オープンキャンパスへの申し込み数を増やしたり、新学部の開設をより多くの人に知ってもらったりするには、大学(専門学校)ホームページに加えて、LPの運用が大切です。
しかし大学(専門学校)の担当者の中には「LPを作って具体的にどんな効果があるの?」「そもそもLPって何?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。
そこで今回は、大学(専門学校)がLPを制作する意味や制作時のポイント、大学(専門学校)のLP制作事例についてまとめました。
初心者でも分かりやすいように、専門用語を極力使用せずに解説しています。
記事を最後までチェックすれば、「オープンキャンパスの申し込み数UP」「新学部開設の告知」のような目標を達成するためにLPを使って何をすれば良いのかが、明確にイメージできますよ。
目次
LPとは?
LPとは、商品の購入や問い合わせ(=コンバージョン)を目的とした、縦長1枚のWebページのことです。
(※大学や専門学校の場合は、資料請求やオープンキャンパスへの申し込みなどを目的として作られた縦長1枚のページのことを指します)
大学や専門学校のホームページには、学校に関することが網羅的に掲載されています。一方でLPには、オープンキャンパスならオープンキャンパス、新学部開設なら新学部開設と、テーマを1つに絞って情報がまとめられています。
例えば以下は、香蘭女子短期大学のオープンキャンパスに関するLPです。
テーマを「オープンキャンパス」に絞って、オープンキャンパスへの申し込みを決断するために必要な以下の情報がまとめて掲載されています。
- 日程
- 開催内容
- アクセス情報
- よくある質問
- 相談窓口
- オープンキャンパスや学校の様子をまとめたYouTube動画
- 参加者や在学生の声
大学(専門学校)がLPを制作する意味は?
大学(専門学校)は、ホームページを持っています。「既にホームページがあるのに、なぜLPを作る必要があるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、大学(専門学校)がLPを制作する意味について解説します。
Web広告経由での集客ができる
LPは、Web広告(リスティング広告・SNS広告・ディスプレイ広告など)との相性が良いです。
例えば以下は、「東京 美容師 専門学校」とGoogleで検索した際の検索結果画面です。
URLの上に「スポンサー」の表記があるものは、全てリスティング広告によって表示されています。そしてそのリスティング広告をクリックすると、美容専門学校が作成したLPへと遷移します。
Web広告では、限られた広告枠の中で、ユーザーの興味を惹かなければなりません(リスティング広告の場合は文字数制限がある)。
興味を持ったユーザーが広告をクリックして初めて、広告枠の中では伝えられなかった詳細な情報を伝えられます。
しかしWeb広告のクリック先が大学(専門学校)のホームページになっていたらどうでしょうか?
例えば「〇〇大学のオープンキャンパス」に関する広告をクリックしたのに、「〇〇大学のホームページ」に飛ばされてしまい、オープンキャンパスに関する情報にワンクリックでアクセスできません。
その結果「オープンキャンパスの情報を探すのは面倒だな」と感じたユーザーが、ホームページから離脱してしまいます。
一方LPであれば、Web広告とその遷移先の動線がスムーズになります。
特にリスティング広告との相性が良い
Web広告にはいくつもの種類がありますが、オープンキャンパスの申し込みや大学(専門学校)の資料請求は、リスティング広告との相性が良いです。
なぜならリスティング広告は「東京 美容師 専門学校」のように自発的に検索行動を取ったユーザーに対して表示されるからです。
特定の大学(専門学校)に興味を持つユーザーにだけアプローチができるので、コンバージョン率は高くなります。
一方で、例えばSNS広告は、SNSを閲覧している際に表示されます。能動的に大学(専門学校)について調べているときに表示される訳ではないので、広告が表示されてもスルーされる可能性が高いです。
ただし「大学(専門学校)の認知を向上させたい」「新学部を開設したことを知ってほしい」のような認知拡大が目的であれば、リスティング広告よりもSNS広告やディスプレイ広告の方が適しています。
つまり目的によって、最適なWeb広告は異なるということです。
大学(専門学校)がLPを制作する際のポイント
大学(専門学校)がLPを制作する際に意識すべきポイントは、以下の4つです。
- アピール内容を1つに絞る
- 資料請求もできるようにする
- 学生の様子を多く掲載する
- 動画もうまく活用する
それぞれ詳しく見てみましょう。
アピール内容を1つに絞る
LP制作時には、以下のようにアピール内容を1つに絞りましょう。
- オープンキャンパスへの集客を目的としたLP
- 新学部開設を告知するためのLP
1つのLPにオープンキャンパスの情報も新学部開設に関する情報も詰め込んでしまうと、それはもはやホームページと変わりません。
LP冒頭で「これはオープンキャンパスに関するLPですよ」と分かりやすくアピールをすることで、ユーザーも「このLPには私が得たい情報が載っているな」とスムーズに理解ができ、LPを読み進めてくれます。
上記は香蘭女子短期大学のオープンキャンパスに関するLPの冒頭です。オープンキャンパスに関するLPであることが、一目で分かりますよね。
資料請求もできるようにする
大学(専門学校)がLPを制作する際は、アピールしたい内容が何であるにせよ、資料請求ができるようにしておきましょう。
大学(専門学校)に興味を持ったユーザーに、資料を手に取ってもらうことで、将来的に大学(専門学校)への受験を決断してもらえる可能性が高くなります。
ただし資料請求ができることを主張しすぎるのも良くありません。本来伝えたい内容(オープンキャンパスの開催など)が上手く伝わらなくなってしまいます。
以下画像のように、端の方に資料請求に関する情報を載せておくだけでも十分です。
青枠内をクリックすると、資料請求ページに遷移するようになっている
学生の様子を多く掲載する
大学(専門学校)のLPには、学生の様子を多く掲載しましょう。
LPのターゲットは学生や保護者です。そして学生や保護者は、その大学(専門学校)に実際に通う学生の様子を見たいと思っています。
オープンキャンパスのLPであれば、講義を受ける学生やサークル活動をする学生、前年度のオープンキャンパスの様子などを掲載すると良いでしょう。
出願に関するLPであれば、上記のような写真に加えて、受験や合格発表の様子などを掲載しても良いかもしれません。
例えば以下の東洋食品工業短期大学のLPでも、学生の様子が多く掲載されています。
以下のように卒業生や在校生の声を掲載するのも良いですね。
動画もうまく活用する
大学(専門学校)のLP制作時には、動画も上手く活用しましょう。
学校のプロモーション動画や学生や教授、教員へのインタビュー動画をYouTubeに投稿してそれを埋め込むことで、文章や画像だけでは伝えられない情報を伝えられます。
例えば以下は、広島文教大学のLPです。
上記は極端な例ですが、オープンキャンパスに際して知っておきたい情報が、全て動画で説明されています。
大学(専門学校)のLP事例
最後に、大学(専門学校)が運用しているLPの事例を2つ紹介します。
本記事で紹介した「大学(専門学校)がLPを制作する際に意識すべきポイント」の中でどんな点を意識して作られているかを考えながら、チェックしてみてください。
鹿児島国際大学
以下は、鹿児島国際大学の新学部開設に関するLPの冒頭です。
冒頭を見ただけで、看護学部の開設に関するLPであることが一目で分かります。
新しく開設される学部ということで、学生の写真はほとんど掲載されていません。その分、教授や教員の挨拶が掲載されています。
教授や教員のプロフィールを写真付きで紹介することは、信頼性や権威性の獲得に繋がるため、おすすめです。
白百合女子大学
以下は、白百合女子大学のオープンキャンパスに関するLPの冒頭です。
冒頭を見ただけで、オープンキャンパスに関するLPであることが一目で分かります。
またLP右側には、オープンキャンパスの受付と、資料請求のためのリンクが固定で設置されており、いつでもクリックできるようになっています。
上記のように学生の写真を掲載することで、大学生活を想起させる効果があります。
各学科について解説をしたYouTube動画には、大学への興味を高める働きがあります。
まとめ
大学(専門学校)がLPを制作する意味や制作時のポイント、大学(専門学校)のLP制作事例について解説しました。
大学(専門学校)がWebを使って集客や告知を行いたいのであれば、LPは欠かせません。そしてLP制作時には、以下4つの点を意識しましょう。
- アピール内容を1つに絞る
- 資料請求もできるようにする
- 学生の様子を多く掲載する
- 動画もうまく活用する
大学(専門学校)のスタッフにLP制作ができる人材がいない場合は、LP制作会社への依頼がおすすめです。
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