「Google広告の運用って代理店に任せたほうがいいのかな?」
「代理店に依頼して失敗したらどうしよう…。」
「運用代行してもらうメリットって何?」
本記事を読まれているあなたは、こんな風にお考えかもしれません。
Google広告の運用代行を代理店に依頼するのには、メリットとデメリットが混在します。
さらに、デメリットを最大限減らしつつメリットを最大限享受するためには、信頼できる代理店を選ぶ必要があります。
ということで本記事では、Google広告の運用を代理店に依頼するメリットとデメリットを紹介するだけでなく、正しい代理店の選び方を解説します。
代理店に任せるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
代理店にGoogle広告運用代行を依頼するデメリット2つ
- 自社に運用ノウハウが溜まりにくい
- 運用手数料がかかる
Google広告運用代行を、代理店に依頼するデメリットは上記2つです。
1つずつ解説していきます。
自社に運用ノウハウが溜まりにくい
Google広告の運用を代理店に任せきりにすると、自社に運用ノウハウが溜まりにくいです。
「任せきり=なんとなく売上が上がればOK」な考えだと、細かい成果報告に目を向けなくなってしまうからです。
いずれ自社運用をしたいと考えている場合、月次レポートや広告アカウントの機能・設定などをこまめに確認し、代理店と密にコミュニケーションを取るようにしましょう。
そうすれば、成果を出しながらも運用ノウハウを溜め続けることができますよ。
運用手数料がかかる
広告代理店に運用代行を依頼すると、必ず手数料がかかります。
手数料相場は広告運用額の20%。
自社運用であれば必要のないコストを支払う必要が出てきます。
広告運用額によっては、新たに広告担当者を雇うよりも高くつく可能性もありますよね。
かなり極端な例ですが、広告運用額が1,000万円の場合、手数料相場は200万円にまで達します。
担当者の雇用と代理店の活用、どちらにすべきか、広告運用額や運用目標を定めてから吟味すると良いでしょう。
運用手数料についてより詳しくは、リスティング広告代理店の手数料の相場と料金体系の利点/欠点を解説の記事をご覧ください。
代理店にGoogle広告運用代行を依頼するメリット5つ
- Google広告認定代理店限定の機能がある
- Google広告に関する最新情報を手に入れやすい
- 担当者を雇うよりコスパが良い
- 専門的な広告知識が手に入る
- Google広告以外のサービスも詳しく知れる
Google広告運用代行を代理店に任せるメリットはこの5つです。
それぞれ詳しく説明します。
Google広告認定代理店限定の機能がある
- Google Partner
- Google Premier Partner
Google広告認定代理店には、上記2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
Google Partner限定の機能
Google Partnerに与えられている機能は下記2つ。
- クライアントイベントのサポート
- 代理店向けコンテストの参加
Google Partner認定代理店に依頼すると、販促等のイベントサポートやGoogle広告における効果的手法を活用できる等のメリットがあります。
Google Premier Partner限定の機能
Google Premier Partnerにはこのような限定機能があります。
- 管理職向けビジネストレーニングの受講
- 専用のアカウント管理サポートの利用
- 新しいビジネス戦略のコンサルティング
- クライアントイベントのサポート
- 代理店向けコンテストの参加
- 年次の Google Partners サミットへの参加
そもそもGoogle Premier Partnerに認定されるためには高い実績を持ってなければなりません。
具体的には下記の表の通りです。
参考:Google広告ヘルプ
Google広告で確実に高い成果を出したいとお考えの場合、Googleからの信頼が担保されている点で、依頼するメリットは十分あると言えるでしょう。
Google広告に関する最新情報を手に入れやすい
Google広告を代理店に依頼すると、自社運用するよりも幅広く様々な情報を手に入れやすくなります。
広告代理店は、あなたの会社だけでなくたくさんの会社の広告運用代行を受け持っているからです。
社内で同時に何十件~何百件の運用を行っていますから、広告運用の効果的な手法や活用できるデータなど常に最新の情報を持ち合わせています。
Google広告の最新情報を得たり、最新情報を活かした運用をしてもらえたりするのは、代理店に依頼する大きなメリットと言えますね。
担当者を雇うよりコスパが良い
あまりにも高い運用額でない限り、代理店に運用代行してもらう方が広告担当者を雇うよりもコストパフォーマンスが良いでしょう。
例えば以下を想定します。
- 代理店の手数料:運用額の20%
- 自社の平均月給:30万円
この場合、広告運用額が150万円/月を超えない限り、代理店に任せるほうが担当者を雇うよりも安く済みます。
運用スキルやノウハウがあるのはもちろんですが、単純にコスト面で見ても代理店の方がお手頃なのではないでしょうか。
専門的な広告知識が手に入る
代理店にGoogle広告を依頼するメリットとして、“専門的な広告知識が手に入る“点が挙げられます。
代理店は今までたくさんの企業の広告運用をしてきており、有効なキーワードや広告文、コンバージョンまでの導線などを知り尽くしているからです。
月次レポートやミーティング、日々の問い合わせから得られる知識は膨大でしょう。
いくら調べても分からなかった不明点が、代理店に聞いたら即座に解決したなんてこともよくあります。
広告知識を集めるために代理店をうまく使いこなすのも一手ですね。
売上を上げるための知識を効率よく集められるのは代理店ならではのメリットですよ。
Google広告以外のサービスも詳しく知れる
代理店とやり取りしているうちに、Google広告以外のサービスも知る機会が出てくるはずです。
代理店が、Google広告だけを限定的に取り扱っているケースは少ないからです。
Google広告以外にもYahoo!広告やTwitter広告、Instagram広告、YouTube広告など、様々な広告を取り入れている代理店の方が多いです。
ですから、Google広告以外にもあなたの会社に合った広告を提案してもらえるかもしれません。
そうすればより高い成果や売上を狙っていけそうですよね。
ということで、Google広告を代理店に任せるメリット・デメリットを紹介しましたが、代理店の選び方についても知っていた方が良いです。
代理店の選び方は下記で詳しく紹介します。
Google広告代理店を選ぶ13の方法
- アカウントの開示はしてもらえるか?
- 契約期間はどれくらいか?
- 最低予算額はいくらか?
- 手数料はいくらか?
- 手数料に含まれるサービスの内容は何か?
- レポートで成果報告をしてもらえるか?
- 担当広告主数はどれくらいか?
- 運用体制はどのようになっているか?
- フロントは営業か運用か?
- 広告アカウントの分析をしてもらえるか?
- リスティング広告以外のサービス相談をできるか?
- 運用担当者と直接話せるか?
- ブログはあるか?
Google広告代理店を選ぶ際は、この13項目を基準に信頼できるかどうか確かめましょう。
代理店選びで失敗したら、ここまで紹介したメリットが全く感じられませんからね。
より詳しくは、リスティング広告代理店の失敗しない選び方13個|チェックシート付きの記事で解説しています。
成果の出る代理店を探している方はぜひお読みください。
おわりに
Google広告は、代理店と自社運用のどちらか片一方を選んだら必ず成功するものではありません。
ユーザーの求めている情報がピンポイントで掲載された広告が、コンバージョンをもたらします。
Google広告で利益を上げるためには、自社運用するにも代理店に依頼するにも、ユーザーに満足感を与えることが大切です。
それを踏まえた上で、よりユーザーの求める広告を打ち出せるのはどちらなのか考えると良いでしょう。