LINE広告は幅広い年齢層のユーザーにアプローチできる上に高い広告効果を期待できるため、多くの企業が導入し始めています。
とはいえ、以下のようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
「LINE広告のアカウント開設方法が分からない。」
「LINE広告アカウントを作るにはLINE公式アカウントも必要なの?」
そこで本記事では、初心者でも分かるようにLINE広告のアカウントを開設する手順を画像13枚付きで紹介します。
本記事を読みながらLINE広告のアカウント一緒に開設しましょう。
目次
LINE広告とは
「LINE広告」とは、日本国内のMAU(月間利用者数)が8,800万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」で配信できる広告のことです。
LINEを利用しているユーザーに向けて広告を配信できるのが特徴です。
LINE広告のメリット
LINE広告を配信するメリットは以下の3つです。
- 多くのユーザーへリーチできる
- 高精度のターゲティング機能で効率よく広告配信できる
- LINE上のデータを広告配信に活用できる
1点ずつ解説します。
多くのユーザーへリーチできる
LINE広告は他のSNS広告に比べ、より多くのユーザーへリーチできるのがメリットです。
例えば、TwitterのMAUは4,500万人(2017年10月時点)・InstagramのMAUは3,300万人(2019年3月時点)・FacebookのMAUは2,600万人(2019年4月時点)といわれます。
一方で、LINEのMAUは8,800万人(2021年3月時点)と、主要SNSの中でも圧倒的に多いです。
また、LINE Business Guide 2021年7〜12月期版によると、LINEの利用者は20代が16.2%・30代が20.1%・40代が21.8%・50代以降が33.9%と幅広い年齢層のユーザーがいることが分かっています。
LINEはユーザー数が圧倒的に多い・幅広い年齢層が利用しているということもあり、LINE広告を出稿すれば他のSNSではリーチできないユーザーにもアプローチできます。
高精度のターゲティング機能で効率よく広告配信できる
LINE広告のターゲティング機能は精度が高く、効率よくユーザーにリーチできるのが強みです。
LINE広告は「デモグラフィックデータ配信」や「オーディエンス配信」など、さまざまなターゲティング方法が用意されています。
デモグラフィックデータ配信は年齢・性別・地域・興味関心などでターゲティングする方法です。
オーディエンス配信はアプリ内のアクションデータ・LINE公式アカウントでの友だち情報をもとにターゲティングします。
LINE広告では目的に応じて細かなターゲティングができるため、成果につながりやすいユーザーに絞り込んで広告配信できます。
LINE上のデータを広告配信に活用できる
LINE広告には「クロスターゲティング」という機能があります。
LINE公式アカウントやLINEポイントADで取得したデータを広告配信に活用できる機能です。
例えば、LINE公式アカウントからのメッセージを開封したりメッセージ内のリンクをタップしたりしたユーザーをターゲティングします。
LINE広告とその他のサービスのデータを横断的に活用することで、より精度の高いターゲティング・広告配信が実現可能です。
LINE広告のアカウント作成方法3STEP
LINE広告のアカウントは以下の3STEPで作成できます。
- LINEビジネスID取得
- 認証済LINE公式アカウント作成
- LINE広告アカウント作成
画像付きで解説するので、ぜひ一緒にアカウントを作成してみてください。
1.LINEビジネスID取得
LINE広告のアカウントを作成するためには、「LINEビジネスID」を取得しなければなりません。
LINEビジネスIDが親アカウントとなり、その下に「LINE公式アカウント」と「LINE広告アカウント」が紐付く仕組みです。
LINEビジネスIDの取得方法は次の通りです。
①まず、「オンラインで手軽に出稿!LINE広告をはじめよう」のページで「オンライン申し込み(無料)」をクリックしてください。
②下記画像の画面に変わったら、「メールアドレスで登録」をクリックします。
③任意のメールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」をクリックすると「登録用リンク」メールが送信されます。
メール内の「登録画面に進む」をクリックすれば、LINEビジネスIDの作成は完了です。
2.認証済LINE公式アカウント作成
LINEビジネスアカウントの作成ができたら、「認証済LINE公式アカウント」を作成しましょう。
「LINE公式アカウント」は企業・店舗向けのLINEアカウントのことで、以前は「LINE@」と呼ばれていました。
また、LINE公式アカウントには「認証済アカウント」と「未認証アカウント」があります。
認証済アカウントはLINEアプリ内のアカウント検索結果に表示されたり認証済みアカウントのバッジが付与されたりと、集客・販促に効果的な機能が装備されています。
LINE広告を配信するには、認証済のLINE公式アカウントの作成が必要です。
認証済のLINE公式アカウントの作成方法は以下の通りです。
※LINE公式アカウントが既にある場合は作成は必要ありません。未認証の場合はアカウント認証をリクエストしてください。
①「1.LINEビジネスID作成」でIDの作成が完了すると、「LINE OFFICIAL ACCOUNT MANAGER」という管理画面が開きます。
「アカウント名」に作成したLINE公式アカウントが表示されるので、クリックしてください。
②画面が変わったら画面右上の歯車マークをクリックし、「設定」を開きます。
③「アカウントの設定」から「情報の公開」へ進み、「アカウント認証をリクエスト」をクリックします。
③必要事項を入力する画面に切り替わります。
LINE公式アカウントの審査とは|認証済アカウント申請時の注意点を参考にしながら、必要事項を入力してください。
認証済アカウントの申請には審査があり、以下の基準に基づいて実施されます。
- LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
- 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
- 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
- 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
- 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか
審査には5〜10営業日かかるので、申請後は審査結果が届くまで待ちましょう。
3.LINE広告アカウント作成
認証済アカウントを用意できたら、いよいよLINE広告アカウントの作成です。
①管理画面ログイン|LINE for Businessの「LINE広告」から管理画面を開きます。
②「新しい広告アカウントを作成」ボタンをクリックしてください。
※LINE広告では広告ごとにアカウントを作成し、それぞれ審査があります。
③「広告アカウントの作成」ページに切り替わったら、必要事項を入力しましょう。
法人の場合は法人番号の入力が求められます。
※「法人番号を検索」ボタンをクリックすれば法人番号の検索ができます。
広告申請時に求められる「LINE ID」は、LINE公式アカウントの@マークから始まるIDのことです。LINE公式アカウントのIDを入力してください。
④全て入力できたら、「作成する」ボタンを押して完了です。
⑤管理画面に戻り、作成した広告アカウントをクリックして「広告マネージャー」を開きます。
⑥左上のメニューバーをクリックして「設定」の「請求と支払い」を開いてください。
⑦「+請求先情報を追加する」をクリックし、クレジットカードを登録しましょう。
クレジットカードの登録ができれば、広告アカウントの作成は完了です。
※オンライン申込時はクレジットカードの登録が必要ですが、後から支払い情報を変更できます。
LINE公式アカウントの利用承認も忘れずに!
LINE広告のアカウントを作成したら、LINE公式アカウントの利用承認を行いましょう。
LINE広告運用者側・LINE公式アカウント管理の権限保有者側それぞれで必要な作業を解説します。
LINE広告運用者の作業
- 広告マネージャー画面を開くと上部に「承認ページのURLをコピー」というボタンが表示されます。
- コピーしたURLはLINE公式アカウント管理者の権限保有者に送付してください。
- LINE公式アカウント管理者の権限保有者が承認すると、広告掲載が始まります。
LINE公式アカウント管理の権限保有者の作業
- 1-②で送付されたURLにアクセスしてください。
※LINE公式アカウント管理画面ログインIDとパスワードが必要です。 - LINE公式アカウントにひもづくLINE広告アカウントの一覧が表示されます。
承認したいLINE広告アカウントを選び、承認ボタンをクリックしてください。
LINE広告アカウント作成後は審査結果を待つ
LINE広告アカウントを作成すると、審査に入ります。
LINE広告アカウントの審査では以下の基準により総合的に判断されます。
- LINEユーザーの不利益につながる可能性はないか
- 法令に抵触する可能性はないか
- 利用規約に抵触していないか、あるいは抵触する恐れはないか
- 当社が独自に定める審査基準を満たしているか
- 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか
万が一審査落ちした場合は否認理由を確認し、修正・再審査を行ってください。
「LINE広告の審査まとめ|日数や審査落ちの理由が分かる」の記事では審査基準について詳しく紹介しているので、LINE広告のアカウントを作成する際は一度確認するのがおすすめです。
おわりに
本記事ではLINE広告のアカウント作成方法について画像付きで紹介しました。
LINE広告のアカウントを作成するには、LINEビジネスID・LINE公式アカウントの作成が必要なので少し手間がかかります。
しかし、 LINE広告はリーチできるユーザー数が多い・他のSNSではリーチが難しいユーザーにも広告を配信できるというメリットがあります。
記事内の情報を参考にしながらLINE広告アカウントを開設してみてください。
本記事がLINE広告のアカウント作成方法について知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。