LINE広告を出稿すれば、他の媒体ではリーチが難しいユーザー層にもアプローチできます。
とはいえ、以下のようにお悩みの方もいるのではないでしょうか?
「LINE広告はどのように出稿するの?」
「LINE広告の出稿方法が分かりにくい…。」
本記事では上記のようなお悩みをお持ちの方に向けて、LINE広告の出稿方法を一から丁寧に解説します。
画像15枚付きで解説するので、操作方法に自信がない方でも心配ありません。
本記事を最後まで読んでLINE広告を出稿してみましょう。
目次
LINE広告とは
「LINE広告」とは、コミュニケーションアプリ「LINE」に出稿できる広告です。
LIINEアプリ内だけでなく、LINE NEWS・LINEマンガなど各種ファミリーサービスでも広告を出稿できます。
LINEは国内MAU(月間利用者数)が2021年3月時点で8,800万人を超えており、他のSNSに比べて圧倒的なユーザー数を誇ります。
LINEはコミュニケーションアプリなので利用者の年齢層も幅広く、多くのユーザーにアプローチしやすい広告媒体です。
「LINE広告とは?特徴・配信先・費用を解説」の記事ではLINE広告の概要・配信先・費用などを解説しています。こちらも併せてご覧ください。
LINE広告を出稿する前に確認すべきポイント
LINE広告を出稿する前に以下の準備が整っているか確認してください。
- クレジットカードの登録
- 広告クリエイティブの作成
- LINE Tagの設置
LINE広告のアカウントをお持ちでない方はアカウントの開設から始めましょう。LINE広告のアカウント開設手順は「LINE広告のアカウント作成方法を画像13枚で解説~初心者向け~」の記事で画像付きで解説しています。
クレジットカードの登録
オンラインで開設したLINE広告のアカウントの場合、クレジットカードの登録が必要です。
※支払い方法は後から変更できます。
「広告マネージャー」画面にある「請求と支払い」から登録できるので、LINE広告を出稿する前に登録しましょう。
登録可能なクレジットカードのブランドは以下の通りです。
- VISA
- Mastercard
- アメリカン・エキスプレス
- JCB
- ダイナースクラブ
クリエイティブの作成・登録
クリエイティブの作成・登録も行いましょう。
LINE広告では掲載する画像・動画などのクリエイティブに関しても審査が行われます。
「LINE広告の審査まとめ|日数や審査落ちの理由が分かる」の記事ではクリエイティブに関する基本ルール・注意点を紹介しています。
基本ルールが守られていないクリエイティブは審査を通過できないため、作成時は入念にチェックしましょう。
クリエイティブが完成したら、「広告マネージャー」画面に表示される「メディア」からクリエイティブをアップロードしてください。
LINE Tagの設置
広告の効果測定を行うために「LINE Tag」を設置しましょう。
LINE Tagを設置すると、どのくらいのユーザーが自社サイトを訪れたのか、コンバージョンにつながったのかなどを計測できます。
LINE Tagには以下の3種類が用意されています。
- ベースコード:ユーザーの行動を計測したいページ全てに設置が必要なコード
- コンバージョンコード:商品購入・資料請求などコンバージョンを計測するコード
- カスタムイベントコード:広告主がユーザーを自由にラベルリングできるコード
ベースコードは広告効果を測定するのに欠かせません。
設置されていないとコンバージョンコード・カスタムイベントコードが機能しないため、広告を出稿する前に必ず設置してください。
LINE広告を出稿する手順
LINE広告は以下の流れで出稿します。
- キャンペーン作成
- 広告グループ作成
- 広告作成
- 審査
画像付きで解説するので、一緒にLINE広告を出稿してみましょう。
1.キャンペーン作成
LINE広告のキャンペーン作成では、広告を出稿する目的・掲載期間などを設定します。広告出稿の目的・掲載期間などでキャンペーンを分けることで広告の管理がしやすくなります。
キャンペーンの作成方法は以下の通りです。
①LINE広告の管理画面を開き、「広告アカウント」タブをクリックします。
広告を出稿したい広告アカウントを選択してください。
②画面が切り替わったら「+キャンペーンを作成」ボタンを押しましょう。
③「キャンペーンを作成」ページに切り替わったら、必要事項を入力・選択します。
「キャンペーンの目的」はウェブサイトへのアクセス・アプリのインストール・友だち追加・ウェブサイトコンバージョン・商品フィードから販売の5種類から選択してください。
※キャンペーンの目的は作成後に変更できないため、注意が必要です。
「基本情報」ではキャンペーン名・ステータス・掲載期間を設定しましょう。
④最後に「保存して広告グループ作成へ」ボタンをクリックすればキャンペーンの作成は完了です。
※キャンペーンの作成は300個が上限です。
2.広告グループ作成
広告グループはターゲット・入札価格・日当たり予算を設定できます。
複数のターゲティング・入札方法で配信する場合、広告グループを分けて運用するのがおすすめです。
※1.キャンペーン作成の④から直接広告グループの作成ページに進めます。LINE広告の管理画面から広告グループの作成を始める場合は以下の①〜③の手順に沿って進めてください。
①LINE広告の管理画面を開き、「広告アカウント」タブをクリックします。
②広告を出稿したい広告アカウント名をクリックし、画面が切り替わったら「広告グループ」タブに切り替えてください。
「+広告グループを作成」ボタンをクリックします。
③「キャンペーンを選択」をクリックし、広告グループを作るキャンペーンを選んでください。
④「広告グループを作成」ページが開かれたら、必要事項を入力・選択しましょう。
「ターゲット設定」では出稿目的に合わせてターゲットを設定します。
地域・性別・年齢・OSだけでなく、「詳細ターゲティング」では趣味・関心や行動、属性なども設定可能です。
「オーディエンス」は作成済みのオーディエンスを設定したり「オーディエンス作成」から新たに作成したりできます。
「広告の配信」で配信先を指定しましょう。
「配信先を編集」にチェックを入れると、LINE・ LINE広告ネットワーク(ディスプレイ広告・動画リワード広告)の選択肢が表示されます。
「最適化と入札」で入札単価の設定方法や入札戦略、上限CPC(クリック単価)を設定しましょう。
LINE広告では自動入札・手動入札の2種類が用意されているので、広告の出稿目的に合わせて選択してください。
※自動入札を選択した場合、「入札戦略」が表示されます。
「予算設定」では1日あたりの予算を1円以上で入力しましょう。
予算額が低すぎると広告が配信されにくくなるため、注意が必要です。
⑤全て入力・選択できたら「保存して広告作成へ」をクリックして完了です。
3.広告作成
キャンペーン・広告グループを作成したら、広告を作成しましょう。
※2.広告グループ作成の⑤から直接広告作成ページに進めます。LINE広告の管理画面から広告の作成を始める場合は以下の①〜③の手順に沿って進めてください。
①LINE広告の管理画面を開き、「広告アカウント」タブをクリックします。
②広告出稿したい広告アカウント名をクリックし、画面が切り替わったら「広告」タブに切り替えてください。
「+広告を作成」ボタンをクリックします。
③「キャンペーンを選択」と「広告グループを選択」をそれぞれクリックし、広告を作るキャンペーンと広告グループを選んでください。
④「広告を作成」ページが開かれたら、必要事項を入力・選択しましょう。
「広告フォーマット」では画像・カルーセル・画像(小)から選択できます。
「広告」では以下の項目を設定します。
- タイトル
- ディスクリプション
- ボタン
- ランディングページURL
- リンク先URL
- インプレッショントラッキングURL
- 画像
タイトルは20文字以内、ディスクリプションは75文字以内で入力しましょう。
また、画像サイズは画像は1200×628ピクセルまたは1080×1080ピクセル・画像(小)は600×400ピクセルと決まっています。
⑤全ての入力・選択が終わって「広告を保存」をクリックすれば、広告作成も完了です。
※広告は一度保存すると広告名以外は編集できないため、保存前にしっかりと確認してください。
4.審査
広告の作成まで進めば、あとは審査を通過するのを待つだけです。
10営業日ほどで審査が完了し、「利用可能」と表示されれば広告を出稿できます。
LINE広告は審査が厳しい
LINE広告は他の広告に比べて審査が厳しいのが特徴です。
LINEは子供から大人まで幅広い年齢層のユーザーが利用しているため、広告基準を厳格に定めています。
LINE広告の審査の基本方針は以下の通りです。
「LINE」は子どもから大人まで幅広い年齢層のユーザーが利用するコミュニケーションアプリです。そのため、LINE上で展開される各種広告については、「情報の受け手(ユーザー)がどう思うか」「ユーザーが必要とする情報を適切な形で提供しているか」「ユーザーが不快に感じることはないか」「すべてのユーザーが安心・安全にサービスを利用できているか」という観点で広告ガイドラインが定められています。
また、昨今は一部の事業者による悪質な広告出稿に対して、広告健全化への取り組みに注力するようになっています。
参考:【LINE広告】広告&クリエイティブ審査の基本ルール|LINE for Business
スムーズに審査を通すためにも、LINE広告を出稿する際は「LINE広告の審査まとめ|日数や審査落ちの理由が分かる」の記事を参考にしてください。
おわりに
本記事ではLINE広告を出稿する手順を画像付きで解説しました。
LINE広告はリーチできるユーザー数が多く、他の媒体ではアプローチが難しい層にも広告出稿できるのが強みです。
LINEで広告を出稿し、効率よく新規顧客獲得・自社の認知度向上を進めましょう。
本記事がLINE広告の出稿方法を知りたい方にとって役に立てば幸いです。