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Meta広告とは?特徴や種類、やり方などを初心者向けにわかりやすく解説

X編集部
更新日:2025.05.21 17:08

Meta広告は、詳細なターゲティングを設定できる点が魅力の広告サービスです。

特定のターゲットに向けてピンポイントで広告を届けられるため、費用対効果の高い広告サービスとして注目を集めています。

また、Meta社が提供している世界的なSNSである「Facebook」「Instagram」などに広告を配信できる点もMeta広告の強みです。

本記事では、Meta広告の特徴や種類、やり方などを初心者向けにわかりやすく解説しています

Meta広告を始めるか検討中の方は、参考にしてみてください。

Meta広告とは

Meta広告とは、FacebookやInstagramなど、Meta社が提供するSNSプラットフォームに表示される広告全般を指します。

ユーザーの年齢や性別などの基本情報、興味や行動履歴などの詳細なデータに基づいて、広告を見せる対象を細かく設定できる点が特徴です。

特定の趣味をもつ人や特定の地域に住む人など、狙ったターゲット層へピンポイントで広告を届けられます。

これにより、自社商品やサービスに関心をもつ可能性のある顧客層に効率的にアプローチできます

Meta広告の特徴

Meta広告は以下のように、さまざまな特徴があります。

  • 低予算で導入できる
  • ターゲティングの精度が高い
  • 分析ツールが充実している
  • リターゲティング機能を搭載している
  • 広告の種類が豊富にある

それぞれの特徴を1つずつ解説します。

低予算で導入できる

Meta広告は初心者でも手軽に始められる低コストな広告です。1日500円程度の少額から広告を出稿でき、予算に合わせて柔軟に設定を変更できます。

予算上限を設定しておくと、意図せず広告費が膨らむ心配もありません。予算に限りがある中小企業やスタートアップ企業でも取り組みやすい点が魅力です。

また、広告効果を見ながら段階的に予算を増やせるため、リスクを抑えつつ広告運用を進められます

まずは少ない予算から始め、徐々に規模を拡大する方法がおすすめです。

ターゲティングの精度が高い

Meta広告は、年齢や性別などの基本情報だけでなく、趣味や行動パターン、購買履歴などの情報を活用して、理想的な顧客層に絞った配信ができます

ターゲティングの精度が高いため、自社の製品やサービスに強く関心を持つ可能性のあるユーザーに、効率よく広告を届けられます。

分析ツールが充実している

Meta広告は分析ツールが充実しており、広告の成果を詳しく確認できます。

クリック数や表示回数といった基本的な指標だけでなく「どの年齢層が反応したか」「どの時間帯に効果があったか」などの詳細なデータも確認可能です。

広告の管理画面では、それぞれの広告のパフォーマンスがひと目で分かります。グラフや表で見やすく表示されるため、専門知識がなくても傾向を把握しやすい点も特徴です。

分析結果を基に広告内容や設定を調整すると、より効果的な運用が可能になります。

リターゲティング機能を搭載している

Meta広告では、一度サイトを訪れたユーザーに再度アプローチできるリターゲティング機能を利用できます。

例えば、商品ページを見たものの購入に至らなかった人に、再度広告を表示して購入を促すことが可能です。購入検討中の人に適切なタイミングで広告を表示することで、成約率を高める効果が期待できます。

また、過去の顧客リストを活用することで、似た特性をもつ新規顧客を見つける機能も搭載されています。

見込み客を逃すことなく、売上につながる可能性を高められる点もMeta広告の特徴です。

広告の種類が豊富にある

Meta広告は目的や伝えたい内容に合わせて、さまざまな形式の広告を選べます。

例えば、写真や画像を使った画像広告、動きのある映像を活用した動画広告、複数の画像を切り替えるカルーセル広告などがあります。

また、インスタグラムのストーリーズ広告やメッセンジャー広告など、配信先に応じた形式も選択可能です。

これにより、ターゲットとなるユーザーに効果的な形で情報を届け、より良い反応を得ることができます。

Meta広告の仕組み

Meta広告は運用型であり、広告の表示はオークションで決定します。オークションの結果を決める要素は、以下のとおりです。

  • 入札単価
  • 広告品質
  • 推定アクション率

上記がどのように評価されているかは、広告主には共有されません。

広告は、PCブラウザ版やスマホアプリ版のMeta広告マネージャで作成可能です。

ビジネスにおけるMeta広告の目的

ビジネスにおけるMeta広告の目的は「商品やサービスの認知度を高める」「新規顧客を獲得する」などの目標を達成することです。

Meta広告がもつ詳細なターゲティング機能を活用することで、企業は商品やサービスに関心をもつ可能性のある顧客層に向けて効率よく情報を届けられます。

これにより、広告運用の費用対効果を高めることが可能です。

Meta広告とインスタ広告の違い

Meta広告とインスタ広告の主な違いは、広告が表示される範囲や管理方法にあります。Meta広告はFacebookやMessengerなど、Meta全体のプラットフォームにわたる広告をまとめて管理可能です。

一方のインスタ広告は、Instagramだけに表示される広告を指します。

利用者層も異なり、Instagramは視覚的なコンテンツに興味をもつ若年層の女性に人気がある一方で、Facebookは主に30~50代の男性に利用されています。

Meta広告の課金方式別の費用相場

Meta広告の課金方式別の費用相場は、以下のとおりです。

  • CPC:1クリックあたり100円程度
  • CPM:1,000表示あたり500~1,000円
  • CPV:再生1回あたり100円程度

クリックや表示回数などに応じて費用は変動します。

例えば、CPCで出稿した広告が3,000回クリックされた場合、費用は30万円程度、CPMで10万表示された場合、費用は5~10万円程度となります。

関連記事:Meta広告の課金方式ごとの費用相場|メリット・デメリット、予算設定方法なども紹介

Meta広告の種類

Meta広告の種類は幅広く、広告運用の目的やターゲットに合わせて適切な広告フォーマットを利用できます。

広告フォーマットごとの特徴を理解し、自社の目的やターゲットに合うものを活用することで、より効率よく多くのユーザーに広告を届けられます。

各フォーマットの特徴を1つずつ解説するので、参考にしてみてください。

広告フォーマット名おすすめの人
画像広告・時間や費用などのコストを抑えてMeta広告を利用したい
・試しにMeta広告を利用してみたい
動画広告・画像で魅力を伝えるのが難しい商品やサービスを扱っている
・商品の使い方が複雑な家電製品やフィットネス機器などを扱っている
カルーセル広告複数の商品や物件を魅力的に紹介したい(ECサイトや不動産など)
コレクション広告ファッションや旅行など、視覚的魅力が特に求められる商品やサービスなどを扱っている
ストーリーズ広告短時間で商品やサービスの魅力を伝えたい
メッセンジャー広告ユーザーと信頼関係を深めることを重視している
アンケート広告・顧客の生の声を集めてマーケティングに活用したい
・一方的な広告配信ではなく、双方向のコミュニケーションを重視したい
スライドショー広告費用や時間などを抑えつつ、動画のような広告を配信したい

画像広告

画像広告とは、写真や目を引くイラストを用いて、商品やサービスの魅力をシンプルにアピールする広告フォーマットを指します。

視覚的な情報が瞬時にユーザーの注意を引きつけるため、短い時間で強い印象を与えられます。

例えば「新しくデザインされた服のコレクション」「食欲をそそる美味しそうな料理の写真」など、商品の見た目の魅力を直接的にユーザーに伝える場面で利用されます。

画像広告のメリット・デメリット

写真やイラストなどの画像とテキストがあれば、すぐに始められる点がメリットです。

一方で、画像やテキストなどのシンプルな情報のため、商品やサービスの詳細な情報を伝えるのには不向きです。

また、ユーザーの目を引くクオリティの高い画像も用意する必要があります。

画像広告をおすすめする人

画像広告をおすすめする人は、以下のとおりです。

  • 時間や費用などのコストを抑えてMeta広告を利用したい
  • 試しにMeta広告を利用してみたい

用意するものが少なく始めやすいため、広告運用の経験が浅い人におすすめです。

動画広告

動画広告は、短い動画を用いて商品やサービスの魅力をアピールする広告フォーマットです。

音声や動き、ストーリーなどを組み合わせることで、静止画よりもバラエティ豊かな情報を伝えられます。

動画広告の特徴は、ユーザーの感情に訴えかける力です。商品の使用方法や効果を視覚的に示したり、感動的なストーリーを通じてブランドの価値観を伝えたりすることが可能です。

動画広告のメリット・デメリット

動画は画像と比べて情報量が多く、商品やサービスの魅力を伝えやすいです。

また、タイムライン上に自動で動画が再生されるため、ユーザーの目に触れやすい点も動画広告のメリットです。

一方で、動画広告は撮影が必要なため、コストが高くなる傾向にあります

「収益よりコストのほうが高い」という可能性もあるため、費用対効果を考慮したうえで利用しましょう。

動画広告をおすすめする人

画像で魅力を伝えるのが難しい商品やサービスを扱っている人は、動画広告がおすすめです。

前述したように、動画広告は画像では伝わりにくい魅力を伝える点で優れています。

例えば「映画やライブなどのエンターテイメント」「ホテルや旅館などの宿泊施設」などは、画像より動画のほうが魅力を伝えやすいです。

また、商品の使い方が複雑な家電製品やフィットネス機器なども、動画を活用するとわかりやすく説明できるためおすすめです。

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の画像や動画を横にスライドさせて見せる広告フォーマットです。

広告枠のなかでさまざまな商品を紹介したり、物語のように順序立ててメッセージを伝えられたりできる点が特徴です。

例えば「特定のブランドのシリーズ商品を複数まとめて紹介する」「新商品の開発に至るまでの背景やストーリーを段階的にユーザーに見せる」などの場面で活用できます。

カルーセル広告のメリット・デメリット

カルーセル広告のメリットは、以下のとおりです。

  • ストーリー調で商品やサービスを紹介できる
  • 商品の機能や特徴を魅力的に伝えられる
  • 画像と動画を組み合わせた広告を配信できる

画像や動画を組み合わせ、ストーリー調で商品やサービスを紹介できる点がメリットです。

うまく商品やサービスの魅力を訴求できると、クリック率の向上が期待できます

一方、複数の画像や動画を用意する必要があるため、制作時間や費用が増える傾向にあります。

カルーセル広告をおすすめする人

複数の画像や動画を組み合わせて表示できるため、複数の商品や物件を魅力的に紹介したいECサイトや不動産などでおすすめです。

コレクション広告

コレクション広告は、メインとなる動画や画像と、その下に関連商品のカタログを表示する広告フォーマットです。

コンバージョンの獲得からブランディングまで、コレクション広告ひとつで行えます

モバイル向けに最適化されており、ユーザーがタップすると全画面の没入型ショッピング体験が展開されます。

コレクション広告のメリット・デメリット

複数の動画や画像をまとめて表示できる点がメリットです。

画像・動画のみの広告と比較して興味を引きやすく、商品の認知からコンバージョンの獲得まで期待できます。

一方で、単一の広告フォーマットと比較して多くの高品質なクリエイティブを準備する必要があるため、制作にかかる時間や費用が増える傾向にあります。

コンバージョンを獲得するには、各クリエイティブのクオリティが重要です。

コレクション広告をおすすめする人

ファッションや旅行など、視覚的魅力が特に求められる商品やサービスなどを扱っている人におすすめです。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は、FacebookやInstagramなどのストーリーズ機能内に表示される全画面の広告を指します。

縦型の画像や15秒以内の動画を活用し、ユーザーの通常のストーリーズ閲覧体験に自然に溶け込む形で表示される点が特徴です。

ストーリーズ広告のメリット・デメリット

フルスクリーン表示のため、没入感が高い点がメリットです。画面全体を活用することで、ユーザーに対して視覚的な印象を強く与えられます。

一方で、ユーザーはストーリーズを高速でフリックして視聴する傾向にあるため、興味を引かない広告はすぐにスキップされてしまう可能性があります。

また、15秒という短い表示時間では、複雑な情報や多くのメッセージを詳細に伝えきることが難しい点がデメリットです。

ストーリーズ広告をおすすめする人

ストーリーズ広告は15秒という短い表示時間の広告のため、短時間で商品やサービスの魅力を動画で伝えたい人におすすめです。

また、表示時間が短いという特性を活かし、限定セールや期間限定キャンペーンなどの緊急性のあるイベントを展開したい人にもおすすめです。

ユーザーの「チャンスを逃したくない」という心理を刺激することで、即時の行動を促せます。

メッセンジャー広告

Metaメッセンジャー広告
出典:Meta|Messenger広告

メッセンジャー広告は、Messengerアプリのチャットタブに表示される広告フォーマットです。

ユーザーが広告をタップすると、Messenger内のビジネスでのスレッドに直接誘導できます。

企業とユーザーがメッセージのやり取りを始めるきっかけを作ったり、過去にやり取りがあるユーザーに対して、新しい情報やお得なキャンペーン情報などを届けたりできます。

メッセンジャー広告のメリット・デメリット

ユーザーと近い距離間で接することができるため、信頼関係を構築しやすい点がメリットです。

一方で、ユーザーのプライベートな空間に直接メッセージが届くため、内容や頻度によってはスパムと認識される可能性があります。

また、密なコミュニケーションを前提としているため、個々のユーザーに合わせた質の高いメッセージやチャットボットによる魅力的な会話フローの設計が必要です。

メッセンジャー広告をおすすめする人

1対1でコミュニケーションを取れるメリットを活かし、ユーザーとの信頼関係の構築を重視する人にメッセンジャー広告はおすすめです。

アンケート広告

アンケート広告は、広告内に簡単な質問フォームを組み込んだ広告フォーマットです。

Instagramのストーリーズや、Facebookのフィードに表示されます。

ユーザーは広告を見るだけでなく、質問に回答することで企業とコミュニケーションを取れる参加型の体験ができます。

アンケート広告のメリット・デメリット

ユーザーの生の意見を収集できる点がメリットです。商品の好みや関心事項についての情報を得られるため、マーケティング戦略の改善に役立ちます。

一方で「質問の内容によっては十分な情報が得られない」「回答を分析して活用する手間がかかる」などのデメリットもあります。

アンケート広告をおすすめする人

「顧客の生の声を集めてマーケティングに活用したい」「一方的な広告配信ではなく、双方向のコミュニケーションを重視したい」という人におすすめです。

スライドショー広告

スライドショー広告は、複数の静止画像を短い動画のように自動再生する広告フォーマットを指します。

動画広告と画像広告の中間的な位置づけで、3~10枚ほどの画像を活用することで、多くの情報を伝えられる点が特徴です。

動画制作のリソースがない場合でも、動きのある広告を作成できます

スライドショー広告のメリット・デメリット

スライドショー広告は動画広告と比較してデータ使用量が少なく、5分の1程度のファイルサイズになります。

そのため、通信環境が悪い場所でも配信しやすく、古いデバイスを使用している市場にも効果的に広告を届けられます。

また、画像素材を活用すれば広告を配信できるため、撮影を必要とする動画広告と比べて低コストな点もメリットです。

一方「動画広告と比較すると高い没入感やストーリー性を表現しにくい」「単調な印象を与えてしまうとスキップされやすい」などのデメリットとなります。

スライドショー広告をおすすめする人

「費用や時間などを抑えつつ、動画のような広告を配信したい」という人におすすめです。

スライドショー広告は静止画像を利用しているため、動画撮影の時間や技術も不要です。

Meta広告の配信面は4種類ある

Meta広告の配信面は、以下4種類があります。

  • Instagram
  • Facebook
  • Messenger
  • Audience Network

それぞれの特徴を1つずつ解説します。

Instagram

Instagramは、写真や動画などを気軽に投稿・共有できるSNSです。10~20代の若年層の利用率は7割を超えており、主なユーザー層は10~30代の女性です。

すでに人気の高いSNSですが、現在でも利用者は増加傾向にあります。

Instagram広告は画面を広く活用したビジュアルにより、自社ブランドの魅力を視覚的に訴求できます。例えば、以下の商材と相性が良いです。

  • 美容
  • ファッション
  • アクセサリー
  • 旅行・レジャー
  • 飲食店・カフェ

「10~30代の女性をターゲットにしている」「視覚的な訴求が重要な商材を扱っている」という方に、Instagramはおすすめです。

参考:総務省|令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 11P

Facebook

Facebookは、実名登録制のSNSです。

日本の月間アクティブ利用者数は2,600万人となっており、30~50代の男性から多くの支持を得ています

Facebookはユーザー数が多いため、多種多様な属性のユーザーにアプローチできますが、ビジネスパーソンをターゲットにしている方におすすめです。

Meta広告では、lnstagramと同様に「フィード」「ストーリーズ」などのあらゆる掲載枠に広告を配信できます。

参考:CNET Japan|フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」

Messenger

Messengerは、Facebookを利用しているユーザー同士がメッセージでコミュニケーションを取れるアプリを指します。

音声通話やビデオ通話、ビデオオンラインチャットなどを利用してリアルタイムでコミュニケーションを楽しめます。アプリだけでなく、ブラウザからも利用可能です。

広告はMessengerのチャット内に表示され、Webサイトやランディングページ、アプリのインストール画面などに誘導できます

また、スレッドを開く設定も可能なため、ユーザーと広告を通じて双方向のコミュニケーションも行えます。

参考:EXPLODING TOPICS|最も人気のあるメッセージングアプリ(2025年)

Audience Network

Audience Networkは、Meta社と提携しているWebサイトやアプリに広告を配信できるネットワークを指します。

提携先はゲームやエンターテインメント、スポーツから教育まで多岐にわたり、多種多様なユーザーに向けて広告を配信できます。

国内での提携先としては「食べログ」「東洋経済オンライン」などが有名です。InstagramやFacebookを利用していないユーザーにも、広告を配信できます

Meta広告のターゲティング一覧

Meta広告のターゲティングを解説します。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

Meta広告で成果を出すためにも、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、年齢や性別などの基本情報から広告の対象者を絞り込む方法を指します。

例えば「20代の女性」「東京在住の30代男性」など、人口統計的な特徴で対象者を特定できます。

また「読書好き」「旅行愛好家」などの趣味や関心事項からもターゲットを設定可能です。

初めてMeta広告を出す方は、設定が簡単なコアオーディエンスから始めるのがおすすめです。広告費をムダなく効率よく活用し、費用対効果の向上が期待できます。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、すでに自社と接点をもつ人を対象にするターゲティング方法です。

例えば、自社のWebサイトを訪問したユーザーやメルマガの登録者などが含まれます。

FacebookやInstagramのページに関わった人も対象にできるため、投稿にいいねした人や動画を視聴した人に広告を表示できます。

カスタムオーディエンスの強みは、自社に興味のある人に絞って広告を配信できる点です。

過去に接点がある人に絞って広告を届けられるため、より高い効果が期待できます。

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、現在の顧客と似た特徴をもつ新規見込み客を発見するためのターゲティング方法です。

Metaのアルゴリズムが既存の顧客データを分析し、似た行動パターンや特徴をもつ人々を自動的に見つけ出してくれます

設定方法も簡単で、既存の顧客リストやカスタムオーディエンスを基に作成するだけです。

顧客層を効率よく拡大したい方におすすめです。

Meta広告のやり方5STEP

Meta広告のやり方を、5STEPに分けて解説していきます。

  • STEP1:事前準備を進める
  • STEP2:広告アカウントを作成する
  • STEP3:アカウントの設定を進める
  • STEP4:広告の審査に進む
  • STEP5:配信を開始する

Meta広告を始めたい方は、参考にしてみてください。

STEP1:事前準備を進める

Meta広告を始めるには、Facebookの個人アカウントを作成する必要があります。

アカウントをもっていない方は、まずFacebookにアクセスして個人アカウントを作成しましょう。

個人アカウントを作成したあとは「Facebookページ」「Meta広告マネージャ」などを準備します。

上記はMeta広告を配信するうえで必要となるため、注意が必要です。

Facebookページの準備

Facebookページは、企業用のアカウントです。広告運用だけでなく投稿もできるため、マーケティングの幅が広がります。

Facebookページの作成方法は、Metaの公式ページで確認できます。

Facebookページの作成方法を確認する

Meta広告マネージャの準備

広告の出稿や効果の測定などに必要なのが、Meta広告マネージャです。

Meta広告マネージャを利用するには、Metaビジネスマネージャのアカウントを開設する必要があります。

Metaビジネスマネージャにアクセスし、アカウントを開設しましょう。

STEP2:広告アカウントを作成する

事前準備のあとは、先ほど開設したMetaビジネスマネージャで広告アカウントを作成します。

STEP3:アカウントの設定を進める

広告アカウントを作成したあとは、請求先情報やセキュリティなどの必要な設定を進めます。

Meta広告では、広告セット・広告のように、アカウント内の各階層において広告配信を設定可能です。

STEP4:広告の審査に進む

アカウントの設定が完了すると、Meta社が広告審査を行います。通常は24時間以内に完了しますが、場合によっては24時間以上かかるケースもあります。

審査によって不適切なコンテンツがあると判断された場合、広告を修正する必要があります。

また、アカウント設定において不備がある場合も広告は配信されないため、注意が必要です。広告を配信する前に、以下を参考にして不備がないかチェックしましょう。

チェックポイント確認場所
配信ステータスがオンになっているかキャンペーン・広告セット・広告のステータス
オーディエンスのサイズは適切か広告セットのオーディエンスの広さ
予算は適切に設定されているかキャンペーン・広告セットの予算設定
広告の配信スケジュールは正しいか広告セットの配信スケジュール
支払い方法に問題はないかアカウント設定の支払い方法

広告の審査を通過しており、アカウント設定においても不備が見つからないのに広告が配信されない場合、エラーが発生している可能性があります。

エラーの発生が疑われる場合は、Metaのヘルプセンターにお問い合わせください。

参考:Meta|広告規定の紹介

STEP5:配信を開始する

広告の審査を通過、アカウント設定においても不備がなければ配信を開始できます。

ただし、広告は配信したら終わりではありません。

広告の費用対効果を高めるためにも、定期的に分析・改善することが大切です。広告の分析・改善は、管理画面のレポートデータで行えます。

「コンバージョン数」「広告のクリック率」などのデータを、レポートでチェックしましょう。

Meta広告についてよくある質問

最後に、Meta広告についてよくある質問にお答えします。

Meta広告を運用する際のポイントは?

Meta広告を運用する際のポイントは、以下のとおりです。

  • 自社のターゲットを明確化する
  • 初めは配信範囲を広くする
  • 適切なCVポイントを設定する
  • ターゲティングを絞りこみすぎない
  • 定期的にクリエイティブを検証する

Meta広告の運用で成果を出すには、まず「誰に、何を伝えたいのか」という広告のターゲットを明確化することです。

初めは配信範囲を広くし、効果的なターゲティングを見つけるためのデータを蓄積することも大切です。

どのようなユーザー層が広告に反応するかの傾向を把握することで、今後のターゲティングに活かせます。

広告を出したあとは結果を分析し、改善しましょう。

例えば「どの広告が多く見られているか」「どのような人が反応しているか」などを確認し、必要に応じて調整してみてください。

Meta広告の運用を代理店に依頼するメリット・デメリットは?

Meta広告の運用を代理店に依頼するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット・成果が出る可能性が上がる
・早く成果が出やすい
・社内のリソースを節約できる
デメリット・費用が増える
・コミュニケーションコストがかかる

Meta広告の運用を代理店に依頼すると、専門知識を活用できたり時間を節約できたりする点がメリットです。

代理店は広告運用の専門家のため、Meta広告の効果的な運用方法も心得ています。

自社でMeta広告の運用ノウハウを学ぶ手間が省けるため、社内のリソースを節約し、重要な業務に集中できる点もメリットです。

一方で、広告運用を代行する費用や、担当者とのコミュニケーションコストが発生します。

広告運用の代行を依頼する前に、費用対効果を確認することをおすすめします。

ほかのWeb広告との違いは?

Meta広告とほかのWeb広告の違いは、精度の高いターゲティング能力の有無です。

Meta広告は、利用者の年齢や性別などの基本情報はもちろん、趣味や興味、行動履歴など、詳細なデータに基づいて広告を設定可能です。詳細な設定により、ターゲットに向けてピンポイントで広告を届けられます。

また、Meta広告は潜在的な顧客にもアプローチできるため、幅広い層に商品やサービスをアピールすることにも向いています。

主なWeb広告をまとめたので、こちらも参考にしてみてください。

主なWeb広告特徴おすすめの人
リスティング広告・クリック課金型の広告
・検索エンジンを活用して顕在層にアプローチ可能
・クリック率やコンバージョン率などの効果測定が容易
購買意欲の高い顕在層に効率よくアプローチしたい
ディスプレイ広告・Webサイトの空きスペースに商材の画像や動画を掲載できる広告
・不特定多数のユーザーに広告を見てもらえる
・少額から広告を出稿できるため、初期費用を抑えられる
自社商材の認知度を高めたい
アフィリエイト広告・成果報酬型の広告
・ブログやSNSなど、さまざまなメディアで広告を展開できる
・第三者からの紹介のため、ユーザーからの信頼を得やすい
アフィリエイターやインフルエンサーなどの紹介を通じて、自社商材の信頼性を高めたい

まとめ

Meta広告とは、FacebookやInstagramなど、Meta社が提供するSNSプラットフォームに表示される広告全般を指します。

ユーザーの年齢や性別などの基本情報、興味や行動履歴などの詳細なデータに基づいて、広告を見せる対象を細かく設定できる点が特徴です。特定の趣味をもつ人や特定の地域に住む人など、狙ったターゲット層へピンポイントで広告を届けられます。

Meta広告の種類は幅広く、広告運用の目的やターゲットに合わせて適切な広告フォーマットを利用可能です。広告フォーマットごとの特徴を理解し、自社の目的やターゲットに合うものを活用することで、より効率よく多くのユーザーに広告を届けられます。

Meta広告を始めるには、Facebookの個人アカウント・Metaビジネスマネージャのアカウントなどを開設する必要があるため、注意が必要です。アカウントの開設や設定が完了すると、Meta社による広告の審査が行われます。

広告の審査を通過、アカウント設定においても不備がなければ配信を開始できます。広告の費用対効果を高めるためにも、定期的に分析・改善を行いましょう。

本記事を参考にして、Meta広告を始めるか自社で検討してみてください。

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