リスティング広告運用に管理ツールを導入することで、煩雑になりがちな管理業務の効率化が可能になります。
しかし、多種多様な広告運用の管理ツールがある中で、「何を基準に選ぶべきか?」「そもそも本当に使うべきか?」と、迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、リスティング広告運用の管理ツール12選と、比較する際のポイントについて、2023年最新情報をもとに解説します。
リスティング広告運用の効率化や自動化を目指している方は、参考にしてみてください。
目次
リスティング広告運用の管理ツールとは?
リスティング広告運用における管理ツールとは、「Google広告」や「Yahoo!リスティング広告」へ出稿しているリスティング広告をまとめて管理できるツールです。
通常のリスティング広告運用では、広告アカウントごとにログインや管理業務を行う必要がありますが、管理ツールを用いると複数の広告アカウントの紐付けが可能になります。
そのため、広告費用や成果に関するデータ集計・分析などの手間や時間を削減し、広告運用業務の効率化を実現できるツールとして活用されています。
リスティング広告運用管理ツールの機能
リスティング広告運用管理ツールの機能は、各ツールによって異なりますが、主な機能は次のとおりです。
- 自動レポート作成
- キーワードの提案
- 複数の広告アカウントの一括管理
- 集計・分析データの一括出力
- 予算進捗の一括管理 など
リスティング広告運用に必要な基本的な機能に加え、本来リスティング広告アカウントごとに実行していた分析データの出力や予算進捗などを、一括管理するための機能が備わっています。
このほか、AI(人工知能)を活用したリスティング広告運用改善の提案や、入札管理の自動化などの機能を搭載した管理ツールもあります。
リスティング広告運用に管理ツールを導入するメリット
リスティング広告運用に管理ツールを導入するメリットはさまざまありますが、その中から3つピックアップしてご紹介します。
リスティング広告運用を自動化できる
広告運用には、課題点の抽出や改善など多くの作業がともないます。
とくにリスティング広告の場合、予算やキーワードの設定によって成果が大きく変わってくるため、広告入札の最適化やデータ分析を迅速に行うことが重要です。
リスティング広告運用に管理ツールを導入することで、広告データの自動収集やレポート作成の自動化が可能になります。
これまで膨大な時間をかけて手作業で行っていた数値管理のレポート作成業務などを自動化できるため、工数削減につながるでしょう。
また、細かい数値を扱う分析業務を自動化することで、人的ミスも軽減できます。
ボタン一つで広告運用に必要なレポートが作成されるため、業務担当の引き継ぎ時などもスムーズに進められるという利点もあります。
複数の広告運用を一元管理できる
リスティング広告には「Google広告」と「Yahoo!リスティング広告」があり、どちらも運用している方も多いでしょう。
複数の広告アカウントを運用している場合、運用規模が大きくなるほど、各広告アカウントにログインして行う分析作業は煩雑になりがちです。
しかし、管理ツールで複数の広告運用を一元管理することで、工数削減・作業時間の短縮につながります。
また、広告媒体同士の成果比較なども容易にできるようになります。
広告運用のリソースをコアビジネスへまわせる
広告運用の作業を効率化できたら終わり、というわけではなく、最終的に自社のビジネスの拡大につながらなくては意味がないですよね。
リスティング広告運用の基本的な分析作業などを自動で完了できるようになると、浮いた分のリソースをコアビジネスや広告クリエイティブの改善などに活用できるようになります。
リスティング広告運用に管理ツールを導入するデメリット
リスティング広告運用に管理ツールを導入することは、メリットも多い一方で、デメリットといえる点もあります。
デメリットを理解しておくことで、自社で本当に管理ツールを導入すべきか、また、どの管理ツールを選ぶべきかの判断がしやすくなるため参考にしてみてください。
リスティング広告運用の基礎知識が求められる
広告運用には多くの専門知識・専門用語があります。とくにリスティング広告の場合、検索連動型広告やクリック課金型広告の仕組みを深く理解していないと、効果的な運用はむずかしいでしょう。
データ分析などの単純作業を自動化・簡略化できたとしても、その結果を具体的な改善策として提案したり実行したりするためには、リスティング広告運用の基礎知識が不可欠といえます。
管理ツールの使用方法を学ばなければならない
管理ツールには、リスティング広告運用に必要なさまざまな機能があると先述しましたが、広告運用担当者に最低限の基礎知識がなければ、機能を十分に使いこなせない可能性があります。
各管理ツールにはダッシュボードと呼ばれる管理画面があり、分析データの出力やレポート作成などを行えるようになっています。
しかし、管理ツールによって操作方法も異なるため、はじめて操作する場合はむずかしいと感じるかもしれません。
せっかく導入したのに使いこなせずに成果につなげられないと、導入の費用や労力が無駄になってしまうため、使用方法を学ぶ必要があることは念頭に置いておきましょう。
とくに、社内にWebアプリケーションなどの操作に精通した人がいない場合は、広告運用担当者自身が使用方法を習得する必要があります。
管理ツールを利用する費用がかかる
当然ながら、管理ツールの利用には費用がかかります。料金体系は管理ツールによって異なりますが、月額料金や初期費用などが発生します。
少しでも費用を抑えたいと考えている場合、業務効率化によって得られる利益と、費用を比較し、自社にとって費用対効果が期待できるかどうかをしっかり検討することが重要です。
なお、ツールを使うよりも運用代行を依頼した方が安い場合や、コストパフォーマンスが良いケースもあります。
管理ツールを導入しても使いこなせないような場合には、プロの運用代行に依頼して成果を出せた方が、費用の回収につながりやすくなる可能性が高いです。
リスティング広告の運用代行の費用相場や選び方については、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:リスティング広告の依頼で失敗しないポイント10選!代行業者のおすすめは⁉︎
2023年版 – リスティング広告運用の管理ツール12選
どのツールを選ぶべきかお悩みの方向けに、2023年最新版のリスティング広告運用の管理ツールを12種類厳選してご紹介します。
各ツールの主な機能と料金の一覧は、下記の表のとおりです。
管理ツール名 | 主な機能 | 料金 |
---|---|---|
Shirofune | ・ 広告の作成・入稿 ・ 自動入札と予算管理 ・ レポート作成 ・ 広告効果改善施策の提案 | ・ セルフプラン:月額広告費×5%(税抜) ・ サポートプラン:月額広告費×5%(税抜) |
ATOM | ・ 定型レポート ・ 数値管理 ・ データ出力 | 要問合せ |
Lisket | ・ レポート自動生成 ・ 予算管理 | ・ 100アカウント上限:20,000円 (税抜) ・ 200アカウント上限:40,000円 (税抜) |
Glu | ・ データ自動収集 ・ 集約・集計・ドリルダウン ・ エクセルレポート出力 | 要問合せ |
WebAntenna | ・ 広告効果の一元管理 ・ ソーシャル広告の効果測定 ・ アトリビューション分析 | 月額料金:2万円〜(クリック数従量制) |
アドレポ | ・ レポート作成 予算管理 | 初期費用:無料月額料金:30,000円~ |
AD EBiS | ・ アトリビューション分析 ・ 分析レポート自動作成 | ・ 初期費用:無料 ・ 月額費用:基本料金(定額)+従量課金(※オプションは別途費用) |
Vasta | ・ 自動生成レポート ・ 自動アラート ・ モニタリング | 要問合せ |
AdSIST | リスティング広告とネットシ ・ ョップとを自動連携 | ・ フリープラン:無料 スタンダードプラン:月額5,000円 ・ プレミアムプラン:月額10,000円 |
Databeat | ・ データを自動で最新化 ・ データ出力 ・ 広告クリエイティブ分析 | ・ アカウント数課金プラン:広告アカウント数×330円 ・ 広告費課金プラン:広告費×0.3% |
X-log.ai | ・ アクセスへの採点 ・ IP除外 ・ 配信先除外 | ・ 初期費用:無料 ・ 月額費用:無料 |
HubSpot | ・ 広告の効果計測 ・ CRMデータをもとにしたターゲティング | Marketing Hubに登録すると無料で利用できる |
それぞれの管理ツールについて、サービス概要や特徴・機能・料金・おすすめポイントを説明します。
管理ツール① Shirofune
Shirofuneは、広告運用のエキスパートが開発した、リスティング広告などの広告運用管理ツールです。
Yahoo!広告のAPI認定パートナー第一号に選定されており、「統合管理による運用効率化」「高度な運用」など、Yahoo! JAPANが定める一定の基準を満たしている管理ツールといえます。
【主な機能】
- 広告配信内容の作成・入稿
- 自動入札と予算管理
- 進捗・レポート確認
- エクセルレポートダウンロード
- 広告効果改善施策の提案と実行
【料金】
- セルフプラン:月額広告費×5%(税抜)
- サポートプラン:月額広告費×5%(税抜)
【おすすめポイント】
- Google・Yahoo!・Facebook(Instagram)・Twitter・LINEに対応している
- Yahoo!広告の公式API認定パートナー
- 無料トライアルがある
出典:Shirofune(※2023年3月時点の情報)
管理ツール② ATOM
ATOMは、SO Technologies株式会社が運営している広告運用管理ツールです。Google広告やYahoo!リスティング広告など、運用型広告のレポート作成を自動化できます。
150種類以上のレポート機能を標準搭載しているため、わずか数分で設定完了できるようになっています。
カスタマイズにエクセルや詳細なデータ設定が必要な管理ツールもありますが、同ツールはエクセル不要で直感的な操作が可能です。
現在使用中のレポートのフォ-マットがある場合、ATOMでデータ取得可能な指標・データであれば、自動化やカスタマイズもスムーズに行えます。
【主な機能】
- 定型レポート
- 数値管理
- データ出力
【料金】
- 月額5万円~(※要問合せ)
【おすすめポイント】
- 標準搭載の定型レポートが150種類以上
- 導入サポート体制が充実している
- 無料トライアルがある
出典:ATOM(※2023年3月時点の情報)
管理ツール③ Lisket
Lisketは、株式会社カルテットコミュニケーションズが運営する管理ツールです。
リスティング広告やSNS広告など、複数の広告媒体をまとめて管理するのに役立ちます。
管理画面では、予算から算出した日ごとの消化コスト・残りの予算・進捗速度などを、広告アカウントごとに確認できます。
料金は定額制となっており、初期費用や課金オプションは設けられていません。契約期間や利用期間のしばりもないため、スモールスタートしたい方でも利用しやすいでしょう。
【主な機能】
- レポート自動生成
- 予算管理
- キーワードかけ合わせツール
【料金】
- 100アカウント上限:20,000円 (税抜)
- 200アカウント上限:40,000円 (税抜)
【おすすめポイント】
- 定額制で分かりやすい料金プラン
- 契約期間のしばりなし
- 無料トライアルがある
出典:Lisket(※2023年3月時点の情報)
管理ツール④ glu
glu(グルー)は、アタラ合同会社が運営している運用型広告の管理ツールです。
レポート形式や集計方法の自由度の高さと、優れたカスタマイズ性が特徴的です。
基本の広告運用管理機能のほか、「オートコンパイル(完全フル自動化オプション)」「ダッシュボード(目標KPI進捗自動アラート)」「CRM&日報」「メディア連携、ツール連携」といった高機能を、追加オプションで選択できます。
また、導入前・導入初期・導入後の各フェーズにあわせた専門サポートも充実しているため、管理ツールの導入がはじめてという方でも安心です。
【主な機能】
- データ自動収集
- 集約・集計・ドリルダウン
- エクセルレポート出力
【料金】
- glu Standard
- glu Advanced
- glu Premium
- glu Lite(β版)
※すべて要問合せ
【おすすめポイント】
- 業界最多クラスの効果測定ツール数
- 専門コンサルタントがサポート
出典:glu(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑤ WebAntenna
WebAntenna(ウェブアンテナ)は、導入実績600社以上をほこる広告運用の管理ツールです。
リスティング・バナー・メルマガ・ソーシャル・SEOなど、さまざまな広告効果測定を一元管理できます。
導入時にサイトにタグを埋め込むというシンプルな管理システムとなっており、最短2営業日で計測をスタートすることも可能です。
コンサルタントがKPI策定などをアドバイスしてくれるうえに、専属の担当者が正確に計測できるまでサポートしてくれるため安心して利用できるでしょう。
また、必要に応じてデータ活用方法に関する勉強会やセミナーなども受講可能とのことです。
【主な機能】
- 広告効果の一元管理
- SEO・メール・SNS計測
- ソーシャル広告の効果測定
- アトリビューション分析
- カスタマージャーニー分析
- コンテンツマーケティング分析
- 自社DBとのデータ自動連携
- 中間CV分析
- スマホの効果測定
- 動画の効果測定
- 複数代理店の管理
【料金】
- 初期費用:無料
- 月額料金:2万円〜(クリック数従量制)
【おすすめポイント】
- 初期費用が無料
- サポート体制が充実している
出典:WebAntenna(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑥ アドレポ
株式会社イルグルムが提供するアドレポは、リスティング広告など運用型広告のレポート作成に特化した管理ツールです。
テンプレートを利用することで、最小限の工数でレポートの自動化ができます。
カスタマイズ性にも優れており、広告クリエイティブごとのレポート作成や、サムネイルの自動トリミング・貼り付けなどを設定可能です。
また、外部BIツールと連携することで、レポートのデータをより高度に加工するといった活用もできます。
ツールの導入支援として、電話サポートが無料で受けられるため、Webアプリケーションに詳しくない方でも導入しやすいツールといえます。
【主な機能】
- レポート作成
- 予算管理
【料金】
- 初期費用:無料
- 月額料金:30,000円~
【おすすめポイント】
- シンプルで直感的に操作できる管理画面
- 導入後の活用支援が手厚い
出典:アドレポ(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑦ AD EBiS
AD EBiS(アドエビス)は、アドレポと同じ株式会社イルグルムが運営している広告運用管理ツールです。
ユーザー分析や、出稿中の広告がどの媒体で多く閲覧されているかなど、広告効果測定機能を中心としたマーケティング分析が可能です。
これまでに、導入件数が1万件以上あり、BtoB・EC・人材系・金融業界などで導入実績があります。
専任担当者による導入支援プログラムが受けられることも、同ツールならではの特徴です。
【主な機能】
- アトリビューション分析
- 分析レポート自動作成
【料金】
- 初期費用:無料
- 月額費用:基本料金(定額)+従量課金(※オプションは別途費用)
【おすすめポイント】
- 電話やメールで質問できる
- 導入支援プログラムが充実している
出典:AD EBiS (※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑧ Vasta
バリュークリエーション株式会社が運営するVasta(ヴァスタ)は、運用型広告のレポート作成を自動化できる管理ツールです。
ワンクリックで簡単に自動レポートを作成できます。
自動アラート機能を搭載しており、あらかじめ設定しておくことで広告を24時間監視・制御することが可能です。
また、モニタリング機能を用いると、設定したKPIの進捗状況をひと目で把握できます。
Webレポート機能があるため、パートナーやクライアントへのレポート共有もスムーズです。
【主な機能】
- 自動生成レポート
- 自動アラート
- モニタリング
【料金】
- 要問合せ
【おすすめポイント】
- 複数名での管理・共有に便利
- 無料トライアルあり
出典:Vasta(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑨ AdSIST
「株式会社これから」が運営するAdSIST(アドシスト)は、運用する広告とネットショップを連携し、ショップへのアクセスを増やす後押しをする管理ツールです。
同社はECコンサルタントとして2,000社の支援に携わってきた実績があり、その知見を活かして広告運用とネットショップをつなぐソリューションを提供しています。
これまでに、アパレルブランドなどの売上効果を10倍に改善した実績もあります。
広告運用のデータ分析から、広告配信による集客までを一元化したい方は有効活用しやすいでしょう。
【主な機能】
- リスティング広告とネットショップとを自動連携
【料金】
- フリープラン:無料
- スタンダードプラン:月額5,000円
- プレミアムプラン:月額10,000円
【おすすめポイント】
- プロのECコンサルタントが監修している
- 契約期間のしばりなし
出典:AdSIST(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑩ Databeat
Databeatは、アジト株式会社が運営するデータ管理ツールです。
リスティング広告・アクセス解析・アプリ・SNS・CRMなど異なるシステムから収集したマーケティングデータを一括管理できます。
可視化と分析に優れているため、ビジネス上のさまざまな課題についてデータ・ドリブンな意思決定をするのに役立つはずです。
運用型広告は媒体により指標が異なるため、各媒体の比較が困難といわれていますが、Databeatなら、広告指標の統一を自動で実行できます。
また、画像サムネイル出力に対応しているため、広告クリエイティブの効果測定も可能です。
【主な機能】
- データを自動で最新化
- データ出力
- 広告クリエイティブ分析
- コストデータとアクセス解析データの統合分析
- リアルタイム予算管理
【料金】
- アカウント数課金プラン:広告アカウント数×330円
- 広告費課金プラン:広告費×0.3%
【おすすめポイント】
- いつでも最新の広告データの共有ができる
- 広告クリエイティブ分析が可能
出典:Databeat(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑪ X-log.ai
X-log.aiは、株式会社日本クラウディアが運営する広告管理ツールです。主にパソコンサイト向けにアクセス解析サービスを提供しています。
リスティング広告はクリック課金制であるため、広告費用だけが高くなり、肝心の成果・コンバージョンにつながっていない場合には、無駄なクリックが発生している可能性を検証する必要があります。
同ツールは、Google広告などで成果につながっていない不要クリックをAIが自動で検知・除外できるため、広告の効果を高めることに役立てられます。
AIによって不要クリックや不正クリックが発見された場合には、対象のIPや配信先をAIが自動で広告媒体の運用画面へ除外登録まで実行してくれます。
【主な機能】
- アクセスへの採点
- IP除外
- 配信先除外
- 企業流入の管理
【料金】
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
【おすすめポイント】
- 不要クリックの除外が自動でできる
- 費用無料
出典:X-log(※2023年3月時点の情報)
管理ツール⑫ HubSpot
HubSpot(ハブスポット)はインバウンドマーケティング向けに、MAツールや営業支援ツール(CRM、カスタマーサービス)などのソフトウェアの開発・運営を行っているアメリカの企業です。
Marketing Hubというサービスの一環として、CRM(顧客関係管理)のデータを活用した広告効果測定ツールを提供しています。
同ツールを用いることで、コンバージョンに貢献している広告を可視化し、オーディエンスに合わせた広告キャンペーンを作成できるようになります。
リスティング広告などの広告効果分析データをもとに、総合的なマーケティング戦略をたてるのに役立ちます。
【主な機能】
- 広告の効果計測
- CRMデータをもとにしたターゲティング
- キャンペーンのROI算出
- パフォーマンスレポート
- リードの成果を自動で確認
【料金】
※Marketing Hubに登録すると無料で利用できる
※Marketing Hubの料金は下記
- Professional:月額96,000円
- Enterprise:月額432,000円
【おすすめポイント】
- CRMとの連携で効果的なマーケティングが可能
- Marketing Hubに登録すると無料で利用できる
出典:広告効果測定ツール | HubSpot(※2023年3月時点の情報)
リスティング広告運用の管理ツールの比較ポイント
リスティング広告運用に活用できる管理ツールは多数あるため、選ぶ際には下記の比較ポイントを押さえて選定すると良いでしょう。
目的と機能で選ぶ
管理ツールによって使える機能が異なるため、導入後に「必要な機能がなかった…」とならないよう、事前に管理ツールの利用目的と必要な機能を明確にしておくことがポイントです。
具体的には、リスティング広告運用でどの作業を重点的に効率化したいか考えてからツールを選ぶようにしましょう。
例えば、日次・月次のレポート作成を自動化したいのであれば、レポート自動作成機能があるかどうかで比較するという方法です。
機能追加にはオプション料金が発生する場合もあるため、目的にあわせて必要な機能を絞り込んでおくことで、不要なコストを押さえることにもつながります。
使いやすさで選ぶ
広告運用の管理ツールは、長期的に利用していくものなので、使いやすさは大事なポイントです。
リスティング広告の運用担当者が使いこなせそうか、使用感を確認したうえで比較することをおすすめします。
無料お試し期間がある管理ツールも多いため、可能であれば現場で実際に試しながら意見を集めると良いでしょう。
運用中の広告メディアとのAPI連携の可否で選ぶ
すでに運用中の広告メディアがある場合、管理ツールを導入する際にはデータの移行が必要です。
異なるアプリケーション同士で機能やデータを共有するために用いられるのが、「API」と呼ばれるインターフェースです。
APIが使えるとデータ移行が簡単にできるため、API連携が可能かどうかはチェックしておくことをおすすめします。
その際には、利用している・またはこれから利用予定の広告媒体と接続可能かどうかを確認しましょう。
管理ツール導入後の途中解約の条件で選ぶ
リスティング広告運用の管理ツールによっては、最低利用期間が設けられていることがあるため注意が必要です。
途中で解約するケースも想定し、途中解約のしばりなどがないサービスを選ぶのも一つの選定基準といえます。
サポート体制で選ぶ
新しいツールを導入する際には、十分に活用できるまで時間がかかることも想定されます。
導入前・導入初期・導入後など、状況にあわせて使い方や活用方法などを教えてくれるサポート体制が充実しているかどうかも比較ポイントです。
とくに、社内にWebアプリケーションの使い方や仕組みに詳しい人材がいない場合は、管理ツール側のサポート内容を十分に確認しておきましょう。
広告運用実績で選ぶ
ここまでの項目を比較しても決め手に欠ける場合は、過去の広告運用実績が豊富にあるかどうかも比較してみると良いでしょう。
導入企業の評価や口コミを掲載しているツールもあるため、自社のビジネスモデルに近い企業の導入実績などを見ると、参考になるはずです。
まとめ
リスティング広告運用に管理ツールを導入することで、データ分析の自動化や一元管理が可能になり、管理のためのリソースをコアビジネスへまわせます。
多数の管理ツールから選ぶ際には、導入の目的に沿った機能や使いやすさ、連携しやすさなどで選定しましょう。
なお、管理ツールを使うよりも広告代理店の運用代行を利用した方が、費用対効果が良い場合もあります。
リスティング広告の運用代行なら、クロスバズのリスティング代行サービス“BUZZリスティング”をご活用ください。
定額&契約しばりなしで、リスティング広告の運用代行または運用サポートをいたします。導入事例も多数ありますので、気になる方はぜひ一度お気軽にご相談ください。