ランディングページに対して「いくらスクロールしても下に辿り着かない」「こんなに長くする意味あるの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実はランディングページが他のページと比べて長いのには、明確な理由があります。
この理由を知った上でランディングページ制作に取り掛かることが、売れる・読まれるランディングページを作ることに繋がります。
そこで今回は、ランディングページが長い3つの理由や長さの目安、売れる・読まれるランディングページを作るコツについてまとめました。
初心者の方でも分かりやすいように、難しい単語は極力使用せずに解説しています。3分ほどで読めるのでぜひチェックしてみてください。
目次
ランディングページ(LP)が長い3つの理由
ランディングページが長い理由は以下の3つです。
- 伝えたい情報を1つのページに全て詰め込んでいるから
- ユーザーに購入を決断してもらうにはそれなりの情報量が必要だから
- Web広告と一緒に使われることが多いから
それぞれ詳しく解説します。
伝えたい情報を1つのページに全て詰め込んでいるから
ランディングページには、ユーザーに伝えたい情報が全て詰め込まれています。
例えば以下は弊社クロスバズのLP制作に関するランディングページです。
縦に長いのは言うまでもありません。そして上記ランディングページには、以下のような内容が掲載されています。
- 提供するサービスの概要
- 他の選択肢との比較
- 得られる成果
- 弊社の実績
- ランディングページ制作以外のサービスについて
- ランディングページ制作の流れ
- 制作料金
- お申し込みフォーム
- ランディングページに関する記事へのリンク
このように掲載する情報が多くなれば、ランディングページが長くなるのは当然です。
「なぜ掲載する情報を多くする必要があるのか」については、ここから詳しく解説します。
ユーザーに購入を決断してもらうにはそれなりの情報量が必要だから
どんなに良い商品やサービスでも「この商品はとにかく最高です!買ってください!」と言われただけでは購入を決断しません。
ユーザーはじっくりと考えた上で、その商品やサービスを購入するかどうかを決断します。
そしてユーザーにじっくりと考えてもらうには、情報量が欠かせません。
押し売りをするのではなく、必要な情報を提供し、最終的にどうするのかはユーザーに決めてもらうといったイメージです。
Web広告と一緒に使われることが多いから
ランディングページは、Web広告と一緒に使われることが多いです。Web広告の例としては、以下のようなものがあります。
Web広告の種類 | 概要 |
---|---|
リスティング広告 | GoogleやYahoo!の検索結果上に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | Webサイトやアプリ等の広告枠に表示される広告 |
SNS広告 | XやInstagramなどのSNS上に表示される広告 |
関連記事:ディスプレイ広告とは?代理店や運用会社に依頼するメリットや選ぶポイント
関連記事:【運用のプロが徹底解説】SNS広告運用とは?運用内容とメリット・種類や費用について
Web広告をクリックしてランディングページにアクセスをするユーザーの大半は、元々その商品やサービスについて調べていたユーザーではありません。
例えばトレーニングジムを探していたとしても、「トレーニングジムA」については何も知りません。
よって商品やサービスについて1から説明する必要があるため、ランディングページが長くなるのです。
ランディングページ(LP)の長さの目安
他のWebページと比べてとにかく「長い」ランディングページですが、具体的な長さの目安はどのくらいなのでしょうか。
ランディングページの長さには、「文字数はこのくらい」「スマホで何回スクロールしたら読み終わるくらい」のような決まりはありません。
ランディングページの長さの目安は、以下のように決まります。
ランディングページの長さの目安 | 商品やサービスの特徴 |
---|---|
短くてもいい | 無料で試せる認知度が高い信頼性が高い |
長い方がいい | 価格が高い認知度が低い信頼性が低い |
つまり購入のハードルが低い商品やサービスであれば、ランディングページの長さは比較的短めでも構いません。
しかし購入のハードルが高いのであれば、ユーザーを説得するためにも、長いランディングページが必要です。
自社の商品・サービスがどちらに当てはまるのかをぜひ考えてみてください。
ランディングページ(LP)の構成
とにかく縦に長いランディングページですが、大きく以下3つの要素に分けられます。
- ファーストビュー
- ボディー
- クロージング
各要素について、どんな内容が掲載されるのか、何に気をつけて作成すれば良いのかなどを詳しく見てみましょう。
ファーストビュー
ファーストビューとは、ランディングページを開いて最初に目に入る部分のことを指します。
ファーストビューはいわばランディングページの「第一印象」です。その後にいくら良い内容が書かれていても、ファーストビューがダメだとユーザーは「このランディングページは微妙そうだな」と離脱してしまいます。
ユーザーにランディングページを読み進めてもらうには、ファーストビューに以下の内容を掲載することが重要です。
- どんなランディングページかが一目で分かる文言や画像
- 権威付けになる情報(実績や経歴など)
- 魅力的なオファー(無料体験や期間限定10%オフなど)
ランディングページのファーストビューについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:LPのファーストビューとは?重要性やサイズについて事例付きで解説!
ボディー
ランディングページの最もメインとなる部分のことをボディーと言います。ボディーは以下の要素に細分化されます。
要素 | 例 |
---|---|
問題提起 | 〇〇とお悩みではありませんか? |
ベネフィット | 〇〇があればこんな未来を実現できます! |
商品の紹介 | 商品の特徴やスペック |
実績や事例 | TVで紹介されました! 〇〇人に購入していただきました! 〇〇賞を受賞しました! |
お客様の声 | 〇〇を購入して本当に満足しています。 |
フロー | 購入・申し込みの流れ |
FAQ | 購入に際して知っておきたい疑問を解決 (例:返品はできますか?何日くらいで届きますか?送料は無料ですか?) |
ボディーに何を掲載するかによって、ランディングページの長さは大きく変わります。
上記全てを掲載する必要はありません。どの要素をどんな順番で掲載すれば良いかを考えましょう。
クロージング
ユーザーに購入への最後の後押しをする部分のことを、クロージングと言います。
商品やサービスの魅力を伝えただけでは、なかなか購入、申し込みには繋がりません。ユーザーは「今じゃなくてもいいかな」「他にも良いものがあるかもしれないし…」と購入しなくても良い理由を常に探しています。
そういったユーザーに最後のひと押しをするには、以下のようなクロージング部分の文言が必要です。
- めんどうな売り込みはしません。
- 登録は簡単、1分で完了します。
- 解約は簡単で費用もかかりません。
関連記事:LPライティングとは?コツや外注費用などを初心者向けに分かりやすく解説!
売れる・読まれるランディングページ(LP)を作るには?
最後に、売れる・読まれるランディングページを作るためのコツを2つ紹介します。
- 流入元との整合性を保つ
- PDCAを回し続ける
それぞれ詳しく見てみましょう。
流入元との整合性を保つ
ランディングページへのアクセス経路には、以下のようなものがあります。
- Web広告
- 検索エンジンの検索結果
- 自社サイトの他ページ
ユーザーがどこを経由してランディングページに辿り着くにせよ、流入元との整合性は欠かせません。
例えば「業界最安値です!」と誇大広告をしてランディングページにアクセスを集めるとどうなるでしょうか。
「最安値なんて嘘じゃん」とユーザーは失望し、すぐに離脱してしまいます。広告費を浪費して、コンバージョンも獲得できず、何も良いことはありません。
ランディングページに掲載されている内容と「ランディングページに辿り着く1つ前のページ」に掲載されている内容は、一致させておく必要があります。
PDCAを回し続ける
ランディングページは、一度公開をして終わりではありません。さまざまなデータを集めて、PDCAを回し続ける必要があります。
ランディングページ公開後に収集できるデータの例は以下のとおりです。
- アクセス数
- 滞在時間
- クリックされた箇所
- ユーザーが離脱した箇所
例えばクリックしてほしい申し込みボタンが全くクリックされていないのであれば、以下のような施策が有効です。
- ボタンをより目立つ色やデザインにする
- マイクロコピーの文言を変更する
- より魅力的なオファーを提供する
しかし知識経験がない状態で正しくデータを取ったり、データを元に改善策を立案するのは簡単ではありません。
まとめ
ランディングページが長い3つの理由や長さの目安、売れる・読まれるランディングページを作るコツについて解説しました。
「なぜランディングページが長いのか」がお分かりいただけたはずです。またただ長さだけを追及するのではなく、ユーザーが求める情報を正しい順番で提供することが大切です。
「自社でLPを制作するのは難しそう」と感じる方は、弊社クロスバズの“バズLP”をご活用ください。
LPの戦略設計から運用まで、集客のプロがトータルサポートいたします。お見積もり・ご相談は無料です。
▶︎詳細はこちら:バズLP – LP制作依頼・ランディングページ作成サービス