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リスティング広告のコンバージョンとは?8種の計測方法を紹介

X編集部
2020.11.07 17:53

「リスティング広告のコンバージョンって何?」
「コンバージョンの種類を知りたい」

本記事を読まれているあなたは、こんな風にお考えかもしれません。

そこで本記事では、リスティング広告におけるコンバージョンの意味だけでなく、8種のコンバージョン計測方法をお伝えいたします。

Web広告担当者の方はぜひ最後まで読み、参考にしてください。

リスティング広告におけるコンバージョンとは?

コンバージョン(Conversion)=Webサイトで獲得できる最終的なゴール・成果

直訳:転化、転向、転換

Webサイトで獲得できる最終的なゴール・成果と言われてもあまりピンと来ないかもしれません。

ということで、コンバージョンの例を挙げます。

  • 商品購入
  • サービス申し込み
  • 資料・カタログ請求
  • 見積もり依頼
  • レストランや美容室の予約
  • 登録制サイトの会員登録
  • メルマガ登録
  • イベント参加申し込み
  • LINEの友だち追加
  • 問い合わせフォームからの問い合わせ
  • アプリのインストール
  • 無料体験の申し込み

このように、ひとえにコンバージョンといっても業種ごとに成果地点は様々です。

また、コンバージョンの計測方法も1つではありません。

下記でコンバージョン数を測る8指標を紹介していきます。

リスティング広告のコンバージョンの種類一覧

  • マイクロコンバージョン
  • マクロコンバージョン
  • ユニークコンバージョン
  • 総コンバージョン
  • 直接コンバージョン
  • 間接コンバージョン
  • クリックスルーコンバージョン
  • ビュースルーコンバージョン

コンバージョンの計測方法は上記8つに分かれます。

それぞれ解説していきます。

マイクロコンバージョンとマクロコンバージョンの意味・比較

マイクロコンバージョンとマクロコンバージョンは勘違いしやすい用語となっています。

それぞれの意味を知り、違いを把握しましょう。

マイクロコンバージョン

マイクロコンバージョンとは、最終的なコンバージョン前に起こすと考えられるユーザーのアクションのこと。

仮コンバージョンや中間コンバージョンとも呼ばれます。

例えばECサイトの場合、

  • 商品をカートへ入れる
  • 購入フォームを入力する
  • 購入確認画面へ遷移する

などをマイクロコンバージョンとして設定することができます。

マクロコンバージョン

マクロコンバージョンとは、最終的なコンバージョンのこと。

商品購入やサービス申し込みなど。

マイクロコンバージョンと比較する用語として使用されます。

2つの違いは下図のように表せます。

マイクロコンバージョンとマクロコンバージョンの違い

マイクロコンバージョンを設定することで、マクロコンバージョンに至るまでのどこでユーザーが離脱したのかが分かりやすくなります。

リスティング広告の効果を高めるために有効な施策ですよ。

総コンバージョンとユニークコンバージョンの意味・比較

総コンバージョンとユニークコンバージョンは、コンバージョンの回数を表す用語です。

それぞれの意味と違いを理解しましょう。

総コンバージョン

総コンバージョンとは、同じユーザーのコンバージョンであっても、コンバージョンが発生するたびにカウントを重ねるコンバージョンの計測方法です。

ユニークコンバージョン

ユニークコンバージョンとは、同じユーザーのコンバージョンであれば、何度コンバージョンしたとしても重複してカウントしないコンバージョンの計測方法です。

2つの違いは下図のように表せます。

総コンバージョンとユニークコンバージョンの違い

リスティング広告 コンバージョン とは

例えばユーザーのAさんが、リスティング広告をクリックしてECサイトBに訪れたとします。

この際、設定した期間内(1~90日の間で自由に設定可能)にAさんが3回商品を購入したら、

  • 総コンバージョン:3回
  • ユニークコンバージョン:1回

という風にコンバージョン数を数えます。

  • コンバージョンした商品数や売上を見たい→総コンバージョン
  • コンバージョンしたユーザー数を見たい→ユニークコンバージョン

といった形で使い分けると良いでしょう。

直接コンバージョンと間接コンバージョンの意味・比較

直接コンバージョンと間接コンバージョンの違いを知りましょう。

まずはそれぞれの意味を解説します。

直接コンバージョン

直接コンバージョンとは、リスティング広告経由で直接コンバージョンが発生すること。

広告クリック後のランディングページから一度も離脱せず、そのままコンバージョンに至ることを直接コンバージョンと言います。

間接コンバージョン

間接コンバージョンとは、リスティング広告をクリックした後、一度離脱したユーザーが別方法でコンバージョンすること。

例えば、ユーザーが広告クリック後に1度ランディングページを離れ、別日に自然検索で同広告主の商品を購入したら、最初の広告クリックは間接コンバージョンと言えます。

2つの違いを図にするとこのようになります。

直接コンバージョンと間接コンバージョンの違い

もちろん、1商品を購入する間で直接コンバージョンと間接コンバージョンが同時に発生することもあります。

例えば以下です。

  • 1度目:広告クリックでWebサイト閲覧→離脱
  • 2度目:自然検索でWebサイト閲覧→離脱
  • 3度目:広告クリックでWebサイト閲覧→コンバージョン

この場合、1度目のWebサイト閲覧が間接コンバージョン、3度目のWebサイト閲覧が直接コンバージョンとなります。

クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョンの意味・比較

クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョンは、その名の通り「クリック」や「ビュー(閲覧)」を基準としたコンバージョン指標です。

1つずつ意味を知り、違いについて触れていきましょう。

クリックスルーコンバージョン

クリックスルーコンバージョンとは、広告が表示された際にその広告をクリックしたユーザーが、広告をクリックした1~90日以内(自由に設定可能)にコンバージョンに至ること。

ビュースルーコンバージョン

ビュースルーコンバージョンとは、広告が表示された際にその広告をクリックしなかったユーザーが、広告を閲覧した1~30日以内(自由に設定可能)に別方法でコンバージョンに至ること。

クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョンの違い

コンバージョンに至る前に、

  • 広告を見ただけであればビュースルーコンバージョン
  • 広告をクリックしたのであればクリックスルーコンバージョン

です。

ユーザーは、広告と分かるとあえてクリックしない方も多いです。

だからこそビュースルーコンバージョンを計測し、正しい広告効果を分析しましょう。

おわりに

本記事では、コンバージョンの意味や種類、8つの計測方法を紹介しました。

「こんなにたくさんの計測方法があるのか!」と驚いた方も多いのではないでしょうか。

ビジネスの種類によって、正しくコンバージョン設定をしてみてください。

今まで見えてこなかった広告効果に気付くことができ、より良い広告運用ができるようになるはずですよ。

この記事がリスティング広告のコンバージョンについて知りたい方の参考になれば幸いです。

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