こんにちは。クロスバズのとうまです。
今回は最近私の中で再ブームになっている”サウナ”についての記事を書きました。
ここ数年ずーっと流行っているサウナですが、『流行りに乗り遅れたし、今さら…』『熱くて苦しいのになぜ流行っているんだ…』なんて思っている方が実は多いことに、社内でコミュニケーションを取っていて気づきました。
結論、すごくもったいないです!!!
サウナでは体の疲労を軽くするだけではなく、脳まで休ませることができるので、現代のビジネスパーソンにはピッタリで取り入れるべきものだと自信をもってオススメします!
合う・合わないの個人差はありますが、ハマる人はすごくハマるのがサウナです。
その理由をわかりやすく解説していきます。
併せてサウナの種類や『ととのう』についてもご説明していきます。
目次
サウナとは?
サウナとはフィンランド発祥の蒸気浴・熱気浴です。
日本にあるサウナは大きく分けて下記の3種類があります。
- ドライサウナ
- スチームサウナ(ミストサウナ)
- フィンランド式サウナ
温度と特徴がそれぞれ異なりますので、簡単に紹介いたします。
ドライサウナ
乾式サウナとも呼ばれる高温低湿のサウナです。
電気やガス、遠赤外線などでサウナ室内を温めます。
温度は90〜110℃くらいで、カラッとしています。
湿度が低いため汗の出始めは遅いものの、温度が高いためドバっと汗がかける日本では昔から親しまれているタイプのサウナです。
銭湯に多くあります。
スチームサウナ(ミストサウナ)
湿式サウナとも呼ばれる低温高湿のサウナです。
温度は50〜70℃くらいとドライサウナと比較し低めですが、湿度がとても高いです。
スチーム(蒸気)やミスト(霧)でサウナ室内を温めていくため、室内はモクモクとしているのが特徴です。
表記上の温度は低いですが、体感温度ではドライサウナより熱く感じることもあります。
温泉施設にドライサウナやフィンランド式サウナと併せて設置されているケースが多いです。
フィンランド式サウナ
80〜90℃くらいの温度で湿度も一定くらいあるドライサウナとスチームサウナの中間くらいの中温中湿サウナです。
サウナストーンと呼ばれる石群からの熱気や『ロウリュ』と呼ばれる、サウナストーンに水やアロマ水などをかける行為で発生した蒸気でサウナ室内を温めていきます。
上記の2つよりも温度・湿度がマイルドな仕様で、『ロウリュ』と呼ばれる行為がパフォーマンス性も秘めているため、新規施設や既存施設のリニューアルをする場合ではフィンランド式サウナが多い傾向があります。
サウナにハマったきっかけ
少し昔話をします。
あまり興味がない人は次の【サウナ用語の『ととのう』とは?】に進んでいただけますと幸いです。
私が初めてサウナを体験したのは大学3年生の冬でした。
就職活動が本格的に始まったくらいのタイミングで親友が上野のサウナに連れていってくれました。
最初は『なんで熱くて苦しいサウナに?』なんて思っていましたが、親友が最近よくいっていたのを知っていたので試しにと思い、行くことにしました。
そのときはまだ、コロナが流行っていない時期だったので、浴場で色々教えてもらいながら
体験しましたが、そのときはまだ”なんか”くらいでハマってはいませんでした。
ハマったのは、それから3ヶ月後くらいに自分に合うサウナに出会った時です。
初めて体験した後、2、3回同じサウナに親友と行っていましたが、その時はいつも行っていたサウナが混雑でだいぶ待ち時間があるとのことで、別のサウナに行きました。
そこのサウナでたまたま『アウフグース』と呼ばれるタオルであおいでいただけるイベントを体験したのですが、その後に体が何かから開放されたような例えようがない、心地よい状態になりました。
それがよく聞く『ととのう』という状態だったのですが、今まで経験したことがない脱力感で、本当に衝撃でした。
いつものサウナとは別モノだったので、今でも鮮明に覚えています。
その日をキッカケにサウナにハマっていきました。
おかげで今では週に一回はサウナに行かないと気が済まない立派な”サウナー”になりました。
『ととのう』とは?
2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされた『ととのう』という言葉を皆さんはご存知でしょうか。
『聞いたことはあるよ』って方も多いのではないでしょうか。
でもどんな意味なのかを知らない方もいらっしゃるかと思いますのでご説明します!
サウナ大好きサウナーはこれを目当てに日々サウナに通っているといっても過言ではありません。
『ととのう』とは一言で言えば『体はめっちゃ気持ちいいけど頭は冴え渡っている状態(ととのった状態)』です。
近しい現象で
- 目標達成後の達成感
- 酔っ払っている時
- 頭が真っ白になった時
がありますがそれとは微妙に異なります。
『ととのう』のメカニズムを説明するためにはサウナの入り方について説明する必要があります。
サウナに入る前に体を洗い、毛穴から汗が出やすい状態を作ります。
そして実際にサウナに入るのですが大体下記の動きを1セットにします。
- サウナに入る(5~12分)←目安は背中が熱をもつくらい、無理はしない
- 体が洗い流す←汗がついたまま3.の行為はNG
- 水風呂に入る(30秒~2分)←頭まで潜るのはやる人は一定数いるが基本的にNG
- 休憩(3~10分)←できるなら風がある外がよいが、人の迷惑にならない所がGood
この1.~4.を繰り返し行っていくのですが、4.の最中や3セットくらいこなした後に『ととのう』が体験できます。
『ととのう』の正体は交感神経と副交感神経の切り替えと脳内物質の相乗効果によって起こります。
そもそも交感神経とは”緊張している時や危険な環境にいる時”に優位な神経です。
副交感神経とは”リラックスしている時や睡眠する時”に優位な神経です。
このサウナの1セットの中で、危険な環境である1.熱いサウナや3.冷たい水風呂などで交感神経が優位になり、リラックスしている4.休憩の際に副交感神経が優位になる切り替えが起こっています。
そしてサウナや水風呂にいる際は脳内物質であるアドレナリンやエンドルフィン、オキストシンなどが危機的状況下で分泌されております。
アドレナリンは鎮痛作用や集中力アップ、エンドルフィンは多幸感や恍惚感、オキストシンにはストレス緩和効果があります。
この脳内物質はその状態が解消してもすぐに無くなるわけではないため、④の休憩で副交感神経と合わさり、体は副交感神経が優位でリラックスしており、脳には脳内物質が残っているため、『ととのう』といった状態になります。
この『ととのう』状態を多くのサウナーは目指しています。
サウナのメリット・デメリット
ここまでの文章でサウナがどんなものかわかっていただけたのではないでしょうか。
ここからはサウナのメリット・デメリットをお伝えします。
メリット
- 脳や体の疲労が取れる
- 自律神経が整う
- a波とβ波が整う
が挙げられます。
順に解説していきます。
『脳や体の疲労が取れる』
ビジネスパーソンにオススメな最大のメリットが『脳や体の疲労が取れる』ことです。
『脳や体の疲労が取れる』のには2つの要因があります。
1つ目はサウナと水風呂の危機的状況では脳に意識を回す余裕がなく、脳を強制的に休ませることです。
2つ目はサウナで体温が上がり、体の血行が良くなり、水風呂で体の表面だけの血管が収縮し、体内の太い血管の血液量が増え、体の動きを活発にするのと同時に脳の不要物を流した状態で副交感神経の状態になる『ととのう』状態になることができるためです。
以上の2つの要因で『脳や疲労が取れる』ことに繋がります。
『自律神経が整う』
『自律神経が整う』はこれまで沢山書いてきた交感神経と副交感神経のことです。
サウナでは強制的に短時間で切り替えるため、体が上手く切り替えられるようになり、
自律神経が整うことに繋がります。
自律神経が整うと
- 睡眠の質が上がる
- メンタルが安定する
- 体が疲れにくくなる
ことが期待できます。
『α波とβ波が整う』
『α波とβ波が整う』はサウナによって起こります。
α波とは呼ばれる頭の回転速度をつかさどる脳波であり、β波はひらめきやアイディアをつかさどる脳波です。
この2つの脳波が整うことで、それぞれ以下のことが期待できます。
【α波】
- ワーキングメモリの向上
- 集中力の向上
【β波】
- アイディアがひらめきやすくなる
また血流や代謝がサウナに入ることで良くなり、
- 肌が綺麗になる
- 肩や腰、目などの疲労軽減
なんてことも期待できます。
デメリット
- 他人と裸で空間を共有
- 普通に熱い
- 普通に冷たい
- 代謝が良くなるのでご飯が美味しく感じて食べ過ぎることで肥満化
などが挙げられます。
今まで試していなかった方々は上記に挙げたメリットとデメリットを比較してみてくださいね!
終わりに
いかがだったでしょうか。
メリット・デメリットを天秤にかけた時に私はメリットの方が多いため、ビジネスパーソンにはオススメだと私は思います。
サウナーに太っている人が意外と多いのは汗をかいた以上にご飯を食べ過ぎているからだと個人的には思っています。
例に漏れず私も少しずつ太ってきました。
でも食べちゃいますね…。
普段食べるご飯の1.5倍くらいは美味しく感じます……。
話が脱線しましたが、今からでもサウナを始めるのは全然遅くないと思います。
脳も体も”ととのって”日々の仕事の生産性を向上していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。