GDNとYDN(YDA)のターゲティング方法にはたくさんの違いがあります。
とはいえ、
「どこがどう違うの?」
「同じ部分はないの?」
このように思われる方も多いでしょう。
ターゲティング方法の違いを知らずに広告を始め、運用開始後に困りたくないですよね。
そこで本記事では、GDNとYDN(YDA)のターゲティング方法の違いについて、ディスプレイ広告代理店が分かりやすく解説します。
この記事を読めば、それぞれにどんな違いがあるのか理解し、説明できるようになりますよ。
目次
【GDN・YDN(YDA)】ターゲティング方法比較一覧表
項目 | GDN | YDN(YDA) |
---|---|---|
年齢 | 18~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳~ 不明 | 13~14歳 15~17歳 18~19歳 20~21歳 22~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳~ 不明 |
性別 | 男性 女性 不明 | 男性 女性 不明 |
子供の有無 | 子供あり 子供なし 不明 | × |
地域 | 国単位 都道府県単位 市区群町村単位 半径指定 | 都道府県単位 市区群町村単位 |
デバイス | パソコン スマホ タブレット テレビ画面 | パソコン スマホ タブレット |
キーワード | コンテンツターゲット | サーチターゲット |
広告掲載カテゴリー | トピックターゲット | サイトカテゴリー |
広告掲載面 | プレースメント | プレイスメント |
興味/関心 | アフィニティカテゴリ 購買意欲の強いユーザー層 カスタムインテント | インタレストカテゴリー |
リターゲティング | リマーケティング | リターゲティング |
類似ユーザー | 類似ユーザー | 類似リスト |
GDNとYDN(YDA)のターゲティング方法の違いについて表でまとめると、上記のようになります。
1項目ずつ詳しく説明していきましょう。
年齢
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
18~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳~ 不明 | 13~14歳 15~17歳 18~19歳 20~21歳 22~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳~ 不明 |
YDN(YDA)の方が、GDNよりも細かく年齢をターゲティングできます。
特に13~21歳までは細かく年齢を区切ることが可能です。
性別
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
男性 女性 性別不明 | 男性・男性(推定) 女性・女性(推定) 不明 |
どちらも同じように性別を設定できます。
「不明」は、ユーザーの性別が分からない場合やユーザーターゲティングが禁止されているサイト上で広告配信をする場合に活用できます。
基本的には除外しないほうが良いです。
また、YDN(YDA)の場合は「推定」というチェック項目もあるため、「女性(男性)と推定されるユーザー」と「女性(男性)と特定できるユーザー」を分けて広告配信することが可能となります。
子供の有無
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
子供あり 子供なし 不明 | × |
GDNでは子供の有無をターゲティングできますが、YDN(YDA)ではできません。
知育商材や中学受験塾・託児サービスなど子供がいる方向けの商品・サービスをお持ちの場合、子供の有無を指定できるGDNを使う方が賢明ですよ。
地域
GDN | YDA(YDA) |
---|---|
国単位 都道府県単位 市区群町村単位 半径指定 | 都道府県単位 市区群町村単位 |
GDNでは国や中心地からの半径を指定して広告を配信できます。
国指定は海外に広告配信する場合に活用可能です。
半径指定は、歯医者やクリニック・介護施設など地域密着型ビジネスを行っている方に向いています。
顧客になり得るユーザーのみに効率よく広告を配信できるからです。
デバイス
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
パソコン スマホ タブレット テレビ画面 | パソコン スマホ タブレット |
GDNではYDN(YDA)とは違い、デバイスのターゲティングとしてテレビ画面を指定できます。
テレビでYouTubeを見る層にアプローチできるイメージですね。
キーワード
GDN | YDN |
---|---|
コンテンツターゲット | サーチターゲット |
キーワードによるターゲティング手法は、GDNとYDN(YDA)で大幅に違います。
- コンテンツターゲット:登録したキーワードに関連するサイトで広告を表示
- サーチターゲット:過去に指定キーワードを検索したユーザーへ広告を表示
どちらも独自のターゲティング手法で、互換性はありません。
広告掲載カテゴリー
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
トピックターゲット | サイトカテゴリー |
広告掲載カテゴリーでは、広告を掲載するサイトの属性をターゲティングできます。
GDNもYDN(YDA)も、名前は違いますが内容は同じです。
例えば「ゲーム」や「ペット」・「旅行」などのトピックが選択可能です。
広告掲載面
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
プレースメント | プレイスメント |
「プレースメント」と「プレイスメント」、表記が若干違うだけでターゲティング手法は同じです。
広告掲載をしたいWebページをURL単位で指定できます。
例えばあなたの会社が中古車販売をしている場合、中古車販売のポータルサイトを指定して広告配信することが可能になります。
Webページの他に、アプリや動画なども指定可能です。
興味/関心
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
アフィニティカテゴリ 購買意欲の強いユーザー層 カスタムインテント | インタレストカテゴリー |
アフィニティカテゴリとインタレストカテゴリーは同じターゲティング手法です。
どちらも、指定したカテゴリーに興味のあるユーザーへ広告配信を行えます。
購買意欲の強いユーザー層とは、指定したカテゴリーの商品・サービスに対する購買意欲の強いユーザーのこと。
カスタムインテントでは、自身で細かなカテゴリーを登録・指定できます。
そのため、「購買意欲の強いユーザー層」よりもより適切なユーザー層のみに絞って広告を打てます。
興味や購買意欲について細かく指定したい方にはGDNが合っているでしょう。
リターゲティング
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
リマーケティング | リターゲティング |
「リターゲティング」と「リマーケティング」、名前は違いますが内容は同じです。
どちらも、自社サイトに訪問経験のあるユーザーを対象に広告を表示させるターゲティング手法となっています。
類似ユーザー
GDN | YDN(YDA) |
---|---|
類似ユーザー | 類似リスト |
類似ユーザーとは、自社サイトに訪れたユーザーやコンバージョンしたユーザーと行動や属性が類似したユーザーへ広告を配信するターゲティングです。
呼び方は違いますが、GDN・YDN(YDA)ともに内容は同じです。
リターゲティングよりもさらに幅広いユーザーへアプローチできるのが特徴です。
おわりに
本記事では、GDNとYDN(YDA)のターゲティング方法の違いを1項目ずつ紹介してきました。
GDNの方が細かく設定できる項目が多く便利なので、どちらから始めるか迷っている方はGDNから始めると良いでしょう。
とはいえ理想はどちらも運用することです。
慣れてきたらYDN(YDA)にも取り組み、より効果的な方に力を入れてみてください。
この記事が、GDNとYDN(YDA)のターゲティング方法の違いについて知りたい方の参考になれば幸いです。