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SEO対策とリスティング広告の違いとは?どちらを活用すべき?

X編集部
2024.03.08 14:07
SEO対策とリスティング広告の違いとは?どちらを活用すべき?

Web集客施策として欠かせない取り組みと言えるのが、SEO対策とリスティング広告の運用です。両者は運用効果や目的が大きく異なるため、それぞれの特徴の違いを正しく理解しておく必要があります。

この記事では、SEO対策とリスティング広告の違いについて詳しく解説しながら、どちらの施策をどんな時に活用すべきかについて、具体的なケースとともに紹介します。

SEO対策とは

そもそもSEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称で、検索検索エンジンのアルゴリズムに自社サイトを最適化し、表示順位が上位になるような施策全般を指します。SEO対策やSEO改善とも呼ばれ、検索エンジンのアルゴリズムに自社サイトをすり合わせることで、集客の改善を促します。

インターネットユーザーの増加によって、インターネット上での発信力の高さは顧客の獲得において重要な役割を果たすようになりました。一方で競合企業の増加に伴い、漠然とネット上で情報発信をしているだけでは、差別化が進まず十分な関心をユーザーから得ることができなくなっているのも現状です。

自社の必要に応じたSEO対策を実施することで、効率よく潜在顧客に情報を届け、商品やサービスを認知してもらうことができます。インターネット経由で新規顧客の獲得を実現するとともに、既存顧客との関係強化を図る上で、重要な取り組みです。

リスティング広告とは

リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれる、Web広告施策の一種です。検索エンジンが提供している検索結果の最上位に表示される広告枠に有料で広告を出稿し、高い認知を獲得することができます

リスティング広告は、特定のキーワードを検索したユーザーに対して表示される広告で、入札額が大きい順に広告が表示されるようになるのが特徴です。そのためニッチなキーワードであれば安価な出稿料で広告を掲載することができますが、大きなボリュームを持つキーワードとなると、その分入札競争が激しく広告掲載が難しくなります。

そのため、リスティング広告の運用に際してはキーワードの費用対効果やキーワードそのものの集客力に注目しながら選定を進めるなどの、独自のノウハウが求められる点は覚えておきましょう。

最近ではリスティング広告で表示できる情報もリッチになってきており、ECサイトであれば具体的な商品名や画像、そして価格などの細かなインフォメーションも検索結果に表示できるため、訴求効果が高まっています。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

SEO対策とリスティング広告の違い

上記の通り、SEO対策とリスティング広告はどちらも検索エンジンと関連のある施策ではありますが、いくつかの相違点が見られます。ここでは、両方の施策を活用する上で知っておきたい、主な違いについて紹介します。

効果が現れるまでの期間の違い

まず、SEO対策とリスティング広告では、施策を実行してから効果が現れるまでの期間に大きな違いがあります。

SEO対策は、基本的に継続的な情報発信によって徐々に認知を拡大していく施策であるため、集客効果が得られるまでにはある程度の時間を必要とします。

というのも、どれだけ正しいSEO対策を実行していても、検索エンジンのアルゴリズムから自社サイトを認知してもらうために時間がかかるからです。よほど運営会社に知名度があったりする場合はその限りではありませんが、そうでない場合には気長に取り組む必要があります。

一方のリスティング広告ですが、こちらは十分な入札費用を確保しておけば、その日から認知拡大に取り組むことができます。SEO対策なら数ヶ月以上かかる場合でも、リスティング広告なら検索結果の最上位に自社サイトのコンテンツを表示することが可能です。

費用の違い

続いて、施策の実施に関する費用についてです。まずSEO対策の費用ですが、SEO対策については自社サイトの維持管理費などをのぞいて、コンテンツの発信のために費用がかかることは基本的にありません

もちろん、コンテンツ制作やサイト運営を外部に任せたりする場合はその限りではありませんが、やろうと思えばコストをかけずに情報発信をすることができます。高いコストパフォーマンスの可能性を秘めている点は、SEO対策の最大の強みとも言えるでしょう。

一方、リスティング広告はを出稿するたびに料金が発生します。リスティング広告を無料で利用することはできないため、注意が必要です。とはいえ、従来のマスメディア広告などに比べると、リスティング広告は単価が非常に安いため、広告施策の中でもコストパフォーマンスを期待しやすい点は魅力です。

アプローチ対象の違い

SEO対策とリスティング広告では、アプローチの対象も異なりやすいことも知っておくと良いでしょう。まずSEO対策は、基本的にはまだ商品や会社を認知していない、潜在顧客への認知拡大を目的とした施策です。自社の専門性や商品の魅力、そしてニーズそのものを創出する上で役に立ちます。

もちろん顕在顧客へのアプローチにおいても有用性はありますが、運用に際しては潜在顧客向け、顕在顧客向けで別個にコンテンツを作る必要も出てくるため、まずは潜在顧客へのアプローチから考えることをおすすめします。

一方のリスティング広告は、主に顕在顧客へのアプローチを前提とした施策です。すでにユーザーの中で欲しいものが明確に決まっていて、どこで買おうかを悩んでいるようなユーザーをイメージすればわかりやすいでしょう。

このような有効なターゲット層の違いを理解しておくと、それぞれの施策のより効率的な運用に繋がります。

SEO対策のメリット

SEO対策は、具体的にどのようなメリットを事業者にもたらしてくれるのでしょうか。ポイントとしては、以下の3つのメリットが挙げられます。

費用対効果が高い

上でも触れた通り、SEO対策はノウハウがあれば高い発信力を得られるだけでなく、それでいて費用対効果が高い点が強みです。広告施策のようにアウトプットのために広告費をかける必要がなく、サーバー代さえ確保しておけばコンテンツの発信にお金はかかりません。

また、SEO対策は継続するほどに高い発信力を得られるため、開始当初はそこまで効果が得られなくとも、半年、1年と継続的に取り組むことで、高いコストパフォーマンスを実感できるでしょう。

自社や商品の権威性向上に役立つ

SEO対策による情報発信は、自社や商品の権威性を高める上で大きな効果を発揮します。SEO対策を通じて行う情報発信では会社や商品に関するトピックを取り扱うため、その分野に興味のあるユーザーのアクセスを獲得し、認知してもらうことができるからです。

SEO対策が功を奏し、さまざまなキーワードで自社サイトを表示できるようになれば、ユーザーに「その分野において詳しい会社」として覚えてもらえるでしょう。

長期にわたって発信し続けやすい

SEO対策によるコンテンツ制作は、制作したもの全てを自社の資産として蓄積するとともに、サイトを運営している限りは半永久的に発信し続けられるのも強みです。

広告施策は広告費を払い続けないと掲載を継続できませんが、SEO対策の場合はその必要がないので、コストの心配をすることなく情報を潜在ユーザーに向けて発信ができます。

SEO対策のデメリット

SEO対策はWeb集客において強力な効果を発揮する施策である一方、実施にあたってはデメリットもあることを知っておく必要があります。ポイントとしては、以下の2つの懸念点です。

効果が出るまでに時間がかかる

まず、SEO対策は広告施策のような短期間で成果が得られるものではなく、期待するような効果が出るまでは半年〜1年以上の継続的な取り組みが必要な施策であることは理解しておきましょう。

一週間毎日コンテンツをアップすることができても、それを何ヶ月も続けなければ、あまり意味はありません。いつ効果が現れるかはケースバイケースですが、数週間で得られることは基本的にないと考えなければなりません。

そのためSEO対策のベーシックなスタンスとして、じっくりと成果が現れるのを待つ必要があります。

ノウハウが必要

SEO対策はノウハウがなければ、あまり成果があらわれてくれない点も考慮すべきです。ただでさえSEO対策は時間がかかる施策でありながら、有意義なアプローチで施策を進めないと、成果が現れるのがさらに遅くなってしまいます

世の中のトレンドの移り変わりはますますスピーディに切り替わるようになってきていますが、SEO対策に手間取り、成果を得るのに多くの時間をかけていると、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまうリスクも考えられます。

ある程度ノウハウの獲得にリソースを割き、正しいSEO対策を実行するゆとりも確保しなければなりません。

リスティング広告のメリット

リスティング広告は、SEO対策では得られなかったメリットを期待できるのが特徴です。どのようなメリットがあるのか、整理しておきましょう。

短期間で成果が得られる

リスティング広告は、広告費を払うことで検索エンジン最上位に自社サイトを表示させる施策です。上手にキーワードを選定して広告を出稿すれば、瞬時にアクセス数を確保することができるため、SEO対策のように気長に成果を待つ必要がないのが魅力と言えます。

SEO評価の影響を受けない

リスティング広告は、広告枠に入札することで自社サイトを表示させる手法であるため、SEO評価はあまり関係がありません。

もちろん、SEOでペナルティを受けるような有害サイトは出稿時の審査で広告掲載不可と判断されることもありますが、そうでない限りはSEO対策が進んでいないサイトでも気軽に注目を集められます。

コンバージョンに繋がりやすい

上述の通り、リスティング広告はそもそも購入意思のあるユーザーに効果的な広告であるため、広告を表示できれば、そのまま購入や契約などに繋げることも難しくありません。

もちろん、UIなどのサイトデザインによって購入をためらわれてしまうケースもあるものの、販売商品や価格・サイトの仕様などで差別化ができている場合は、リスティング広告を使えば多くのコンバージョンを得ることができるでしょう。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告は強みばかりではなく、デメリットもあります。以下の懸念点が足を引っ張らないよう、対策しておかなければなりません。

広告費がかかる

リスティング広告の利用は、当たり前ですが広告費がかかります。また、どれくらいの費用がかかるかはキーワードのボリュームにも依拠し、人気のキーワードほど入札が多く高い広告費用が発生するのが特徴です。

そのため個人でリスティング広告を運用する場合などは、ニッチなキーワードを正しく選んで入札をしないと、費用対効果が思ったように得られないこともあります。

審査を通過する必要がある

リスティング広告は、どんなサイトやページでも広告費を払えば掲載ができるものではなく、事前に審査に通過しておく必要があります。

紹介するコンテンツや文字数・デザインなどにおいて制約があるので、この点がクリアにならないといつまでも広告を利用できず機会損失に繋がってしまうこともあります。

権威性向上にはあまり効果がない

リスティング広告は短期間でユーザーにアプローチしやすい施策ではあるものの、SEO対策のような権威性の向上には繋がりにくいことも覚えておくべきです。

リスティング広告枠は、通常の検索結果とは線引きされた形で表示されるため、その点はユーザーも把握しています。また、リスティング広告費用をどれだけ払ってもSEOの評価が上がることはないため、検索結果で純粋に上位表示を獲得するためには、別途SEO対策を実施しなければなりません。

SEO対策とリスティング広告のどちらを活用すべき?

ここで気になるのが、SEO対策とリスティング広告のどちらを優先して活用すべきなのか、という問題です。

結論から言うと、SEO対策もリスティング広告も異なる目的で運用すべき施策であるため、二者択一というよりかは、ケースバイケースで使い分けることが大切な手法です。

ここでは両施策をどのように使うべきかについて、その考え方を紹介します。

ベストな選択肢は併用すること

まず検討したいのは、SEO対策とリスティング広告を併用するという考え方です。SEO対策は検索流入を増やす上で必要な取り組みですし、リスティング広告は購買意欲の高いユーザーへ即座にアプローチするのに使える施策です。

基本的には二つの施策を同時並行で運用しながら、必要に応じてリソースの配分を適宜変えてみることで、その時のニーズを解消するというアプローチが建設的で良いでしょう。

費用をとるならSEO対策

特にリスティング広告を使わなければならない理由がない場合、基本はSEO対策をベースにWeb集客を進めていくと良いでしょう。

SEO対策は特段費用のかかる取り組みではないばかりか、コンテンツを制作して発信すればするほど、自社の資産が増え権威性が増す強力な武器となります。普段はSEO対策に注力し、すぐに認知させたいコンテンツや商品がある場合は、リスティング広告を投下してみましょう。

即効性ならリスティング広告

とにかく短期間で一定の成果を出す必要がある場合、リスティング広告は積極的に活用すべきです。リスティング広告はキーワードの選定および審査さえうまくいけば、強力な発信力を即座に獲得することができます。

特にECサイトを運営しているような場合、リスティング広告の発信力の高さは購買に直結するので、売上のテコ入れとして活用したいところです。

SEO対策とリスティング広告を上手に使い分けるポイント

SEO対策とリスティング広告を上手に使い分けていくためには、以下の3つのポイントを事前に理解しておきましょう。

それぞれの特徴をよく理解する

ここまでも紹介した通り、SEO対策とリスティング広告は全く異なる施策であり、得られる成果も違ってきます。

この2つの施策の相違点を把握しておかないと、適切なタイミングで適切な手法を選択することができなくなるので、ノウハウを獲得するか専門家に相談し、正しく運用できるよう備えておきましょう

商材の相性も把握しておく

特にリスティング広告は、どのような商材を扱うかによっても得られる効果は異なります。SEO対策の場合は幅広いジャンルの商品やサービスに関連させて運用ができますが、リスティング広告はその限りではありません。

リスティング広告と相性の悪い商材と言われているのが、単価が安い商材です。というのもリスティング広告を出稿するのには広告費がかかるため、広告費を賄えるだけの売上をリスティング広告から獲得することが難しく、収益性が担保しづらいからです。

そのため、自社の扱う商材に合わせ、注力する施策を検討してみる視点も大事になります。

効果測定と改善も実施する

SEO対策とリスティング広告を効果的に運用するには、やはり実際に施策を試してみて、どれくらいの成果が得られそうかを計測しながら改善を進めていくのがベストです。

どんな成果がいつ、どれくらい得られるかは会社によるため、専門家でも正確に成果を把握することは難しいものです。施策実施の際は効果測定と改善の体制も整備し、PDCAを回しながら取り組むことをおすすめします。

まとめ

この記事では、SEO対策とリスティング広告の違いやそれぞれの施策のメリット・デメリット、そして上手な活用ポイントについて紹介しました。

いずれの施策も強力な効果を発揮してくれる一方、使い所や効果を理解していないと、正しく成果が得られないこともあります。

まずは最低限のノウハウを習得するか専門の会社に運用を相談し、自社で施策を進めながら成果獲得に向けて動いていくことが大切です。

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