コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングの費用対効果は高い!測定方法やかかる費用の内訳を紹介

X編集部
2024.07.22 10:00
コンテンツマーケティングの費用対効果は高い!測定方法やかかる費用の内訳を紹介

コンテンツマーケティングは、他のWeb施策と比較して、費用対効果の高い施策です。

しかし、具体的にどのくらい高いのか、そもそも費用対効果をどうやって算出すれば良いのか、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。

また、ただでさえ高いコンテンツマーケティングの費用対効果を、さらに引き上げる方法も存在します。

今回は、コンテンツマーケティングの費用対効果の測定方法や高める方法などについてまとめました。

コンテンツマーケティングに対する知見が少ない方でも無理なく読み進められるよう、専門用語は極力使用していません。使用する際は用語の説明を入れています。

記事を最後までチェックすれば、コンテンツマーケティングの費用対効果に関する知識が、ひと通り手に入りますよ。

目次

【結論】コンテンツマーケティングは費用対効果の高い施策である

冒頭でもお伝えしたとおり、コンテンツマーケティングは費用対効果の高い施策です。

具体的な測定方法等を解説する前に、なぜコンテンツマーケティングの費用対効果が高いと言えるのかについて見てみましょう。

費用はコンテンツ制作時にしかかからない

コンテンツマーケティングにかかる費用の大半は、コンテンツ制作時に発生します。

厳密にはサーバー代が毎月かかったりしますが、コンテンツ制作費用と比べると、微々たるものです。

一方、コンテンツマーケティングとよく比較されるリスティング広告のような施策では、広告を出稿する度に広告費を支払わなければなりません。

たしかに初期費用は、コンテンツ制作の方がかかります。例えば、コンテンツ制作には1件5万円以上かかるのが一般的です。そんななか、リスティング広告は数百円からでも始められます。

しかし、施策が長期間になればなるほど、初期費用が大半を占めるコンテンツマーケティングの費用対効果は上がっていきます。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

効果は半永久的に持続する

コンテンツマーケティングでは、一度記事を上位表示すれば、半永久的にアクセスを獲得できます。

つまり、半永久的なコンバージョン(売上や申し込み)の獲得が可能です。

もちろん、競合の台頭やGoogleアルゴリズムのアップデート等により、表示順位が落ちてしまう可能性もゼロではありません。

上記のような場合は、記事のリライトをしてあげる必要があります。

しかし、リスティング広告の場合、出稿をやめると効果は一切得られません。

よって、コンテンツマーケティングの方が、効果が長続きする施策であると言えるでしょう。

他のWebマーケティング施策と比較してローリスクハイリターンである

ここまでの内容をまとめると、以下のとおりです。

  • コンテンツマーケティングは長期目線で見れば費用のかからない施策である
  • コンテンツマーケティングでは、一度うまくいけばその効果が持続する

つまり、コンテンツマーケティングはリスティング広告のような他のWebマーケティング手段と比較して、ローリスクハイリターンな施策であると言えます。

ローリスクハイリターンは「費用対効果が高い」と、関連性の高い言葉です。

ローリスクハイリターンなので、万能な施策のように見えますが、実はそうではありません。

リスクこそ少ないものの、検索結果の上位にコンテンツを表示する難易度は、決して低くはありません。

そして、うまく上位表示できるかどうかが、コンテンツマーケティングの費用対効果に大きく影響します。

関連記事:コンテンツマーケティングで上位表示させるポイント7選!仕組みや難易度についても解説

コンテンツマーケティングの費用対効果を測定する方法

コンテンツマーケティングの費用対効果を測定する際は、ROIという指標を使うのがおすすめです。

ROIとは?:
Return On Investmentの略で、日本語では投資利益率。「利益÷投資金額×100」で算出される。

上記数式の利益には、コンテンツマーケティングによる売上を、投資金額にはコンテンツマーケティングにかかった費用を入れます。

なお、ROIの数値が高くなるほど、費用対効果が高いという意味です。

また、費用対効果を測定できる指標は、ROIだけではありません。

CPA(顧客獲得単価)やLTV(顧客獲得価値)などいくつかの指標があるのですが、本記事ではROIを用いて解説を進めていきます。

コンテンツマーケティングにかかる費用の内訳

費用対効果を算出できる数式「ROI=利益÷投資金額×100」の「投資金額」部分に入る費用の内訳は、以下のとおりです。

  • コンテンツの制作費用
  • サーバー・ドメイン代
  • サイト制作費用
  • サイト分析・リライト費用

それぞれ詳しく見てみましょう。

コンテンツの制作費用

コンテンツマーケティングへの投資金額のなかで、最も大きな割合を占めるのがコンテンツの制作費用です。

前述のとおり、記事1本の制作に、一般的には5万円ほどの費用がかかります。

コンテンツマーケティングでは、需要のある検索キーワードを選定し、それに沿った記事を制作します。よって、100本単位での記事の制作が必要です。

単純計算で、記事を100本制作する場合は500万円、200本制作する際は1000万円近い費用がかかります。

なお、上記は記事制作業者に依頼をした際にかかる費用です。自社で記事を制作できる場合は、人件費がそのまま「投資金額」となります。

また、業者によっては入稿や装飾等がオプションとなっており、追加料金がかかります。業者に依頼する際は「オプションなしのすべて込み」でサービスを提供しているところを選びましょう。

コンテンツマーケティングで最低限必要な記事の本数について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

関連記事:SEO対策に必要な記事数はどれくらい?メリットや効果的な増やし方を解説

サーバー・ドメイン代

サーバー代やドメイン代も、コンテンツマーケティングでは欠かせない「投資金額」です。

まずサーバー代は、月に数百円〜数万円かかります。サイトのPVが多くなればなるほど、サーバー代は高額になります。

しかし、余程人気のあるWebサイトでなければ、サーバー代は月に数千円程度で済むでしょう。

続いてドメイン代は、年間数百円〜数千円かかります。

ドメインのなかでも「.com」や「.net」は比較的安く取得できます。一方「.jp」や「.co.jp」は、もう少し費用がかかります。

しかしその分「.jp」や「.co.jp」は社会的信頼性が高いです。例えば「.co.jp」は日本に所在地がある企業のみが取得できるドメインで、1企業1つまでしか取得できません。

年間数千円しか違わないので、最初から「.co.jp」のような信頼性の高いドメインを取得しておきましょう。

後からドメインを移行するには、膨大な労力が必要となります。

なお、サーバー代とドメイン代は、サイトが存在し続ける限り、継続的に必要となる費用です。

サイト制作費用

サイト制作から始める場合は、その分の費用がかかります。一方、すでにサイトが用意できている場合は、この費用はかかりません。

サイト制作の費用相場は、20〜100万円です。サイトの規模やデザインの複雑さなどによって、費用は大きく異なります。

サイト制作はユーザビリティに大きな影響を与えるため、できればこだわりたいところです。

サイト制作もコンテンツ制作と同じように、費用がかかるのは1回限りです。

コンテンツマーケティング施策が長期間になればなるほど、サイト制作に費やした投資を回収できる可能性は高くなります。

Webデザインやコーディングの知見を持った人材がいる場合は、自社での対応も可能です。その場合は、人件費が投資金額となります。

サイト分析・リライト費用

コンテンツマーケティングは、記事を公開して終わりではありません。記事公開後のデータを分析して、得られた情報をもとにリライトを実施します。

まず、サイトの分析には、アクセス解析ツールやヒートマップツールなどを使用します。

サイト分析に使用するツールの費用は、無料から月額数千円〜数万円までさまざまです。サイト分析を専門業者に依頼する場合は、その分の費用もかかります。

サイト分析ツールは安いものもあるので、渋らずに使用すべきです。

続いてリライトには、1本2〜5万円ほどの費用がかかります。リライトでは、記事をゼロから執筆するわけではありません。よって、コンテンツ制作にかかる費用よりは安く済みます。

しかし、コンテンツ制作後にリライトを行うと、結果的に高くつきます。ですので、コンテンツ制作の時点で妥協をせず、質の高い記事を作ることが重要です。

そうすることで、最初から上位表示ができ、リライトを行う手間とコストをカットできます。

関連記事:コンテンツマーケティングで上位表示させるポイント7選!仕組みや難易度についても解説

以上が、コンテンツマーケティングにかかる費用の内訳です。「ROI=利益÷投資金額×100」の「投資金額」部分には、これらの費用が入ります。

コンテンツマーケティングによる効果(利益)の種類

費用対効果を算出できる数式「ROI=利益÷投資金額×100」の「利益」には、以下の種類があります。

  • 商品・サービスの購入
  • サブスクリプション
  • 問い合わせや資料請求
  • 認知拡大

それぞれ詳しく見てみましょう。

商品・サービスの購入

コンテンツマーケティングによる効果(利益)のなかで最も一般的なのが、商品・サービスの購入です。

「販売単価×販売個数」で算出された値を「ROI=利益÷投資金額×100」の「利益」に当てはめれば良いだけですので、それほど難しくはありません。

詳しくは後述しますが、商品・サービスの購入は、問い合わせや資料請求と比較すると、コンバージョン1件あたりのハードルが高いです。

特に高単価商品、サービスの場合は、十分な顧客教育が為された状態でなければ、コンバージョンには結びつかないでしょう。

そのため、クッションとして「問い合わせや資料請求」をコンテンツマーケティングのコンバージョンに設定する方もいます。

顧客教育には顧客ロイヤリティ(自社商品に対する信頼性)を高める施策が必要です。そして顧客ロイヤリティを高めるには、権威性を高める必要があります。

権威性については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:SEOにおける権威性とは?概要や高める方法9つをわかりやすく解説

サブスクリプション

サブスクリプションを、コンテンツマーケティングのコンバージョンとする企業もあります。

サブスクリプションでは、商品・サービスの購入とは異なり、数ヶ月、数年といった単位で利益が発生します。

サブスクリプションの費用対効果を求めたいのであれば、LTV(Life Time Value)と言って、顧客が生涯に渡って生み出す価値、つまり「何ヶ月サブスクしてくれるのか」を計算に含める必要があります。

一月分の利益だけだと、費用対効果がものすごく低く出てしまいますからね。

LTVは「LTV=平均購入単価×購入頻度×平均契約期間」で求められます。

例えば、1000円のサブスクリプションを月1回更新で5年間に渡って利用した場合のLTVは「1000円×年12回×5年=6万円」です。

この値を「ROI=利益÷投資金額×100」の「利益」の部分に当てはめましょう。

問い合わせや資料請求

無料で行える問い合わせや資料請求を、コンテンツマーケティングのコンバージョンとする企業もあります。

問い合わせや資料請求の獲得は、新規見込み顧客の獲得に繋がります。

商品・サービスの購入やサブスクリプションとは異なり、費用が発生しないため、コンバージョンへのハードルは低いです。

問い合わせや資料請求を、コンテンツマーケティングの効果(利益)として費用対効果を算出する場合には「問い合わせや資料請求1件あたりの価値」を算出する必要があります。

詳しい算出方法は次の項目で紹介します。

認知拡大

ケースとしては稀ですが、商品・サービスの認知拡大や企業ブランディング等を指標にコンテンツマーケティングを実施する企業もあります。

認知やブランディングを「費用」に換算することはできません。

よって、コンテンツマーケティングの目的が認知拡大や企業ブランディングにある場合は、あえて費用対効果を算出する必要はないでしょう。

コンテンツマーケティングは、顧客育成を行い、コンバージョンを獲得するための施策です。

単純な認知拡大であれば、コンテンツマーケティングよりも、ディスプレイ広告やSNS広告の方が適しています。

関連記事:ディスプレイ広告とは?代理店や運用会社に依頼するメリットや選ぶポイント
関連記事:【運用のプロが徹底解説】SNS広告運用とは?運用内容とメリット・種類や費用について

コンテンツマーケティングの費用対効果の計算例

コンテンツマーケティングの費用対効果を、以下3つの場合に分けて計算します。

  • 購入やサブスクリプションによる利益を指標とする場合
  • 問い合わせや資料請求を指標とする場合
  • PVを指標とする場合

それぞれ詳しく見てみましょう。

購入やサブスクリプションによる利益を指標とする場合

商品・サービスの購入、サブスクリプションによる利益を指標とする場合には、以下の計算式で、比較的簡単に費用対効果を計算できます。

ROI(投資利益率)=利益÷投資金額×100

ただし、サブスクリプションの場合は、以下の計算式でLTV(顧客生涯価値)を計算する必要があります。

LTV=平均購入単価×購入頻度×平均契約期間

参考として、以下の条件でROIを計算してみましょう。

  • 販売単価:30万円
  • 販売個数:50件
  • かかった費用:400万円

上記の場合「30万円(販売単価)×50件(販売個数)=1500万円(利益)」となります。

1500万円の利益と400万円の投資金額を「ROI(投資利益率)=利益÷投資金額×100」に当てはめると以下のとおりです。

ROI(投資利益率)=1500万÷400万×100=375%

ROIが100%で投資と利益が同じということなので、100%を上回る375%は、費用対効果が高いと言えるでしょう。

問い合わせや資料請求を指標とする場合

前述のとおり、問い合わせや資料請求が、すべて売上に繋がるわけではありません。

よってまずは、以下の計算式を用いて、1件の問い合わせや資料請求にいくらの価値があるのかを算出しましょう。

問い合わせや資料請求1件の価値=販売単価×問い合わせや資料請求から成約に至る確率

今回は、以下の条件で計算をしてみます。

  • 販売単価:30万円
  • 問い合わせや資料請求から成約に至る確率:20%

上記の場合「問い合わせや資料請求1件の価値=30万円(販売単価)×0.2(成約率)=6万円」なので、問い合わせや資料請求1件の価値は6万円です。

200万円の投資金額で50件の問い合わせや資料請求を獲得できた場合の費用対効果は以下のようになります。

ROI(投資利益率)=6万×50÷200万×100=150%

PVを指標とする場合

認知拡大のためにコンテンツマーケティングを実施するのであれば、PV(ページビュー)が1つの指標になります。

しかし前述のとおり、認知拡大を指標とする場合は、費用対効果を算出できません。

コンテンツマーケティングの費用対効果を高める方法

コンテンツマーケティングの費用対効果を高める方法は、以下の8つです。

  • コンバージョンに近いキーワードでコンテンツを制作する
  • カスタマージャーニーに沿ったコンテンツを制作する
  • コンテンツ公開後のデータを収集&活用する
  • 回遊動線を意識する
  • 顧客ロイヤリティを高める
  • ユーザーファーストを意識する
  • 年単位で施策に取り組む
  • 専門業者に依頼をする

それぞれ詳しく見てみましょう。

コンバージョンに近いキーワードでコンテンツを制作する

例えば、難解なキーワードだからといって、コンテンツ制作費用が高くなることはありません。コンテンツ制作費用は、常に一律です。

一方、コンバージョン率は、キーワードによって大きく異なります。

ジムへの入会をコンバージョンとする場合「ジム 休会」よりも「ジム おすすめ 地域名」で上位表示をした方が、コンバージョン率は高くなります。

よって、コンテンツマーケティングの費用対効果を高めるためには、コンバージョンに近いキーワードで記事を制作しましょう。

しかし、コンバージョンに近いキーワードは競合が多く、上位表示が大変です。

よって、回遊動線を意識したサイト設計(詳しくは後述します)や、ロングテール戦略が重要です。

ロングテール戦略を上手く実践すれば、コンバージョン率が高いキーワードでも、比較的簡単に上位表示ができます。詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:SEOのロングテール戦略とは?ロングテールキーワードの探し方やツール、注意点

カスタマージャーニーに沿ったコンテンツを制作する

カスタマージャーニーとは?:
ユーザーが商品を認知する段階から、購入、利用、その後の関わりを含む顧客体験の流れのこと。

キーワードによって、ユーザーがカスタマージャーニーのどの地点にいるのかが異なります。

例えば、ジムに関するキーワードの場合、以下のように想定できます。

  • 「ジム 効果」で検索をする人は認知の段階にいる
  • 「ジム 選び方」で検索をする人は購入一歩手前の段階にいる
  • 「ジム 退会 気まずい」で検索をする人は「その後の関わり」の段階にいる

「ジム 効果」で検索をするユーザーに「うちのジムがおすすめです!」と冒頭からセールスを行っても、コンバージョン率は低いでしょう。

つまり、費用対効果の低下を招きます。

効果を丁寧に説明して、ジムへの入会の意思が強くなった段階でのセールスが有効です。

このように、ユーザーがカスタマージャーニーのどの地点にいるのかをキーワードから予測し、それに沿ったコンテンツを制作することが重要です。

コンテンツ公開後のデータを収集&活用する

コンテンツマーケティングは、記事を公開して終わりではありません。公開した記事から得られるデータを、上手く活用することで、費用対効果を高められます。

例えば、クリック率が低い記事タイトルの傾向が分かれば、その傾向を避けたタイトルの作成ができます。

CTAボタン(申し込みボタン)のクリック率について、ABテストを実施することもできるでしょう。

前述のとおり、サイト分析ツールの使用には、費用がかかります。しかし、サイト分析ツールによって得られる効果の方が大きいです。

こういったフィードバックを記事に反映させていけば、コンテンツマーケティングの費用対効果は、公開した記事の本数が増えるごとに高くなっていきます。

回遊動線を意識する

先ほど、カスタマージャーニーについて解説をしました。

カスタマージャーニーの序盤、つまり、購入検討よりも前の段階にいるユーザーのアクセスを獲得できても、なかなかコンバージョンには繋がりません。

例えば「ジム 効果」のキーワードで流入をしたユーザーがそのまま離脱をして、競合他社のジムに入会してしまう可能性もあります。

そこで大切なのが、回遊動線です。

「ジム 効果」の記事内に「ジム 選び方」のキーワードで書かれた記事への内部リンクを設置します。そうすれば、ユーザーに離脱されることなく、カスタマージャーニーを進められます。

内部リンクの設置によって、元々離脱をしていたユーザーの一部がコンバージョンに繋がるので、コンテンツマーケティングの費用対効果も高くなります。

このように、コンバージョンから遠いキーワードで記事を執筆する場合は、回遊動線を意識することが重要です。

本記事でも、まさに回遊動線を意識した内部リンクが複数設置されています。

内部リンクについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:【弊社実例あり】内部リンクがSEOに与える影響・効果とは?

顧客ロイヤリティを高める

顧客ロイヤリティの向上も、コンテンツマーケティングの費用対効果を高めることに繋がります。

顧客ロイヤリティとは?:
顧客が商品やサービスに対して抱いている愛着や信頼のこと。

商品・サービスに対して、愛着や信頼を感じてもらえるようになると、単純にコンバージョン率がアップします。

特に、購入へのハードルが高い商品・サービスにおける、コンバージョン率の向上は顕著です。

ちょっとした買い物であれば、よく知らないメーカーのものでも気になりません。

しかし、パーソナルトレーニングや歯列矯正など、高額な商品・サービスになればなるほど、愛着や信頼、つまり顧客ロイヤリティが必要です。

顧客ロイヤリティを高めるには、質の高いコンテンツ作りと権威性が重要です。権威性について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:SEOにおける権威性とは?概要や高める方法9つをわかりやすく解説

ユーザーファーストを意識する

費用対効果を追い求めるあまり、ユーザーに対して不利益な施策を実行してしまう方がいます。

例えば、CTAボタンを過剰に設置する、図表の作成にかかるコストを渋る、といった形です。

たしかに、CTAボタンを増やせば、クリック率は高くなるでしょう。また、図表を簡易的なものにしたり、文章だけで済ませたりすれば、費用は抑えられるでしょう。

しかし、どんな理由であれ、ユーザーファーストを犠牲にしてはいけません。なぜなら、ユーザーファーストはコンテンツマーケティングにおいて一番大切な考え方だからです。

検索エンジンの考え方を理解する上で役立つ「Googleが掲げる10の事実」の1つ目の項目には「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と記載されています。

ユーザーファーストを意識すれば、検索エンジンにも評価されますし、読者の満足度が高まり、コンバージョンにも結びつきやすくなります。

ユーザーファーストの考え方は、一見遠回りに見えることもあるでしょう。しかし、確実に費用対効果は高まります。

年単位で施策に取り組む

コンテンツマーケティングは、長期戦です。よって、年単位での取り組みは大前提です。

まず、投稿した記事が検索エンジンに正しく評価されるまでに、最低でも3ヶ月はかかるとされています。

リスティング広告などの施策と比べると、そもそも最初の成果が出るまでの時間が大きく異なりますよね。

コンテンツマーケティングを短期的な目線で見ると、費用対効果はどうしても悪くなります。初期段階では、コンテンツ制作の費用に見合った利益が得られないからです。

しかし、時間が経つにつれて、良い順位がついたり、被リンクがついて記事が上位表示されやすくなったりします。

本記事では「コンテンツマーケティングは費用対効果の高い施策である」と何度もお伝えしています。

施策に取り組む期間が長くなればなるほど、費用対効果の高さを実感できるでしょう。

特に、コンテンツをひと通り作り終えてからは、サーバー・ドメイン代とリライト等のメンテナンス費用しかかからずに、毎月一定の利益を得られるようになります。

関連記事:リスティング広告とは?初心者向けに仕組みから予算まで丁寧に解説

専門業者に依頼をする

自社にコンテンツマーケティングに関する専門知識を持った人材がいない場合は、間違いなく専門業者に依頼をすべきです。

コンテンツマーケティングを成功に導くには、記事を上位表示する必要があります。そして上位表示のために必要なのが、SEO対策です。

需要が高いキーワードの検索結果は、高いSEO知識を持った専門業者によって作られています。自社のリソースだけで作成した記事が上位表示されるケースは、ほとんどありません。

関連記事:【完全版】オウンドメディアのSEO対策を1から10までどこよりも詳しく解説

また、自社に専門知識を持った人材がいる場合でも、専門業者に依頼をすべきです。コンテンツマーケティングは長期戦、100本単位で記事を執筆しなければならないとお伝えしました。

つまり、コンテンツマーケティングには複数名のライターが必要です。ライター、ディレクター、デザイナーなど、最低でも4〜5名は必要だと考えておいた方が良いでしょう。

それだけのリソースを用意できるのであれば、問題ありません。しかし、そうでなければ、専門業者への依頼がおすすめです。

費用を抑えるためにすべて自社で完結させようとして、全く利益を生み出せなければ、費用対効果はものすごく低くなってしまいます。

コンテンツ制作を依頼できる専門業者については、以下の記事で詳しくまとめています。

関連記事:オウンドメディアの運営代行に強い会社24選!選び方や費用相場も

コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

最後に、コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについて箇条書きで紹介します。

本記事で触れていない項目については、簡単な解説も掲載します。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングのメリットは、以下の7つです。

  • ほとんど費用をかけずに始められる
  • 一度作成すれば資産になる
  • 情報を好きなだけ伝えられる
  • 顧客ロイヤリティの向上に繋がる
  • 顕在層と潜在層の両方にアプローチできる
  • 外注化との相性が良い
  • BtoBビジネスとの相性が良い

コンテンツマーケティングは、自社のオウンドメディアを用いて行われます。よって、テレビCMやリスティング広告のような広告枠がなく、好きなだけ情報を伝えられます。

好きなだけ情報を伝えられるということは、自由に顧客育成ができるということです。

よって、購入を決断するまでのプロセスが複雑で、しっかりと納得してもらわなければコンバージョンには至らない、BtoBビジネスとの相性が良い施策です。

コンテンツマーケティングのデメリット

コンテンツマーケティングのデメリットは、以下の6つです。

  • コンテンツSEOは成果が出るまでに時間がかかる
  • ターゲットにリーチできる保証はない
  • 質の高いコンテンツの作成は決して簡単ではない
  • 資産になるとはいえ完全放置はできない
  • 場合によっては膨大な人的リソースが必要
  • 専門知識が必要

コンテンツマーケティングでは、検索結果上位に記事を表示しないことには、ほとんど利益は生まれません。

しかし、記事の上位表示は、当然簡単ではありません。

「そもそも記事を上位表示できるのか」が、コンテンツマーケティングの大きな懸念材料となります。そして、その悩みを解決するために、専門業者があります。

コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

関連記事:コンテンツマーケティングのメリット&デメリット13選!気になる成功事例も紹介

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まとめ

本記事では、コンテンツマーケティングの費用対効果の測定方法や高める方法などについて解説しました。

そもそもコンテンツマーケティングは、費用対効果の高い施策です。方法によっては、その費用対効果をさらに高めることも可能です。

早速、本記事で解説した内容を参考に、コンテンツマーケティングに取り組んでみましょう。

取り組むと言っても、すべての業務を自社で完結させる必要はありません。特に手間がかかり、質を求められるコンテンツ制作は、専門業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

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