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CPC(クリック単価)とは| 計算方法・目安・CPAとの関係まで

post-shinohara
sion
公開日:2026.10.30 10:22

「CPCの計算方法をマスターして広告改善に生かしたい」
「クリック単価の目安やCPAとの関係を調べている」

この記事は、そのような方向けに書いてみました!

こんにちは、広告運用をしているsionです。

本記事では、CPCの計算式や具体例に加え、クリック単価の判断方法、CPAとの関係、改善方法まで基本的な部分をわかりやすく解説しています。

CPCの基礎から基本的な改善方法までまるっとこの記事でマスターして役立てていただけたらうれしいです!

CPC(クリック単価)とは?

CPC(クリック単価)とは
広告の1クリックあたりにかかった費用を表す指標です。

CPCは、Cost Per Click(コスト・パー・クリック)の略語となります。
すなわち、1クリックあたりの費用 という意味です。

CPCの計算式

CPC(クリック単価)は下記の数式で求めることができます。

すなわち、CPC = 広告費 ÷ クリックされた回数で求められます。

実際のデータでCPCを計算してみよう

同じ広告費をかけていても、クリック数の違いでCPC(クリック単価)はこんなに変わってきます。
2つの例を見てみましょう!

パターン1:広告費120,000円で1,000回クリックされた場合
120,000円 ÷ 1,000回 = 120円
→CPCは120円

パターン2:広告費120,000円で80回クリックされた場合
120,000円 ÷ 80回 = 1,500円
→CPCは1,500円

このように、同じ広告費でもクリック数によってCPCは大きく異なります。

CPCから逆算する方法

例えば目標CPCを概ね決めて、必要な広告費や獲得できるクリック数を逆算することもできます。

目標CPCとは?
広告運用において目指す(あるいは抑えたい)1クリックあたりの広告費のこと

例えば、1クリックあたりの広告費を150円以内に抑えたい場合、150円を目標CPCとして広告予算や獲得したいクリック数を検討します。
※ただし、目標CPCは実際のクリック単価とは異なり、必ずしも目標どおりの金額になるとは限りません。

それでは、目標CPCから以下2パターンの逆算を計算してみましょう。
①目標CPCと獲得したいクリック数をもとに、必要な広告費の目安を算出する方法
②広告予算と目標CPCをもとに、獲得できるクリック数の目安を算出する方法

①目標CPCから必要な広告費を求める

必要な広告費 = 目標CPC × 目標クリック数

(例)
目標CPCを150円に抑えたい、獲得したいクリック数は2,000回とした場合、必要な広告費は以下のとおりです。
150円 × 2,000回 = 300,000円

この場合、必要な広告費が概ね30万円となります。

②広告費と目標CPCから獲得できるクリック数を求める

獲得できるクリック数 = 広告費 ÷ 目標CPC

(例)
広告予算が30万円、目標CPCを150円とした場合、獲得できるクリック数は以下のとおりです。
300,000円 ÷ 150円 = 2,000回

この場合、2,000クリックを獲得できる計算になります。

このように、目標CPCや想定CPCをもとに計算することで、必要な広告費や獲得できるクリック数の目安を把握できます。

CPC計算式は、計算式を変形すると、必要な広告費やクリック数の目安も求められます。
そのため、広告配信前の予算計画にも活用できます。

CPCの目安・相場はいくら?

ここからは、主にGoogleの検索広告を例に説明します。
※ただ、CPCの基本的な考え方はどの媒体にも通用する部分もあるため、ぜひ参考にしてください。

CPCの相場は、「1クリック〇円」のように一律で決まっているわけではありません。

CPCの相場・目安は、媒体や業界別に大まかな目安を示されることがあります。
ただし、配信するキーワードや競合状況などによって異なるため、その金額をすべての広告に当てはめることはできません。

では、どうやってCPCを扱っていけばよいの?という疑問を少しずつ解消します。

CPCの相場は「業界」だけでは決められない

CPCは、業界によってある程度の傾向はあります。

たとえば、塗装サービスや不動産、税理士系など、1件の契約で得られる金額が大きい業界では、1件の成約を獲得するためにかけられる広告費も大きくなりやすく、CPCも高くなる傾向があります。

一方、顧客から得られる利益が小さい場合は、顧客獲得にかけられる広告費も限られます。ただし、継続購入が見込まれる場合や競争が激しい場合は、商品単価が低くてもCPCが高くなることがあります。

つまり、CPCは業界だけで決まるわけではありません。
同じ業界であっても、広告を出すキーワードや競合する企業の数などによって、CPCは変わります。

そのため、CPCの高低は、業界だけでは判断できないということなのです。
配信するキーワードや競合状況なども確認しましょう。

では、実際にどのような場合にCPCは高くなり、反対に安くなりやすいのでしょうか。
ここからは、CPCが高くなりやすいケースと安くなりやすいケースを紹介します。

CPCが高くなりやすいケース

具体的には、以下の3つのケースでCPCが高くなりやすい傾向があります。

  1. 競合の数が多い
  2. コンバージョン(成果)の価値が非常に高い市場
  3. 広告の品質が低い

それぞれ解説します。

1.競合の数が多い

同じキーワードやターゲットに対して、広告を出したい企業(競合)の数が単純に多いケースです。

Web広告はオークション形式で掲載順位や価格が決まるため、広告枠という限られた「席」を多くの企業で奪い合う「過密状態」になると、入札価格が自然と競り上がります。

特に参入障壁が低い業界や、Web広告での集客がメインとなっている市場では競合が集中しやすく、CPCが高くなりやすい傾向があります。

2.コンバージョン(成果)の価値が非常に高い市場

1人の顧客を獲得できたときに得られる利益が大きい業界や市場です。

たとえば、不動産関係や法律相談などは、1件の成約から得られる利益が大きくなりやすいサービスです。
こうした市場では、広告費をかけてでも顧客を獲得したい企業が多く、入札価格が高くなりやすい傾向があります。

また、顧客1人あたりの利益が大きければ大きいほど、広告費が高くても採算が合いやすくなります。そのため、競合各社が高い入札価格を設定しやすく、結果としてCPCが高くなることがあります。

3. 広告の品質が低い

Google広告では、広告の掲載順位を決める「広告ランク」が重要です。
広告ランクは、入札単価だけでなく、広告の品質や広告アセットの効果、オークション時の状況などによって決まります。

つまり、入札単価が高くても、広告の品質が低いと、広告ランクで不利になる場合があります。

広告の品質を確認する際の参考指標が「品質スコア」です。
品質スコアは、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性の3つの要素から、広告の品質を診断するための指標です。

※なお、品質スコア自体が広告オークションの評価に直接使われるわけではありません。改善すべき点を見つけるための診断指標として活用しましょう。

CPCが安くなりやすいケース

具体的には、以下の3つのケースでCPCが安くなりやすい傾向があります。

  1. 競合の数が少ない
  2. コンバージョン(成果)の価値が比較的小さい市場
  3. 広告の品質が高い

それぞれ解説します。

1. 競合の数が少ない

同じキーワードやターゲットに対して、広告を出したい企業(競合)の数が少ないケースです。

Web広告はオークション形式で掲載順位や価格が決まるため、広告枠を獲得するための競争が少ないと、入札価格が競り上がりにくくなります。その結果、CPCが安くなりやすい傾向があります。

ただし、競合が少なくても、広告を出稿している企業が高い入札単価を設定している場合などは、CPCが高くなることもありますので注意しましょう。

2. コンバージョン(成果)の価値が比較的小さい市場

1人の顧客を獲得できたときに得られる利益が比較的小さい業界や市場です。

こうした市場では、顧客1人あたりの利益が小さいため、広告費を多くかけると採算が合わなくなる可能性が高まります。

そのため、企業が設定できる入札単価も低くなりやすく、CPCが安くなる場合があります。

ただし、利益が小さくても競合が多い場合や、継続購入によって長期的な利益が見込める場合は、CPCが高くなることもあります。

3. 広告の品質が高い

広告の品質が高いと、広告ランクで有利になり、同じ掲載順位を獲得するために必要な入札単価を抑えられる場合があります。
その結果、CPCが安くなることがあります。

広告の品質を確認する際の参考指標が「品質スコア」です。
品質スコアは、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性の3つの要素から、広告の品質を診断するための指標です。

※なお、先ほどと同様に、品質スコア自体が広告オークションの評価に直接使われるわけではありません。改善すべき点を見つけるための診断指標として活用しましょう。

広告の品質を高めるには、ユーザーが検索した語句、表示される広告、遷移先のLPの内容に一貫性を持たせることが重要です。

検索した内容・広告・LPの内容が一致しているほど、ユーザーのニーズに合った広告になりやすく、広告の品質向上につながります。

CPCとCPAの関係

CPC(クリック単価)は、CPA(CV獲得単価)にも影響する指標です。

CPCは広告が1回クリックされるのにかかった費用、
CPAは1件のコンバージョン(問い合わせや購入など)を獲得するのにかかった費用を表します。

それぞれの計算式は、以下のとおりです。

CPAは、クリック単価だけでなく、クリックした人のうち何人がコンバージョンに至ったかによっても変わります。

この割合をコンバージョン率(CVR)といい、CPCとCVRを使うと、CPAは次の計算式で求められます。

ここで、CPCがCPAに与える影響を先ほどの計算式を用いて、例題を見てみましょう。

CPCがCPAに与える影響の例

(例1:CPCが100円の場合)
CPCが100円、CVRが2%の場合、CPAは5,000円です。
式:100円 ÷ 0.02 = 5,000円

(例2:CPCが200円の場合)
一方、CPCが200円に上がり、CVRが2%のまま変わらなければ、CPAは10,000円になります。
式:200円 ÷ 0.02 = 10,000円

このように、CVRが同じであれば、CPCが高くなるほどCPAも高くなります。

ただし、CPCを下げれば、必ずCPAが改善するわけではありません。

たとえば、CPCが安くなっても、問い合わせや購入につながりにくいユーザーからのクリックが増え、CVRが下がれば、CPAが高くなる場合があります。
反対に、CPCが高くても、コンバージョンにつながりやすいユーザーを獲得できれば、CPAを抑えられる可能性があります。

結論として、広告運用ではCPCだけで判断せず、CVRやCPAもあわせて確認することが重要です。
CPCが高い場合は、クリック単価だけでなく、コンバージョンにつながるクリックを獲得できているかも確認してみましょう。

CPCや広告の費用対効果を改善する6つの方法

CPCを改善するには、結論として、ユーザーが検索した内容から広告、遷移先のLPまで、一貫性を持たせることが重要です。

検索意図に合った広告を表示し、ユーザーが求める情報をLPで提供することで、広告の関連性や品質の改善が期待できます。
また、入札設定や競合の状況もCPCに影響するため、あわせて確認しましょう。

具体的な改善方法を6つ紹介します。

  • 検索キーワードや検索語句の見直し
  • 除外キーワードの設定
  • 検索キーワードと広告文の一致
  • 広告とLPの内容の一致
  • 入札単価の見直し
  • 競合との競争状況を確認

順番に内容を確認してみましょう。

検索キーワードや検索語句を見直す

検索キーワードは広告主が設定する語句、検索語句はユーザーが実際に検索した語句です。

たとえば、外壁塗装の広告で「外壁塗装 DIY」と検索したユーザーが多い場合、施工を依頼する見込みが低い可能性があります。

実際の検索語句を確認し、成果につながりにくい検索が多い場合は、配信設定しているキーワードやマッチタイプを見直しましょう。

除外キーワードを設定する

除外キーワードを設定すると、指定した語句を含む検索などに広告が表示されないようにできます。

たとえば、外壁塗装の施工業者であれば、「DIY」などを除外する方法が考えられます。

不要な検索からのクリックを減らし、広告費の無駄を抑えましょう。

ただし、無駄なクリックを減らしても、平均CPCが下がるとは限りません。除外キーワードは、主に広告費の無駄を抑え、費用対効果を改善するために設定します。

また、見込み客まで除外しないよう注意が必要です。

▼除外キーワードの選定方法についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にどうぞ
除外キーワードのマッチタイプとは?使い分けの考え方から設定方法まで解説

検索キーワードと広告文を一致させる

検索した内容に合った広告文を作成することで、広告の関連性を高め、CPCの改善につながる可能性があります。

検索した目的と広告の内容が一致していれば、ユーザーにとって必要な情報が伝わりやすくなります。

また、Google広告では広告の品質がオークション時の広告ランクに影響するため、広告の関連性を高めることも重要です。

ただし、広告文を変更すれば必ずCPCが下がるわけではありません。
検索キーワードごとにユーザーの目的を考え、広告の内容を見直しましょう。

広告とLPの内容を一致させる

広告で訴求した内容が、遷移先のLP(ランディングページ)でもすぐに確認できるようにしましょう。

例えば、広告で無料見積もりを訴求するなら、LPでも見積もりの案内や申し込み方法をわかりやすく掲載することが重要です。

また、ユーザーが迷わず問い合わせできる構成にすることで、コンバージョン率の改善が期待できます。

入札単価を見直す

CPCが高い場合は、広告の入札設定も確認しましょう。
手動入札の場合は、設定している入札単価を調整することで、CPCを抑えられる可能性があります。

一方、現在主流の自動入札では、入札単価を毎回手動で調整するのではなく、入札戦略に応じて設定を見直します。

例えば、「クリック数の最大化」では上限クリック単価を設定でき、「目標コンバージョン単価」では目標CPAを調整できます。

CPCが高く、改善が見られない場合は、コンバージョン数やCPAも確認したうえで、入札戦略自体の変更も検討しましょう。

競合との競争状況を確認する

CPCは、同じ検索結果に広告を掲載しようとする競合の状況にも影響されます。

Google広告のオークション分析などで競合との掲載状況を確認したり、競争が激しいキーワードを把握しましょう。

そのうえで、入札単価やキーワード、広告の内容を見直し、費用対効果の改善を目指します。

まとめ:CPCの計算式を理解して広告改善に活用しよう

CPC(クリック単価)は、広告費をクリック数で割ることで算出できます。

CPCの改善には、ユーザーの検索意図に合った広告を表示し、LPまで一貫性を持たせることが重要です。
また、CPAやCVRもあわせて確認し、広告全体の費用対効果を改善していきましょう。

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