雑談

チャットワークの強制アンケートがプチ炎上していた

post-takano
TEKE
2022.09.30 19:08
チャットワークの強制アンケートがプチ炎上していた

ある日チャットワークを開くとこのようなアンケートが。

反射的に閉じようとしましたが…×ボタンがない!

ブラウザを更新しても消えない!

ウィンドウを閉じて再度開いても出てくる!

ということで、これは回答しない限りチャットワークが使えない「強制アンケート」なのだなと理解しました。

たった5項目でしたのでパパッと回答し通常業務に戻りましたが、休憩時間にTwitterを開いてみるとチャットワークの強制アンケートについて言及している方がたくさんいるではありませんか。いわゆるプチ炎上を起こしていた模様です。

チャットワークの強制アンケートに対して、みんなすごく怒っていた

気になったので「チャットワーク アンケート」「チャットワーク 強制」などと調べてみると、怒っている方が想像の100倍くらいいました。

「忙しいから適当に回答した」「会議中だったから困った」のように軽くイラつきを感じている方から、「もう二度と使わない」「アンケートの回答費を請求したい」などと激怒している方まで、さまざまな方がいました。

たしかに不便ではあったが…

アンケートに答えない限りチャットワークを使えないのはたしかに不便でしたが、私としては「これで炎上してしまうのか…」という驚きを感じたのが率直な感想です。たった5問答えれば普段通り使えるのに…と。

たしかに、これが突然ブラウザ上にあらわれた“答えない限り消えないアンケート広告”とかだったらすごく嫌ですが、普段お世話になっているツールに対しても同じように嫌悪感を覚える方が多いことは、素直にびっくりでした。

とくにチャットワークは他のチャットツールよりも使いやすいと感じていたからこそ、今回の批判の多さには余計驚いたのかもしれません。時間や曜日を指定して通知をオフにできたり、あとで読み返すために未読に戻せたりと、チャットワークは私にとって嬉しい機能が揃っています(お知らせが検索窓に被さる仕様は不便ですが)。だからこそ今回も、5問の強制アンケートに対してイライラすることはありませんでした。

しかし、その5問を答える(強制的に答えさせられる)ことに莫大なストレスや不信感を覚える方が多いことは覚えておきたいです。

普段から良い関係を築けている相手であっても、ひとつの過ちで関係を絶たれてしまう可能性があるという学びになりました。ユーザー体験の重要さを実感できた良い機会でした。

翌日、チャットワークの強制アンケートは停止された

たくさんの意見を受け、チャットワークは翌日に強制アンケートを停止したようです。

丸1日間チャットを開かない方は少ないと思うので、翌日の停止が良い対応になっていたかは分かりませんが、ユーザーの意見を受け止めすぐ対応する姿勢自体は好印象でした。

また、アンケートの停止をお知らせすることで「そんなに気にしてませんよ」「応援しています」のようなポジティブな意見も徐々に増えてきているように見えました。

結果として、炎上もたった1日ですぐに鎮火したようです。

なぜ強制アンケートにしたのだろう

今どき、強制アンケートってあまり見かけません。YouTubeで表示されるアンケート広告をはじめ、見かけるものはほぼ100%スキップ可能です。

どのような流れで強制アンケートに決定したのかだけが気になります。

私が使っているサービスの中に、“スキップできるけど毎日ポップアップ表示されるアンケート”を出してくるところがあり、たしかにそちらの方が不快感は大きいので、それよりは1回の強制アンケートのほうがマシです。回答数も多く集まるでしょう。

しかし強制アンケートにすることでいい加減な回答が増えることはあらかじめ想定できたはずです。

…おそらく、チャットワークはそのようなちょっとした違和感を無視してGOしてしまったのではないかと思います。「強制だけど5問だから負担にならないだろう」「何回も任意のアンケートを表示するより良いだろう」と、本質的ではない方法で違和感を払拭しようとしたことが今回の炎上を引き起こしてしまったのではないでしょうか。

おわりに

チャットワークの強制アンケートによるプチ炎上を通して、「サービスを提供する上で少しでも違和感があれば、一度立ち止まってそれを取り除く必要がある」ことを改めて実感できました。良い教訓を得たように感じます。

業務を進める中で、多忙だとどうしても小さな違和感を無視してしまいしそうになることがあります。しかし、そのようなときこそ今回の学びを思い出し、一度立ち止まって違和感を取り除いていこうと思いました。

また、違和感に気が付けないケースをなくすためには、仲間同士で内容を吟味し合う工程を重要視する必要があるとも感じました。

私自身もあらためて普段の行動・考え方などを自省し、よりよいサービスを提供し続けられるよう日々改善を繰り返します!

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