LINE広告は8,800万人を超えるユーザーを保有するLINEで配信できる広告として注目を集めています。
また、LINE広告にはさまざまなターゲティング方法が用意されており、広告の配信目的に合わせて選択できる点にも関心が寄せられています。
とはいえ、以下のようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
「LINE広告はどのようなターゲティングがある?」
「LINE広告のオーディエンス配信とは?」
そこで本記事では、LINE広告のターゲティングについて1から解説します。
最後まで読めばLINE広告のターゲティングについて把握でき、ユーザーへの最適なアプローチ方法が分かります。
目次
LINE広告の特徴
「LINE広告」はMAU(月間利用者数)が8,800万人(2021年3月時点)を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」で配信できる広告です。
LINE広告は他のSNSではリーチが難しいユーザー層にも広告を届けられるのが特徴です。
LINE Business Guide 2021年7〜12月期版によれば、 LINEの利用者は20代が16.2%・30代が20.1%・40代が21.8%・50代以降が33.9%とさまざまな年齢のユーザーが利用していることが分かっています。
また、LINE広告にはさまざまなターゲティング機能・配信先が用意されています。
広告の出稿目的に合わせてターゲティング機能や配信先を選択できるため、KPI(中間目標)・KGI(最終目標)を達成しやすいのがメリットです。
「LINE広告とは?特徴・配信先・費用を解説」の記事ではLINE広告の概要・配信先・費用などを解説しています。こちらも併せてご覧ください。
LINE広告のターゲティング方法
LINE広告のターゲティング方法は大きく分けると以下の2種類です。
- デモグラフィックデータ配信
- オーディエンス配信
それぞれ解説します。
デモグラフィックデータ配信とは
「デモグラフィックデータ配信」とは、ユーザーの地域・年齢・性別・興味関心などをもとにターゲティングする配信方法です。他の広告媒体でもよく採用されています。
LINE広告の場合、LINEファミリーサービス内でユーザーが登録した性別・年代・エリア情報とユーザーのアクションをもとにセグメントを生成します。
LINE広告のデモグラフィックデータ配信のセグメントは以下の7種類です。
セグメントの種類 | 詳細 |
---|---|
地域 | 都道府県別・市町村別に配信できる。居住地・勤務地・現在地ごとに指定や除外もできる。 |
年齢 | 14歳以下/15-19歳/20-24歳/25-29歳/30-34歳/35-39歳/40-44歳/45-49歳/50-54歳/55-59歳/60-64歳/65歳以上という区分で配信できる。 |
性別 | 男女を指定して配信できる。 |
OS | iOS・Android OS・すべてから選択して配信できる。 |
興味関心(詳細ターゲティング) | 以下の18種類のカテゴリから選択できる。 ゲーム/デジタル機器・家電/スポーツ/職業・ビジネス/ファッション/家・インテリア・園芸/テレビ・映画/音楽/教育・学習・資格/金融/健康/自動車/書籍・マンガ/食べ物・飲み物/美容・コスメ/旅行/エンタメ/ショッピング |
行動(詳細ターゲティング) | 以下の7種類のカテゴリから選択できる。 テレビ視聴頻度/キャリアの変更/コンバージョン/ゲームプレイタイプ/モバイル端末の変更/ネットワークの利用状況/購買経験/購買意向/転居 |
属性(詳細ターゲティング) | 以下の5種類のカテゴリから選択できる。 配偶者/子供/携帯キャリア/推定収入/職業 |
オーディエンス配信とは
「オーディエンス配信」では、LINE広告の「オーディエンス配信」はサイト訪問者・アプリ内でのアクションデータ・LINE公式アカウントでの友だち情報をもとにユーザーをターゲティングします。
広告主が保有する顧客情報やユーザーのアクションに基づいてオーディエンスを作成するため、より正確にターゲティングできます。
LINE広告で作成できるオーディエンスは以下の8種類です。
オーディエンスの種類 | 詳細 |
---|---|
ウェブトラフィックオーディエンス | LINE Tagのトラッキング情報をもとにサイトを訪問したユーザーのオーディエンスを作成する。 |
モバイルアプリオーディエンス | 初回起動やアプリ内購入などアプリ内でのイベントをもとにオーディエンスを作成する。 |
IDFA/AAIDアップロード | 自社で保有するIDFA(iOS端末の広告識別子)/AAID(Android端末の広告識別子)データをアップロードすると作成できる。 |
メールアドレスアップロード | 自社で保有するメールアドレスのデータをアップロードすると作成できる。 |
電話番号アップロード | 自社で保有する電話番号のデータをアップロードすると作成できる。 |
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス | LINE公式アカウントの友だちデータをもとに「有効友だち」「ブロック中の友だち」の2種類を作成する。 |
動画視聴オーディエンス | 指定の動画素材を視聴したユーザー・動画の再生率をもとに作成する。 |
類似オーディエンス | すでに作成済みのオーディエンスと似ているユーザーを探し、オーディエンスのサイズを広げる。 |
オーディエンスの作成手順
オーディエンスは以下の手順で作成します。
- LINE広告の管理画面を開く
- オーディエンス作成画面を開く
- 必要事項を入力する
画像付きで解説するのでぜひ参考にしてください。
LINE広告の管理画面を開く
LINE広告の管理画面に入り、オーディエンスを作成したい広告アカウントをクリックします。
オーディエンス作成画面を開く
「広告マネージャー」画面に切り替わったら左上のメニューバーをクリックしてください。
「共通ライブラリ」の「オーディエンス」を開きます。
必要事項を入力する
①「オーディエンス」画面に切り替わったら、「+オーディエンス作成」をクリックしましょう。
②作成したいオーディエンスを選択します。
③必要事項を入力したら保存して完了です。
クロスターゲティング機能でさらに精度を高める
LINE広告の「クロスターゲティング」とは、LINE公式アカウント・LINEポイントADで取得したデータをLINE広告での配信に利用できる機能です。
LINE公式アカウントとLINE広告の間でデータを横断的に活用でき、より精度の高いターゲティグを実現します。
例えば、LINE公式アカウントから送ったメッセージを開封したりURLをクリックしたりしたユーザーをリターゲティングして広告を配信できます。
モチベーションが高いユーザーに絞って広告を配信するため、コンバージョンしやすいのがメリットです。
クロスターゲティング機能を活用することで、LINE広告のターゲティングの精度をさらに高められます。
おわりに
本記事ではLINE広告のターゲティング方法について解説しました。
LINE広告にはデモグラフィックデータ配信・オーディエンス配信の2種類が用意されており、広告の配信目的に合わせてターゲティング方法を選択できます。
LINE広告のターゲティング機能を活用しながら、獲得見込みの高いユーザーに効率よくアプローチしましょう。
本記事がLINE広告のターゲティング方法について知りたい方の参考になれば幸いです。