、ユーザーに対し結婚相談所への入会を促すことです。なぜなら、結婚相談所のビジネスモデルを考慮すると、主な収益源はユーザーからの入会金・月額会費・成婚料になるからです。
しかし、ユーザーにいきなり入会を促すことはハードルが高いことがあります。そのような状況では、LPの目的を無料会員登録に設定するという戦略もあります。このアプローチにより、顧客のメーリングリストを構築し、LINE・メルマガを通じてユーザーへ情報提供や営業活動を行うことが可能となります。
結婚相談所のLP(ランディングページ)で効果的に集客するコツ11選
それでは、結婚相談所のLP(ランディングページ)で、効果的に集客するコツを厳選して解説します。今回、解説するコツは下記の11個です。
- ターゲット層を明確にする
- FVはユーザーの未来がイメージできるデザインにする
- ユーザーの悩みに共感し、「自分ごと」に捉えてもらう
- キャンペーン・特典などで、締切・限定を強調する
- 婚活のプロがサポートしてくれることをアピールする
- 実績を数値で記載し、権威性・信頼性をアピールする
- USPを明確にし、他社との差別化を図る
- 成功事例をエピソードとして語り、信頼を得る
- 婚活を始めるまでの流れを分かりやすく記載する
- 料金プランを分かりやすく説明する
- FAQでユーザーの悩みを解消する
どのコツも、LPで効果を上げるためにとても重要です。ぜひ最後まで、お読みになってくださいね。
ターゲット層を明確にする
まずは、ユーザーのターゲット層を明確にすることが大切です。ターゲット層を明確にすることで、ユーザーはLPの内容を「自分ごと」として捉えるようになるので、刺さるLPになります。
ターゲット層を明確にするときは、ユーザーの年代・居住地域から考えましょう。ターゲットとするユーザーの年代が「30代」と「40代」では、訴求方法も変わります。また地域を絞ることで、その地域に深く根ざしているイメージを与え、ユーザーの信頼感を高めることが可能です。
また、結婚相談所のLPの中には「ハイクラスな職業の方へ」や「オタク活動が趣味の方限定」などで、ターゲット層を明確にしている場合もあります。このようにターゲット層を絞り込む手法は、対象とするユーザーに強く響き、結果的に成約率を高める傾向にあります。
FVはユーザーの未来がイメージできるデザインにする
FV(ファーストビュー)は、ユーザーがLPにアクセスした際にスクロールせずに最初に目にする部分を指します。
LPの成約率を高めるために、FVは極めて重要な要素のひとつです。なぜなら、ユーザーはFVを見て、LPの続きを読むかどうか決めるからです。そのため、FVのデザインやキャッチコピーは慎重に検討する必要があります。
結婚相談所のFVでは、理想のパートナーとの出会いや結婚後の幸せな生活を思い描けるようなデザインが効果的です。ユーザーは幸せな結婚生活を求めて、結婚相談所のLPにアクセスしているからです。デザイン例としては、仲の良いカップルの画像などが挙げられます。
また、FVのキャッチコピーでは、自社サービスの強みや実績を強調すると良いです。例えば「会員数○○○○人突破」や「入会金0円」など、ユーザーの関心を引くフレーズを検討してみてください。
ユーザーの悩みに共感し、「自分ごと」に捉えてもらう
LP(ランディングページ)で成果を出すためには、下記の3つの壁を超える必要があります。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
ユーザーの悩みに共感することは、上記の「読まない」を超える手法として非常に有効です。悩みに共感することでユーザーはLPに親近感を感じ、問題を「自分の問題」と認識するようになります。また、自分がまだ気づいていない潜在的な悩みについて認識するきっかけにもなり得ます。
例として、結婚相談所のLPにアクセスするユーザーが抱える悩みを考えてみましょう。
- 結婚したいけれど、出会いがない
- 婚活アプリを試したが、相手の真剣度が低い
- 合コンや街コンに参加してみたが、結婚に繋がる可能性が低いと感じる
- マッチングアプリをしてみたが、相手の身元がはっきりしなくて不安
- 忙しくて、なかなか婚活ができない
上記のように、獲得したいユーザーが抱える悩みをリストアップしてみてください。
キャンペーン・特典などで、締切・限定を強調する
多くのユーザーは「この結婚相談所は良さそう」と思っても、「今すぐではなくてもいいかな」と判断を先延ばしにする傾向があります。こうしたユーザーに行動してもらうためには、締切・限定性を強調したキャンペーン・特典が効果的です。
例として、結婚相談所のキャンペーン・特典を見てみましょう。
- 期間限定!○月○日まで入会金無料
- 今だけ!入会者に3万円キャッシュバック
- 先着1,000名様のうち、50名様に海外旅行が当たる!
上記のようなキャンペーンや特典を設けることで、ユーザーに締切・限定性を意識させ、今すぐ行動を起こすきっかけを与えられます。
婚活のプロがサポートしてくれることをアピールする
「恋愛や婚活が上手くいかない」と悩んでいる方にとって、婚活のプロのサポートは、とても心強いです。これまでの実績・経験・想いなどを踏まえて、ユーザーに訴求してください。
また、具体的なサポート内容を記載することも大切です。下記にその例を挙げてみます。
- 婚活の計画をサポート
- イメージアップできるようサポート
- 交際中のお悩みをサポート
このようにサポート内容を明確にし、親身な対応を心がけることを伝えることが大切です。
実績を数値で記載し、権威性・信頼性をアピールする
LP(ランディングページ)で成果を出すためには、3つの壁を超える必要があると言いました。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
上記の「信じない」の壁を超えるためには、結婚相談所の実績を数値で示しましょう。例えば「会員数1万人突破」や「年間3,000人が成婚」などの実績です。
もし、具体的な数値の実績がない場合は、「お客様の声」を使った訴求を検討してみてください。第三者の声も「信じない」の壁を超えるのに役立ちます。
USPを明確にし、他社との差別化を図る
USP(Unique Selling Proposition)とは、自社の商品・サービスが持つ独自の強みを意味します。このUSPを明確に示し強調することで、競合他社との差別化を図り、ユーザーから選ばれる可能性を高めることができます。
自社のUSPが分からない場合は、3C分析をしてみましょう。3C分析とは、「Customer(市場・顧客)・Competitoe(競合)・Company(自社)」の3つの観点から、市場環境を分析するフレームワークです。
3C分析を行うことで、自社独自の強みや、顧客のニーズを満たせる要素が明確になります。これにより、より魅力的なUSPを設定し、競合他社と差別化することが可能になります。
成功事例をエピソードとして語り、信頼を得る
自社の結婚相談所で、成婚に至った実際の事例を紹介することは、ユーザーに対して「未来のベネフィット」を見せる大切な手段です。ユーザーは結婚相談所の具体的なサービス内容も重視しますが、それ以上に「その結婚相談所を利用した結果、具体的に何が得られたのか?」を最も知りたがっています。
ですから、成功事例を「お客様の声」や「成功ストーリー」として詳細に掲載し、ユーザーの信頼を高めることが重要です。具体的な成婚への経過、顧客が感じた喜びや成功の感動を共有することで、ユーザーは自分自身が同じような結果を達成できる可能性を感じ、サービスに対する信頼感を強めていきます。
婚活を始めるまでの流れを分かりやすく記載する
初めて結婚相談所を利用するユーザーに不安はつきものです。特に「どういう風に婚活が進むんだろう」という点は、多くのユーザーが疑問に思う部分です。
そのため、会員登録から成婚に至るまでの流れを、図解や画像で分かりやすく説明しましょう。婚活の全体的な流れを丁寧に説明することで、ユーザーの不安を和らげ、サービスへの信頼を深めることができます。
料金プランを分かりやすく説明する
ユーザーが結婚相談所に入会を検討するとき、料金体系は重要な要素となります。初期費用や月額費用などは、分かりやすく記載しましょう。
自社の料金設定が他社よりも安い場合は、他社との料金比較表を記載するのもおすすめです。ユーザーに対して自社のコストパフォーマンスに優れていることを示せるため、入会への後押しとなります。
FAQでユーザーの悩みを解消する
FAQ(よくあるご質問)では、LP上で説明が不十分だった点や、実際にお客様からよく質問される事項を、一問一答形式で記載してください。
ユーザーは小さい不安や疑問があって、行動できないケースが多いです。そこで、FAQを通じてユーザーの不安や疑問を解消し、行動へのハードルを下げることが大切です。
下記に、結婚相談所のFAQの一例を示します。
- 相談はどこで行われますか?
- 活動期間はどれくらいですか?
- 成婚までの平均交際期間はどれくらいですか?
- どのように相手を見つけますか?
- 婚活パーティーなどはありますか?
上記のようなユーザーが疑問に思いそうな事項をリストアップし、それぞれに対する明確な回答を提供することで、ユーザーのサービスへの理解を深め、信頼感を向上させることができます。
結婚相談所のLP(ランディングページ)で早く成果を出したい方が知っておきたいこと
ここまで、結婚相談所のLP(ランディングページ)で効果的に集客するコツを解説しました。ここから先は、下記に当てはまる方には、特に聞いてほしい内容となります。
- これまでに自社でLPを制作した経験がない
- 自社内にWEBに詳しい人材がいない
- LPを制作したが、なかなか成果が出ない
こういった状況の方には、自社でのLP制作よりも、プロのLP制作代行会社に依頼することを強くおすすめします。なぜなら、LPで成果を出すためには、マーケティング・セールスライティング・デザイン・コーディングなど、さまざまな要素が必要不可欠だからです。
たしかに、自社でLPを制作し、ノウハウを蓄積することも一つの手段です。
しかし、事業の成長スピードや成果を出すまでのコストを考えると、プロのLP制作代行会社に依頼するほうがコストパフォーマンスが高く、おすすめできます。
まとめ
今回は結婚相談所のLP(ランディングページ)で、効果的に集客するコツを解説しました。ポイントを簡単に再確認してみましょう。
- ターゲット層を明確にする
- FVはユーザーの未来がイメージできるデザインにする
- ユーザーの悩みに共感し、「自分ごと」に捉えてもらう
- キャンペーン・特典などで、締切・限定を強調する
- 婚活のプロがサポートしてくれることをアピールする
- 実績を数値で記載し、権威性・信頼性をアピールする
- USPを明確にし、他社との差別化を図る
- 成功事例をエピソードとして語り、信頼を得る
- 婚活を始めるまでの流れを分かりやすく記載する
- 料金プランを分かりやすく説明する
- FAQでユーザーの悩みを解消する
自社でLPを制作する場合は、上記のポイントを意識してみてください。
プロのLP制作代行会社への依頼を考えている方は、ぜひ弊社クロスバズの「バズLP」もご検討ください。
「バズLP」では、マーケティングの戦略策定段階から共に取り組み、売れるセールスストーリーを設計します。中小企業様を中心に、数多くの成果を挙げた実績もございます。
広告運用も得意分野なので、LP制作後のWEB集客も全面サポート可能です。
詳細が気になる方は、ぜひ無料のお問い合わせをご利用ください。