こんにちは。広告運用担当のbecoです。久しぶりのブログです!
今後は、生存確認できる程度に定期的に更新できればと思います。
では、よろしくお願いいたします。
これまでブラックボックスだったP-MAXの分析項目が増加
P-MAX広告も、定番メニューの仲間入りをして久しくなりますが、2025年のアップデートでは、長年「ブラックボックス」だった「P-MAXの配信実績データ」が様々な項目で閲覧できるようになり、とても分析しやすくなっています。
2025年中ごろまでは、「どこにどんなふうにどれくらい配信されたのか」何もわからない状態でした。
(細かい分析結果では、かろうじて「プレースメントの配信結果」がみえていたくらいだったと思います)
全自動といえども、何が原因で良くなったのか悪くなったのかのわからず、ただ、戦々恐々とP-MAXの学習がどこへ向かうのかを祈るように見守るしかありませんでした。
それが2025年のアップデートで、どこでどんな動きをしていたのかを具体的に確認できるようになり、分析材料が圧倒的に増え、ようやく運用者として手が打てる状況になってきました。
全自動なことは何も変わっていないのに、どこに出たかがわかるようになるだけで、P-MAXは「得体の知れないツール」から「頼れる相棒」へと進化した気がします。
では、実際に確認できるようになった内容と、それらのデータをどう使うかを、私なりのコツを説明してまいりましょう。
検索語句やその結果が確認可能に(2025年8月7日アップデート)
これまでのP-MAXは、配信先や検索語句が「分析情報」の一部として「検索語句のインサイト」という形で一部紹介されていました。
しかし、2025年8月7日のアップデートにより、ついに詳細な「検索語句レポート」として数値がしっかり表示されるようになりました。
コンバージョンや、表示回数などの数値データも見れるようになり、検索キャンペーンのように、実際にユーザーが検索した語句に対し、その成果の確認やコンバージョンがとれている検索語句を広告文やアセットに活かすことができるようになっています。
そして、個人的に一番のメリットだと感じているのは、「AIがどんな意図でこのキャンペーンを捉え、学習を進めているか」を判断できるようになったことです。
機械学習がどんなふうに進んでいるか「何を検索意図として捉えているか」を判断できることで、今までなにもできなかったP-MAXの調整の幅を広げてくれたと思います。
例えば、もしこの機械学習の意図が、小さなずれであれば、後述する「除外」で矯正可能ですし、もしも、大きなずれがあれば、アセットグループのテーマを絞り込むなど。小さな調整でも、機械学習の助けになると思います。
また、検索傾向を見ることで色々発見もあります。時にP–MAXは、新しいユーザーの開拓というところに強いプロダクトのため、検索語句から思わぬ新たなインサイトを見つけることもできる可能性があります。
▼設定方法
【キャンペーン】で設定したいP-MAXキャンペーンを選択→【左メニューの分析情報とレポート】→【検索語句】

除外キーワードもキャンペーン単位で追加可能(2025年8月7日アップデート)
検索語句とセットで、キャンペーン単位の「除外」設定が可能になりました。
今までは、P-MAXの除外というと、アカウント単位の除外やブランド除外しかできず、「全体に除外されちゃうと困るんだよなー」と思うことも度々ありましたが、このアップデートで、ようやくキャンペーン単位で、不要な語句ををしっかり除外できるようになりました。
これにより、検索語句の除外で、無駄なクリックを抑制しCVRを高めることもできますし、先述の通り、P-MAXで配信されている検索広告を確認し、ずれている意図があれば除外することで、機械学習を矯正することもできるようになりました。
また、ブランド除外については、これまでも「ブランド除外」という機能はありましたが、設定すると一律ですべて除外されるような形でした。こちらについても、キャンペーン単位の除外設定が柔軟になったことで便利になったように思います。
例えば「このP-MAXではブランド名を含めて効率を追う」「こちらは新規獲得に特化してブランド名を除く」といった、より戦略的な使い分けができるようになりました。こちらもとても良いアップデートだと思っています。
ただし、P-MAXの良さは配信の自由度だと思いますし、除外のしすぎはAIの機械学習を阻害し、機会損失につながるので注意しましょう。
▼設定方法
【キャンペーン】で設定したいP-MAXキャンペーンを選択→【左メニューのキーワード】→【チャネルのパフォーマンス】

「チャンネルのパフォーマンス」でブラックボックスが少しクリアに(2025年8月7日 ベータ版アップデート、11月6日全キャンペーンにリリース)
ある日アカウントを見ていたら、チャネルのパフォーマンスが追加されていて「おお〜」と思った方も多いと思います。私にはかなり嬉しいアップデートでした。
チャネルのパフォーマンスは、どの面でどれだけコストを使っているか、またどれだけ結果が出ているかをビジュアルで確認できるもので、見た目もわかりやすいし、とてもありがたいです。

このデータについては、むしろ今までは「なんで見せてくれないの?」と(不満に?)思っていましたが、今回のアップデートで、ただ「データが見れる」だけではなくかなり見やすく確認できるようになっています。
この、チャンネルのパフォーマンスは本当にわかりやすく、初めて見た時にワクワクしたことを覚えています。
では、どのように使っていくかですが、まず使用方法としては、まず純粋に「どの面にどのくらい出ているか」の確認ができると思います。これだけでも十分価値があります。
まずこちらのデータの活用方法として考えられることは、「成果が変動した際の要因分析」です。 この分析結果をみることで予算を増やした時や、急に成果が悪化した時、「どの配信面で変化が起きたのか」を正確に追えるようになりました。
P-MAXは、配信面が多岐にわたるうえに、選べないため、予算をアップした際に、ある時、急に配信面が拡張されて、今までうまくいっていたCVRがガタ落ちするといったこともありました。
そういう時は、「急にクリック率が下がったから、ディスプレイ面に配信が出ているかも。」とか、「クリック単価が高いから検索面を中心にでているな」。のように、アセットの表示回数と全体数値を予測しながら、予算調整などをしていました。
今も、配信面はコントロールはできないままですが、下記のよう内容が確認できるようになり、チャネルのパフォーマンスのおかげで変化の正体を特定できるようになったことで、根拠のない予測に時間を使うこともなくなりました。
- 成果が変わったのは、単に配信面が入れ替わったせいなのか?
- 予算増額によって、意図しない面に配信が広がっていないか?
なお、チャネルのパフォーマンスの優秀なところは、図だけではなく、しっかり、チャネル分布の表で数字も見れるようになっているところです。数値データはダウンロードもできるし、本当に素晴らしいです。

その他、チャネルパフォーマンスの結果を運用に使用するなら、キャンペーンの運用方針の決定に使うなども良いかもしれません。
例えば、分析の結果から「成果の良い面や悪い面のアセットを修正・追加」してみようとか、検索が好調な場合「通常の検索キャンペーンをつかってもっと効率的に刈り取ろう」とか、「動画がうまくいっているから動画キャンペーンを作ってみよう。」のような使い方もできそうです。
▼設定方法
【キャンペーン】で設定したいP-MAXキャンペーンを選択→【左メニューの分析情報とレポート】→【チャネルのパフォーマンス】
アセットデータも詳しくみれるように(2025年8月7日アップデート)
今までもアセットの詳細は見れていましたが、アセットの組み合わせレポートなど、他のキャンペーンと同じように、より詳しく数値データを見ることができるようになっています。
この機能により、成果の低いアセットの入れ替えはもちろん、成果の良いアセットを他のキャンペーンに追加するなど横展開にも使えると思います。
特に私は「フィードを使ったショッピング広告のP-MAX」が大好きなのですが、最終URLの拡張で、ECのどのページでCV取れているかも確認できるようになっていて、どのページが成果が出ているかを見ることができます(まだコンバージョンデータしか見れませんが)。
アセットのカバレッジでは、設定していないアセットや、追加をした方が良いアセットが表示されるので、設定していなかったところを確認することもできます。

→設定できていない。。広告アセットの充実度は上げていきましょう!
▼設定方法
【キャンペーン】で設定したいP-MAXキャンペーンを選択→【左メニューのアセット】→表から【関連付け】、【拡張された最終ページのURLセット】、【アセットのカバレッジ】など
年齢や性別の除外はキャンペーン単位で設定(2025年8月7日アップデート)
8月のアップデートで、「年齢」や「性別」の除外もキャンペーン単位で設定できるようになりました。こちらも地味に嬉しいアップデートです。
全部お任せだと、小さい予算のアカウントは機械学習に時間がかかることもありますし、女性特有のサービスの男性除外や、年齢が高めの方のサービスの若者除外など、不要なターゲットを最初から除外できる機能はとても便利だと思います。
ただし、こちらもP-MAXの良さを活かすため、AIの自由な動きを阻害しないよう、除外しすぎには十分注意しましょう。
▼設定方法
【キャンペーン】で設定したいP-MAXキャンペーンを選択→【P-MAXのキャンペーン設定(スパナマーク)】→【年齢や性別の除外】→【年齢の除外を有効にする】→【性別の除外を有効にする】→該当の項目をチェック

最適化セット(2025年4月9日アップデート):アセットのテストは使いどころですごく良いかも
現在ショッピングキャンペーンだけを行っている場合「他のアセットを拡張したらどうなるだろう。」と不安で手が出せない場合などもあると思います。そんな時は「アセットのテスト」がおすすめです。
「フィードのみのキャンペーンへのアセットの追加をテストする」機能を使うと下記の2つをテスト配信することができます。
- Merchant Center の商品フィードを使用する、追加のアセットがない既存の P-MAX キャンペーン
- テスト用に追加したテキスト、画像、動画のアセットが含まれる、同じ P-MAX キャンペーン
商品フィードを使った「ショッピング広告のパフォーマンス」を維持しながら、もう一つの動画や画像に特化したアセットを作って、ABテストするなど、両方のアセットグループをテストしながら試すことができます。
なお、実際に使用する場合は、詳しい設定方法は下記リンクをご確認ください。
注意事項も載っているので、しっかり確認しながら設定いただくことがおすすめです。
参考ページ:P-MAX 最適化テストについて: アセットのテスト
P-MAXの運用に使える項目
2025年のアップデートではありませんが、P-MAXの運用に使える機能を併せてご紹介します。
プレースメント除外はまだアカウント単位
プレースメント除外もP-MAXの運用の際にはおすすめです。
残念ながらP-MAXのキャンペーンでは設定できず、アカウント単位の設定となりますが、アプリ面の除外や、明らかに質の悪いページなど、ブランド保護や広告費の無駄削減にはとても重要な設定になります。
他のキャンペーンに影響がないように注意しながら除外をすすめてください。
▼設定方法
【すべてのキャンペーン】→【左メニュー】→【オーディエンス、キーワード、コンテンツ】→【コンテンツ】→下のほうの【除外】の表から、右上の【除外設定】


アプリやYouTubeなども除外可能。ただし、アカウント単位なので、他キャンペーンの干渉しないように十分注意してください。(他のキャンペーンでYouTube広告をやっている場合など、アカウントでYouTubeを除外してしまうと大変なことに!責任取れないので注意してください。)
また、口を酸っぱくして言いますが、除外のしすぎはパフォーマンスに影響を与えるので注意しましょう。
オークション分析で競合の動向確認
P-MAXのオークション分析は、以前はなかったような気がしますが、もしかしたらずっと前からあったかもしれません。
知らぬ間に見れるようになっておりましたが、こちらも通常のキャンペーンのように、外部要因を判断するのに役に立ちます。
使い道としては「大きく設定も予算も変えていないのに、なぜかパフォーマンスが落ちた」場合などの要因分析に使えます。
特に、P-MAXはすべてのパフォーマンスを細かく確認ができない状態ではある上に、色々な配信面に出るということもあり、分析をしにくかったのですが、競合の動きがわかると、パフォーマンスの変化の要因が外部なのか、内部の設定のせいなのか、判断できるようになります。
競合が要因だった場合は、競合の広告表示率や入札状況、オークションでの立ち位置を確認するなど、どのサイトが強化しているのかといった詳細もわかるようになります。
新機能ではないけれど、ショッピングとローカルはやっぱりおすすめ
P-MAXのショッピング広告とローカルキャンペーンはとても優秀だと思います。
それぞれが、旧スマートショッピング広告と、旧ローカルキャンペーンというプロダクトを元に機能に特化した状態で、P-MAXに組み込まれているようです。
それぞれ、P-MAXのショッピング広告は「商品フィード」、ローカル対応には「ビジネスプロフィール」をリンクすることで、機能するようになります。
かなり早い段階からP-MAXの機能の一部となり、しっかりと良い働きをしてくれており、現在も活躍しておりとても優秀だと思います。
ショッピング広告では動的なアプローチを最大化でき、ユーザーが閲覧した商品や興味のある商品を、検索・ディスプレイ・YouTube・Gmailなど全配信面で、個別に最適化されたバナーや広告として出すことができます。
ローカル対応をしているP-MAXは、Googleビジネスプロフィールの「経路」「ルート検索」「電話ボタン」などをコンバージョンとして取得することができ、データ数が貯まれば「来店」コンバージョンも取得することができます。
来店訴求とショッピング広告をするなら絶対におすすめのプロダクトです。
参考ページ:P-MAX キャンペーンと通常のショッピング キャンペーンの違い
参考ページ:Merchant Center の商品を使って P-MAX キャンペーンを作成する
参考ページ:実店舗の目標に基づく P-MAX について(ステップ 1: キャンペーンを作成して目標を選択する)
最後に、よく言えば進化の止まらないP-MAX
今回のアップデートについては、GoogleのP-MAXへ本気度というか、プロダクトの自信の表れのような気がしなくもありません。
なお、「P-MAXって結局、他のキャンペーンとどんな関係性なの?」という疑問はあると思いますが、まだ、「検索」についてはまだP-MAXより、既存の検索キャンペーンの方を優先してくれるようです。
ただ、検索においてもヘルプページをみてみると、2026年2月時点で、「キーワード単位では「完全一致の場合」と記載」されていました。元々そうだったかしら?
P-MAXは、他キャンペーンの補完的な使い方をしている方が多いと思いますが、おそらくGoogle広告の中での影響度・クオリティが上がっている気がします。どんどん活用していく形が良さそうです。

Google広告はしれっとアップデートされるので、注意して見守りましょう。ヘルプページを細かく見ると、正しい情報が確認できます。
Googleのヘルプページをお供に、アップデートには十分注意していきましょう。
引用:P-MAX と検索キャンペーンおよびキーワードとの連携の仕組み
まとめ
以上、P-MAXの2025年に追加された機能と、その使い方をまじえたご紹介でした。
いよいよ「検索キャンペーンからP-MAXに移行していくのかな」と思わせるようなアップデート(完全に個人の主観です)でした。今後はますます全自動化が進んでいくため、こういった機能をうまく使うことが運用者の腕の見せ所と思います。
今までブラックボックスであまり積極的に使って来れなかった方も、今回の記事に紹介した分析項目はとても良いアップグレードになったと思いますので、ぜひ試してみてください。
また、もしも、今回の記事を読んで、P-MAXを活用してみたくなってきた!という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事:P-MAX広告とは? 特徴・メリット・デメリットから設定方法、効果的な運用ポイントまで徹底解説
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