
「Meta広告を始めたいけど、どのくらい費用がかかるんだろう?」とお考えの方も多いと思います。
広告運用で利益を出すためにも、費用相場を押さえておくことは大切です。
本記事ではMeta広告を始めたい方に向けて、課金方式ごとの費用相場やメリット・デメリット、予算設定方法などを紹介しています。
Meta広告の運用を検討している方は、参考にしてみてください。
目次
Meta広告とは
Meta広告とはその名のとおり、Meta社の広告全般を指します。InstagramやFacebookなどの配信面に、画像や動画などの広告を表示できます。
利用者のタイムラインやストーリーズなどに、自然に溶け込む形で表示される点が特徴です。
また、広告フォーマットも豊富なため、コンバージョンの獲得や認知度の向上など、目的に応じて適切な広告を作成できます。
Meta広告の課金方式ごとの費用相場
Meta広告の課金方式ごとの費用相場を紹介します。
- CPC(クリック課金)
- CPM(インプレッション課金)
- CPV(動画視聴課金)
CPC(クリック課金):1クリックあたり100円程度
CPC(クリック課金)とは、広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する課金方式です。
あくまでクリックされた回数に応じて費用が発生するため、広告が何万回と表示されても、クリックが0であれば費用は発生しません。
1クリックあたりの費用相場は、100円程度です。仮に出稿している広告が1,000回クリックされた場合、費用は10万円程度となります。
CPM(インプレッション課金):1,000表示あたり500~1,000円
CPM(インプレッション課金)は、広告が表示された回数に応じて費用が発生する課金方式です。
1,000表示ごとに単価が決まっている場合が多く、費用相場は1,000表示あたり500~1,000円ほどです。仮に10万表示された場合、費用は5~10万円程度となります。
CPV(動画視聴課金):再生1回あたり100円程度
CPV(動画視聴課金)は、動画広告が1回再生されるごとに費用が発生する課金方式です。
動画広告が15秒以上再生されるか、15秒以下の場合は最後まで視聴されると費用が発生する仕組みです。
再生1回あたり100円程度の費用が発生するため、1,000回再生された場合の費用相場は10万円ほどとなります。
Meta広告を始めるメリット
Meta広告を始めるメリットを紹介します。
- 低予算から導入できる
- 潜在層にアプローチできる
- さまざまなターゲティングを利用できる
- 画像や動画などを活用して魅力的な訴求ができる
Meta広告を始めるか検討中の方は、参考にしてみてください。
低予算から導入できる
Meta広告は、少ない予算から始められます。1日数百円からの出稿が可能で、予算に合わせて広告費用を調整できます。
小規模なビジネスや個人事業主でも、気軽に広告運用を始められる点が魅力です。
また、予算の上限設定も簡単にできるため、想定外の広告費用がかかる心配もありません。
効果を確認しながら、徐々に予算を増やしていく方法もおすすめです。
潜在層にアプローチできる
Meta広告は興味や行動履歴に基づいて、商品やサービスに興味をもちそうな人たちに向けて広告を表示できます。
そのため、まだ自社の存在を知らない潜在顧客層に対して、効果的なアプローチが可能です。
ブランドの認知拡大やイメージ向上にも効果的で、将来的な顧客獲得が期待できます。
さまざまなターゲティングを利用できる
Meta広告の強みは、精密なターゲティング機能にあります。年齢や性別などの基本情報だけでなく、職業や学歴などの詳細な属性でも絞り込めます。
趣味や関心事に基づくターゲティングも可能で、特定の話題に興味がある人だけに広告を届けることも可能です。
また、Webサイトを訪問したユーザーや自社アプリを使用したユーザーなどもターゲットにできます。これらの精密なターゲティングによって、広告の費用対効果を高められます。
画像や動画などを活用して魅力的な訴求ができる
Meta広告では、視覚的に訴えかける画像や動画を活用した広告作成が可能です。文字だけでは伝わりにくい商品の魅力や使用感を、視覚的にわかりやすく伝えられます。
静止画はもちろん、複数の画像を活用できるカルーセル広告やスライドショーなどの多彩な表現方法から選べます。
また、スマートフォンに最適化された広告デザインも簡単に作成可能です。
Meta広告を始めるデメリット
メリットの多いMeta広告ですが、以下のデメリットもあります。
- 広告運用の専門知識が必要
- 広告代理店を利用する場合は代行費用が必要
- 長期的なブランド構築には不向き
広告運用の専門知識が必要
Meta広告を効果的に運用するには、専門的な知識が欠かせません。
例えば、広告の設定からターゲット選定、予算配分までさまざまな専門知識が必要です。
また、広告文やビジュアルの作成にもノウハウは必要で、魅力的な内容でないとユーザーの関心を引くことは難しくなります。
Meta広告で成果を出すには、継続的な学習が必要となります。
広告代理店を利用する場合は代行費用が必要
専門知識がない場合、広告代理店に運用を任せることもできますが、代行費用が発生する点がデメリットです。
一般的には、広告費とは別に月額料金や成果報酬なども発生します。
月額料金は数十万円かかるケースもあるため、予算の少ない企業にとっては負担になる可能性があります。
長期的なブランド構築には不向き
Meta広告は比較的短い時間で消費されるコンテンツのため、ブランドの世界観や価値観を深く伝えるには限界があります。
長期的なブランド構築には、SNSでの自社アカウント運営やコンテンツマーケティングなどの取り組みも重要です。
Meta広告の予算設定方法
Meta広告は、以下4つの予算設定方法があります。
- アカウントの予算
- 広告セットの予算
- キャンペーンの予算
- 通算予算
それぞれの特徴を1つずつ紹介します。
アカウントの予算
アカウント全体で上限予算を設定する方法を指し、複数のキャンペーンを一括で予算設定する際に利用します。
キャンペーンをまとめて管理できるため、アカウント全体での広告費の過剰な仕様を防げます。
キャンペーンごとに予算設定を行わない方におすすめの予算設定方法です。
広告セットの予算
広告セットごとに日予算・期間予算を細かく設定できる方法です。
項目ごとに予算を設定できるため、広告のパフォーマンスを考慮しながら、最適な予算配分を調整できます。
キャンペーンの予算
キャンペーンごとに予算の上限を設定可能です。
複数のキャンペーンを運用しており、特定のキャンペーンで上限予算の設定が必要な場合に利用します。
仮に1つの広告配信が停止した場合でも、ほかの広告に影響しない点がメリットです。
通算予算
1週間や1カ月など、特定の期間で予算を設定すると、Meta側が適切な頻度で広告を自動で配信してくれます。
指定の期間内で均等に予算配分するように配信されるのが一般的ですが、場合によっては特定の日時において配信が増減されることもあります。
日によって広告配信量に差が出やすいため、日ごとに配信量を細かく設定しない方におすすめです。
Meta広告の予算目安
Meta広告の予算は商材や目的などで大きく変動するため、自社にとって適切な予算はわかりづらいのが実情です。
出稿自体は100円からできますが、実際の運用額は月数万円から数百万円まで幅があります。
広告の配信目的が購買促進であれば費用は高くなる傾向があり、顧客分析が目的の場合は費用を抑えられます。
適切な予算を判断する方法としては、以下の3つがおすすめです。
適切な予算を判断する方法 | 概要 |
---|---|
少額から広告運用を始める | 少額から広告運用を始め、費用対効果を分析しながら徐々に予算を増やす |
Metaのシミュレーションから判断 | 広告マネージャーで目的や期間、予算などを入力し、予想されるコンバージョン数やリーチ数を確認する |
広告ライブラリから判断 | 他社の広告事例を参考にする |
いきなり数十万円と多額の費用を投じるのではなく、月数万円ほどの少額から段階的に予算を増額するのが堅実な方法です。
Metaのシミュレーションや広告ライブラリなども参考にして、自社にとって適切な予算を考えてみてください。
Meta広告の支払い方法
国ごとに選べる支払い方法が異なり、日本は以下の支払い方法を利用できます。
- クレジットカード・クレジット機能付きデビットカード
- PayPal
利用できるクレジットカード・クレジット機能付きデビットカードは以下です。
- JCB
- Visa
- Mastercard
- American Express
この支払方法は広告アカウントの設定している国が日本、通貨が円(JPY)になっている場合のみ利用可能です。
参考:Meta|Meta広告で利用できる支払い方法
Meta広告の費用対効果を高める方法
Meta広告の費用対効果を高める方法を解説します。
- 詳細にターゲティングを設定する
- 自動入札機能を利用する
- 目的に合わせてクリエイティブを利用する
詳細にターゲティングを設定する
年齢や性別といった基本情報だけでなく、興味関心や行動パターンまで絞り込むと費用体効果の向上が期待できます。
例えば「30代女性」ではなく「料理に関心がある30代の女性」と設定すると、関連商品の訴求力が高まります。
また、過去の購入者や類似ユーザーを対象にする設定も有効です。ターゲット設定が曖昧だと、広告費用の効果が分散します。
詳細にターゲティングを設定し、自社の商品やサービスを必要としている顧客へ情報を届けましょう。
自動入札機能を利用する
広告予算を最適に使うために、Meta広告の自動入札機能を活用するのがおすすめです。
手動で入札額を設定する方法もありますが、自動入札はアルゴリズムが最適な入札戦略を提案してくれるため、初心者でも効率的な運用が可能です。
「コンバージョン数の最大化」や「コストの最適化」など、自社の目的に合わせて自動入札機能を活用してみてください。
目的に合わせてクリエイティブを利用する
Meta広告で費用対効果を上げるには、広告運用の目的に合わせた適切なクリエイティブを選ぶことが大切です。
目的に合わないクリエイティブは、広告が見られても反応してもらえない可能性が高くなります。反応してもらえる確率を高めるためにも、広告運用の目的に合わせて適切なクリエイティブを選びましょう。
例えば、新商品の購入を促したい場合は、商品の魅力がすぐに伝わる写真や動画、購入を促すボタンを目立つ場所に配置します。
ブランドを知ってもらいたい場合は、ブランドの世界観を表現した魅力的な画像、心に残る物語のような動画を使用するのが効果的です。
また、複数のクリエイティブを用意して効果を比較する方法もあります。画像の色や文章の長さ、訴求ポイントなどを変えて反応の違いを分析しましょう。
Meta広告を広告代理店に依頼する場合の費用相場
Meta広告を広告代理店に依頼する場合の費用は、企業の規模やサービス内容などによって異なります。運用代行の手数料は、広告費の10~30%というケースが多いです。
仮に広告配信にかかる費用が10万円の場合、手数料と合わせると11万~13万円の費用が発生します。
また、広告配信費用や手数料だけでなく、以下の料金がかかる場合もあります。
- 初期費用
- オプション費用
- 広告クリエイティブの制作費用
依頼を検討している広告代理店のホームページを閲覧しても料金形態がわからない場合は、企業に直接問い合わせると良いでしょう。
まとめ
Meta広告の課金方式ごとの費用相場やメリット・デメリット、予算設定方法などを紹介しました。
費用はクリック回数や表示回数に応じて変わりますが、10万円程度が費用相場となります。
適切な予算は商材や目的などで大きく変わるため、まずは月数万円ほどの少額から段階的に予算を増額することをおすすめします。自社での運用が難しい場合は、広告代理店への依頼も検討してみてください。
なお、弊社クロスバズではMeta広告の運用代行を行っております。
手数料は定額制で、少額予算にも対応しております。また、契約期間の縛りがないので合わなければすぐにご解約いただけます。
なお、アカウント権限はお客様に完全譲渡していますので、運用内容もお客様自身でご確認いただけます。
「Meta広告が初めてだからまずは予算を抑えたい」「透明性が高いMeta広告の運用代行を依頼したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談は無料です。
関連記事:Meta広告とは?特徴や種類、やり方などを初心者向けにわかりやすく解説
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