株式会社best place様は子どもから大人まで幅広い世代に向けた教育サービスを提供している会社です。
目の前のテストや受験のためだけに勉強を教えるのではなく、身につけた後にどう役に立つかなど生徒のモチベーション部分までサポートされています。
今回は、代表取締役の澤井 誠様に自社サービスへの想いやWebサイトの活用方法、今後の展望をお聞きしました。
目次
best place様のサービス内容をお教えください。
子どもの本質的な疑問・質問に応えられる教育スクールを目指して
株式会社best place 代表取締役 澤井様(以下、 澤井代表): 学習塾と習い事のほか、子どもから大人まで通える教育スクールを運用しています。塾にも、進学塾や補習塾などいろいろなジャンルがありますが、弊社は型どおりのジャンルではなく、もっと広い意味でも教育を取り扱うことを目標にしています。
たとえば、なぜ勉強をしなければならないのか、算数は何の役に立つのかなど、子どもの本質的な疑問に対する答えを導くサポートをしたいと思っています。
多くの大人は自分のこれまでの経験に基づいて、「将来役に立つよ」といったアドバイスをしますが、子どもは将来のことではなく、今の自分にとってどんな意味があるのかを知りたいわけです。
今勉強する意味を知らないまま学生時代を過ごすと、社会人になってから「もっと勉強しておけばよかった」と後悔しがちです。そのギャップを埋めることができれば、勉強のモチベーションを維持できると思っています。
どのような目的でWebサイトを活用していますか?
自分たちの世界観や考え方をしっかり伝えられるHPで集客アップを狙う
澤井代表: Webサイトは、弊社の教育理念や世界観などをしっかり伝えられるツールとして活用しています。ただHPを制作したり、チラシを配ったり、Webバナーを作ったりするだけでは、集客自体は可能でも、弊社の思いや理念を細かく伝えることはできません。
集客しても、実際に契約につながらなければ意味がありませんので、Webサイトの時点で弊社の世界観や考え方・理念などをしっかり理解してもらえれば、本当の意味での集客につながると思っています。
クロスバズさんには、弊社の世界観や理念などを表現できるHP作りのために、イメージの提案を依頼しています。代表の田窪さんと担当のデザイナーさんは現状だけでなく、今後の展開などもある程度理解して制作してくださいます。
こちらもきちんと説明しますが、田窪さんや担当のデザイナーさんならわかってくれるという信頼感がありますね。
ビジネスの根幹をしっかり理解した上で作ってくれているんだなというのが実感できて、ありがたいことだと思っています。Web広告については現在は依頼していませんが、今後教室を増やしていくにあたって、Web広告はとても効率が良い宣伝になります。
会社を設立して、今年で3年目になりますが、クロスバズさんにHPのリニューアルをお願いしたのは2年目のことです。
おかげでスクールの世界観を上手に伝える手段を確保できたので、現在はHPのURLを掲載したチラシを配るだけで十分な効果を得られていますが、今後はWeb広告の依頼も検討していきたいです。
クロスバズ社に依頼したきっかけについて教えてください。
相談してすぐに訪問してもらい、丁寧な対応に誠実さを感じた
澤井代表:クロスバズさんに依頼したきっかけは、当時のHPに不満があったことです。
当時のHPは、私と個人事業主の方がそれぞれ半分受け持つ形で制作したのですが、サイトの表示速度がとても遅かったんです。個人事業主の方も多忙なので、代わりに紹介してくれたのがクロスバズ代表の田窪さんでした。
相談したら、電話やリモート会議ではなく、すぐに来てくださって、現在の状況などを丁寧に説明してもらえました。そのときの対応を通じて、この人なら安心できると思ったので、最初はHPの表示速度の改善を依頼してみたんです。
表示速度の改善自体はすぐに対応してもらえたのですが、そもそもHP自体があまり良くないという話になり、丸ごとリニューアルをお願いしました。
クロスバズ社のサービスを利用した感想を教えてください。
コロナ禍でありながら問い合わせや生徒数の増加に成功
澤井代表:クロスバズさんにHPのリニューアルを依頼したら、問い合わせや生徒さんの数が倍増しました。弊社の学習塾がある聖蹟桜ヶ丘駅は、塾の聖地といわれるくらい学習塾の激戦区で、大手から個人まで、さまざまな塾が点在しています。
そんなところに新参者が入るのはかなり無謀な挑戦でしたし、2年目はちょうどコロナが流行りだしたこともあって、経営に四苦八苦すると予想していました。実際、苦しいこともありましたが、HP経由で生徒さんがたくさん集まってきて、3年目の現在はさらに生徒数が倍増しています。
もともと、弊社ならではの強みを見せれば生き残れるという目算はありましたが、HPやチラシの効果も大きかったと思います。たとえばQRコード付きのチラシを配ると、多くの人がコードを辿って弊社のHPを閲覧しますが、サイトの雰囲気がいいと感じたら、今度は塾の口コミを調べられます。
弊社の学習塾はおかげさまで、幼児教育から小学校・中学校 ・ 高校 ・ 浪人生部門の5部門で人気1位を獲得しています。その結果を見ると、興味・関心を持った人が資料請求や無料体験に申し込んでくれます。
その動線の一端を担うHPをしっかり作り込んでおくと、資料請求や無料体験につながりやすくなると思っています。
ちなみにHPでは、「夏期講習やってます」とか「新入生募集」といったありがちな売り込みのキャッチは使っていません。代わりに子どもの感情に訴えかけるようなキャッチコピーを取り入れて、価値観を共有できる人に響けばいいなと思っています。クロスバズさんはそういう私のこだわりも理解してくれているようで、安心して任せられますね。
肝心のデザインについても、実際に弊社のHPを見た人から「わかりやすい」「見ていて楽しそうな塾だ」といった評価の声をいただけるようになりました。
HPのデザインや内容がわかりやすいこともあってか、資料請求や無料体験を申し込む時点で、ほぼ入校を決めているというケースが増えたのも大きな変化のひとつです。 実際、お客様にも一から説明する必要がなくなったので、業務上の負担が減ってとても楽になりました。
今後、クロスバズ社のサービスを利用して行いたいことを教えてください。
教室数の増加や新事業の立ち上げにともなうHPリニューアルを目指す
澤井代表: 現在、学習塾や習い事としての知名度は上がっていて、実力もある程度知ってもらえた段階にいます。現在は教室が1つのみですが、運用の仕組みを体系化して、少しずつ教室の数を増やしていきたいと思っています。
現在は聖蹟桜ケ丘の学習塾ですが、これから他の場所に教室を出すとなると、HPをあらためてリニューアルしなければならないと感じています。
また、私は将来的に、子ども向けのビジネススクールをやりたいと考えています。
子どもは消費に関して完全な受け身で、すでにあるものの中から選んで利用する立場にあります。つまりインプットする側なのですが、逆にビジネスを学んで世の中に価値を届けたり、与えたりする側に立った時、自分に不足しているものに気付く時が来ると思います。
社会人になってから自分に足りないものに気付いても、あらためて学び直す時間を取るのは難しいですが、子どもの頃に気付いていればインプットにもアウトプットにも長けた人材になります。
具体的に子ども向けのビジネススクールをやるのなら、お金について学んだり、プログラミングなどのスキルを習得したり、ビジネスそのものについて勉強したりすることを主軸にやっていきたいですね。
そういった思いなどがうまく伝わるようなHP作りを、クロスバズさんと相談しながら進めていきたいと思っています。
なるべく早く集客を始めたいのであまり時間がないのですが、私が伝えた要望に対してクロスバズさんが単純に応えるという形では、世界観や理念を伝えられるHPにはならないと思っています。
クロスバズさんには、世界観や今後の事業展開、目指しているものなどをきちんと理解してもらってから、HP作りに取り組んでもらいたいですね。