飲食店へのWeb経由での集客で欠かせないのがLPです。
特に個人経営や小規模な飲食店の場合は、下手にテレビや雑誌に広告を出そうとするよりも、LPを使ったWeb広告の方が期待できます。
「LPが必要らしい」といった漠然とした認識はあっても、「具体的に何をどうすればいいのか分からない」という飲食店経営者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、飲食店がLPを制作するメリットや、制作の方法、制作時に意識すべき6つのことについて解説します。
専門用語を極力使わずに解説しているので、Web系の知識に疎い方でも問題なく読み進められます。
記事を最後までチェックすれば、LPを使って来店者数を増やすまでの未来が、明確にイメージできますよ。
目次
LP(ランディングページ)とは?
「そもそもLPって何?」という認識の方も多いでしょう。
LP(ランディングページ)とは、ユーザーのコンバージョン(飲食店の場合は来店など)を目的とした、縦長1枚のページのことです。
例えば以下は株式会社クロスバズ(弊社)のLPです。
LPを上から下にスクロールしていけば、以下のような情報が全て手に入ります。
- お店の特徴
- メニューや料金
- アクセス方法
- 店主のこだわり
- メニューができるまでの歴史
など
「LPについてもう少し詳しく知りたい」という方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:LPを運用するメリット・デメリットとは?運用を行う際の5つのポイントを解説
ホームページとLPの違い
「わざわざLPを作らなくても、お店のホームページで良くない?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ホームページとLPの違いを簡単に表にまとめました。
ホームページ | LP | |
---|---|---|
目的 | 必要な情報の提供 | コンバージョン |
ページ数 | 複数ページ | 1ページ |
メインとなる集客方法 | SEO | Web広告 |
※SEOとは、Googleなどの検索結果の上位にコンテンツを表示させようとする試みのことです。しかし飲食業界では、どの検索ワードで検索をしても食べログやぐるなびのような強豪サイトが上位を独占しています。よって個人経営や小規模店のSEOによる集客はおすすめしません。
Web広告を見てお店に興味を持つ ▶︎ LPを見て来店を決める
理想は上記の流れです。しかし上記「LP」が「ホームページ」に変わってしまうと、読者はお店の情報を知っただけで満足し、来店にはなかなか繋がりません。
LPでは、デザインやセールスライティングの観点から、読者に来店を促すような仕組みがいくつも施されます。
ホームページではなくLPを選ぶべき理由については、以下の記事でも解説しています。
関連記事:なぜLP(ランディングページ)が必要?役割や用途、作成のメリットを簡単に解説
飲食店のLP事例
以下、飲食店のLPを1つ紹介します。
上記のLPでは、下へ下へとスクロールすることで、以下のような情報が一通り分かりますよね。
- カフェのコンセプト
- 店内の雰囲気
- おすすめメニューと値段
- 店舗の場所
これらの情報を画像やイラストと共に分かりやすく伝えられるのが、LPならではの強みです。
飲食店がLPを制作するメリット
以下は、飲食店がホットペッパーへの掲載やWeb広告の運用に留まらず、LPを制作するメリットです。
- Web広告には掲載しきれない詳しい情報を伝えられる
- コストを抑えつつピンポイントで広告を打てる
それぞれ詳しく解説します。
Web広告には掲載しきれない詳しい情報を伝えられる
まずLPは、ゼロから作成を行います。よって掲載できるコンテンツの量に制限はありません。
一方でホットペッパーや食べログの場合は、「ホットペッパーや食べログが指定する枠」の中でしか情報を掲載できません。
Web広告でも、以下のように掲載できる情報の量が決まっています。
広告の種類 | 広告の情報量 |
---|---|
YouTubeのインストリーム広告 | 最大3分(開始5秒でスキップ可能) |
Yahoo!のディスプレイ広告 | バナー画像1枚 |
Googleのリスティング広告 | 135文字程度 |
よって読者に興味を持ってもらうことはできても、お店について深く知ってもらうことができず、来店への決定打にはなりづらいです。
一方で「詳しく知りたい方はこちら」という形でLPへ読者を流せば、飲食店側が望む形で読者に情報を届けられます。
コストを抑えつつピンポイントで広告を打てる
広告の種類は、Web広告だけではありません。駅看板広告や電車の中吊り広告、テレビCMなども存在します。
しかし数ある広告の中でも、コストを抑えてピンポイントで狙ったユーザーに広告を届けられるのは、LPを使ったWeb広告、とりわけリスティング広告です。
関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説
リスティング広告を使えば、例えば「新宿 居酒屋 個室」と検索をしたユーザーにピンポイントで広告を表示させられます。
つまり以下のような人には広告が表示されません。
- 新宿にいるけど居酒屋に行く予定がない人
- 新宿で居酒屋に行きたいが、個室である必要がない人
一方で新宿駅に広告を掲載した場合、新宿駅にいる人全員に広告が表示されてしまいます。もちろん「とにかく認知度を高めたい」という目的であれば良いのですが、コストがかかりますし、コンバージョン率(飲食店の場合は来店率)も低くなってしまいます。
飲食店がLPを作成する際に意識すべき6つのこと
一言でLPと言っても、そのクオリティは千差万別です。
そこで、飲食店がクオリティの高いLPを制作するために意識すべき以下6つのことを紹介します。
- ファーストビューにはお店のコンセプトが一目で分かる写真やデザインを
- 料理の画像を多用する
- ホットペッパーや食べログには載っていない「店ならではのこだわり」を載せる
- お客様の声を入れる
- 「テレビ番組で紹介された」など実績を強調する
- 予約に必要な情報は全てわかりやすい箇所に記載する
それぞれ詳しく解説します。
ファーストビューにはお店のコンセプトが一目で分かる写真やデザインを
LPで最も大切なのは、LPを開いてすぐ目に映るファーストビューです。ファーストビューを見て、読者は先を読み進めるか離脱するかを決めます。
よってファーストビューには特に力を入れましょう。具体的には、以下のようにお店のコンセプトが一目で分かる写真やデザインを掲載するといいですよ。
LPを開いた瞬間に上記の文字や写真が目に入れば、「どんなハンバーガーなのか」が一目で分かります。
料理の画像を多用する
飲食店の1番の売りはやはり料理です。料理に関する情報は文字だけでは伝わりづらいので、画像を多用しましょう。
料理の画像が多数掲載されているだけでも「これを頼みたいな」と読者の想像が膨らみます。
画像は自力で用意するのではなく、プロの方に撮影を依頼するとよりクオリティが高くなります。
ホットペッパーや食べログには載っていない「店ならではのこだわり」を載せる
ホットペッパーや食べログのようなサイトに掲載されるのは、メニューやコース・アクセス情報などの最低限の情報だけです。
LPにも上記のような情報しか載せないのであれば、わざわざ手間とコストをかけてLPを作る意味がありません。
LPを訪れる読者は、そのお店のことを深く知りたいと思っています。その要望に答えるべく、以下のような「LPを見て良かった」と思える情報を掲載しましょう。
- 店主のこだわり
- お店の創業秘話
- LPを見た人だけの限定クーポン
など
お客様の声を入れる
「自分のお店のことだからいいことしか書かないよね」と考える層は一定数います。
よって「お客様の声」を掲載しましょう。そうすることで、お店への信頼性がアップします。
またお客様の声を掲載する際は、お客様の情報(顔写真や名前など)は可能な限りオープンにすべきです。「誰が言っているのか」が分かったほうが、信頼性の獲得につながります。
何の情報も出ていなければ、「サクラかもしれない」と思われてしまいます。
「テレビ番組で紹介された」など実績を強調する
お客様の声に加えて、メディア出演情報も、信頼性の獲得に役立ちます。
「〇〇でも紹介されました!」と書かれていると「何だか凄そうだな」と感じますよね。
もし何らかのメディア出演実績(テレビだけでなく、雑誌や有名YouTubeチャンネル等でもOK)があれば、ぜひ掲載しましょう。
メディア出演実績がない場合は、「紹介してくれませんか?」と自ら営業してみるのも1つの手です。
予約に必要な情報は全てわかりやすい箇所に記載する
LPを見た読者がスムーズに来店までのアクションを取れるように、必要な情報は全て分かりやすいところに記載しておきましょう。
具体的には、以下の情報は分かりやすいところに記載しておいてください。
- アクセス方法や営業時間
- 予約フォームor電話番号
- お店の外観(雰囲気)が分かる写真やデザイン
これらを記載していないと「このお店気になるけどどうやって予約をすればいいか分からない」と機会損失に繋がってしまいます。
もちろんこれらの情報は調べれば出てきます。しかし調べることを面倒だと感じる方は多いです。
飲食店のLP制作は制作会社への依頼がおすすめ
ここまで飲食店がLPを制作する際に意識すべきことを解説しました。
しかし本音をお伝えすると、これらを全て、LP制作の実績がない初心者がこなすのは、不可能と言っても過言ではありません。
ましてや飲食業界とWeb広告業界は業界がかけ離れていますので、Web広告に精通した人材が飲食業界にいることは稀でしょう。
よって飲食店のLP制作は、制作会社への依頼がおすすめです。
ここでは、LP制作は、制作会社への依頼がおすすめである以下3つの理由を紹介します。
- LPの制作には専門的なスキルが必要
- LPはWeb広告で最も大切な要素
- リスティング広告の運用も同時に依頼できる
それぞれ詳しく解説します。
LPの制作には専門的なスキルが必要
LPの制作には、主に以下3つのスキルが必要です。
Webデザインスキル | 色や配置等を決める |
コーディングスキル | 決めた色や配置をコードを書いて形にする |
セールスライティングスキル | 読者を惹きつける文章を書く |
前述の通り飲食業界とWeb広告業界はかけ離れていますので、上記のスキルを持った人材が飲食業界にいるケースは稀でしょう。
「自社で賄えないことは外注する」というのは当然のことです。LP制作のエキスパートであるLP制作会社に依頼をしましょう。
関連記事:ランディングページ制作代行会社の選び方とは?メリットや費用相場も紹介
LPはWeb広告で最も大切な要素
Web広告には、リスティング広告・SNS広告などいくつもの種類があります。
広告ごとに運用のノウハウは異なるのですが、どの広告を運用するにせよ、LPは必要です。Web広告を見てLPにアクセスした読者が、来店するかどうかを決定します。
つまりLPはWeb広告の中で最も重要な要素と言っても過言ではありません。
最も重要な要素だからこそ、LP制作会社に依頼をしましょう。
リスティング広告の運用も同時に依頼できる
LP制作会社は、リスティング広告を始めとするWeb広告の運用代行も行っています。
つまりLP制作のみならず、Web広告の運用まで、LP制作会社に一任できます。
LPの制作だけを依頼した場合、広告の運用は自力で行わなければなりません。しかしWeb広告の運用にも、LPのときのように専門的な知識が求められます。
LPかWeb広告のどちらかを中途半端に依頼するよりは、両方をまとめて依頼して、万全の体制でWeb広告を運用していくべきです。
またそうした方が、従業員は本来の業務に集中できます。
まとめ
飲食店がLPを制作するメリットや、制作の方法、制作時に意識すべき6つのことについて解説しました。
結論、飲食店はLP制作会社にLPの制作とWeb広告の運用を依頼するのがベストです。
株式会社クロスバズ(弊社)の提供するランディングページ制作サービスでは、マーケティング戦略と集客施策を駆使して、“売れるLP”を制作しています。LP制作の依頼先として、ぜひご検討ください。
※ランディングページ制作サービスは特に好評をいただいており、時期によっては新規お申し込みを一時停止しています。新規申し込みの有無についても、弊社サイトをご確認ください。相談、お見積もりは無料です。