ホテルや旅館において、WEB集客は効果的な手法です。WEB集客で成果を出すためには、LP(ランディングページ)が非常に重要です。
この記事では、ホテル・旅館のLP制作時に大切なポイントを11個解説しています。どのポイントも成果を出すために必要不可欠なので、ぜひ最後までお読みになってください。
目次
【前提】LP(ランディングページ)とは?
まず前提として、LP(ランディングページ)の基本を理解しましょう。LPとは、縦長1ページの構成で、セールスライティング・デザイン・アニメーションなどを用いて、自社の商品・サービスを訴求するWEBページを指します。
基本的には、リスティング広告・SNS広告などのアクセス先のページとして使われます。WEBからの集客を増やすためには、LPのクオリティが大きく影響するので、この記事でポイントを抑えましょう。
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)の目的とは?
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)の目的は、LPからの宿泊申し込みを増やすことです。そのために、ユーザーに刺さる文章・デザインを検討する必要があります。
また、それ以外の目的としては、ユーザーからの認知度向上や、ホテル・旅館のブランドイメージの強化などがあります。LPに訪れたユーザーに「このホテル・旅館は良いな」と感じさせることで、直接的な宿泊予約につながらない場合でも、将来的な見込み客になる可能性を高められるでしょう。
【プロ直伝】ホテル・旅館のLPで集客するための重要ポイント11選
それでは、ホテル・旅館のLP(ランディングページ)で、集客を成功させるための重要ポイントを11個解説します。
- ホテル・旅館の強みやこだわりを考え、他社との差別化を図る
- ファーストビューは、ホテル・旅館の外観でアピール
- 期間限定のキャンペーンを設定し、お得感を出す
- CTAボタンは常時表示させておく
- メディア掲載実績を記載し、ユーザーの信頼感を得る
- お客様の声を載せ、ユーザーに未来のベネフィットを感じてもらう
- 部屋・料理・温泉などの写真を多く使う
- ホテル・旅館周辺の観光地や特産品を紹介する
- ホテル・旅館へのアクセスを分かりやすく記載する
- レスポンシブ対応をして、スマホでも見やすく
- サイト表示スピードを早める
どのポイントもLPで成果を出すために大切なので、最後までしっかりとお読みになってくださいね。
ホテル・旅館の強みやこだわりを考え、他社との差別化を図る
現在、ホテルや旅館は多くありますが、ユーザーから選ばれるためには、競合他社との差別化が大切です。差別化のために、自社の強みやこだわりを考えましょう。
ほかのホテル・旅館にはない強みやこだわりを、LPで全面的に訴求することで、競合他社との差別化になります。
ホテル・旅館の強みやこだわりについては、下記の例を参考にしてみてください。
- 綺麗な景色を眺めながら、露天風呂で至福のときを味わえます
- 最寄り駅まで徒歩3分!アクセス抜群で観光・ショッピング・ビジネスに最高立地
- 全室40㎡。贅沢でゆとりある空間と上品なインテリア
もし、上記のような強みやこだわりが分からない場合は、3C分析をしてみてください。3C分析とは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの観点から分析を行うマーケティング手法です。
3C分析をすることで、顧客のニーズや、競合他社・自社の強みと弱みが分かります。LPで成果を出すためには自社の強みやこだわりを知ることが大切なので、ぜひ3C分析を行なってみてください。
ファーストビューは、ホテル・旅館の外観でアピール
ファーストビューとは、ユーザーがLP(ランディングページ)を表示したときに、最初に見える範囲を指します。
LPにおいて、ファーストビューは最も重要な部分のひとつです。なぜなら、ユーザーはファーストビューを見て、LPの続きを読むかどうか決めるからです。
ホテル・旅館のファーストビューでは、視覚的なインパクトを高めるために、美しい外観写真を入れることをおすすめします。そして、自社の強みやこだわりが伝わるキャッチコピーを掲載してください。
さらに、ファーストビューにアニメーションを取り入れ、ホテルの外観以外にも温泉・綺麗な室内・美味しそうな料理の画像に切り替わるような演出をすることで、ユーザーの興味や関心を引きつけることができます。
期間限定のキャンペーンを設定し、お得感を出す
ユーザーが「このホテル・旅館良さそうだ」と感じても、申し込むまであとひとつ決め手に欠けることがあります。また「今申し込まなくてもいいかな」と判断を保留する傾向もよく見られます。
これらの対策として、期間限定のキャンペーンを設定し、ユーザーの申し込みを後押ししてください。ここでのポイントは「期間限定」にすることです。人は締切があると行動を起こしやすくなります。
キャンペーンの参考例として、下記を見てみましょう。
- ○月○日まで!宿泊費用5%OFFキャンペーン
- 今申し込むことで、豪華朝食が無料に!
- 期間限定!通常1,800円の豪華露天風呂チケットをプレゼント
上記の例では「期間限定」を強調し、ユーザーに「締切」を意識させています。
それ以外にも「限定性」をアピールすることも効果的です。例えば、「先着○名様限定!豪華アメニティをプレゼント」などのキャンペーンも、ユーザーに今行動してもらえるきっかけになります。
CTAボタンは常時表示させておく
CTAとは「call to action」の略称で、ユーザーに行動を促す部分です。具体的には「予約申し込みボタン」や「電話をかけるボタン」などがCTAに該当します。
CTAによって、LP(ランディングページ)のコンバージョン率は大きく変わります。例えば、ユーザーが宿泊申し込みをしたいと思ったときに、申し込みボタンが見つからないと、LPから離脱される原因になるでしょう。
そのような状況を防ぐために、CTAボタンは常に表示することを推奨します。具体的には、画面下部に宿泊予約ボタンを表示させると良いです。
また、CTAボタンを常時表示するだけでなく、ボタンに表示するテキスト・ボタンの色などをABテストすることで、最適なCTAを見つけられます。コンバージョン率を向上させるためにさまざまなパターンを試してみてください。
メディア掲載実績を記載し、ユーザーの信頼感を得る
テレビ・新聞・雑誌などのメディアで掲載実績がある場合は、LP(ランディングページ)で積極的にアピールしましょう。メディア掲載実績を記載することで、ユーザーに「このホテル・旅館はなんか凄そう」や「ちゃんとしたホテル・旅館で安心できそう」と感じてもらえます。
もし、メディア掲載実績がない場合は、次に解説する「お客様の声」を効果的に使いましょう。
お客様の声を載せ、ユーザーに未来のベネフィットを感じてもらう
LP(ランディングページ)にお客様の声を載せることで、ユーザーに「このホテル・旅館に泊まることで得られる感情」を擬似体験してもらうことが可能です。例えば、下記のようなお客様の声があることで、ユーザーに価値を感じてもらいやすくなります。
- 広々とした天然温泉で、リラックスできました。
- 部屋からの眺めも最高で、日常の疲れを癒すことができました。
- 新鮮な海鮮料理がとても美味しく、大満足です!
また、「お客様の声」のような第三者評価を掲載することは、ユーザーからの信頼感を高めることにも繋がります。
部屋・料理・温泉などの写真を多く使う
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)では、部屋・料理・温泉などの写真を多く載せてください。ホテル・旅館の魅力をアピールできるだけではなく、ユーザーの不安を軽減させることもできます。
初めて宿泊するユーザーは、「このホテル・旅館は大丈夫かな」と不安に感じているものです。その不安感を解消するために、たくさんの写真でホテル・旅館の雰囲気や魅力を伝えましょう。
ホテル・旅館周辺の観光地や特産品を紹介する
ホテルや旅館に宿泊するユーザーは、観光・ショッピング・地元の特産品を楽しむなどの目的を持っていることが多いです。そのため、ホテル・旅館周辺の観光情報や特産品をLP(ランディングページ)で紹介することは、宿泊を決定する一因になります。
ただし、観光地や他店へのリンクを設けるのはNGです。画像や文章で情報を提供しましょう。LPの目的は宿泊予約を促すことなので、ユーザーが他のページに移動しないよう注意してください。
ホテル・旅館へのアクセスを分かりやすく記載する
ホテル・旅館に宿泊するユーザーは、その土地に不慣れな場合が多いため、アクセス情報を明確に示しましょう。その方がユーザーフレンドリーですし、アクセスの不安がなくなると、宿泊申込みにつながる可能性も上がります。
ここで重要なのは、電車・バス・車などの交通手段に関するルート情報や所要時間を詳しく記載することです。さらに、駐車場の有無も明記すると、ユーザーにとって一層分かりやすくなります。
レスポンシブ対応をして、スマホでも見やすく
レスポンシブ対応とは、ユーザーが閲覧しているデバイスに合わせて、画面のレイアウトを最適化することです。例えば、下記の画像のように、PCであれば画像が横並び2列で表示されていますが、スマートフォンでは画像が縦並び2列で表示されています。
このように、PCやスマートフォンなど、各デバイスでユーザーがページを見やすいように表示する技術を、レスポンシブ対応と言います。
LP(ランディングページ)を制作するときは、PC・スマートフォンの両方でページをチェックして、ユーザーにとって見やすいかを確認しましょう。
サイト表示スピードを早める
サイトの表示スピードを早めると、ページの離脱率を抑えることが可能です。実際にGoogleが提供しているデータによると、ページの読み込み時間が長ければ長いほど、離脱率が高くなります。
具体的には、ページの読み込み時間が1〜3秒の場合は32%、1〜5秒の場合は90%、1〜6秒の場合は106%、1〜10秒の場合は123%と離脱率が上昇する結果があります。
LP(ランディングページ)に、どんなに良い内容が書かれてあっても、ページの表示速度が遅ければ、その内容が読まれることはありません。ですので、ページの表示速度を早める努力が必要です。
ページの表示速度を調べるときは、Googleが提供している「PageSpeed Insights」を使うと簡単に分かります。
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)を制作時に参考にするなら?
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)を制作するときに、ぜひ参考にしたいLPを3つ紹介します。どのホテル・旅館も大変人気ではありますが、LPにも工夫が多くあります。
これから紹介するLPから、WEB集客で成功するためのヒントを見つけていきましょう。
御宿竹林亭
「御宿竹林亭」は、佐賀県の武雄温泉にある旅館です。
ファーストビューには、佐賀県の綺麗な自然をアピールしたアニメーション動画を用いることで、ユーザーにインパクトを与えています。
下にスクロールしていくと、それぞれ特徴の異なる各部屋の名前や写真・こだわり・広さ・定員などを一目でチェックできるようになっているのも特徴です。さらにアクセス情報も分かりやすく記載があり、ユーザーフレンドリーなLPだと言えます。
塩の湯温泉 蓮月
「塩の湯温泉 蓮月」は栃木県の塩原渓谷にある旅館です。
こちらのLP(ランディングページ)もファーストビューでアニメーション動画を採用して、ユーザーに旅館の魅力を十分に訴求しています。
また、2023年6月段階では「夏旅キャンペーン」が用意されており、バナーが常時画面に表示されています。キャンペーンの内容は抽選で50組100名様に無料招待券が当たるというもので、このような限定性を意識したキャンペーンは、ユーザーの行動を促進するのに非常に効果的です。
ザ・レジデンシャルスイート・福岡
「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」は、福岡県にあるコンドミニアムホテルです。
このホテルの最大の売りは、お手頃な料金にも関わらず、全室44㎡以上の広々とした部屋に宿泊できることです。近辺のホテルを見ていても、このようなホテルはないため、競合他社との大きな差別化になっています。
この差別化ポイントを、ファーストビューやページの中でも、画像を使って十分に訴求ができていることが、WEB集客の成功に繋がっていると考えられます。
ホテル・旅館のLP(ランディングページ)のLPの効果的な集客方法
LP(ランディングページ)は、制作しただけで集客ができるわけではありません。集客するためには、LPに訪れるユーザーを増やす必要があります。
ここでは、LPを制作後の集客方法を2つ解説します。WEB集客をする上で大切なポイントなので、参考にしてみてください。
WEB広告で集客する
LP制作後は、WEB広告を用いてLPにアクセスするユーザーを増やしましょう。WEB広告には、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告など、さまざまな種類があります。
まだWEB広告を始めていない方は、リスティング広告から始めることをおすすめします。リスティング広告は、ユーザーの検索キーワードに対して広告を表示させるため、確度の高いユーザーを集めやすいです。
WEB広告の種類については、別記事の「WEB広告で集客するときの成功ポイント6選!媒体の種類も徹底解説」で詳しく解説しているので、あわせてご覧になってみてください。
SNSで発信する
Instagram・FacebookなどのSNSで、ホテル・旅館の魅力を発信することも効果的です。WEB広告とは違い無料で情報を発信できますし、フォロワーが多くなると強力な集客手段にもなります。
広告予算を多くかけられない場合は、SNSから始めると良いでしょう。
まとめ
この記事では、ホテル・旅館のLP(ランディングページ)で、成果を出すためのポイントを解説しました。今回の記事のポイントをまとめておきます。
- ホテル・旅館の強みやこだわりを考え、他社との差別化を図る
- ファーストビューは、ホテル・旅館の外観でアピール
- 期間限定のキャンペーンを設定し、お得感を出す
- CTAボタンは常時表示させておく
- メディア掲載実績を記載し、ユーザーの信頼感を得る
- お客様の声を載せ、ユーザーに未来のベネフィットを感じてもらう
- 部屋・料理・温泉などの写真を多く使う
- ホテル・旅館周辺の観光地や特産品を紹介する
- ホテル・旅館へのアクセスを分かりやすく記載する
- レスポンシブ対応をして、スマホでも見やすく
- サイト表示スピードを早める
ホテル・旅館のLP制作時は、上記のポイントを意識してみてください。
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