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LPを運用するメリット・デメリットとは?運用を行う際の5つのポイントを解説

X編集部
2022.11.16 10:00
LPを運用するメリット・デメリットとは?運用を行う際の5つのポイントを解説

LPを効果的に運用するには、正しくページの目的を理解し、適切な対策を続けていく姿勢が欠かせません。商品やサービスの紹介に特化しているページであるため、改善の効果が商品売り上げなどの利益に直結するからです。LPのメリットや運用のポイントを解説します。

LP(ランディングページ)とは?

LPとはランディングページの略語で、ユーザーが検索エンジンでのキーワード検索やオンライン広告のクリックをして、最初に目にするWebページを意味します。さまざまな流入経路からサイトを訪問したユーザーが、まず着地するページとイメージするとよいでしょう。

WebマーケティングにおいてのLPは、ユーザーを商品購入や申し込みなどのコンバージョンに導くために、効果的な形で構成された商品・サービス紹介ページとの狭義の意味をもっています。企業のビジネス戦略の中で語られるLPの場合は、後者の意味で使われている場合が多いです。

LPにはスクロールして必要な情報が確認できる、ユーザーに向けて訴求力を高めるデザインでまとめられているなど、一般的なWebページとは異なる特徴があります。集客力の向上とコンバージョン率改善という点において、LPは非常に重要な役割を果たしているのです。

関連記事:ランディングページ(LP)の6つの効果とは?必要性や作り方を基礎から解説

HP(ホームページ)との違い

LPとHPの主な違いは、ページの目的と構成にあります。それぞれの特徴をまとめた表を参考にしてみてください。

LP HP
ページの目的ユーザーにコンバージョン(商品購入・会員登録・申し込み・問い合わせなど)を促すユーザーに情報を提供する
ページの構成1ページで商品やサービスの情報が網羅できるようになっている・コンバージョンにつなげるボタンやフォームが設置されている情報のカテゴリごとにページが分かれている・リンクで関連情報と行き来できるようになっている

LPの目的は、最終目的である商品の購入・会員登録・申し込み・問い合わせなどのコンバージョンをユーザーに促すことです。狙ったアクションを実行してもらえるように、商品・サービスの概要やメリットに関する情報に重点が置かれています。

1ページで商品・サービス紹介が完結される形で構成されているため、ユーザーは他ページのリンクをクリックして確認する必要がありません。LPには、コンバージョンを実行するボタンや入力フォームが設置されているのが特徴的です。

HPの目的は、ユーザーへの情報提供です。商品やサービスの紹介に特化しているLPとは違って、幅広い情報を取り扱います。

ユーザーが理解しやすいように、情報のカテゴリによってページが分けられている場合も多いです。関連ページはリンクでつながっているため、ユーザーは求める情報に簡単にアクセスできます。

LPの役割

LPの役割は、ユーザーをコンバージョンに導き、企業やサイト運営者に利益をもたらすことです。商品・サービスにある程度興味を持っているユーザーをターゲットにニーズに応じた情報を提供し、最終的なアクションを後押しします。

LPの構成やデザインはほかのページと比べて、コンバージョン達成率を上げるため、インパクトの強い色合いやコンテンツの配置が採用されることが多いです。ユーザーが商品購入や申し込みをスムーズに実行に移せるように、ページの使い勝手にも配慮がされています。

あくまでLPはコンバージョンを促すためのページであり、成約の可能性のあるユーザーに向けた情報でまとめられているのが一般的で、幅広いユーザーを対象にした構成とはいえません。そのため、キーワード検索でLPが上位表示を獲得するのは、難易度が高いとされています。

LPの集客力不足を補うためには、検索連動型広告やディスプレイ広告などのターゲティングを徹底し、ニーズにマッチするユーザーを該当ページに誘導する必要があるでしょう。

LPの特徴

LPの主な特徴としては、以下の3つが挙げられます。

  • 縦長のレイアウト
  • デザインのインパクトが大きい
  • リンクが限定的である

縦長のレイアウトで、ユーザーがスクロールをして一気に情報を確認できるページをLPだと認識している方は多いでしょう。LPには、ほかにもデザイン性の面やリンクの設置に関して独自の特徴があります。

正しくLPの特徴を把握しておかないと、方向性が定まらず効果がいまいちなWebページに仕上がってしまう可能性が高いです。LPの3つの特徴と込められた意図を理解して、コンバージョン率の高いLP作りの参考にしてみてください。

縦長のレイアウト

LPの1つ目の特徴は、情報が凝縮された縦長のレイアウトです。1ページのなかで商品やサービスの魅力を効果的にアピールし、ユーザーが求める情報を提供したうえでコンバージョン導く必要があります。

商談に例えれば、セールスマンのセールストークを1ページにわかりやすく、訴求力の高い構成でまとめるイメージです。ユーザーが上から下へとスクロールして情報を確認する間に、購買意欲をいかに高められるかが、LPのコンバージョン率を決定します。

ページ同士がつながっている一般的なWebページとは違い、LPの場合は縦長のレイアウトに収まるように、必要な情報に絞って構成を組み立てます。ユーザーを自然な流れでコンバージョンに導くためには、コンテンツの順番にも工夫が必須です。

途中離脱してしまうのを防ぐためには、縦長レイアウトの上部に訴求力の高い情報を掲載するのもよいでしょう。

デザインのインパクトが大きい

LPはユーザーを強く惹きつけページ離脱を防ぎ、コンバージョンに誘導するという目的を達成するため、インパクトの強いデザインが採用されます。見る人の心に響くキャッチコピーや、目に付きやすいコンバージョンボタンなども、LPならではの特徴です。

縦長でシンプルなレイアウトである点も、LPのデザインの自由度を上げています。サイドメニューなどの表示エリアを確保する必要がないため、横幅をフルに使った大胆なデザインが可能です。

スクロール操作をするユーザーに情報をスムーズに伝達するために、イラストや図を上手く活用したデザインが多くみられます。あまりにもテキストが多すぎてしまうと、ユーザーが心理的な負担を感じページを離脱してしまう傾向があるからです。

コンバージョンを促すためのさまざまなデザイン的工夫が、LPには必要とされます。

リンクが限定的である

LPには、コンバージョンに直結するページのリンク以外は設置しないのが一般的です。関連商品や自社の公式サイトなど、直接的にコンバージョンに関係のないリンクを設置してしまうと、ユーザーの意識がそれてしまう恐れがあります。

基本的に関連ページのリンクを設置するのは、Webマーケティングにおいてはユーザーの直帰率を下げる策として有効です。しかし、LPはコンバージョンの達成を目的にしているため、できるだけユーザーにその他の選択肢を与えないようにしましょう。

せっかくLPの内容にこだわってユーザーの購買意欲を高められたとしても、最終的に関連ページに移動されてしまっては、コンバージョンの達成が遅れる、あるいは未達成に終わる原因となります。伝えたい情報に集中してもらえるように、LPでは取り扱う情報の広さにも気を付ける必要があります。

LP上に掲載するリンクは、必要性をじっくり検討してから目的をもって設置するようにしましょう。

LPを運用するメリット

LPを運用するメリットは、主に次の4つです。

  • コンバージョン率の向上が期待できる
  • 1ページでユーザーの購買意欲を高められる
  • シンプルな動線でユーザーをコンバージョンに導ける
  • デザイン性の高さで訴求力を強められる

商品購入や問い合わせの増加など、重要なコンバージョン達成の決定打となるのがLPです。運用のメリットを把握しておくことは、その後の効果分析や改善施策の検討に役立ちます。

自社のLPの状況と照らし合わせながら、LPのメリットを活かした運用ができているかを確かめてみてください。

コンバージョン率の向上が期待できる

LPはコンバージョンに直結する要素であるため、効果的なLPを運用できればコンバージョン率の向上も期待できます。ユーザーが1ページで、商品・サービスの購入や申し込みに必要な情報を一気に得られるため、意思決定までの時間が短縮されます。

興味関心をもっている程度であったユーザーを、実際の行動に移させるために後押しするのがLPの役割です。LPを運用しながらノウハウを積めば、効果的な施策を打ち出しコンバージョン率を一気に改善できる可能性もあるでしょう。

ページに掲載する内容は商品やサービスの魅力を伝えるコンテンツを中心に構成すればよいため、一般的な概要ページとの差別化・使い分けも可能です。企業として商品やサービスの紹介に特化したLPを運用することは、コンバージョン率向上のために有効です。

1ページでユーザーの購買意欲を高められる

LPであれば、ユーザーが商品に対して抱いている疑問や不安に対する解決策を1ページに全て盛り込むことができます。消費者が商品を購入するまでの一般的なプロセスは、商品を知る・興味を持つ・欲しいと感じる・購入するの4段階です。

LPを訪問するユーザーは、検索や広告を通してすでに商品を知っており、ある程度の興味を持っている場合が多いでしょう。LPには商品の使い方・契約の流れ・保証内容・期待できる効果・販売会社の情報・決済方法・キャンペーン情報など、ユーザーのさまざまな疑問を解決する情報がまとめられています。

情報提供により商品に対する疑問や不安を解決させ、商品を購入した場合の満足感をイメージさせるのがLPの効果です。コンバージョンも目に付きやすい形で提示されているため、購買意欲の高まったユーザーをスムーズに希望のアクションへ誘導できます。

シンプルな動線でユーザーをコンバージョンに導ける

シンプルな構成を活かして、ユーザーをスムーズにコンバージョンに導けるのが、LPを運用するメリットです。1つのLPに対しては、基本的にはコンバージョンを1つのみ設定します。

例えば、性格の異なる2つの商品を1つのLPで紹介し、両方のコンバージョンを設置してしまうのはあまり適切ではありません。どちらかの商品のみに興味を持っているユーザーにとって、もう一方の商品の情報は不必要なものであるからです。

商品紹介・情報提供・購買意欲を高める仕掛けという、あえて単純な構成でLPを組み立てることで、コンバージョンを達成させやすくなります。

一般的なWebページとは違い、LPはSEO対策を優先して関連情報を網羅する必要もありません。設定されたコンバージョンに対して、ユーザーを誘導する流れを意識しながらコンテンツを配置していきましょう。

デザイン性の高さで訴求力を強められる

LPは自由度高くデザインができるページであるため、ユーザーへの訴求力を高めるのに有効です。SEO対策を意識しているWebページは、デザイン性よりも検索エンジンから高い評価を得られる仕様を優先しなければならないケースもあるでしょう。

コンバージョンの達成を目的としたLPの場合は、レイアウト自体がシンプルでデザインの面でも制約が少ないため、ユーザーへの訴求力に特化したデザインが実現できます。画像やイラストを多く用いたり、インパクトを残せるフォントや色合いを選んだりといった、大胆なデザインが多いのもLPならではの特徴です。

商品をできるだけ魅力的にアピールするには、デザインに縛りがないLPの活用をおすすめします。一般的な商品概要ページとは違い、より見た人の心を刺激するデザインに仕上げてみましょう。

LPを運用するデメリット

LPを運用するデメリットとしては、以下のような要素が挙げられます。

  • 制作にコストがかかる
  • SEO効果は期待できない
  • サイトの直帰率が高くなる

独自性の強いページであるからこそ、LPの制作や運用には専門的な知識が必要とされます。適切な運用ができなければ、せっかく投資した労力やコストが無駄になってしまう可能性もあります。

メリットだけではなく、デメリットも把握したうえでLPの制作・運用を検討してみましょう。

制作にコストがかかる

クオリティの高いLPを制作するには、ある程度のコスト投資が避けられない点が1つ目のデメリットです。自社で対応すればコストはかかりませんが、専門的な知識を持たない状態でページを自主制作したとしても、思ったような効果が上がらない可能性が高いでしょう。

LPはコンバージョンに直結する重要なページであるため、費用をかけてでもスキルやノウハウをもった専門のLP制作会社に依頼するのがおすすめです。業者に依頼した場合のLP制作費用の相場は10~50万円程度が一般的ですが、構成やデザイン・機能性によっても費用に幅が出ます。

大手制作会社に依頼するには、数百万の予算が必要になるケースもあるようです。しかし、LPの制作を依頼することで、いくつかのメリットもあります。

実績のあるLP制作会社に依頼すれば、運用に関する具体的なアドバイスやサポートを受けられます。コスト面だけではなく、総合的なサポートが充実しているかに注目して、制作会社を検討してみてください。

SEO効果は期待できない

コンバージョンの達成に重きが置かれているLPには、ユーザーを集客するSEO効果を期待するのは難しいでしょう。LPの運用には、集客面でのサポートとしてインターネット広告を併用するのが一般的です。

コンバージョン率向上のためにLPを活用しようと考えている場合は、同時にページに誘導する施策を準備する必要があります。気軽にLPだけを制作して運用するのが難しい点は、LPの活用を検討している企業にとって高いハードルになるでしょう。

ただし、広告運用に関する知識がないからといってLP運用を諦める必要はありません。LP制作会社のなかには、LP制作とインターネット広告運用代行サービスを一緒に引き受けているところもあります。

自社の状況に合わせて、必要なサービスを提供してくれるLP制作会社を探してみてください。LP自体の集客力に頼れない分、広告運用などほかの集客手段を必ず検討しておきましょう。

サイトの直帰率が高くなる

LPの運用によって、サイトの直帰率が高くなってしまうのは避けられないデメリットです。コンバージョンにつながる情報のみに特化しているLPでは、ユーザーを関連の別ページに誘導するのが難しく、直帰率が上がってしまいます。

ページの特性上仕方がない部分ではありますが、できるだけ直帰率を下げ、コンバージョンにつなげる努力をすることは大切です。商品・サービスの紹介だと認識してすぐに離脱しようとするユーザーも存在するため、ファーストビューで惹きつける工夫が欠かせません。

最初に目に飛び込んでくる情報にインパクトをもたせ、興味を引き下までスクロールさせるには、デザインや構成に工夫を凝らす必要があります。LPの直帰率が高いという事実を認識したうえで、状況を打破する施策を検討しましょう。

LPの制作から運用するまでの流れ

LPの制作に取りかかってから、運用を開始するまでの基本的な流れは次のとおりです。

LPの制作から運用するまでの流れ

コンバージョンに影響を与えるLPは、細部までこだわって設計する必要があります。特に実際の制作に入る前に行う要件定義を疎かにしてしまうと、ページの目的や方向性が定まらずクオリティの高いLPに仕上がらないでしょう。

各工程で押さえておきたいポイントや注意点を知り、効果を出せるLPを制作するための参考にしてみてください。

要件定義

LP制作の第1段階となる要件定義では、達成したい目的やターゲティングを具体的に設定・整理します。商品・サービスを売り出そうとしている市場の状況やトレンドなど、要件定義に必要な情報のリサーチも必須です。

LPのコンバージョン設定は、全体の構成やデザインに大きな影響を与えます。商品購入・問い合わせ・申し込み・資料請求・メルマガ登録など、ページで達成したい目的を初期段階で決定しておきましょう。

前述したようにLPのコンバージョンは1つに絞って、できるだけ構成をシンプルにするのが基本です。複数のコンバージョンを設定する場合は、必要性を検討したうえで構成やデザインを工夫する必要があります。

LPの運用を成功させるには、流入経路となる検索エンジン・SNS・インターネット広告からどのような潜在顧客を集客するかを細かくターゲティングすることが重要です。具体的なターゲットを定める際に有効なのが、ペルソナの設定です。

ペルソナの設定では、年齢・性別・仕事(収入)・家族構成・興味関心などかなり詳細な項目を具体化して、ターゲットのイメージを深めていきます。要件定義の段階だけではなく、その後のLP制作や運用においても一貫してペルソナを満足させられる内容になっているかを確認するようにしましょう。

構成作成

要件定義に基づいて、実際のLP構成作成に取りかかります。構成作成は、掲載すべき要素の洗い出しを行い、ターゲットに魅力的に映る配置やコンテンツの流れを計画する段階です。

LPの構成に必要な要素としては、以下のようなものがあります。

  • 商品・サービス情報
  • 事例
  • キャッチコピー
  • 注文フロー
  • 写真・イラスト

各コンテンツの具体的な作成がスタートしていなくても、構成作成の段階である程度イメージを付けておくとよいでしょう。

LPはファーストビューでインパクトを与えられなければ、ユーザーがページにアクセスした瞬間に興味を失い離脱してしまう可能性が高まります。どのような順序でどのコンテンツを配置するかは、コンバージョン率を上げるために非常に重要な要素です。

例えば、コンバージョンボタンやリンクを目立つ位置に設置するのは基本ですが、ページアクセスと同時にポップアップ表示させるスタイルには賛否両論あります。スピーディーにコンバージョンに導ける一方で、肝心な商品情報が隠れてしまい、ユーザーへの瞬間的な訴求力が落ちてしまう懸念があるからです。

さまざまな可能性を検討しながら、設定したターゲットに響くLPの構成を作り上げてみてください。

コンテンツ作成

作成した構成に沿って、実際のコンテンツを作り上げていく段階です。コンテンツの内容や数は取り扱う商品や設定するコンバージョンによって異なるため、コンテンツ作成にかかる所要時間にはかなりの差が出ます。

すでに既存の商品写真やコンテンツがある場合は再利用も可能ですが、LPのターゲット層とマッチしたイメージで仕上がっているかを必ず確認しましょう。若い女性向けのLPであれば、白い背景のシンプルな商品写真よりも、小物を利用したナチュラルなイメージの写真が好まれるかもしれません。

利用者の事例紹介などの事前準備が必要なコンテンツに関しては、スケジュールに余裕をもってアンケート調査を行い対応しましょう。LP制作のなかでもコンテンツの作成は、全体のクオリティに関わる重要なポイントであるため、こだわりをもって丁寧に進めるのがコツです。

デザイン作成

LPのイメージを左右するのが、デザインです。制作したコンテンツをバランスよく配置し、視覚的にユーザーにアピールできる魅力的なデザイン仕上げていきます。

LPデザインの基本的なポイントは次のとおりです。

  • ファーストビューにインパクトをもたせる
  • ターゲットのコンセプトに合わせる
  • 視覚的に理解しやすいイラストや画像を効果的に用いる
  • メリハリのあるデザインを心掛ける
  • コンバージョンボタンを目立たせる
  • 余白を上手く利用する
  • ユーザーの視線を意識する

コンバージョンにつなげるためには、インパクトと見やすさが両立したデザインが求められます。社内でLPデザインが難しい場合は、外注でプロに依頼する方法も検討してみてください。

デザインは他社との差別化やオリジナリティを強調するためにも、重要な要素です。競合製品が多い場合は、他社のLPを研究し似通ったデザインになってしまわないよう気を付けましょう。

コーディング

コーディングとは、完成したLPデザインをWeb上で表現するために、プログラミング言語を使って記述していく工程です。社内にエンジニアが在中していない場合は、コーディングのみを外部業者に依頼することもできます。

コーディングを外注する場合は、じっくりとデザイン案と見比べてコンテンツの位置や微妙な配色の違いまで、再現ができているかを確認しましょう。LPは運用中に修正を加えなければいけないケースが多いため、後々の修正がしやすいかどうかも検討しながらコーディングを進めます。

また、LPのコーディングで忘れてはいけないのが、デバイスごとに美しく見やすいデザインになっているかの確認です。近年ではスマホの普及率が高いため、画面の小さいスマホから見た場合も問題がないかをチェックしてみてください。

公開・運用開始

コーディングが完了しWeb上にLPを表示させられるようになったら、いよいよページの公開と運用の開始です。運用を始めるにあたって、事前に分析ツールも準備しておくのをおすすめします。

Googleアナリティクスは、Googleアカウントがあれば無料で利用できるアクセス解析ツールです。操作画面もシンプルにまとめられているため、LP運用初心者であっても安心して利用できるでしょう。

LPは公開して終わりではなく、その後の経過を分析・解析しながら継続的にページの改善を行う必要があります。

LPを効果的に運用するための5つのポイント

LPが完成しオンライン上に公開した後は、継続的に運用を行う必要があります。LPの効果を上げる運用方法のポイントは、次の5つです。

  1. ターゲットを明確化する
  2. Web広告を出稿する
  3. A/Bテストを実施する
  4. LPOを行う
  5. 改善のタイミングを逃さない

LPは実際に運用してみないと、どのような効果が出るか予想が付かないものです。アクセス数やコンバージョン率をモニタリングし、問題点があればページのデザインや構成を見直す必要も出てきます。

運用効果をアップさせるために、ご紹介する5つのポイントを実践してみましょう。

1.ターゲットを明確化する

LP制作の際に設定したターゲット像は、運用においても継続して意識していることが重要です。効果的な運用には、ターゲットをまずLPに誘導する仕組みを整える必要があります。

アクセスを増やすには、各種SNSを活用したりインターネット広告を利用したりする方法が有効です。適切な集客手段を選ぶ際には、ターゲットがどのような悩みを抱えているのか、興味を持ちそうなコンテンツは何かを分析して進めなければなりません。

ターゲットが明確になっていないと、予想したターゲット層とは違うカテゴリーのユーザーを集客してしまう原因となります。ペルソナが設定できている場合は運用においても継続して意識することを忘れずにし、ターゲット設定が甘い場合は運用に際してターゲティングを見直しましょう。

2.Web広告を出稿する

LP運用と並行して行う必要があるのが、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告の出稿です。商品・サービス紹介に特化しているLPは集客力に欠けるため、アクセス数を確保する対策を取る必要があります。

Web広告はテレビCMなどの幅広いターゲットに向けた宣伝とは異なり、ターゲット設定を細かく決められるのが強みです。ユーザーの検索履歴や閲覧履歴といったデータを利用して興味関心分野を割り出し、効果的にアピールできるターゲットに向けて広告を発信できます。

小額から始められるWeb広告サービスも増えてきているため、LPの運用状況に合わせて広告の出稿を調整するとよいでしょう。

関連記事:Web広告の広告費はいくらが相場?課金方式や料金について代理店が答えます

3.A/Bテストを実施する

複数のアイディアで迷っている場合は、A/Bテストを実施して効果を検証するのがおすすめです。A/Bテストとは、パターンの違うLPを用いて、それぞれの費用対効果を比較する検証方法を意味します。

A/Bテストで検討するのに適している項目例は、以下のとおりです。

  • メインビジュアル
  • CATボタンの位置やデザイン
  • キャッチコピー
  • ページタイトル
  • 見出し

CATボタンとは「購入する」「資料請求する」など、ユーザーのアクションにつながるボタンです。コンバージョン率を左右するポイントであるだけに、分析を繰り返し適切な条件を見つけるようにしましょう。

全く異なるデザインのLPをテストするというよりは、細かい部分の影響を確認するために有効なのがA/Bテストです。

関連記事:LPのABテストはなぜ重要?具体的なやり方や注意点とおすすめツール3選を紹介

4.LPOを行う

LPOとはLanding Page Optimizationの略語で、日本語ではLPの最適化を意味します。自社サイトのLPの問題点を正しく把握し、解決策を模索していくために有効なのがLPOです。

具体的なLPOの進め方を確認しておきましょう。

  1. データ分析
  2. 仮説の検討
  3. 改善策の実施
  4. 効果の検証
  5. 改善策の検討

制作時には問題ないと感じていた部分であっても、実際に運用を続けるうちに問題点が出てくる場合があるでしょう。ファーストビューのインパクト不足やターゲティングの失敗など、効果が出ない原因はLPごとに異なります。

LPOの主な目的は、コンバージョン率とページ離脱率の改善です。制作・公開して終わりではなく、継続したLPOを行う姿勢が欠かせません。

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関連記事:LP最適化(LPO)とは?ランディングページを最適化する重要性や具体的な方法を解説

5.改善のタイミングを逃さない

適切なタイミングを見計らって改善を行うのも、LPの効果的な運用につながります。LPは売り上げや申し込み数に直接的に影響するページであるため、改善成功の有無によって企業が受けられる利益に影響が出ます。

確かな分析と改善を繰り返してコンバージョン率を高めていくのも大事ですが、あまりにも頻繁に手を加えてしまう行為にはリスクがあるのが事実です。仮説の検証をする場合は、1,000~3,000程度のセッション数を確保して、確実性のある結果が得られるようにしましょう。

反対に、商品やサービスの概要に変更があったり、価格が見直されたりした場合は、正しい情報をユーザーに伝えるために早急に修正を行う必要があります。

LPを効果的に運用してCVを獲得しよう

LPは商品やサービスの概要を魅力的に伝えるために、構成やデザインに工夫がされたWebページです。情報伝達がメインの一般的なページと比べると、訴求力やインパクトが優先されています。

LPのメリットやデメリットを正しく理解して、自社ならではのオリジナリティあるLPでコンバージョン率アップを図りましょう。クオリティの高いLPを制作するには、専門業者を利用していちからLPを制作するのも手です。

LP制作会社選びに迷ったら、まずはいくつかの気になる業者に相見積もりを取ってみましょう。弊社クロスバズの提供するランディングページ制作サービスでは、マーケティング戦略と集客施策を駆使して、お客様の求めるLPを制作しています。

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