LINE広告

LINE広告とは?特徴・配信先・費用を解説

X編集部
2021.07.08 20:25

LINE広告を活用すれば、MAU(月間利用者数)が国内最大の「LINE」で広告を出稿できます。
LINE広告の効果が認められつつある昨今、多くの企業がLINE広告を導入しています。

しかし、以下のようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。

「そもそもLINE広告とは何?」
「 LINE広告の配信先や広告フォーマットって?」

本記事ではLINE広告の概要・配信先・費用などを解説します。

本記事を最後まで読んでLINE広告の基本を押さえれば、LINE広告の出稿をスムーズに始められます。

LINE広告とは

「LINE広告」とは、日本国内のMAU(月間利用者数)が8,800万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」で配信できる広告です。

主にLINEを利用しているユーザーに向けて広告を配信できます。

LINE広告の特徴

LINE広告はLINEアプリ内のトークリストやタイムラインなどに表示されます。

LINE NEWS・LINEマンガのようなファミリーサービスにも広告配信できます。

LINE広告は、FacebookやTwitter・InstagramなどのSNSではリーチが難しいユーザーにもアプローチしやすいのが特徴です。

LINE Business Guide 2021年7〜12月期版によると、 LINEの利用者は20代が16.2%・30代が20.1%・40代が21.8%・50代以降が33.9%と幅広い年齢層で利用されていることが分かっています。

さらに、LINEはMAUのうち85%のユーザーが1日のうちで1回以上利用しており、他のSNSよりも広告を見てもらいやすい媒体です。

LINE広告の強み

 LINE広告はユーザーを高精度のAIで年齢・性別・地域・興味関心などで絞り込むことができるため、ターゲティングの精度が高いのが強みです。

また、LINE広告ではさまざまな広告メニューが提供されており、自社の目標・目的に合わせて配信先や配信機能を選べるのもメリットです。

トークリストやタイムライン・LINE NEWSなど8種類の配信先・デモグラフィックデータ配信やオーディエンス配信などの配信機能などが提供されています。

自社のKPI(中間目標)・KGI(最終目標)に合わせて適切な広告メニューを選ぶことで、成果を出しやすくなります。

LINE広告の配信先

LINE広告の配信先は以下の8種類です。

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • タイムライン
  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINEポイント
  • LINEショッピング
  • LINE広告ネットワーク

それぞれ解説します。

トークリスト

LiNE広告とは LINEトークリスト

LINEの中でユーザーのアクティブ性が高いのが「トークリスト」です。

トークリストの最上部にLINE広告が表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいです。

ユーザーが広告をクリックすると、商品・サービスのLPへ遷移します。

トークリストはLINE広告の配信先の中でも確実にユーザーにアプローチできるため、大規模なプロモーションに活用するのがおすすめです。

LINE NEWS

LINE広告とは LINEニュース

「LINE NEWS」とは、LINEアプリ内に装備されているニュースタブや公式アカウントからニュースを発信するサービスです。

LINE NEWSのMAUは2020年4月時点で7,500万人※と、ユーザーのアクティブ率が高い配信面です。

LINE NEWSの記事一覧・340媒体(2021年4月時点)※のアカウントメディアの記事一覧ページで広告を配信できます

LINE NEWSは気軽に読むことができ、即時性のあるコンテンツとの相性が良い配信先です。

※参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

タイムライン

LINE広告とは LINEタイムライン

 LINE広告はタイムラインにも配信できます

「タイムライン」はTwitter・Facebookのように近況を投稿できる機能です。

タイムラインのMAUは2019年8月時点で6,800万人以上、そのうち4,900万人は月に1回以上※広告に接触しているのが特徴です。

ユーザーは女性が多く、10代から60代まで幅広い世代に利用されています。

タイムラインを利用する全てのユーザーにリーチでき、自社のLINE公式アカウントをブロックするユーザーに対しても広告が表示されます。

※参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

LINEマンガ

LINE広告とは LINEマンガ 

「LINEマンガ」はスマートフォン向けの電子コミックサービスで、アプリのダウンロード数は2020年8月時点で2,800万件※を突破しました。

LINEマンガの一覧にもLINE広告を表示できます

また、 LINEマンガのユーザーは15~19歳の利用が27%・20~30代の利用が60%と、若年層がメインである点も特徴です。

※参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

LINE BLOG

LINE広告とは LINEブログ

LINE広告はLINE BLOGでも広告を配信できます

「LINE BLOG」は2014年11月に開始されたサービスで、公式ブロガーとしてアーティストやタレントなどの著名人が情報発信やコミュニケーションの場として利用しています。

LINE BLOGのユーザーは約7割が女性で、20〜40代がメインの年齢層※です。

女性向け商材を取り扱う場合におすすめの配信先です。

※参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

LINEポイントクラブ

LINE広告とは LINEポイントクラブ

LINE広告は、友だち追加・動画視聴などの指定条件をクリアするとLINEポイントがもらえるサービス「LINEポイントクラブ」での広告配信が可能です。

ユーザーは条件をクリアするために公式アカウントを友だち追加したりサービスをダウンロードしたりします。

LINEポイントクラブのサービスページのPV数は月2.8億※にも上り、国内最大級のリーチ力を誇ります。

ユーザーの年齢層は40〜50代がメインなので、シニア層向けの商品・サービスを訴求するのにおすすめです。

※参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

LINEショッピング

LINE広告とは LINEショッピング

「LINEショッピング」はLINEのアプリ上から1億点を超える商品を検索・比較・購入できるサービスです。こちらでもLINE広告を配信できます

LINEショッピングには2020年9月時点で3,500万人の登録会員がおり、ユーザーの約7割が女性です。20代後半〜40代前半の女性へのリーチに優れています。

ECショップを運営している場合におすすめの配信先です。

LINE広告ネットワーク

「LINE広告ネットワーク」は2020年9月時点でMAU1.1億人(LINE広告ネットワーク内の重複は除く)にアプローチできるアドネットワークサービスです。

ライフスタイルアプリ・マンガアプリなどさまざまなジャンルのアプリをカバーしています。

代表的なアプリだと「クックパッド」「MERY」「comico」などがあります。

LINEアプリだけでなくサードパーティーアプリへの広告配信ができるため、より多くのユーザーにリーチできるのがメリットです。

LINE広告の配信機能

LINE広告の配信機能は以下の7種類が用意されています。

  • デモグラフィックデータ配信
  • オーディエンス配信
  • 友だち追加
  • 類似配信
  • リエンゲージメント配信
  • 自動最適化配信
  • 予約型広告

それぞれ解説します。

デモグラフィックデータ配信

「デモグラフィックデータ配信」は、年齢・性別・地域・興味関心などのセグメントで絞り込んでターゲティングする配信方法です

セグメントはLINEの登録データ・LINEアプリ内での行動履歴を元に判別されます。

配信対象となるユーザーの属性・興味関心を推測してターゲティングすることで、よりCV(コンバージョン)につながりやすいユーザーに広告を表示できます。

オーディエンス配信

「オーディエンス配信」はサイト訪問者やアプリ内でのアクションデータ・LINE公式アカウントでの友だち情報をもとにターゲティングする配信方法です

広告出稿側で決めたオーディエンスに向けて広告を配信できます。

自社で保有する電話番号・メールアドレスをLINEのデータと照らし合わせれば、特定のユーザーにリーチすることも可能です。

より正確にターゲティングできるのがオーディエンス配信のメリットです。

友だち追加

「友だち追加」は自社のLINE公式アカウントを友だち追加してほしいユーザーをエリア・性別・年齢・興味関心などで絞り込んでターゲティングします

タイムライン・LINE NEWS・トークリストなどに広告を配信し、LINE公式アカウントの友だちの追加を促進します。

友だち追加されるごとに課金されるシステムなので、少額から広告配信できるのがメリットです。

デモグラフィック配信・オーディエンス配信で使用されるデータに基づいて配信するため、より正確にターゲティングできます。

類似配信

「類似配信」はオーディエンス配信を行ってコンバージョンに至ったユーザー情報を利用し、類似ユーザーに広告を配信する機能です

類似性が高いほどコンバージョンのしやすさは高まる一方、オーディエンスサイズが小さくなるのでリーチできるユーザー数は限定されます。

類似パターンは16種類あり、類似ユーザーの中でアクションに至る確度の高さも調整できます。

リエンゲージメント配信

「リエンゲージメント配信」はアプリをインストールしたまま休眠状態になっているユーザーを対象に広告を配信する機能です

ユーザーがアプリ内で過去に行った行動に応じてターゲティングできます。

リエンゲージメント配信は既存ユーザーに対してアプローチできるのが特徴です。

ユーザーの過去のアクションを元にターゲティングするので、よりCVにつながりやすいユーザーへの広告配信が可能です。

自動最適化配信

「自動最適化配信」は機械学習を利用し、広告入札の最適化をオートで行う配信機能です

設定した目標を達成するために自動で入札調整してくれます。

  • CPC自動最適化:上限CPCを指定し、その範囲内でクリック数の最大化を行う
  • CPA自動最適化:目標CPAを指定し、その範囲内で CV数の最大化を行う

自動で入札調整を行うことで、工数の削減・効率アップを期待できるのがメリットです。

予約型広告

「予約型広告」とは配信先・配信期間などの出稿内容があらかじめ決められている広告のことです

LINE広告の予約広告は以下の2つがあります。

  • リーチ&フリークエンシー:月に1回以上タイムラインの広告に接触しているユーザーに対し、優先的に広告を配信
  • ブランドリフトサーベイ:リーチ&フリークエンシーと併せて活用することでユーザーを分類し、ブランドリフトを調査

予約型広告は運用型広告とは異なり、配信後の調整はできません。

LINE広告のフォーマット

LINE広告のフォーマットは以下の通りです。

  • Card
  • Square
  • Vertical
  • カルーセル
  • 画像+テキスト

1つずつ紹介します。

Card

「Card」は比率が16:9の横長で表示されるフォーマットです

静止画と動画の両方に対応しており、トークリストやLINE NEWS・タイムラインなどほとんどの配信先に対応しています。

Square

「Square」は正方形で表示されるフォーマットです

SquareもCardと同様に静止画と動画の両方に対応していますが、スマートフォンの画面に大きく表示されるのが特徴です。

Vertical

「Vertical」は動画広告のみ対応するフォーマットで、タイムラインに表示されます。

タイムラインに表示される場合と全画面で再生される場合で動画比率が変わるため、字幕・テキストを入れる位置には気をつけましょう。

カルーセル

「カルーセル」は画面をスワイプすることで複数枚の画像が表示されるフォーマットです

画像は最大10枚まで表示可能です。

LINE NEWSやタイムライン、LINEポイントクラブで配信できます。

画像+テキスト

「画像+テキスト」はLINEアイコンほどのサイズの画像と20文字以内のテキストを表示できるフォーマットです

トークリスト専用のフォーマットで、トークリストの最上部に表示されます。

LINE広告の費用

LINE広告の費用形態は以下の2通りです。

  • クリック課金タイプ
  • インプレッション課金タイプ

それぞれの特徴を見てみましょう。

クリック課金タイプ

クリック課金タイプは広告が表示されただけでは課金は発生せず、ユーザーが広告をクリックした際に費用が発生する仕組みです

主に静止画枠で採用されています。

クリックした場合にのみ課金が発生する仕組みなので、興味関心の強いユーザーにのみコストがかけられるのがメリットです。

ただし、クリック単価はオークション形式で決まるので、競合が多い場合は広告費が高くなりやすいです。

インプレッション課金タイプ

インプレッション課金タイプは広告が1,000回表示されるたびに課金が発生する仕組みです

インプレッション課金タイプの場合、インプレッションが最大になるように配信できる上に、何度クリックされても費用は変わらない点が大きなメリットです。

LINE広告掲載にあたっての注意点

LINE広告では法的リスクの回避・ユーザー利益の保護の観点から広告表現に関するガイドラインが定められています。

以下の業種・商材は掲載できません。

  • 宗教関連
  • エステ(一部当社が認めた場合を除く)
  • ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・公営くじは除く)
  • アダルト関連
  • 出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
  • 連鎖販売取引
  • 探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  • 武器全般、毒物劇物
  • 政党
  • 公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部当社が認めた場合を除く)
  • 生体販売
  • 美容整形・ホワイトニングなどを含む医療関連、クリニック、疾患啓蒙サイト等(一部当社が認めた場合を除く)
  • 整骨院、接骨院、鍼灸院等
  • 未承認医薬品・医療機器等
  • 消費者金融などの貸金業、質屋(一部当社が認めた場合を除く)
  • ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
  • 募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部当社が認めた場合を除く)
  • その他LINE広告側が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

さらに、以下のサービスでは使用できない表現があるため、該当する場合は事前にガイドラインを確認しましょう。

  • 通販サイト
  • 古物商
  • アルコール飲料
  • コンタクトレンズ
  • 公営ギャンブルなど

参考:【公式】LINE広告とは?丨配信面や費用、出稿方法まとめ

おわりに

本記事ではLINE広告の概要・配信先・費用などを解説しました。

LINEは日本国内でアクティブユーザー数が多く、広告成果も大きく期待できるプラットフォームです。

LINE広告で効率よくユーザーにリーチし、新規顧客獲得・自社の認知度向上を目指しましょう。

本記事がLINE広告について知りたい方の参考になれば幸いです。

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