
自社商品・サービスの認知度向上や顧客獲得、ブランディングなどの目的でオウンドメディアを保有する企業も珍しくありません。
上記の目的を果たすため、「これからオウンドメディアを設立したいが、どのようなCMSが良いのだろう」と悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、オウンドメディアにおすすめなCMSを18つご紹介します。CMSの選び方やメリット・デメリットについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
目次
CMSとは
CMSとは、Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)の略称で、Webサイトの構築からコンテンツの管理・運用を一元化できるツールおよびサービスです。
HTMLやCSSなどのプログラミング言語を必要とせず、比較的誰でも簡単に操作ができる特徴があります。
CMSを用いればゼロから作るよりも圧倒的に早くオウンドメディアを構築可能です。また操作の簡易性から内製化もしやすいため、多くの企業でCMSが導入されています。
オウンドメディアで利用するCMSの選び方
CMSと一言でいっても種類があり、それぞれで特徴や機能が異なります。
まずはオウンドメディアで利用するCMSの選び方を整理して、自社に合ったものを選びましょう。
自社に適したCMSの種類を選ぶ
CMSは、主に以下の4種類に分けられます。
- オープンソース型
- クラウド型
- パッケージ型
- プラットフォーム型
それぞれの特徴をご紹介しますので、どの種類が使いやすいのか検討してください。
オープンソース型
オープンソース型のCMSは、Web上にソースコードが公開されており、修正やカスタマイズが制限されておらず、誰でも自由に使用できる点が特徴です。
CMSの操作や構築で不明点があっても、インターネットを調べるとおおよそのことは解決できます。
CMSの種類の中で最も自由度が高いものの、カスタマイズにはHTML・CSS。PHPなどの知識がある程度必要です。また、セキュリティ対策も使用者自身で管理しなくてはなりません。
オープンソース型のCMSで有名なのは、「WordPress」です。
クラウド型
クラウド型のCMSは、インターネット経由でサーバーが提供されており、「SaaS型CMS」とも呼ばれます。
ベンダー側がサーバー・システムを用意しており、月額制あるいは従量課金制で使用するケースが大半です。
カスタマイズ性はオープンソース型より劣るものの、あらかじめ目的に沿った機能やデザインが搭載されているので、ニーズに合致するなら利用しやすいタイプといえるでしょう。
クラウド型CMSは「CMS Blue Monkey」があげられます。
パッケージ型
パッケージ型のCMSは、オウンドメディア構築に必要なソフトウェアを購入し、自社サーバーへインストールして使用するタイプです。
高いセキュリティレベル維持ができ、公式サポートも充実しているため、会員制などの個人情報を管理するようなオウンドメディア向きのCMSといえます。
ただし、導入や運用コストは他の種類よりも高くなりやすく、サーバー管理の手間もあるので予算や人員のリソースが必要です。
パッケージ型のCMSは「Movable Type」があります。
プラットフォーム型
プラットフォーム型CMSは、ブログサービスの仕様を維持したオウンドメディアの作成・運用が可能なCMSです。
例えば、「Ameba Ownd」はアメーバブログの仕様を踏襲しつつ、トップページやお問い合わせフォームなど、オウンドメディア運用に必要な機能を搭載しています。
ブログサービスを利用した経験がある方にとっては、プラットフォーム型のCMSが操作しやすいケースもあるでしょう。
また、プラットフォーム型のCMSは、ブログサービスと連携して記事の公開が行えます。
自社メディアだけでなく、ブログサービスを利用する方にもリーチを広げられる点がプラットフォーム型のメリットです。
かかるコストで選ぶ
CMSによっては利用料が発生するものがあり、それぞれでかかるコストが変わります。
魅力的な機能が豊富にあるからという理由でCMSを選んでしまうと、使わない機能やシステムに余計な費用を払うことにつながるでしょう。
そのため、自社が必要な機能や操作性をふまえつつ、予算内におさまるかどうかで選定するのも大切です。
利用料については、月額費用や従量課金、買い切りのほかにも初期費用や導入費用がかかる場合があるので注意しましょう。
機能やカスタマイズ性で選ぶ
CMSによって使える機能やカスタマイズ性が異なります。
検索上位に表示させるのが目的なら、SEOに活用できる機能が搭載されたCMSを選ぶのが適切です。
専門知識を持った社員が在籍しているなら、WordPressのようにHTML・CSSが編集できる機能を持ったCMSのほうがオリジナリティを出しやすくなります。
ほかにも、会員限定コンテンツの配信なら会員管理機能、商品やサービスの販売を検討しているなら決済機能など、必要に応じた機能とカスタマイズができるかも含めて選定しましょう。
デザインで選ぶ
コンテンツをみてもらうには、ユーザーの目を引くデザインも大事です。
視認性が悪いオウンドメディアでは、いくら有益なコンテンツを配信したとしても、ユーザーは読みにくいため、離脱する可能性が高くなります。
逆に、コンテンツが読みやすければ、内容や有益性を評価してもらいやすく、結果として成約につながる可能性が高いです。
CMSでは、テンプレート化されたデザインが用意されているケースが多く、豊富に選べるほどメディアのカラーに合ったものを見つけやすくなります。
オープンソース型のCMSでは、HTML・CSSを編集して、独自のデザインにカスタマイズすることも可能です。
操作のしやすさで選ぶ
編集者のスキルに合わせてCMSを選ぶのも大切です。
特にCMSの操作性は、オウンドメディアの運用ハードルを決める重要な要素になり得ます。
操作難易度が高いと、対応できる従業員が少なくなり、オウンドメディアが形骸化しやすいです。
逆に誰でも操作できるCMSなら、共同編集や引き継ぎが発生してもハードルは低く、管理・運用がしやすくなります。
操作のしやすさについては、無料プランやトライアル期間を活用して確かめるのがおすすめです。
サポート面で選ぶ
利用方法がわからない、エラーが発生したとなった場合、ベンダーのサポートが受けられると安心です。
一般的にオープンソース型のCMSは、ユーザー自身でセキュリティやトラブルの解決をしなくてはいけません。
セキュリティ管理やトラブルシューティングに不安がある場合は、ベンダーのサポートが受けられるクラウド型やプラットフォーム型のCMSを選ぶと良いでしょう。
オウンドメディア運営におすすめのCMSの比較表
ここでは、各CMSの特徴と料金をまとめています。手っ取り早く自社に最適なCMSを見つけたい方は参考にしてください。
CMS名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
WordPress | ・オープンソースで自由度が高い ・プラグインやテーマが豊富で拡張しやすい | ・無料 ※ドメインやサーバー代は別途費用がかかる |
Wix | ・ドラッグ&ドロップで操作できる ・サーバーやドメイン管理が不要 | ・フリー:無料 ・パーソナル:1,300円/月 ・スモールビジネス:2,300円/月 ・ビジネス:2,700円/月 ・ビジネスプライム:13,500円/月 |
CMS Blue Monkey | ・セキュリティ対策とサポートが受けられる ・国産のクラウド型CMS | ・月額ライセンス+初期(制作)費用 ※具体的な金額は要問い合わせ |
Joomla! | ・多彩な機能でカスタマイズできるオープンソース型CMS ・大規模なオウンドメディア向き | ・無料 ※ドメインやサーバー代は別途費用がかかる |
LeadGrid | ・マーケティング機能特化のCMS ・高いセキュリティ水準で安心 | ・初期費用 + 月額 + オプション ※具体的な金額は要問い合わせ |
note | ・コンテンツの有料販売ができる ・noteプラットフォームの知見・コミュニティ活用がしやすい | ・一般会員:無料 ・プレミアム会員:500円/月 |
CREAM | ・SEOや大量のコンテンツ運用向けのCMS ・導入後の運用支援やプラン切り替えが可能 | 【レギュラープラン】 初期費用:33,000円 月額費用:16,500円 【プレミアムプラン】 初期費用:209,000円 月額費用:33,000円 |
Clipkit | ・記事制作にフォーカスしたUIを搭載したCMS ・訪問者や記事ごとの解析が可能 | 【お手軽スタートプラン】 初期費用:33,000円 月額費用:11,000円 【機能充実プラン】 初期費用:33,000円 月額費用:55,000円 |
STUDIO | ・ノーコードでデザイン・記事制作が可能なCMS ・無料プランで使い勝手を試せる | ・Free:無料 ・Mini:590円 ・Personal:1,190円 ・Business:3,980円 ・Business Plus:9,980円 ・Enterprise:要問い合わせ |
PowerCMS X | ・パッケージ型・クラウド型など複数の提供形態があるCMS ・高いセキュリティとカスタマイズ性を搭載 | ・1インストール:880,000円 ・5インストール:1,760,000円 ・無制限:3,520,000円 |
はてなCMS | ・見たままの操作でオウンドメディア構築 ・運用可能なCMS・アップデートやセキュリティはベンダー側が管理 | ・要問い合わせ |
ferret One | ・動きのあるパーツも豊富に用意されたCMS ・AIがマーケティングをサポート | ・要問い合わせ |
Hikoma cloud | ・採用のオウンドメディア特化のCMS ・Indeedなどの求人検索エンジンと連携可能 | ・要問い合わせ |
Tovira | ・BtoB企業のオウンドメディア向けCMS ・マーケティング機能が充実 | ・スタンダード:49,800円 ・プロフェッショナル:99,800円 |
SITE PUBLIS | ・650社超の導入実績がある国産CMS ・操作性がよく誰でも編集できる | 【クラウド版】 ・Standard 初期費用:200,000円 月額費用:100,000円 ・Advanced 初期費用:600,000円 月額費用:150,000円 【オンプレミス版】 ・Standard 初期費用:1,000,000円 年間保守費用:200,000円 ・Advanced 初期費用:3,500,000円 年間保守費用:700,000円 ・Enterprise 初期費用:6,000,000円 年間保守費用:1,200,000円 |
OneStream | ・動画でオウンドメディアを構築できるCMS ・サブスクリプションサービスを提供可能 | ・基本:10,780円/月 ・プロ:21,780円/月 ・ビジネス:43,780円/月 ・エンタープライズ:要問い合わせ |
Ameba Ownd | ・Amebaブログの操作感を踏襲したCMS ・SNSとの連携がしやすい | ・ベーシック:無料 ・プレミアム:960円/月 |
Movable Type | ・SEO対策がしやすいCMS ・堅牢なセキュリティと有償による手厚いサポートが用意されている | ライト:2,750円/月 スタンダード:4,950円/月 プロ:8,250円/月 アドバンス50:16,500円/月 アドバンス100:33,000円/月 アドバンス250:82,500円/月 |
オウンドメディア運営におすすめのCMS18選
オウンドメディア運営におすすめのCMSを18つご紹介します。
WordPress

WordPress(ワードプレス)はオープンソース型のCMSで、市場全体のシェア率トップを誇ります。
デザインやテーマのテンプレート数が膨大で、必要な機能に合わせてプラグインも選べ、自由自在なカスタマイズが可能です。
ある程度HTML・CSSの知識が必要ではありますが、初心者からプロまで使いやすいUIで、汎用性の高さがあります。
セキュリティやアップデートなどの保守・管理は自身で行わなければなりませんが、不明点はインターネットを検索すると大半は収集可能です。
自社でセキュリティやカスタマイズのリソースが割けるなら、デザインのオリジナリティや独自コンテンツが作りやすいWordPressを検討しましょう。
運営会社 | Automattic社 |
料金 | ・無料 ※ドメインやサーバー代は別途費用がかかる |
URL | https://ja.wordpress.org/ |
Wix

Wix(ウィックス)は、ドラッグ&ドロップを基本とした簡単な操作でオウンドメディアの構築・運用が可能なCMSです。
使用するテンプレートは全てレスポンシブデザインに対応しており、1つのページを作成するだけで多彩なデバイスに最適なサイズでコンテンツを表示してくれます。
また、Wixは5つのプランを提供しているため、必要な機能に合わせて適切な予算分配が可能です。
オウンドメディアを運用するにあたり、専門知識を持った社員が在籍していない場合には、Wixのような操作のしやすいCMSを候補にしましょう。
運営会社 | Wix.com Ltd. |
料金 | ・フリー:無料 ・パーソナル:1,300円/月 ・スモールビジネス:2,300円/月 ・ビジネス:2,700円/月 ・ビジネスプライム:13,500円/月 |
URL | https://ja.wix.com/ |
CMS Blue Monkey

CMS Blue Monkey(シーエムエス ブルーモンキー)は、BtoBマーケティングに特化したクラウド型CMSです。
直感的な操作ができるのはもちろんのこと、ユーザー単位での権限管理やアクセス解析など、オウンドメディアの最適化を助ける機能が充実しています。
MAツールの「BowNow」と連携ができるため、メディアに訪問したユーザーの自動特定・分析や見込み顧客の発掘も効率よく可能です。
BtoBの商材・サービスを取り扱っている企業なら、十分満足できる機能や操作性を持っているCMSといえるでしょう。
公式サイトには無料デモ版が提供されているので、気になる方は一度試してみてください。
運営会社 | クラウドサーカス株式会社 |
料金 | ・月額ライセンス+初期(制作)費用 ※具体的な金額は要問い合わせ |
URL | https://bluemonkey.jp/ |
Joomla!

Joomla!(ジュームラ)は、世界で人気と支持を集めているオープンソース型のCMSの1つです。
プラグインなしでも多彩な機能が搭載されており、大規模なオウンドメディアを構築・運用する場合でも対応できるポテンシャルを秘めています。
海外のテンプレートも利用できるため、国内にはないような特徴的なデザインを取り入れることができる点もJoomla!の魅力です。
公式サポートがなく、日本語での情報が少ないため、英語対応ができる社員がいるなら、より快適にできる可能性の高いCMSといえるでしょう。
運営会社 | – |
料金 | ・無料 ※ドメインやサーバー代は別途費用がかかる |
URL | https://www.joomla.org/ |
LeadGrid

LeadGrid(リードグリッド)は、国内外でデザイン賞を受賞するマーケティング会社「株式会社GIG」が提供しているクラウド型のCMSです。
運用のしやすさに重きを置いており、誰でも簡単にオウンドメディアを構築、持続したコンテンツ制作ができるような機能が揃っています。
ベンダー側でセキュリティの保守・管理を行ってくれるため、ユーザーのリソース削減に効果的な点もLeadGridの特徴です。
SalsforceやAccount Engagement(旧Pardot)、HubspotといったMA・SFAツールとの連携もできるので、より確度の高いマーケティングが実現できるでしょう。
LeadGridでオウンドメディアを制作し、PV数を9倍にした事例もあるので、設計・戦略次第では十分に成果を得られるCMSといえます。
運営会社 | 株式会社GIG |
料金 | ・初期費用 + 月額 + オプション ※具体的な金額は要問い合わせ |
URL | https://goleadgrid.com/ |
note

note(ノート)は文章や写真、イラストなどのファイルを投稿し、ユーザーとの交流や会員限定コンテンツを発信しやすいプラットフォーム型のCMSです。
特に有料コンテンツの発信は、幅広い金額設定ができる点が特徴で、投稿者の匙加減で収益の期待値が変化する柔軟性があります。
また、noteというプラットフォームを回遊しているユーザーが、自社のコンテンツを見つけてくれる可能性もあり、リーチの獲得期待度が他CMSよりも高いです。
noteはブランディングを目的としたスモールメディアにこそ、おすすめできるCMSといえるでしょう。
運営会社 | note株式会社 |
料金 | ・一般会員:無料 ・プレミアム会員:500円/月 |
URL | https://note.jp/ |
CREAM

CREAM(クリーム)は、記事作成に特化したオウンドメディアに最適なクラウド型のCMSです。
メタディスクリプションやサイトマップ、キーワード設定や見出しタグなど、簡単にSEO対策ができる機能が豊富に揃っています。
また、CREAMは任意の場所に広告掲載可能な機能があるため、広告のパフォーマンスを最大化しやすい点も魅力です。
デザインやカスタマイズ性についてはWordPressやWixなどのCMSに劣るものの、検索上位表示に注力しやすい体制が整えられています。
オウンドメディア構築・運用が未経験、スモールメディアに適したCMSを使いたいなら、CREAMを検討しましょう。
運営会社 | SODA株式会社 |
料金 | 【レギュラープラン】 初期費用:33,000円 月額費用:16,500円 【プレミアムプラン】 初期費用:209,000円 月額費用:33,000円 |
URL | https://www.cream-cms.com/ |
Clipkit

Clipkit(クリップキット)は、記事作成にフォーカスした機能が充実しているクラウド型のCMSです。
メタディスクリプションやキーワード設定などのSEO対策機能が標準で搭載されており、知識・スキルがない方でも直感的に操作できる仕様になっています。
また、ClipkitはAIアシスタントによる記事構成案作成機能もあるので、コンテンツの作成が苦手な方でもわかりやすく、効率よく検索上位最適化が可能です。
記事制作に注力したオウンドメディア運用を検討しているなら、Clipkitは推奨できるCMSといえます。
運営会社 | 株式会社ベクトル |
料金 | 【お手軽スタートプラン】 初期費用:33,000円 月額費用:11,000円 【機能充実プラン】 初期費用:33,000円 月額費用:55,000円 |
URL | https://clipkit.co/ |
STUDIO

STUDIO(スタジオ)は、デザインに関する機能が豊富で、必要な機能や容量に合わせて多彩なプランが用意されているクラウド型のCMSです。
デザインエディタでは、共同編集時にリアルタイムで反映されるため、Googleドキュメントやスプレッドシートを使っているような感覚で作業を進められます。
STUDIOのデザイン性の高さはUIにも現れており、コンテンツ管理がしやすく大規模なオウンドメディア運営でも使いやすいでしょう。
柔軟性やカスタマイズ性はさほど期待できないものの、必要ないほどに洗練されたデザインと操作のしやすさが魅力です。
オウンドメディアの中でも使いやすさ・デザイン性を重視したい方は、STUDIOを検討してはいかがでしょう。
運営会社 | Studio株式会社 |
料金 | ・Free:無料 ・Mini:590円 ・Personal:1,190円 ・Business:3,980円 ・Business Plus:9,980円 ・Enterprise:要問い合わせ |
URL | https://studio.design/ja |
PowerCMS X

PowerCMS X(パワーシーエムエスエックス)は、大規模なオウンドメディアを運用するのに適したエンタープライズ向けのパッケージ型CMSです。
記事作成だけでなく、サイト内検索やログインページ、お問い合わせフォームなどの機能も充実しています。
また、PowerCMS Xは2段階認証やユーザーおよびIPロックアウトなど、徹底したセキュリティ管理が可能です。
他CMSと比較すると圧倒的にコストがかかってしまうものの、充実した機能やセキュリティで、安全かつ満足のいくメディア運用が実現できるでしょう。
運営会社 | アルファサード株式会社 |
料金 | ・1インストール:880,000円 ・5インストール:1,760,000円 ・無制限:3,520,000円 |
URL | https://powercmsx.jp/ |
はてなCMS

はてなCMSは、月間5億PVにものぼる「はてなブログ」のUIを踏襲した、プラットフォーム型のCMSです。
サーバー保守・管理やセキュリティ対策はベンダー側で対応してくれるため、リソースを割く必要がありません。
最低限のSEO対策や設定、計測ツールの設定など、はてなブログを利用していなくともわかりやすいUIなのがはてなCMSの魅力です。
柔軟性やカスタマイズ性は、オープンソース型・クラウド型と比較すると劣ってしまうものの、スモールメディアで展開していくには十分なサービス体系です。
運営会社 | 株式会社はてな |
料金 | ・要問い合わせ |
URL | https://www.hatena.ne.jp/cms/ |
ferret One

ferret One(フェレットワン)は、BtoBマーケティングを行う上で必要な機能が充実したクラウド型のCMSです。
ブロックエディターで操作ができるため、記事制作以外にもスライドショーやロゴを動かすなど、動的な表現も簡単に実装できます。
MA機能も搭載されており、SFA・CRMといったツールも連携できるので、オウンドメディアとしての活用幅が広いのもferret Oneの魅力です。
ほかにも、別途費用はかかるものの、ferret Oneでは運用支援サポートもしてくれます。
オウンドメディアを構築・運用する目的を達成したい場合には、ferret OneのCMSは有力な候補となるでしょう。
運営会社 | 株式会社ベーシック |
料金 | ・要問い合わせ |
URL | https://ferret-one.com/ |
Hikoma cloud

Hikoma cloud(ヒコマ クラウド)は採用力を強化したい企業におすすめのクラウド型CMSです。
採用サイトとブログをセットにして提供されるCMSなので、コンテンツを見て求人意欲が高くなったユーザーに、自社の魅力をアピールできる導線が確立できます。
またHikoma cloudは、Indeedなどの求人検索エンジンと連携ができるので、広告費をかけずに人材の募集および選定が可能です。
採用を目的としたオウンドメディアの構築・運用を検討しているなら、間違いなくHikoma cloudはおすすめといえます。
運営会社 | イシン株式会社 |
料金 | ・要問い合わせ |
URL | https://hikoma-cloud.jp/ |
Tovira

Tovira(トビラ)は、株式会社アーチャレスが開発・運営を行っているクラウド型のCMSです。
直感的で使いやすいUIでありながら、充実したマーケティング機能が搭載されているので、専門知識がない方でもすぐに扱えて成果を発揮しやすいCMSとなっています。
データ暗号化といったセキュリティはもちろんのこと、多要素認証やアクセス管理など、堅牢な体制を整えているため、プライバシー保護に配慮したい企業でも安心です。
操作マニュアルだけでなく、電話やメール、導入のレクチャーも対応可能なので、サポートが充実したCMSを選びたい方は、Toviraを検討してみてはいかがでしょう。
運営会社 | 株式会社アーチャレス |
料金 | ・スタンダード:49,800円 ・プロフェッショナル:99,800円 |
URL | https://tovira.jp/ |
SITE PUBLIS

SITE PUBLIS(サイトパブリス)は、クラウド型・パッケージ型と複数の提供方法があるCMSです。
徹底したユーザー目線での設計にこだわり、わかりやすく・使いやすいCMSへと仕上がっています。
特に、見出しや画像ボックスなどのよく使う機能はコンポーネントという機能で登録し、すぐに使えるような配慮がされています。
また、標準搭載されていない機能はプラグインで代用できるので、オープンソース型のような拡張性のあるCMSなのもSITE PUBLISの特徴です。
コストは他CMSより高く設定されているものの、作業効率性や成果を出す上では非常に品質が良く、期待のできるCMSといえます。
運営会社 | 株式会社サイト・パブリス |
料金 | 【クラウド版】 ・Standard 初期費用:200,000円 月額費用:100,000円 ・Advanced 初期費用:600,000円 月額費用:150,000円 【オンプレミス版】 ・Standard 初期費用:1,000,000円 年間保守費用:200,000円 ・Advanced 初期費用:3,500,000円 年間保守費用:700,000円 ・Enterprise 初期費用:6,000,000円 年間保守費用:1,200,000円 |
URL | https://www.sitepublis.co.jp/ |
OneStream

OneStreamは、文章によるコンテンツはもちろんのこと、動画を取り入れたオウンドメディアにしたい企業にもおすすめなクラウド型CMSです。
動画コンテンツが提供できると、Eラーニングやセミナー、イベントなどの活用幅が広がり、オウンドメディアとしての有用性が発揮できます。
視聴者向けに有料コンテンツの販売やサブスクリプション制も対応できるので、アイディア次第で多様なオウンドメディア運用が可能です。
テキストによる記事制作だけでなく、動画コンテンツを主軸としたメデイアにしていきたいなら、OneStreamを検討しましょう。
運営会社 | 株式会社ルートチーム |
料金 | ・基本:10,780円/月 ・プロ:21,780円/月 ・ビジネス:43,780円/月 ・エンタープライズ:要問い合わせ |
URL | https://one-stream.site/ |
Ameba Ownd

Ameba Owndは、株式会社サイバーエージェントが提供しているクラウド型のCMSです。
無料プランでは3ページしか作れないものの、プレミアムプランになれば無制限にページ作成ができ、オウンドメディアとして運用ができます。
また、複数のオウンドメディアを展開していきたい場合にも、Ameba Owndは最大10サイトまで管理できるのでおすすめです。
運用コストも月額換算だと1,000円以下と、リーズナブルにCMSが利用できます。基本的な機能があれば問題ない場合には、コスパの点でAmeba Owndを候補に入れておくと良いでしょう。
運営会社 | 株式会社サイバーエージェント |
料金 | ・ベーシック:無料 ・プレミアム:960円/月 |
URL | https://www.amebaownd.com/ |
Movable Type

Movable Typeは、シックス・アパート株式会社が提供しているクラウド型・パッケージ型が選べるCMSです。
国内導入5万サイト以上の実績があり、必要なスペックに応じて多彩な料金プランを展開しています。
そのため、オウンドメディア構築に関して不必要なコストを削減でき、効率よく運用が可能な点もMovable Typeが支持されている理由です。
また、Movable Typeはセキュリティ対策も徹底しており、HTMLファイルを静的に生成し、不正アクセス・改ざんから最大限守ってくれます。
強固なセキュリティや導入実績が豊富な安心感を重視したいなら、Movable Typeを検討してみてください。
運営会社 | シックス・アパート株式会社 |
料金 | ・Movable Type 85,500円〜237,600円/月 ・Movable Type Premium 88,800円〜380,160円/月 |
URL | https://www.sixapart.jp/movabletype/ |
オウンドメディアでCMSを導入するメリット
オウンドメディアでCMSを導入する際は、以下のようなメリットがあります。
- コンテンツの管理・更新が簡単
- カスタマイズがしやすい
- 複数人で共同編集・管理ができる
- マルチデバイス対応が可能
- 基礎的なSEO対策が施されているCMSが多い
- SNS連携がしやすい
では、それぞれのメリットについて詳細を解説します。
コンテンツの管理・更新が簡単
CMSの最大のメリットは、コンテンツの管理・更新が簡単になる点です。
通常、コンテンツをWebサイトで公開するには、HTML・CSSといった専門知識を活用しなくてはいけません。
しかし、CMSでは該当箇所へドラッグ&ドロップでコンテンツを当てはめていくだけで公開が可能です。
HTML・CSSでコーディングする必要がない分、作業時間の短縮ができ、なおかつ属人的になりにくくなるため、企業が運用するオウンドメディアにとっては大きなメリットといえます。
カスタマイズがしやすい
直感的な操作ができるCMSだからこそ、どのような機能が必要かを把握してカスタマイズできるのも利点です。
カスタマイズする際は、より複雑な知識とスキルが必要になり、素人では困難を極めます。
しかし、CMSでカスタマイズする際は、プラグインと呼ばれるすでに完成された機能を追加するだけで完了です。
デザインのカスタマイズも、必要なものをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけなので、イメージ通りに仕上げられる満足感もあります。
また、WordPressのようなCMSの場合、直接HTML・CSSを編集できるため、よりオリジナリティのあるカスタマイズも可能です。
複数人で共同編集・管理ができる
複数人で共同編集・管理ができるのもCMSのメリットです。
従業員数やオウンドメディア担当者の多い企業だと、限られた人数で作業を進めるのは効率が悪いです。
複数人でタスクを分けて編集・管理ができると、よりスピーディーにオウンドメディアの成長を図ることができます。
ただし、CMSによっては共同編集ができるアカウント数が限られているケースがあり注意が必要です。
マルチデバイス対応が可能
CMSで使用されるデザインテンプレートのほとんどが、マルチデバイスに対応しています。
いわゆるレスポンシブデザインと呼ばれる、デバイスの幅に自動最適化してくれる機能で、各デバイスに合わせて同一ページを複数作成する手間が省けます。
CMSによっては有料テンプレートのみマルチデバイスに対応している可能性があるので、選定時にはチェックしておくとトラブルを防げるでしょう。
基礎的なSEO対策が施されているCMSが多い
CMSの多くが基礎的なSEO対策を施しており、ユーザー側は該当項目に合わせて入力するだけな点もメリットです。
例えば、コンテンツでは見出しが重要な役割を持っており、「<h2></h2>」「<h3></h3>」といったタグで囲う必要があります。
しかし、多くのCMSでは、見出しにしたいテキストをドラッグして「見出し2」「見出し3」といった項目をクリックするだけで完了です。
上記のような機能が搭載されているので、ユーザーはSEOに関する知識やスキルがなかったとしても、基礎となる要素を抑えてコンテンツが作成できます。
SNS連携がしやすい
CMSはSNS連携がしやすいのも魅力です。
ソーシャルメディアのボタンがすでに作成されているCMSが多く、コンテンツを選んでリンクを貼り付けるだけでメディア内に反映されます。
近年では、企業でもSNSを活用して広報活動やブランディングを行う時代です。
そのため、SNSからオウンドメディアへ、あるいはオウンドメディアからSNSへ誘導するのが、リーチ獲得の効率的な戦略となるでしょう。
CMSがSNS連携がしやすければ、こうしたリーチ獲得の導線設計もしやすくなるので、ぜひ活用していきましょう。
オウンドメディアでCMSを導入するデメリット
一方、CMSをオウンドメディアへ導入する際は、以下のデメリットを理解しておかなくてはいけません。
- CMSごとの設定・操作方法を習得する必要がある
- デザインやカスタマイズはやや限定的
- ランニングコストがかかる
- セキュリティ対策が必須
上記をふまえた上で、自社に合ったCMSを見つけてください。では、それぞれのデメリットを解説します。
CMSごとの設定・操作方法を習得する必要がある
どのCMSも操作が比較的簡単ではあるものの、それぞれで設定や操作方法が異なるため、習得する必要がある点はデメリットです。
ただし、いずれのCMSも難易度は高くないため、マニュアルや直感で慣れていけばおおよそ問題はありません。
もし、オウンドメディアやホームページの構築・運用経験が全くなく、操作に不安があるなら公式サポートが受けられるCMSを選ぶと良いでしょう。
デザインやカスタマイズはやや限定的
CMSはデザインやカスタマイズがやや限定的なので、オリジナリティのあるデザインや機能を求める場合、不満を抱く可能性があります。
デザインはテンプレートが用意されており、その中で自社の用意したテキストや画像などを当てはめていくのが基本です。
プラグインが用意されていたり、HTML・CSSを編集できたりと、カスタマイズ性のあるCMSもありますが、ゼロから作る方法やプロに依頼する方法より限定的です。
自社のオウンドメディアのイメージに近いデザインがあるかどうか、どのような機能が必要になるかも含めて最適なCMSを選びましょう。
ランニングコストがかかる
CMSの大半は月額費用が発生するため、ランニングコストがかかる点を理解しなくてはいけません。
どのくらいのランニングコストがかかるのかは、利用するCMSやオプションによって異なります。
- 利用料(月額or年額)
- システム保守・管理費用
- マーケティング費用 など
ランニングコストを抑えたいなら、手間は増えてしまいますがオープンソース型のCMSや多彩なプランを用意しているCMSを検討すべきでしょう。
専門知識の必要なく操作ができるメリットがあるからこそ、相応のコストが発生することは念頭に入れておいてください。
セキュリティ対策が必須
オープンソース型のCMSに関しては、セキュリティ対策を自社で実施しなくてはいけません。
セキュリティに関するプラグインの導入や、定期的にパスワードを変更する、2段階認証を設けるなどで、情報の流出を防ぐようにしましょう。
もしセキュリティ対策に不安なら、ベンダー側で保守・管理を行ってくれるCMSがおすすめです。
ベンダー側がセキュリティ対応をしてくれる場合、費用が高くなる傾向はあるものの、情報流出による損失や信用の失墜を防げます。
まとめ
今回は、オウンドメディアにおすすめのCMSを18選と、選び方やメリット・デメリットについてご紹介しました。
オウンドメディアを運営するにあたって、継続した情報発信は成果を出す上で非常に重要です。
そのため、誰でも操作がしやすいCMSの利用は、オウンドメディアの目的を達成させるのに役立つでしょう。
CMSを用いれば、ある程度のデザインや機能の担保がされるため、後はコンテンツの質を高めていく点に注力しましょう。
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